たたんだタオルや服

ミニマリストへの道

服を断捨離するために10日間毎日やったことは?:ミニマリストへの道(41)

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タメコミアンの私がミニマリストになった過程をつづっています。今回は私が服を捨てるために、6年前の夏に10日間だけやっていたことをお伝えします。

服を捨てるためにやったこと。それは、毎日古着をドーネーションビン(donation bin)に捨てに、いえ、寄付しに行くことでした。

50歳にしてようやく真剣に断捨離に取り組む

2009年、50歳になる年の初め。筆子は今度こそ徹底的に物を減らして、すっきりした環境の中で暮らす決意をしました。

毎日フライレディのメールを読みながら、自分なりに片付けのルーティンを作って断捨離、掃除、また断捨離、掃除。

フライレディは決してミニマリストではなく、どちらかというと家の中の掃除のやり方や、家事の切り盛りの方法を教えてくれる人です。

メールを読んでいると、そこまでシンプルライフを推しているような印象はありません。

「ガラクタを捨てろ」と言いますが、家の中をきれいにするためには、「いらない物は捨てざるを得ないから」というスタンスです。

私はフライレディのメールの講読を始める前にカレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」を読んでいたので、もっと徹底的に捨てたいと思っていました。

家事の仕方はフライレディのやり方にのっとりつつ、「物減らし」は自分でいろいろ工夫しながらをがんばっていました。

さまざまな物を捨てましたが、この年の夏、特に減らしたのは洋服です。

フライレディーをご存知ない方はこちらをそうぞ⇒すっきり片付いた家にするための12の習慣~フライレディに学ぶ

カレン・キングストンについてはこちら⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

ある日古着回収のお知らせをもらった

2009年の夏、10日間だけ、毎朝近所にあるドーネーションビンに古着を寄付しに行っていました。ドーネーションビンとは寄付専用の大きな金属製の入れ物です。

ドーネーションビンの例:この青いのがそうです。

gee, harold, i don't think the mattress and boxspring will fit down the recycle bin chute

もちろんマットレスはこの前に捨ててはいけません。この入れ物は服と靴だけを入れろ、と表示があります。ですが、たまにこのドーネーションビンをごみ箱だと誤解している人がいます。

ドーネーションビン参りを始めたきっかけ

この年の6月の下旬、ポストに「古着などの寄付をただで取りに来ます」というお知らせの紙が入っていました。

お知らせの紙

そこで、物置に入れておいた寄付箱2つに新たにもう1つ箱を作って、朝外に出しておきました。

寄付箱

寄付箱(きふばこ)とは、チャリティセンターに持って行く不用品を入れておく箱のこと。私は勝手に「寄付箱」と呼んでいます。

当時から私は寄付箱をせっせと作っておりました。

はりきって3箱出しておいたのに、夜になっても箱は置かれたまま。見落とされてしまったのか、ピックアップがなかったのかどちらかでしょう。

お知らせの紙には、「もし午後8時までにピックアップされなかったら、お手数ですが○○に電話するか、△△のところにあるビンに入れるかしてください」とありました。

このビンがドーネーションビンです。てビンのある場所は家から徒歩で片道10分足らずでした。

ここは、昔、小さなスーパーがあったところ。スーパーは、ちょっと前につぶれてなくなっていました。ビンのようなものがあることは知っていましたが、あまりしっかりは見ていませんでした。

私は翌週から早起きして毎日少しずつ、箱の中身をビンのところまで歩いて持って行くことにしたのです。

10日間、古着を断捨離し続けた

初めてビンに行ったら、「衣類専用」と書いてありました。いらない雑貨もたくさん持っていたので、ちょっと残念。ですが、衣類だけでも家から出すことに意義があると思い、その日からドーネーションビンに通いました。

車をならば、トランクに箱を積んで一往復ですむところです。わたくしは、毎日少しずつ、山をくずすように服を運んでいました。

このビンまで行って戻ってくるとだいたい18分ぐらい。散歩としては短いのですが、目的があるので続けられそうな気がしました。

それまで何度も散歩を試みていましたが、ただ歩いているだけだと、時間がもったいない気がして、なかなか続かなかったのです。

「洋服を捨てたい」という強い目的があったので、このドーネーションビン通い、続きそうな気がしました。

私は夏中、通うつもりでいました。





ドーネーションビン通いは10日で中断

雨の日1日をのぞいては、その年の6月29日から毎朝せっせと、古着を持って歩いていました。ところが、7月9日をもって、このプロジェクトは唐突に終わってしまいました。

処分する衣類がなくなってしまったのです。もともと私はTシャツなどの綿の古着は、小さく切って使い捨てウエスにして、どんどん使っていました。

ウエスの作り方はこちら⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具

「ミニマリストへの道」を最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

その前からリサイクルを心がけていたので、自分の衣類に関してはあまり捨てるものがなかったのです。娘のものもかなり処分しました。

せっかく散歩の習慣がついたのに残念でした。そこで翌日からルートを変えて手ぶらで30~45分ほど歩くことに。この習慣は寒くなってスロージョギングに変わるまでずっと続きました。

このように、はからずもたった10日で終わってしまったリサイクルビン通いですが、2つの大きな収穫がありました。

1.服がだいぶ減った。

2.散歩の習慣がついた。

習慣をつけるには、毎日同じような時間に同じようなことをすればいいのです。さらにトリガー(その行動のきっかけ)を意識すれば完璧です。

このときの私の散歩のトリガーは、寄付箱や家の中にあったいらない服でした。

もういらなさそうな服を見ると、私の脳裏には自動的に青いドーネーションビンの姿が思い浮かんだのです。

ただ、当時の私はまだミニマリストではありませんでした。

このときは「もう捨てる服がない」と思っていましたが、まだ100着ぐらいは服を持っていたのではないでしょうか。

このあとも、気づいたときに、服を1枚、また1枚と断捨離しました。翌年の秋にプロジェクト333をやって、さらに服が減りました。

プロジェクト333の説明はこちら⇒3ヶ月33アイテムでおしゃれを楽しむ方法~アメリカの女性ミニマリストに学ぶ、プロジェクト333

次の「ミニマリストへの道」はこちら⇒挫折寸前、なんとかふんばれたその理由とは?~ミニマリストへの道(42)

2010年頃には、すでにふだん着るものはほぼ決まっていて、3ヶ月間33着未満で暮していました。ただ、めったに着ない服をまだ捨てずに持っていたのです。

プロジェクト333をやっていた頃は、すべてのアイテムをあわせて70着ぐらいあったと思います。着ない服をすべて断捨離して、ワードローブを20着未満にしたのは、2015年のことです。

断捨離は一日にしてならず、ですね。





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