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本を捨てないほうがいい理由がいっぱいあるのに、それでも本を捨てたほうがいいのでしょうか?
このメールに返信した記事の感想のお便りを着信順に紹介しています。今回は2通シェアしますね。小見出しは私が入れました。
もとの記事はこちら⇒本は貴重な文化財だから捨てるべきではない、という意見に私が思うこと。
内容:
・ずっと図書館の本を読んできた
・家に本があろうとなかろうと、読みたい子は読むし、読みたくない子は読まない
まず、りせこさんのお便りです。
図書館をよく利用しています
件名:本の処分に関する記事を読んでの感想
いつもブログ記事の更新をありがとうございます。
2度ほどメールを送らせていただいております、りせこと申します。
本日9/20の本の処分に関する記事を読んでつい感想を送りたくなり、メールを書きました。
筆子さんへの本の処分に関する質問の中に、「家に本がないと子供は読書好きにならない」という意見があると読んで思わず笑ってしまいました。
筆子さんのおっしゃるように「図書館に行けばいいじゃん!」と率直に思いました。
子供の頃から図書館派
わたしが子どもの頃、母親はあまり物を買ってくれなかったのですが、図書館や公民館、体育館などの公共施設にはよく連れて行ってくれました。(理由はせっかく税金を払っているのに利用しないのはもったいないから、だそうですが)
休日はよく図書館に行って、母親もわたしも各々自分が読みたい本を探して読んでいました。
小学生になると友だちとも行くようになり、中学高校になると1人で行くようになりました。
欲しい本を全部揃えたくてもそんなお金ありませんから、公共の図書館、学校の図書室はよく利用しました。
というより今も利用しています。本屋よりも図書館の方が昔の本も置いていて、手に入りやすい場合が多いと感じます。
図書館が家の近くになかったとしても、学校には必ず図書室がありますし、確か学生の読みたい本を優先的に入れてくれていたと思います。
家庭に本がなくても親の計らいや子どもの好奇心次第で、いくらでも本を好きになる機会はあると思います。
筆子さんのおっしゃる通り、本当は捨てたくないから、捨てなくてもいい理由を探しているんですね。
全部捨てるか、全部持っているか、ゼロか100か、どっちかの考えになってしまう人が多いのかなと感じました。きゅうくつだろうなと思います。
管理できるなら、たくさん持ってもいいかもしれない
本に限らず、家にあらゆる物があった方が色々と豊かになる可能性はあるのかもしれませんが、きちんと管理できていれば、の話ですよね。
管理する時間やスペースをしっかり確保できる人は限られてくると思います。(家政婦さんのいるお屋敷のようなお家なら可能でしょうね)
もちろんわたしにはそんな時間もスペースもありませんので、小さな本棚に収まる分だけ、と決めていますが今のところ十分です。
これができるようになったのも筆子さんの記事や著書のおかげです。本当にありがとうございます。
これからもブログ記事を楽しみにしています。
りせこさん、こんにちは。記事の感想、ありがとうございます。
りせこさんは、図書館をよく利用しているのですね。
最近の図書館は便利になりましたよね。オンラインで予約できるし、同じ市内や区内の本は最寄りの図書館が取り寄せてくれるし。
日本の図書館のことはよく知りませんが、電子書籍も読めますよね?
