リモートワークする若い女性

ミニマルな日常

続・自粛の日々を私はどう過ごしているか?

先週に続いて、新型コロナウイルスのせいで、生活がどんなふうに変わったか教えてくれた読者のメールを2通紹介します。

ではまず、「ふつうに働いていいる」というまいさんのメールです。6日前にいただきました。



仕事が忙しくなった

件名:近況報告

筆子さま こんにちは。

埼玉県のまいです。

コロナで世界中大変ですね。

私は、幸か不幸か仕事が逆に忙しくなり、リモートワークとは無縁の生活です。

電車が満員ではなくなりましたが、マスクは手に入らないし少し怖いなぁと思いながら仕事をしています。(家にある材料で不恰好なマスクを作りました)

保育園も、小学校も学童も閉まっているので子どもはリモートワークになった主人とともに過ごしています。

いつも通りにはいきませんが、いつも通りでにできないから非常事態なんだ、むしろそんな中仕事を失わずに済んでいるのは幸福だ、とも思います。

いつも通りを望めば不満はいくらでも出てきますから。個の尊重が当たり前になりすぎて、全体の利益が損なわれている気がします。

子ども3人いて、買い物の回数を減らしているので家の中は買い物後はちょっとごちゃっとしています。この状態が一生続くわけではないから仕方ないですね。

エリーさんの「自分でコントロールできないことにフォーカスしすぎない」本当にうなずけます。

非常事態なのに、テレビが不満ばかり流している、批判ばかりしている、一部の自粛する気がない人を大多数であるかのようにそれも特定の世代だけ切り取って報道している、そんな気がします。知りたいのはそんな情報じゃないのに。

自分にできることかはわかりませんが、こうすればいいのに、と思ったこと、これは違うと思ったことは口に出すようにしています。

今は、インターネットがあり、政府への意見もイーガブと検索するとメールを送れるサイトがあるし、BPOのサイトからは放送全般への意見が送れます。

各政党、各報道局もHPを持っているので、昔より声をあげやすいのではないかな?

あまり自分の周りで利用している人がいないので、意見を出し過ぎかなと思う時もありますが、自分の意見が取り上げられ、真剣に議論され、実現し、賛同意見が多かったときなどは言ってよかった!と思います。

小さいけど、社会を変えていくことはできるのかな。

コロナは災害だけれども、今の社会・会社・人間のいいところも悪いところも炙り出してくれました。今本当に必要なもの、いらないもの、むしろ邪魔なもの。収束後、どう世界が変わっていくのか期待したいです。

ここ最近、ニュース用の映像を取るため毎日のように職場に取材がきていることもあり、とりとめもなく書いてしまいました。年末には今年は大変でしたね! と笑顔でまた近況報告ができますように。

大変な中ですが、お体に気をつけてください。





まいさん、こんにちは。メールありがとうございます。

電車が満員にならなくてよかったですね。いまはもっとすいているんじゃないですか?

エリーさんのお便りの感想、ありがとうございます⇒自粛の日々を私はどう過ごしているか?

確かに、いまは、インターネットを通じて、自分の意見を伝えることができますね。

ご主人、お子さん3人とリモートワークって大変ですね。

私なんて、大人(夫)1人でも、そばにいると、集中できません。

ワクチンができるか、特効薬ができるか、安全で確実な抗体検査を実施できるようになるまでは、収束しないと思いますが、どうぞ、ご家族みなさん、お元気でお暮らしください。

次は、家でパソコンと格闘しているH.Oさんのメールです。今朝(カナダ時間)いただきました。

することが多すぎる日々

筆子さん、こんにちは。

コロナ騒動で、私の住む東京ではずっと外出自粛が続いています。

私はもともとインドア派なので苦になりません。

筆子さんのブログをはじめ、いろいろなサイトを参考にして、何年もミニマリストとして生活するように心がけているおかげで、必要以上の物が欲しいという気持ちにならず、今の状況にも冷静に対応できている気がします。

私は非常勤講師をしていて、複数の大学をかけもちで教えています。

今年度、すべての大学が約1か月新学期スタートを遅らせ、インターネットを使った遠隔授業を行う方針になりました。

日本の多くの教員がそうであるように、私もオンラインでの授業はやったことがなく、IT関係の知識は深くありません。

準備のために3月末からずっと、一日中パソコンの前に貼りついて、大学ごとに違うLMSやオンライン会議ツールのマニュアルを読んだり、ネットに上げるための授業の資料や学生への連絡事項を用意したり、毎日何十通も届くメールに対応したり、ウェブ上の遠隔授業講習会に参加して勉強したりの毎日です。

