シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

耳の健康も大事。若い人に増えているイヤホン難聴の予防法


最近増えているイヤホン難聴(ヘッドフォン難聴)の防ぎ方をお伝えします。イヤホン難聴というのは、イヤホンやヘッドフォンで大きな音を聞きすぎて、難聴になってしまうことです。

昔は年寄りが難聴になっていたが

難聴は音や声がよく聞き取れない状態です。年をとると、耳の細胞というか器官も損なわれ、難聴になる人が増えます。いわゆる「耳が遠い」状態です。

ところが最近は、若い人でも難聴になります。というのも、みんなイヤホンで音楽を聴くようになったからです。それも、今は耳の穴に突っ込むカナル型のイヤホンが多いですよね?

これ、耳によくありません。考えればわかると思いますが。

私はすでにもう、片方の耳の聴力が落ちています。

私の耳が悪くなった理由

30才の頃、私は派遣社員をしていました。ある時、派遣社員むけの健康診断があり、聴力のチェックをしました。

ヘッドフォンをして、ピーっと音が聞こえたら、手に持っていた小さな機械のボタンを押すテストだったと思います(うろ覚えなので、全然違っていたらすみません)。

その時、片方の耳が悪いと言われました。どっちの耳だったのか忘れたのですが、たぶん右だと思います。

検査をした人(女性)に、「ふだんウォークマンとか聞いてますか?」と聞かれました。

ウォークマンを知らない人のために書きますと、1980年代に大流行していた、ソニー発売の、カセットテープを入れて聴く、ポータブルオーディオプレイヤーです。

今も、進化したウォークマンがありますが。

私は、まぎれもなく毎日ウォークマンを聞いていました。それも電車の中で耳に突っ込むタイプのイヤホンを使っていました。といっても、当時のイヤホンの、耳につっこむ部分はちょっと厚めのボタンみたいな形だったと思います。

私は、NHKのニュースの2か国語放送の英語のほうを聞いていたのです。英語の勉強です。たまには音楽も聞いていましたが。

「耳が悪くなっています」と言われた私はどうしたか?

実は何もしませんでした。というのも日常生活では不便がなかったからです。検査した人も「医者に行け」とは言いませんでした。自己責任でなんとかしろ、ということだったのでしょうか?それとも今さら手遅れだったので何も言われなかったのでしょうか?

私はそのまま放置し、何事もなく、最近まで生きてきました。

ところが、数年前から時々右の耳だけ耳鳴りがするようになりました。

一時期、ひどかったので、耳鳴りについていろいろ調べていました。幸い、今はおさまっています。

耳鳴りの理由はいくつかありますが、現在多いのは、イヤホンで大きな音を聞きすぎることです。


耳が聞こえなくなる理由

人間が聞くことのできる音は20Hz(ヘルツ)から20,000Hzだそうです。ヘルツというのは、振動の単位です。1ヘルツは1秒に1回の振動です。音は振動なのです。

耳たぶが音の振動を集めて、耳の各器官に伝えて、電気信号に変え、脳がそれを音に変換して、音が聞こえます。耳が悪くなると、通常高い音(振動数の多いもの)から聞こえなくなっていきます。

耳のどこが悪くなっても、微妙に「聞こえない状態」になります。昔、理科の時間に習いましたが、耳は外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)に分かれています。

ほとんどの場合、内耳にある蝸牛(かぎゅう)がダメージを受けて、音が聞き取りにくくなります。この器官にある有毛細胞(ゆうもうさいぼう)の毛が傷ついて(細胞がなくなって)、聞こえなくなるのです。この毛は音の振動を電気信号に変えるというとても重要な役割をになっています。

蝸牛がダメージを受けると、もう直すことができません。元に戻せないのです。

なぜ蝸牛が傷ついてしまうのか?

大きな音の聞きすぎです。あまりに大きな音を聞くと、人は不快に感じます。しかし、不快でないぐらいの音でも、それが耳の健康にとって安全か、という必ずしもそうではないのです。

まず日常生活の騒音レベルを知っておく

耳を守るために大事なことは大きな音を聞きすぎないことです。そのために、日常生活の騒音レベルの目安を知っておくといいです。

☆日常生活で聞いている音の強さの目安
音の強さはデジベル(db)という単位で測ります。105デシベル以上の音を1週間に15分以上聞くと、耳にダメージがあると言われています。

しかし、80~90デシベルの音でも、毎日長時間聞いていると、耳が聞こえなくなる可能性があります。

●ふつうの会話 60~65db
●車の行き来の多い道路 75-85db
●芝刈り機、トラックがゴーゴー行き交うような道路 85db
●ドリル(大工道具)の音:98db
●バイクの音 100db
●もっともうるさい映画の音 111db アクションシーンの最高潮の音です。
●ディスコやクラブ、自動車のクラクション 110db
●大きめの音で再生するMP3プレイヤー 112db
●電動のこぎりの音 115-120db
●ロックコンサート、救急車のサイレン 120db

芝刈り機の音ってすごいうるさいです。あれでも85dbなんだとちょっと驚きですね。MP3プレイヤーの騒音レベルが高いのは、耳にダイレクトに届くからでしょうね。

どのぐらいの音を聞くと耳が悪くなってしまうのか?