私は、ずっと本は買う派でしたが、キンドルのヘビーユーザーなので、図書館から電子書籍を借りることもありますし、図書館カードのIDでログインできるHooplaというサービスはよく利用しています。
Hooplaは、デジタルメディアサービスで、電子書籍、まんが、オーディオブック、ドラマや映画、音楽をストリーミングで鑑賞できるサイトです。
図書館のほかのサービスだと、借りたい本をすぐに借りられないことがありますが、Hooplaでは、規定のアイテム数以内なら(私の図書館は月10アイテムまで)、すぐにダウンロードして読んだり見たりできるので、とても便利です。
それではりせこさん、これからも読書を楽しんでください。
次はあおしさんのお便りです。
本を読みたい子はどんな環境でも読む
件名:本を捨てると子供へ悪影響があるのかについて
いつもブログ楽しく読ませていただいています。
以前はモーニングページについてのお便りをブログで取り上げていただき、ありがとうございました。
まさか取り上げていただけると思っておらず、とても嬉しかったです。
本題になりますが、先日「本を捨てることで子供への悪影響が心配な人がいる」というお便りがあったのが気になり、メールさせていただいた次第です。
本を捨てても、子供が読書するかどうかには関係ない
結論から言うと「本を捨てようとも、子供が本を読むかはそんなに関係ない」というのが、実体験も踏まえた私の意見です。
うちは両親共に本を読まなかったので、実家には最初、本はありませんでした。
ただ、母が図書館で借りた紙芝居や買った絵本をせっせと読み聞かせしてくれたおかげか、実家で唯一私だけが本好きになりました。
その頃もそれ以降も、家にあるのは私の本だけです。
本を読まない妹
そんな私のおかげで(?)実家にどんどん本が増えた頃、妹ができました。私の8つ下です。
母は妹にもせっせと読み聞かせをし、なんなら私も妹に読み聞かせをしていました。
ですが、妹はまっったく絵本なんて興味なく、じっとしていられない子でした。
私の持ってるたくさんの本も無視。
その後、ガリ勉の地味な姉(私)に対して、妹はファッション大好きなギャルに成長しました。
もちろん家にたくさん本があれば本に触れる機会は増えるでしょうが、妹はそれでも本好きにはならなかったでしょうね。
結局は家に本があろうとなかろうと、子供が本好きになるかは本人に資質があるかと、幼い頃に親が図書館を利用してくれたり必要に応じて本を与えてくれるかどうかだと思います。
教養にも関係ない
また、「知識・教養のない文化レベルの低い人間になる」というのも違うと感じます。
妹はたしかに学校の勉強はあまり得意ではありませんが、私なんかよりもずっと社会に適応した人間です。
あまりにタイプが違うので仲がいいとは言い難いですが、そんな妹を私は心底尊敬しています。
逆に本をよく読み、頭はいいけれど、知識をひけらかすような人もいます。
こういう人は文化人としてレベルが高いのか? というと、そうは思えません。
なので、本を捨てるのを躊躇しているHさんも、子供のために! と読まれるかもわからない本を大量に置いている人も、本当に必要な本は手元に置いて、必要ないと思う本は手放してもいいと思います。
私もまだ手元に100冊くらい?の本がありますが、多くは手放しました。
あとで買い直したものも数冊はありますが、今のところ後悔はなく、幸せな読書生活ができています。
もし私にも結婚して子供に恵まれるようなことがあったら、母のように読み聞かせをたくさんしてあげたり、図書館や本屋さんにたくさん連れて行ってあげたいなと思っています。
私の本は今より増えないようにしたいです(笑)
長々と申し訳ありません。
これからも筆子さんのブログの更新を楽しみにしています。
あおしさん、こんにちは。記事の感想をありがとうございます。
実体験のシェア、感謝します。
そうですね、本人の資質によりますよね。家の中になくても、街中に本があれば、読みたい子は勝手に読むと思います。
家に本があれば、その人の文化レベルがあがるほど、人も世の中も、単純ではないでしょう。
私の娘も、全然本を読みませんが、私より社会に適応しています。
あおしさんは、私と似てますね。
私の実家にあった本も、9割以上、私が買った本でした。捨てましたけど。
今の家にある本も、ほとんど私の本です。
すでに家を出た娘は、まったく本を買わないし、夫は、たまにトイレで本を読んでいるようですが(というか、トイレでしか読まない)、本屋やアマゾンでは本を買いません(夫は、アマゾンのアカウントを持っていない)。
私の夫は、本を買うとしたらスリフトショップか教会のセールで、です。彼の蔵書は、大昔、人からもらったか、自分で買ったかしてずっと持っている古い本、テキストブック、マニュアルです。
では、あおしさん、これからも、読書を楽しんでください。どうぞお元気で。
前回の感想特集⇒本は捨てるな、という意見を読んで(その1)
次の感想はこちら⇒本は文化的な価値があるから捨てるべきではない、という意見について(本の処分、その3)
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本に関する読者のお便りを紹介しました。
家に本がなくても、読みたい子は読む、というのは本当です。
私は昭和34年生まれですが、子供のとき(自分で本を買い始める前)は、家にはほとんど本がありませんでした。
読み聞かせをしてもらった記憶もないし、図書館にも行きませんでした。私の父も母も、図書館には1度も行ったことがないと思います。
家にあまり本がなかったので、母の持っていた「手紙の書き方」という指南本(冊子っぽい薄いもの)を何度も読みました。
いろいろな手紙がのっていておもしろかったからです。
国語と道徳の教科書も、もらったらすぐに最後まで読みました。
国語辞典もよく読んでいました。
本がなくても読むものはけっこうあるわけです。
ましてや今は、電子書籍もあるし、インターネットでパブリックドメインの本を読み放題だし、家に本を置くことにそこまでこだわらなくてもいいでしょう。
それでは、あなたも感想などありましたら、お気軽にお寄せください。
お待ちしています。