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引っ越し前の大量断捨離についてお伝えしています。引っ越しは、2014年の10月、つまり2年前の今ごろしました。
「捨てたものを見たいです」というリクエストをいただきましたので、今回は、引っ越し前のある日に捨てたものの写真を淡々とお見せします。
現実を直視すれば捨てられる
これまでは、小さな雑貨(筆記具やキャラクターグッズなど)をちまちま捨てた様子をつづっていましたが、今回は、ちょっと大きめの物を捨てた話です。
とは言っても、家具ではなく、自分で持ち運びできるけれど、かさばるし、重たいから、1分でも持つのはいやだ、という物です。
1人で持てるので、暗い気持ちで、もくもくと捨てていた物たちです。なぜ暗くなっていたかというと、あまりに荷造りが大変で、自分の物の多さにうんざりしたせいです。
捨てた物の中には、使っていた物もありました。
たとえ使っていた物でも、「これを引っ越し先に持っていくのか?」と考えると、「それはいやだ」という答えになったのです。
捨てられない人は、「引っ越しするとしたら、これを、持っていくか?」という質問をすると、リアリティチェックができて、捨てられるかもしれません。
リアリティチェックとは、現実を直視することです。
では、捨てたものを順番にお見せします。
ステレオコンポ(18年もの)
これはカナダに来た翌年に買いました。1997年のことです。けっこう高くて、300ドルぐらいしました。店の人のセールストークにのせられて保証期間を延ばしたので、その分、金額が加算されました。
考えてみると、ステレオなんてそんなに簡単にこわれませんから、保証期間を延長する意味は、全然ないわけです。
当時のわたしはノーと言えないタイプだったので、余分にお金を払ってしまいました。
音楽好きの私の必需品で、大活躍。さすがのSONY製で母の2000円しないチープなラジカセとは大違いでした。
音もよく丈夫で長持ち。しかし、使用開始15年後あたりから、CDプレイヤーの読み取りが不安定になりました。
この頃、すでにパソコンやiPodで音楽を聞くことが多くなり、コンポは昔ほど使わなくなっていました。
見てのとおりかさばるし(大きさがわかるように手前にフリクションボールを置いています)重い。
「捨てる」と家族に宣言したら、ときどきこのステレオでラジオを大音響で聞いていた娘が抵抗しました。夫が「もういいだろう。買い替えどきだ」と言ったのでリサイクルショップへ持ち込みました。
夫はタメコミアンですが、人のものには執着しないようです。
ガラスのコンポート
脚付きのお皿にケーキをのせて、上からふたをするもの。名前はコンポートだと思います。箱には「2ピースケーキセット」とありました。
重ね方を変えるとフルーツポンチ入れにもなります。
アンカーホッキング製で、ものすごく分厚いガラス。ふたの直径30センチくらいです。このふたが、ひじょうに重いのです。足の上に落としたら重症を負いそうです。しかも台所で場所をとります。写真ではわからないのですが、皿部分に一箇所、欠けがあります。
こういう食器は、アメリカの大きなキッチンのための物ですね。前の家のキッチンもそんなに大きくはなかったのですが、パンやお菓子をよく作っていたので、カウンターのはしっこに置いて、利用していました。
昔は、こういう「脚つきの食器っておしゃれね~」と思っていたこともあったのです。
しかしベーキングはほぼやめてしまったし、こんなもの、狭いキッチンに持ちこんでも置く所がないので、断捨離しました。
50歳すぎたら、重い物は手放したほうがいいです。これから体力は落ちる一方です。
このコンポートのことは、こちらの記事でも紹介しています⇒捨てても大丈夫だった6つのもの(写真つき)~キッチンの断捨離編
娘のハロウインの衣裳
これは娘の手作りのハロウィンの衣裳です。「ハロウインって何?」という人は、こちらをどうぞ⇒ハロウィンに仮装してお菓子をもらい、ジャック・オ・ランタンを作る理由
これは何の仮装かというとポップコーンです。特に、映画館で食べるポップコーンをコスチュームにしたもの。
この黄色いのがポップコーン。
こちらはボディ(箱)の部分です。段ボール箱に娘が自分でペンキを塗りました。
この年は、なぜか突然、娘が「わたしポップコーンになる」といって、せっせと作っていました。
かなりエネルギーを注いで作っていたので、ハロウインが終わっても取っておいたのです。使い道など全然ないのに。まあ、一応娘のものなので、勝手に捨てられません。
