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捨てることが苦手な人、なかなか行動がおこせない人でも、ゲーム感覚で楽しくできる小さな断捨離を提案するプチ断捨離シリーズ。
今回のターゲットは「表面」です。
表面とは?
表面とは、家の中にある平たい面のことです。たとえば机の上。こうした面は、平面なので、モノ置き場になりやすいです。
また、平面であるがゆえに、モノがどんどん堆積していきます。
ホットスポット(知らないうちにガラクタがどんどんたまる場所)はたいてい平面です。まあ、中には平面はきれいだけど、何でも押し込むことができる場所(押入れとか)がホットスポット、という人もいますが。
それゆえに、平面をきれいにするだけで、汚部屋はいきなりきれいな空間に生まれ変わります。
家の中には、平面がいくつもあります。今日は、特にガラクタがたまっている平面を1つか2つだけ選んで片付けてください。
なぜそこにそんなモノがたまっているのか考える
選んだ平面を片付けているとき、どんなものがそこにのっているのか、調べてください。
次に、なぜそれがその平面にたまってしまったのか、その理由を推察してください。
たとえばキッチンのテーブルの上にやたらと子供のもの(絵本やおもちゃ、水筒、連絡帳など)がのっていたとします。
その場合、子供のグッズがそこにのっている原因を考えるわけです。
「子供がいるから」「子供がきちんとお片付けをしないから」では、不十分。
子供が学校から帰ってきたあとの動線や、その後の習慣的な行動、本来の絵本の収納場所、なぜそこに収納できていないのか、そういうことを考えてください。
子供が学校から帰ったら、すべてをダイニングテーブルにぶちまける習慣になっているのかもしれません。
1日の終わりに絵本やおもちゃを片付けるリセットタイムをもうけていないのかもしれません。
人が生活していれば、当然、散らかっている⇒片付ける⇒また散らかる⇒片付ける、というサイクルは続きます。
ですが、いつも同じようなところに同じようなものが散らかってしまうのなら、その根本的な原因を対策すれば、散らかりぐらいをスケールダウンできます。片付けがラクになるのです。
モノが散らかる根本的な原因はモノが多いからだと思います。けれども、モノの数は同じでも、いつもの生活習慣を少し変えるだけで、大々的にモノがたまることを防ぐことは充分可能です。
特にガラクタが増殖しやすい平面の例
以下に、モノがたまりやすい平面の例を5つだけあげておきます。「うちは、モノがたまっている平面なんてない」という方は、1つ1つ確認してください。
片付ける時間は15分ぐらいが妥当だと思います。タイマーをセットすることをおすすめします⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
1.タンスや本箱の上
タンスや本箱の上は本来は物を収納するスペースではないと思います。飾り物をディスプレイすることはあるでしょうが。
収納スペースではないのに、こうした家具の上にモノをたくさんのせる人がたくさんいます。
たとえば
●洋服(引き出しに入れるべきなのに)。
●紙類、新聞、本、手紙。
●化粧品や、美容グッズ。
●薬やお茶缶。
●アクセサリー(しまっているのではなく、はずしてちょい起きしたままのもの)。
●お財布や小銭。
●ペットボトルやマグ。
●お菓子(ゴキブリがよってくるかも?)
タンスの上に出ているものを取ってしまえば、部屋は見違えるようにスッキリします。外に出ているものは、定位置に戻すか、もし定位置がないなら、どこかに作ってください。
もちろんもういらない物は断捨離です。
2.キッチンのカウンター
カウンターにのっているものをしげしげと眺めていると、2種類に分類できるはずです。
1.台所にあってもよさそうなもの
2.あきらかに台所とは関係のないもの
片付けやすいのは、2番です。たとえば、新聞、大工道具なんかは台所にはおかないほうがいいです。
ただでさえキッチンは、食品、調理家電、調理するための道具、食器、テーブル周りのものが混在しています。
これ以上よけいなモノの侵入は許さないほうがいいでしょう。
私がキッチンカウンターを片付けた体験はこちら⇒台所を片付けるために私がやった3つのこと~ミニマリストへの道(38) 「3.カウンターの上をきれいにする」をお読みください。
3.ダイニングテーブル
キッチンにはもう1つモノがたまりやすい平面があります。それはダイニングテーブル。
食卓は食事をするところですが、ほかにもいろいろな用途で使われます。私の娘はずっとキッチンのテーブルで宿題をやっていたし、このテーブルを家事机にしている主婦も多いでしょう。
わりと親しい間柄のお客さんが来た時、お茶とお菓子をお出しすることもあるでしょう。
用途が多いからこそ、何かやりたいときにさっと作業に取りかかれるように、いつもきれいにしておきたい場所が食卓。
ダイニングテーブルをきれいに保つコツは3つです。
●何ものっていないタイミングを1日1回は作る
●1つの用途が終わったらざっと片付けて、次に使うときに「片付け」から始めなくてもいいようにしておく。
●食卓の本来の目的に関係のないものはのせない。
たいていの人は、食事が終わったら片付けると思いますが、このとき、出しっぱなしのものがあったら一緒に片付けてください。
もちろん、食事の前に片付けてもいいのですが。
そして、夜寝る前に完全にリセットします。
また、食卓は食事をする場所なので、その行為に関係ないものを常駐させないほうがいいです。
私は何ものせないほうが好きですが、小さな花瓶や調味料などを常駐させたいと思う人もいるかもしれません。その場合も、最小限にすることをおすすめします。
4.冷蔵庫の上、扉、側面
冷蔵庫は中もモノがたまる場所ですが、その表面のガラクタの吸引力もすさまじいものがあります。
私は小柄なので冷蔵庫の上に何かをのせることは、物理的に不可能ですが、夫はここに得体の知れないものをたくさんのせています。
ほかのご家庭でも、「どこに入れたらいいのかわからないモノ」をうっかり冷蔵庫の上に置いてしまうのではないでしょうか?
また、扉や側面に、マグネットでモノを貼る人が多いのですが、貼る前に、そこに貼る必然性が本当にあるのか検討すべきです。
なんとなく習慣で貼っているだけなら、全部取り去ってください。
冷蔵庫の表面をきれいにすべき理由はこちら⇒シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く
5.下駄箱の上
玄関の下駄箱の上もモノがたまりやすいスペースです。人が外から帰ってきたとき、家に持ち込んだものを起きやすい場所だからです。
また、家と外界の境目にあるので、外で使うものもここに置かれます。
今の季節なら虫よけスプレーなど。
さらに、多くの人にとってここはディスプレイスペースなので、ちょっとした飾り物を置いている人も多いでしょう。私の母もここに、なんだかよくわからない置き物や写真立てを置いています。
玄関はその家の第一印象を決める場所。スッキリした家にしたいなら、飾り物はとことん削ぎ落としたほうがよい結果が得られます。
センスに自信がない人、あまり掃除をしない人は、何も置かないほうが、身のためです。
置き物を上手に飾るコツはこちら⇒センスのいい人なら知っているインテリア小物(飾り物)をガラクタにしない10のルール
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きれいな部屋作りは、実は難しくありません。余分なものを表面から排除するだけです。
物を飾ろうとするのではなく、今出ているものをマイナスしてください。とても心が落ち着く部屋になります。
マイナスするのは、インテリアのセンスなんていらないし、無駄なお金も出て行きません。