大きな音のせいで、耳が悪くなるとき、2つの要素があります。
●どのぐらいの大きさの音か?
●どのぐらいの時間、その音を聞くか?

大きな音でも、短い間なら、しばらく耳がじーんとして、聞こえなくなるものの、時間がたてば治ります。

コンサートやロックフェス、ライブに行ったあと、一時的に耳鳴りがしたり、耳がよく聞こえない体験をしたことがある人は多いと思います。

一時的に耳が聞こえにくくなっても、たいてい一晩寝れば治ります。それは寝ているあいだに、耳の器官がしっかり休んでまた元気になるからです。その意味でも、睡眠は大事です。

睡眠の大切さ⇒見逃しがちな睡眠の7つのメリット。若さを保ちたいなら夜はしっかり寝よう

そこまで大音量でもない、80-85dbの音でも、日常的に聞いていると、やはり難聴になることがあります。耳鳴りなどの前触れもなく、突然聞こえなくなることも。

2メートル離れた相手に向かって、怒鳴らないと聞こえないようなら、かなり騒音レベルの高い環境にいると思ってください。

☆大きな音の聞きすぎ以外の耳鳴りの原因はこちら⇒耳鳴りが止まらない7つの原因。ストレスに要注意

イヤホン難聴を防ぐ5つの方法

1.イヤホンやヘッドフォンで聞く音を小さくする

音量をあげすぎない、これが基本です。

耳にイヤホンを突っ込んで、大きな音でBGMとして流すのもよくありません。自分は無意識になっていても、耳は一生懸命、振動を音に変える仕事をしています。

イヤホンで音楽を鑑賞中、外の音が聞こえないなら、音が大きすぎます。

MP3プレイヤーなどは、一番大きな音の半分から60%のボリュームで聞くべきだと言われています。

2.すべての音のボリュームをさげる

ポータブルオーディオプレーヤーの音に限らず、テレビ、ラジオ、パソコン、スマホ、カーステレオなどすべての音を出す機器のボリュームを小さくします。

先に書いたように、音が耳に与えるダメージは、音の大きさと、聞いている時間の長さで決まります。

ふだんの生活で大きな音を聞く時間のトータルを減らせば、それだけ、耳の健康にはいいのです。

音の大きさは、砂糖の甘さと同じで、習慣になってしまいます。いつもテレビを見ている人は、テレビがいかにうるさい箱なのか気づいていません。

音を出すすべての機器のボリュームをしぼる習慣をつけると、電気代の節約にもなります。

3.イヤホンで音楽を聞くのは1日1時間まで

耳の専門家によると、1時間が目安です。長時間続けて聞かないほうがいいです。時々は休憩を入れるといいでしょう。

私も、ヘッドフォンやイヤホンで音楽を長く聞いていると、耳のみならず全身の疲れを感じることがあります。

耳は、自分が思っている以上に疲れています。音を聞くためには、もちろん脳の聴覚器官も使っています。脳も疲れるでしょうね。

4.カナル型でなくヘッドフォンを使う

どうしてもイヤホンで音を聞かなければならない場合、昔ながらの耳をおおうヘッドフォンのほうがダメージが少ないです。あるいはノイズキャンセリングタイプのヘッドフォンを使います。

ヘッドフォンやノイズキャンセリングタイプを使うと、周囲の音が耳に入りにくくなるので、音楽も小さな音で聞くことができます。

私が耳を悪くしたのは、うるさい電車の中で、大きな音でニュースを聞いていたからです。

昔風のイヤーマフみたいなヘッドフォンを使うにしても、時々は休憩を入れてください。

5.耳栓やイヤーマフを適宜使用

ロックフェスや、騒音の中で仕事するときは耳栓やイヤーマフを使って音を遮断します。イヤーマフは見た目がヘッドフォンみたいなものです。冬に耳の防寒で使うのもイヤーマフですが、防寒ではなく防音設計になっています。

イヤーマフは、飛行場で飛行機を誘導している人や、道路工事をしている人、芝刈り機で芝刈りをしている人がよくしています。

耳栓やイヤーマフの商品の説明に、NPR30dbなどと書いてあります。NPRはnoise reduction rating (ノイズリダクションレーティング 騒音減退評価値)のことです。

たとえば、120dbのロックフェスでNPR30dbの耳栓をしていると、120-30=90で、90dbの中にいる、ということになります。

ある一定期間の間に、どれだけ大きな音をどれだけの時間聞いたかによって、耳の健康は決まります。

ロックフェスに行く前にMP3プレイヤーで音楽を聞き、そのあと、フェスの会場で大きな音を聞けば、フェスだけで大きな音を聞いた人より、より多くのダメージを受けます。

ロックフェスのあとで、耳の機能がなかなか回復しない場合、ふだんから大きな音で長時間音楽を聞きすぎているか、あまりに短期間にロックフェスやライブに行っている、ということが考えられます。

「きょうはロックフェスに行く」という日は、行くまでは耳を休めてあげるべきですね。
* * * *
耳は小さいけれど、音を聞くだけでなく、からだの平衡感覚を保つとても大切な器官です。自分の耳はもちろん、何も知らないお子様の耳も守ってあげてください。


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