野原にいる少女

ミニマルな日常

外に出よう:自然にふれて、もっと楽しく健康に暮らすコツ(前編)

もっと自然と仲良くして、日々の生活を充実させるヒントをお伝えします。

前編では、日常の中で、無理なく自然とふれあうアイデアを、後編では、部屋の中に自然を持ち込むコツを書きます。

森林浴という言葉があるように、外に行くと気分がいいですよね。

自然の中に身を置くと、コルチゾールなどのストレスホルモンが減少すると科学的に証明されています。

新型コロナウイルスのせいで、家で閉じこもる時間が増えている人も、意識的に外に出ると、楽しい毎日になりますよ。



1.散歩する

自然にふれあうために、もっとも簡単なのは、散歩に行くことです。

外に行って、ただ歩くだけだから、誰でもできます。今日からやってください。

なんの覚悟も決断もいりません。

「ウォーキングをしてみよう」と思っているのに、なかなかできない人は、野心的になりすぎているからです。

たとえば、朝、早起きして、朝食前に、必ず30分歩こうとか、毎日4キロ歩こう、とか。

ウォーキングに最適なシューズを買って、正しいフォームで歩くぞ、とか。

ここでおすすめしている散歩は、歩くことが目的なのではなく、自然の中に身を置くことが目的です。

つっかけで、公園まで歩いていって、ぼーっとベンチに座っていても、目的は達成されます。

一応、こんな記事もありますが⇒ウォーキングを開始して楽しく歩く4つの工夫:メリットとコツを知り継続する

あまり気張らず、軽い気持ちで外に行ってください。

1日20分、外に行って、自然とふれあうと、ストレスが減少するそうです。

参考にした記事⇒A 20-minute nature break relieves stress – Harvard Health

私は毎朝、スロージョギングで1時間ぐらい外にいますが、感染症のことがあってから、日中は、歯医者に行くときぐらいしか外出しません。

それでも、わりあい健康なので、毎日、ちょっとだけ外に出るのは効果があると思います。





2.庭いじり

庭があるなら、ガーデニングにいそしんでください。

園芸療法(horticultural therapy、ホーティカルチュラルセラピー)という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。ホーティカルチュラルセラピーは、植物を育てることによって、心や体をいやすセラピーの1つです。

以前、書いたと思いますが、私はバーネットの「秘密の花園」という児童小説が好きで、いまでも、たまに読んでいます。

この小説には、金持ちで大きなお屋敷の跡取りだけど、体が弱くて、父親に全くかまってもらえず(母親はすでに亡くなっています)、ひがみっぽくて、わがままで、かんしゃく持ちで、部屋にずっと閉じこもって、ほぼ寝たきりのやせっぽちの少年、コリンが出てきます。

このコリンは、花園で植物育てているうちに、どんどん健康になってきて、性格もよくなるんです。

「それは、小説だからよ」とあなたは、言うかもしれません。

ですが、部屋にずっと閉じこもっていて、ほぼ寝たきりで、かんしゃく起こして、召使いに悪態ついているのと、外で、同年代の友達と、植物の世話をしているのと、どちらが体にいいかといったら、絶対、外でガーデニングしているほうですよね。

自分の庭で園芸療法をやれば無料ですし、周囲がきれいになって、家族も喜ぶでしょう。

まずは、庭にあるどうでもいいガラクタを捨てることから始めてください。

3.室内でやっていることを外でやる

いつも室内でやっていることを、外でやってください。

メールチェック、ブログを読む、書きもの、読書、仕事、編み物、塗り絵、コーヒーを飲む、食事をとるなどなんでもいいです。オンラインショッピングもできますね。

べつに、公園に行く必要はなくて、ベランダ、サンデッキ、庭先でやればいいのです。もちろん、公園でやってもいいですよ。

公衆無線LANは、セキュリティの心配があるから、オンラインショッピングは自分のワイファイを使ったほうが安心ですが。

公園でオンラインショッピング。

私は半地下に住んでいて、上の階(メインフロア)には、別の人が住んでいます。今住んでいる若いカップルは、今年の2月に入居しましたが、アウトドアが好きらしく、しょっちゅう自転車に乗ってどこかに行きます。