娘の承諾を得てようやく捨てました。
レースのキャノピー(天蓋)
娘のベッドの天蓋(てんがい)です。
よく西洋の映画で、お姫さまや、女の子が白い蚊帳のようなものが、かぶさっているベッドに寝ていますが、その蚊帳なようなものが、キャノピーです。
キャノピーは中世のヨーロッパでできたもので、当時は王様や貴族などえらい人たちのプライバシー確保のために使われていました。
というのも、ベッドのそばにおつきの人も寝ていたからです。
そのうち、財力を示す家具になり、だんだん派手になっていきました。
娘も、映画かなにかで見て、キャノピーにあこがれていました。
これはフラフープと、中古のキャノピー(近所の友だちのお古)で娘が作った手作り品です。小さい頃使っていたものです。穴だらけで、とてもお姫様が使うものには見えません。
こういうファブリックはダニの温床です。
娘の手作り衣裳など
これも娘のコスチュームです。ごっこ遊びのときに使うもの。
以前、娘がバレエスクールのクリスマスパーティで作ったもの。
天板2枚
クッキーを焼くもの。4枚持っているうちの2枚を断捨離しました。
なぜ4枚も持っていたかというと、クッキーは底がこげやすいので、2枚重ねで使っていたのです。残りの2枚も引越し後に捨てました。
ラウンドバスケット3つ
昔楽天市場のショップで買ったキャンバスの物入れです。これも以前、記事で紹介したと思います。
洗濯もの入れに最適と書いてありましたが、洗濯ものを入れるには深すぎます。
娘のおもちゃや、自分の衣類を入れていましたが、うまく使いこなせていませんでした。あまり使っていなかったので、全体的にきれいです。
収納するものがあると物が増えますから、捨てることにしました。
こうしてつぶすこともできます。
この画像では、そこまでしっかりつぶしていませんが、もっとぺったんこにできます。
古いバスタオル4枚
ウエスにしようと思っていましたが、ウエス用の布もたまっていたので、まだ使えそうなバスタオルはリサイクルに出しました。
ウエスの話⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
わたしが中古品を持ち込む店には、ボロ布(掃除用)も売っています。そういうものとしての用途はあると考えました。
古着5着
古着や娘のはき古しのバレエタイツ。こちらもウエスにしようととってあったのですが、やはりリサイクルに出しました。
右のピンク色の服は母にもらったもの。無理やり着ようと努力しましたが、そうそうに挫折しました。
チープなおもちゃ
ダラーストア(100均)のおもちゃです。もとは箱に入っていましたが、邪魔なので箱は捨て、説明書を切り取り、中身と一緒にジップロックに入れてしまっていました。
つまり、カサを減らす努力をしたのです。
しかし全然使わないのでやはり捨てました。
私、よく「収納しようとするな、捨てろ」と書いていますが、それは、こういう失敗を繰り返して到達したからです。
☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらからどうぞ⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
☆次の「ミニマリストへの道」はこちら⇒使うめどがあるかどうか、それが捨てるものを見極めるコツ:ミニマリストへの道(73)
使っていない物は捨てるしかない
使っていないのに、「カサを減らしたり、整理する」というエネルギーを傾けても何にもなりません。
使わないのですから、捨てたほうがいいのです。
フードプロセッサーなどの家電は、「しまいこむと、使わなくなってしまうから、カウンターに出しておきましょう」と言われます。しかし、使うんだったら、どんなにカウンターが狭くても、最初から出しているはずです。
カウンターに場所がなかったら、どこか無理やりにでも台所の一角に置くでしょう。そばに置かないと使えないのですから。
しまいこむと使わなくなってしまうものは、最初から必要ではないのです。買ったものを無理に使おうとすることは、考え方の道筋が誤っていると思います。
必要だ⇒買う⇒使う
が正しいのであって、
必要かもしれない(便利かもしれない)⇒買う⇒無理やり使う(使うための工夫をする)
というのは、おかしいですよね?そんなところに、時間やエネルギーを注ぎ込んでいると、肝心のことができなくなります。
引越し前の断捨離、次回に続きます。