家計簿では止まらなかった浪費が、日用品リストで止まった(読者のお便り)

買わない

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読者の方から、浪費をやめて、部屋の片づけも進んだというお便りをいただきました。

この記事で返信しますね。

まずメールを紹介します。内容が盛りだくさんだったので、少し整理してあります。差出人はAKさんです。

自己破産するほどお金を使っていた

件名:筆子さまのおかげで日用品リストを作ることができました。

筆子様、初めまして。AKと申します。

私は今年、自己破産を経験しました。

家計簿をつけても浪費を止められず、長いあいだ悩んでいました。

今日ようやく、3年前から作りたいと思っていた日用品リストを完成させ、二人暮らしで年間20万円、私だけで10万円分使っていたことを把握できました。

これまで金額がわからず不安でしたが、ようやく現状を知ることができました。

そんな折、ひょんなことから筆子様のブログを拝見し、汚部屋と浪費を卒業することができました。長年できなかった片づけを、1か月かけてやり遂げたのです。

手放したものの一部です。

・集めるうちに増えてしまった文房具と使いかけのノート

・いつから使っているかわからないコスメ

・母に買ってもらった似合わない洋服(10着ほど処分しました)

・散らかる原因だったハンガーラック

・母から譲られたダイヤのイヤリング(ホワイトゴールドの色が似合いませんでした)

・妹が10年前に買ってくれたイヤリング(今はピアスを使っています)

・忙しくて読めなかった技術書の山

・夫からもらったガラクタ

・冷蔵庫の使いかけ調味料(醤油が5本など)

もう使わないのに手放せなかったものを、メルカリで売ったり人に譲ったりできました。本当にありがとうございます。

また、これまで夫のためと理由をつけて浪費していたことにも気づきました。毎日スイーツを300円分買って帰るなどして、結果的に夫を太らせてしまい、今は二人でダイエットに取り組んでいます。

筆子様の買わない暮らしや30日待つノートにとても感動し、実践しています。

これからもブログの発信を楽しみにしております。

長文失礼いたしました。

AKさん、はじめまして、お便りありがとうございます。

無駄遣いが止まってよかったですね。そして本当にたくさんのものを手放しましたね。

浪費は、現状を知ることと仕組みで止まります。AKさんのお便りは、その良い実例です。

金額を知るのが第一歩

AKさんが家計を立て直すことができたのは、一にも二にも自分が使っているお金と向き合ったからだと思います。

正直、日用品に夫婦2人で年間20万円使っているのは、そこまで大きなお金じゃないと思います。

単純計算すると、月あたり1万7000円弱。

日用品を洗剤・トイレットペーパー・シャンプー・掃除用品みたいな消耗品と考えると、むしろ平均かやや少なめかもしれません。

それに、20万円で買った日用品が、生活のプラスになっているなら何も問題ありません。

使い心地がいいから日々のストレスが減っているとか、家事の時短になっているとか、暮らしがラクになっているなら、払う価値のあるお金です。

ただ、こうした見極めをするためにも、何を買っているのか把握する必要がありますよね。

だから、AKさんが日用品リストを作って、支出の中身を数字で確かめたのは、とてもいいことです。

不安も減って何よりです。

これからもこの調子で、支出を管理してください。

ふだんどこにお金を出しているのかわかったうえで、買い物を30日待つノートを書いたり、買わない生活に取り組んだりすると、より望む暮らしに近づきます。

⇒「買わない」を選べば、無駄遣いは減る~ノーチョイスオプションという考え方

使わないギフトは使ってくれる人の手に

AKさんが処分したものを見ると、古い雑貨のほかに、家族からもらったものが多いですね。

お母さんがくれた衣類やアクセサリーなど。

こういう贈りものは捨てにくいから、ついつい引き出しの中に押し込んだままになりがちです。

多くの人は、捨てると相手に悪いと思ってしまうんです。

ですが、どこかに放置しておくことが、相手の好意に報いることかと言ったら、それも違います。

自分で活かせないなら、使ってくれる人の手に渡すのがベストの選択です。

そのために、いったん家から出さなければなりません。

AKさんは、メルカリを使って、ちゃんと新しい持ち主に渡すことができましたね。

長いあいだ動かせなかったものを、1か月で処分できたのは、本当にすごいと思います。

私も以前、母からもらった趣味の合わないトップスを、使わないまま何年もクローゼットに置いていたことがあります。

思い切って寄付したら、罪悪感よりも、すっきりした気持ちのほうが大きかったです。

ものを手放しても、くれた人との関係や思い出まで消えるわけではありません。

⇒贈り物を手放す勇気を持て:本質を理解すれば罪悪感もないし、断捨離も簡単になる。

仕組みで浪費を止める

お金を使いすぎていたことに気づき、不用品も手放した今、AKさんはようやくスタート地点に立ったのだと思います。

老婆心ながら、無駄遣いが再発しない仕組みを作ることをおすすめします。

もし、気合いで止めただけだと、ストレスがあるときに再発しやすいので。

たとえば、こんなことをしてみるといいでしょう。

・買い物する頻度を決める。

週1回だけにするなどです。私は日用品はほぼAmazonの定期便で買っており、月末にまとめて注文しています。

・日用品は定番を決めて迷わない。

見比べているうちに、新しいものが欲しくなるので、使うものはある程度決めてしまうのがおすすめです。私は歯磨き粉もデンタルフロスも長年同じもので、店頭で迷うことがありません。

・スイーツなどの嗜好品は買うときを決める。

週末や給料日などに買うと、特別感が出てより楽しめます。AKさんの場合、毎日のスイーツを週末だけにすれば、それだけで月6000円ほど浮く計算です。

・30日待つノートを続ける。

ほしいものが出てきたらノートに書いて、1か月待つというのを継続してください。このとき、自分の感情と向き合うといいです。

AKさんは、夫のためと言い訳をして、お金を使っていたことに気づきましたよね。これは大きな進歩です。

今後も、ものが欲しくなったとき、自分が何を考えているか見るようにしてください。買いたい気持ちの正体がわかると、浪費の再発を防ぎやすくなります。

人は心の空白を埋めるために買い物をすることが多いです。

これまでは買い物が心のケアになっていたと思います。これからは、散歩や日記を書くことなど、買い物以外の気晴らしを見つけてください。

それではAKさん、これからもお元気で。シンプルライフを楽しんでください。

⇒買う理由を探し始めたら要注意。買い物の言い訳を疑って無駄遣いを減らす

⇒無駄遣いが自然に減る。ミニマリスト筆子の買わない習慣4選

****

浪費をやめることができた読者のお便りを紹介しました。

無駄遣いは、性格というより生活習慣です。

ずっと気を張って買い物を我慢するより、お金を使わない仕組みを作ってしまうほうが効果的です。

AKさんのように無意識にお金を使うことが多いなら、まずは自分のお金がどこへ行っているのか調べるところから始めてください。

それでは、あなたも感想などありましたらお気軽にメールください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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