普段から忙しく生活していますが、こんな事態になったのは生まれて初めてです。自粛以前に、することが多すぎて出かけられません。

本来、するべき研究もまったく手をつけられません。

でも、今のような状況で、締切を設けられ、集中してするべきことがあるというのは、むしろ幸せな方かもしれないと思います。

大学の方針が決まってすぐは不安で、現実を受け入れられない時期もありましたが、LINEや講習会で他の先生たちも同じ不安を持っていることがわかりました。

そういう時に、必要な情報をまとめて送ってくださる方があったり、深夜に大学の事務からメールが入っていたりすると、みんなも苦しい中で頑張っていて、私はそういう人たちに支えられて今の仕事ができているんだなと、とても心強く感じ、感謝の気持ちがわいてきました。

ネットの相談で、「授業がない中、友達もいなくて、一人暮らしで不安で仕方ない」という大学新入生からの投稿を見て、教員として自分にできることをしなければ、という気持ちにもなりました。

筆子さんのブログでも、こういう状況の中でどんな風に自分を保っていけばいいのかを毎日配信してくださって、とても励まされます。

筆子さんに教えていただいた、現実的に考えて、自分に変えられないことではなく、変えられることの方に目を向けて努力するという姿勢は、今とても役に立っています。

最近の記事で私が好きなのは、「危機を乗り越える人」のTEDの記事です。繰り返して読もうと思います。

来週からもう授業が始まります。

初めてのことだらけですが、この危機が新しい何かを切り開くことにつながると信じていますし、そういう風に仕事をしていきたいと思っています。

長くなってしまって申し訳ありません。

明日もまた頑張ります。

どうぞくれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。

☆筆子注:LMS = 学習管理システム(Learning Management System)

H.Oさん、メールありがとうございます。

確かに、複数の学校で教えていると、それぞれでやり方が違うからその分大変ですね。

あまり完璧を期さず、リラックスして授業にのぞめばいいのではないか、と思います。

へたに準備期間があるとがんばってしまうんですよね。

娘の大学なんて、いきなり遠隔授業(remote delivery)になりましたよ。

3月の半ばに、州政府が、1度に集まっていい人数の制限をしたので、それに合わせて金曜日が休講、土日が休みで、月曜日も休講、そして火曜から遠隔授業になったのです。

WHOがパンデミック宣言をしたのが3月11日ですが、その前から、感染は広がっていたし、武漢、イタリア北部の状況も皆、ニュースで知っていました。

だから、学校の先生たちも、「そろそろ休校になるかもしれない」とか、「オンライン授業になるかもしれない」と、心の準備はできていたと思います。

ですが、オンライン授業をするまでの準備期間は実質4日間だったので、「走りながら考えて業務をこなす」状況だったと思います(たぶん、今もそうです)。

今、一番重要なのは、「いかに1人でも多くの人の命を助けるか」であり、そのために、皆で、感染増加のペースを落とそうとしています。

「それができればいいんじゃないか」ぐらいの気持ちで、仕事に取り組めばいいと思います。というか、私はそう考えて暮らしています。

それでは、H.Oさん、大変でしょうが、ときどき休憩も入れつつ、お元気でお暮らしください。

危機を乗り越える人⇒危機を乗り越える人(レジリアントな人)の3つの秘密(TED)

COVID-19関係の過去記事

より安全に食品の買い物をする9つのコツ:新型コロナウイルス感染防止を意識した行動。

マスクや食品の買い占めについて思うこと。

パンデミックで世の中が騒然としているときに、心の平安を保つ方法。私の7つの対策

****

日本の学校の先生って忙しいですね。

まあ、ほかの仕事についている人もそれは同じで、職場でも、リモートでも忙しいようです。

名古屋市にすむ私の弟も、なぜか今もふつうに勤めに出ていて、夜中に帰宅したりしています。

そんな状態なのに、「こちらは平穏無事です」とメールに書いているので、びっくりです。

弟は、過去に大病をしているため、COVID-19に感染したら、危ないと私は思います。それと、彼はたぶん喫煙しているので(2018年の秋に里帰りして墓参りに行ったとき、お墓で喫煙しているのを目撃しました)、さらにリスクがあがります。

喫煙や電子タバコは呼吸器感染症の重症化につながります。

州政府は、「たとえ一時的な禁煙であっても、新型コロナウイルスの感染予防や治療に効果がある」というリサーチがあるので、タバコはなるべく吸わないようにすすめています。

喫煙している人は今こそ、禁煙のチャンスですね。

こんなときなので、できる人は、のんびり家で過ごしたほうがいいんじゃないでしょうか。

COVID-19のことは、ほかのメディアで、いやというほど取り上げられているので、あえてこのブログにはあまり書いていません。

ですが、週に1度ぐらいは、いまの生活を紹介するお便りを特集しようと考えています。

あなたも、何か伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。

もちろん、他の話題でもかまいません。

お待ちしています。





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