母の日のバラ

ミニマルな日常

センスのいい人なら知っているインテリア小物(飾り物)をガラクタにしない10のルール

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インテリア雑誌を見ると、おしゃれ雑貨がとてもセンスよく飾ってありますね。しかし、1つ1つは洗練された雑貨でも、飾り方を間違えると、ガラクタの集積になってしまいます。

今回は、せっかく買ったかわいい小物をガラクタにしない飾り方の秘訣を10個お伝えします。

私は特にインテリア方面が得意なわけではありません。しかし、インテリアやデコレーションでもっとも大切なものの1つである「余白」を日々追求しています。

もう何年も余白とその実践について考えています。今回の提案は余白スペシャリストの視点からお伝えするものです。



1.飾り過ぎない

過ぎたるは及ばざるが如し。「飾り過ぎない」というのは最も大事な原則です。1つだけあれば素敵な花瓶も、通販でまとめ買いして5個も15個も並べたら、ガラクタになります。

1つだけあれば可愛い招き猫も、10匹も20匹もあったら怖いです。

「ちょっと物足りないかも」ぐらいでちょうどいいと思います。合言葉は、「レス・イズ・モア」です。

レス・イズ・モアの意味はこちら⇒レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

2.そこに飾る理由がちゃんとある

なぜ、それをそこに飾るのか?インテリア的に明確な理由を持つべきです。「だって可愛いんだもん」では弱いです。

可愛いものもたくさんあると、うるさいものになります。特にキャラクターグッズは要注意です。キャラクターグッズはお顔も色使いも濃いですからね。

私はこんなふうにしてキャラクターグッズと縁を切りました⇒いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?

部屋に飾るインテリア小物は、飾る特別な理由を持っているべきです。

3.テーマを決めて飾る

そこに飾るものにテーマを決めるといいと思います。例えば色、形、素材、雰囲気、何か個人的な物語など。

飾ってあるものに共通のテーマを与えると、それはちょい置きしてあるガラクタから、キュレーターがディスプレイしたすてきなディスプレイになるでしょう。あなたのテーマが「カオス」というものでない限り。

ちなみに、私が物を飾るときのテーマはもちろん「余白」です。いわゆる普通のインテリアのセンスはないと自覚しているので、何かを飾るより、何も飾らない方を選んでいます。

これはこれでいい選択ではないでしょうか?

たいていこの方法で、いつもうまく行きます。その理由はこちら⇒片付けられないなら物を飾るな!増殖する飾り物は断捨離すべし

4.愛情をこめて飾る

これはあたりまえですね。紙やおもちゃなどほかのガラクタを、飾っている雑貨の隣にガサッと置いたり、置き物にほこりが積もるままに放置するなど、愛情のない飾り方をするべきではありません。

愛情をこめて飾るためには、そもそも家に対する愛が必要です。自分の家を好きになる方法はこちら⇒自分の家を好きになる6つの方法:汚部屋にしてしまうのは愛情が足りないから

5.写真にとってチェックする

ELLE DECOR(エル・デコ)など、お気に入りのインテリア雑誌の編集者やカメラマンになったつもりで、ディスプレイコーナーを写真にとってみましょう。

写真を見ながら客観的に考えてください。あなたは、その写真を巻頭カラーで大々的に特集したいでしょうか?もしかしたら、並べ方を変えたり、取り除きたい置き物があるかもしれません。

写真にとってみると、見え方が違うので、半分ガラクタになっているインテリア小物をすぐに見つけることができます。





6.執着のあるものと思い出の品をごっちゃにしない

思い出のある物を飾るのは楽しいものです。

私もときどき、娘が子供のころに作ったものをディスプレイコーナーに飾ります。机の前には、娘が小学生のとき描いた小さな林檎の絵をっずっと貼っています。

りんごの絵を見ると、小さい娘のぷくぷくの手がクレヨンを握っているさまが浮かんできて幸せな気分になります。

こういう物は飾ってもいいのです。

ですが、本当に楽しい思い出のあるものと、捨てられないという理由だけで持っている置き物を一緒にするべきではありません。

捨てられないから飾っている執着系の飾り物は、ほかの執着系の置き物を引き寄せ、まとめてガラクタになってしまいます。

7.見ていていやな気分のするものは飾らない

「自分が嫌いな置き物を飾る人なんていない」。あなたはそう思うかもしれません。ところが人は、嫌な思い出があるものも、「捨てるのがもったいない」という理由で、いつまでも持っています。

もしそれが飾り物なら、「飾らなきゃもったいない」と思って飾ってしまうのです。私も、ちょっとネガティブな思い出のあるのぬいぐるみを長年持っていました⇒2015年、断捨離してよかったもの(古いもの編)~捨てるからこそよみがえる思い出 「3.スヌーピーのぬいぐるみ」を参照。

このぬいぐるみを本箱に飾っていましたよ。「ぬいぐるみには何の罪もないよね」と思いながら。しかしそう思うたびに、いやな思い出を思い出していたのです。

記憶は思い出せば思い出すほど強化されます。忘れたいのに、忘れられない思い出が増えていくのは、いちいち思い出すからです。

いやなことを思い出す引き金になる置き物は、できるだけ早く断捨離すべきです。

8.義理で飾っているものは断捨離する

「贈り物である」という理由で、飾っているものはありませんか?本当は、全然好みではないのに、友だちの沖縄旅行のお土産としてもらったシーサーの置き物とか。

シーサーは守り神です。魔除けなので、捨てるとバチがあたると思っているかもしれません。でも嫌いなものを飾っていると、自分のエネルギーがさがります。

いやいや飾られても、シーサーのほうで迷惑です。「今までありがとう」と言って、どこかに寄付しましょう。

こういう縁起物を捨てるのをためらう人がいますが、物は物でしかありません。和紙に包んで処分するといい、とも言われていますね。私は気にしませんが。

それが縁起物になるかどうかは本人次第。「縁起物だから捨てられない」といやいや飾っていると、仮に運気があったとしてもどーんとさがるでしょう。

関連記事もどうぞ⇒仏壇用具を断捨離するとバチが当たる?捨て方は?

9.余白をとる

本棚に本を並べ、さらに本の上に本を横置きすると、視覚的ノイズになります。

なぜか?

余白がないからです。インテリア小物を美しく飾るコツは、余白を取ることです。すべてのスペースを置き物で埋めてしまう行為は、「飾る」とは呼びません。

飾るとは、何かを美しく見せることです。余白をとって、部屋が呼吸する余地を与えましょう。

10.飾るべきスペースに飾る

台所のカウンターや、ダイニングテーブルの上は平面なので、物を飾ってもいいと思うかもしれません。しかし、こういう平面は別の用途があります。

カウンターなら調理、テーブルは食事、というように。

このように毎日、特定の作業をする場所に、物を飾ると、それは置き物ではなく邪魔ものになります。もちろん邪魔ものはガラクタの一種です。
* * * *
結論:素敵な飾り物とガラクタの違いとは?

飾り物は、意図をもってそこに美的に置かれた物であり、視覚的な魅力を持つもの。ガラクタは、何も考えずそこに置かれ、視覚的なノイズを持つもの。

この2つは明確に違うのです。





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