なぜこんなことがわかるのかというと、ふだん室内に置いている自転車を、外に出すときに、ボン、ボン、ボンっと大きな音と振動するからです。

帰ってきたときも、自転車を部屋に入れるときに、また、ボン、ボン、ボンっと音と振動がします。

男性は、勤めに出ていますが、女性のほう(名前をケネディと言う)は、大学院の学生で、今年の春は、まだ、対面授業がなかったため、たいてい家にいました。

ケネディは、ちょっと暖かくなると、いつも庭(というより、入り口の前の芝生)にデッキチェアを引っ張り出して、パソコンを打ったり、読書したり、人とオンライで話したり、電話したり、寝そべったりしていました。

筆子的には、全然暖かくない日でも、ジャケットを着て、庭に出るのです。

ケネディみたいに毎日、庭に出ることはありませんが、たまには外に出て、お茶を飲んだりすると、自然にふれることができるし、気分も変わりますよ。

4.室外で行うイベントを組み込む

外で誰かと会うときは、室外で行われているイベントも入れてください。

女性の場合、久しぶりに友達と会うとき、たいてい、喫茶店でおしゃべりするか、レストランでランチ、その後、買い物、また喫茶店なんてルートが多いと思います。

この日程のどこかに、外に行く用事を入れましょう。

考えてみると、私も、30年以上前に、名古屋でOLをしていた頃、人と会う時はずっと室内でした。

休みの日に、友達と会うときは、たいてい、地下鉄の駅や、地下街のどこか、たとえば、セントラルパーク(という名の地下街がある)の丸善(という名の本屋がある)で、待ち合わせ、その後、どこかの喫茶店に行って、おしゃべりをし、そのあと一緒にちょっと買い物をして、その後解散という感じです。

地上の喫茶店に行くこともありましたが、地下街を出て、太陽の光をあびても、すぐにまた店に入るから、ほとんど室内にいます。

まあ、私はかなりのインドアタイプなので、ほかの人は、ここまで室内にこもりっきりではないかもしれません。

今考えると、せっかくの休みの日、しかも天気のいい日に、ずっと室内にいるなん、もったいなかったと思います。

2018年に里帰りして友人と会ったときは、外の建物で行われているイベントに行ったり、歴史的建造物を見に行ったりしたので、外気にふれる時間をたっぷり持てました。

いつも、お茶⇒買い物、というルートが多い人は、事前に計画を立て、何か1つ、室外ですることを、はさめば、より自然と親しむことができます。

待ち合わせる場所も室内ではなく、屋外にするといいでしょう。

5.車で移動しない

通常車で移動している人は、あえて、車に乗らない移動をするときを作ってください。

車で移動していると、家の玄関⇒車内⇒目的地の入り口、とずっと室内にいることになります。

車を使わない移動をするためには、4番のイベントと同様に、事前の計画を要します。

何も考えていないと、いつもどおり車に乗って移動してしまいます。

車で移動すると、速いから、みな車を使うわけですよね?

計画して進めないと、時間が押して、結局、車を使うことになります。

無計画で、いきあたりばったりに行動していると、冷蔵庫がからっぽになって、ピザを買ってしまったり、炊事する時間がなくて、できあいのおかずを買ってしまったりするのと一緒です。

何も計画しないと、いつものまずいパターンを踏襲しますが、事前にちょっとだけ考えれば、やってみたいことをやることができます。

ふだん、車でどんな移動をしているか、書き出してみて、ほかの移動手段を使えそうな機会を見つけてください。

私はまったく車に乗らないから、車以外の移動をするしかないのですが、車移動がデフォルトの人にとっては、車に乗らないのは、ややハードルが高いかもしれません。

しかし、あえて、余分に時間を取って、歩いたり、自転車に乗ったりすることが、より自然に親しむ機会となり、あなたの気分や体のためによいのです。

それに、車に乗らないほうが、足腰が鍛えられます。

老化は足から始まると言われますが、これは本当ですよ。

自然に親しむ・関連記事もどうぞ

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幸せはすぐそこにある:自然と美と感謝と~ルイ・シュワルツバーグに学ぶ(TED)

*****

生活の中で自然にふれるコツを紹介しました。

この他にも外に出る機会は、いろいろあると思います。ぜひ、積極的に外に出てください。

それでは、この続きをお楽しみに。





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