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読者から備蓄について質問をいただきましたので、お答えします。
中東情勢の緊張やもの不足の報道を目にするたびに、備えなければと不安になる方も多いとかもしれません。
今回の内容:
・読者のお便り
・筆子の現在の備蓄事情と、あまり増やさない理由
・不安をゼロにする備蓄はできない話
まず、お便りを紹介します。みささんからいただきました。
備蓄が増えつつある
件名:備蓄について
はじめまして。ブログをいつも楽しく拝読しています。
昨今の中東情勢、ナフサ不足の不安から少しずつ備蓄をするようになり、備蓄のために置き場所も取られ家計も苦しい日々ですがやむを得ないと考えて割り切っています。
筆子さんは備蓄をされていますか。備蓄について、どのようなお考えか参考にお伺いできればと思います。
みささん、こんにちは。お便りありがとうございます。
はじめてのお便り、とてもうれしいです。
備えが増えているのですね。
このままではいけないと焦るのはわかります。
確かに、ニュースを見るたびに、買っておかなければという気持ちになりますよね。
ただ、私はほとんど備蓄していません。
これは、私の暮らし方のクセであり、みささんがそうすべきだという話ではないです。
聞かれたので正直にお答えしております。
人それぞれ状況が違うので、自分の暮らしに合うほどほどのラインを決めるのがベストです。
筆子はほとんど備蓄していない
まず、我が家の現状を話します。
備蓄と呼べるものは、缶詰が6個だけです。
黒豆の缶詰が4つ(これは娘にもらった)、トマトの缶詰と魚の缶詰が1つずつ。
あとは乾物が少しと、ライスケーク(米でできた薄くて軽いおせんべいのようなもの。日本ではあまり見かけないかも)も少しあります。
水は、備蓄用のものはまったくありません。
私もちゃんと備蓄したいとは思っているのです。
ただ、食材をいつもギリギリしか買わないクセがあって、ずっとそのままになっています。
たぶん長年のクセです。
以前、AIに備蓄の始め方を相談してみたことがありました。
ペットボトルの水を半ダースと、いつものおやつを少し多めに買うところから始めよ、とすすめられましたが、買うたびに食べきってしまい、結局そのままです。
以前、読者の方から備蓄しているものを教えてもらったことがあるので、よければ参考にしてください⇒私が備蓄しているもの。こんな工夫をしています。
備蓄をあまり増やさない、いくつかの理由
備蓄を増やそうとは思っているけれど、なかなか増えない。その理由を自分で分析してみました。
まずカナダの暮らしが日本の暮らしと違うことがあります。
日本と比べて自然災害が多くなく、社会的に備蓄を促すプレッシャーも大きくありません。
停電はよくありますが、強風で木が電線に触れることが主な原因で、私自身、本格的な災害はまだ経験していません。
日本にいたときは、阪神・淡路大震災で、名古屋の実家もすごく揺れましたが、その程度です。
コロナのとき、カナダでも一時的に人々が買いだめをしていましたが、自分は買いだめしませんでした。
さらに私は、身軽でいたいという気持ちがあります。
火事のような大きな災難が起きたとき、まず必要なのは逃げることです。
いくら家にいっぱいものを置いていても、持って出られるものは限られます。
とっさに動ける身軽さは、ものの量よりも大事だと考えています。
それと、娘がそばに住んでいるので、いざというときの安心につながっています。
普段も毎日スナップチャットで連絡を取り合っていますが、天候が悪いときやすごく寒いときなどは、「これが、続いたらどうするか?」といった相談をしたりします。
本当に大きな災害が来そうなときは、娘と相談して用意するつもりです。
以前、夫と一緒に暮らしていたとき、夫がいろいろなものを大量に持っていて、備蓄のような状態になっていたことがありました。
ですが、結局、ほとんど活躍しないまま、パントリーの中で劣化していくのを目の当たりにしました。
⇒私の防災メモ~災害にあって断捨離と防災について考えました。
備蓄が大切なのはわかっている
備蓄を否定したいわけではありません。
私があまりためこまないのは、カナダでひとり暮らしという事情が大きく関係しています。
日本は地震や台風の多い国で、過去に大きな災害を経験した方が、しっかり備えたいと思うのはまったく自然なことです。
そしてそれは、賢明な暮らし方です。
私も日本に住んでいたら、人並みにローリングストック(使った分だけ買い足して、一定量を保ちながら備える方法)を持っていたかもしれません。
家族がいれば、自分以外の人のことも心配しなければならないので、備えもふくらむでしょう。
備蓄がどれだけ必要か、その正解はひとつではないですよね。
考え方は人それぞれです。
みささんが置き場所を工夫し、家計をやりくりしながら備え、そのことに納得しているなら、問題ありません。
どれだけ備蓄があっても不安は消えない
とはいえ、不安から備蓄を増やしすぎてそのことがストレスになっているなら、量を見直すほうがいいでしょう。
備蓄を増やせば増やすほどかえって不安が増えることがあります。
災害やパンデミックのときに起きるパニック買いや大量の買い込みは、多くの場合、不安や恐怖が引き金になっています。
足りなくなるかもしれない、という不安から買い足しますが、安心できるのはそのときだけ。すぐに、まだ足りないかもと感じて、さらに買い足す…という悪循環になりやすいのです。
また、ストックが増えると、家の中がものでいっぱいになる、お金もどんどん出ていく、何をどこにしまったかわからなくなるといったストレスが加わって、ますます不安が強くなるものです。
どんなに備蓄をしても不安は解消されません。
この先、何が起こるか人間にはわからないからです。
だから、不安が強すぎないか、一度振り返ってみることが大切です。
もし、今、苦しいのであれば、備えの量が足りないからではなく、どこで終わりにするかが見えないからだと思います。
ここまでにしておこう、と自分なりの線を引くとラクになります。
線の引き方にこれという正解はありませんが、量で決めようとすると、いくらあっても足りない気がするなら、場所で決めてしまうといいかもしれません。
この棚に入るだけ、この箱ひとつ分まで、と置き場所の上限を先に決めます。
そうすると、入る分だけ買って、いっぱいになったらそれ以上は足さない、とシンプルに決められます。
買い足すたびに、足りているだろうかと考え込まずにすみますし、あちこち散らばらないので、家の中も片づきます。
ニュースとの付き合い方
不安を増大させないために、メディアとの付き合い方の見直しもおすすめしたいです。
日本に住んでいないので、日本の雰囲気がわかりませんが、私はほとんどニュースを見ません。
映像は見ず、1日10分のポッドキャストで情報を取るようにしています。
そんなふうに制限していても、大きなニュースは向こうから入ってきます。
トランプ大統領がまた何かやったのね、とか、中東でこういうことが起きているんだね、というのは私もわかります。
ですが、海峡が封鎖されたらどうしよう、物流が止まったらどうしよう、といったことはほとんど考えていません。
考えても、自分でコントロールできることはたいしてないと思うからです。
コントロールできないことを無理にコントロールしようとしても、不安が積み上がるだけです。
いたずらに不安になるなら、ニュースを見るのを少し制限してもいいとかもしれません。
⇒防災用品や非常時持ち出し袋のミニマリスト基準はどれぐらい?質問にお答えしました
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今回は備蓄に関する質問に答えました。ほとんど備蓄していないので、まったく参考にならなかったかもしれません。世の中にはそんな人もいるんだと思ってください。
備えというのは、不安を消すためのものではなく、自分の暮らしに合わせて整えていくものです。
正解は、人の数だけあります。だれかと同じである必要はありません。
それでは、みささん、これからもお元気でお過ごしください。
また何かありましたらお気軽にメールください。














































