自宅でくつろぐ人

ミニマルな日常

自粛の日々を私はどう過ごしているか?

新型コロナウイルスの感染防止のために、家にいることが多くなった読者からいただいたメールを3通紹介します。

内容は

・必要な物は意外と少なかった

・マイペースで在宅勤務

・いま、できることに目を向ける

まず、ぴろろさんのメールです。



必要な物は思ったよりなかった

件名:自粛の意味

筆子さん、こんにちわ!

外出自粛の毎日ですが、自営業・兼業農家の我が家はほとんど変わらない生活しています。

ただ、本当に必要な物がこんなに少なかったとは??  驚きの1ヶ月です。

兼業農家なので米・野菜は買わなくてもありますし、他の食材は2週間に一度、業務スーパーに買い出しに行きます。

毎日同じ服を着て、自宅から出勤5秒の事務所に行き、主人と主人の母と姉と4人で仕事をして、1日が過ぎていく…

時間がたっぷりあるので、掃除に断捨離、要らないものをメルカリで売って…

しかも、給料袋の封も開けないまま、1ヶ月過ごせたのです。

ある意味、この生活でいいです。

全然不便を感じません。何も要りません。

お洒落してランチに出かけるのも楽しかったけれど、やはりちょっとした見栄や競争心があってちょこちょこ買い物をしていましたが、外出自粛で会合や食事会などことごとく中止になり、出かける用事がないので新しい服も靴もバッグも欲しいとも思いません。

自分が感染しないためだけでなく、他人に感染させないように外出を控えるなど、他人や社会のために自粛する事の大切さ。

このパンデミックで、原始時代に戻ったような、ただ生きるためだけに過ごす毎日を経験した人々はこれからの生き方・考え方が良い方向に変わることを願います。





ぴろろさん、こんにちは。メールありがとうございます。

給料袋を開けないまま、1ヶ月過ごせたとは! うらやましいですね。

自分の家で米と野菜を作っているからこそですね。

あとは、タンパク質を含むものを買ってこればいいだけですから。

そうなんですよ。毎日、同じ服を着ていると、物、買わなくてすみます。

着たきりミニマリスト主婦の普段着とよそ行きをご紹介~ワンパターンな服はストレスが少なく、生産性をあげる

ぴろろさんのように、ベーシックな生活を楽しむことができる人は、今、気持ちが安定しているでしょうね。

これからもシンプルライフを楽しんでください。

次は、camellia さんのお便りです。

物のない生活は快適

件名:困難のときこそ平常心

筆子さん、

時々私のお便りをブログにアップしてくださってありがとうございます。

4月から私も在宅勤務です。

メディアでは日々不安をあおるような情報が流れます。

大切な情報ではありますが、必要以上に自分を不安に陥れないようにしています。

昨年大がかりな断捨離をしたので、物のない生活が快適です。

あの時処分していなかったら、安心でいられる自宅がイライラを生む場所となっていたかもしれません。

そして買い物もあまり多く常備しなくても、大丈夫と自分に言い聞かせています。

あんなにトイレットペーパーやティッシュがないないと報道がありましたが、今は(私の近所のスーパーだけ?)ちゃんと在庫があります。

そして食べ物に関しても、もともと粗食で生きてきたので、カップラーメンやレトルトものを食べなくても、昔でいう和食で十分です。

食べすぎることもないので、体調もばっちりです。

家で仕事をしていると人間関係で衝突することもなく、平常心でいられます。

いま、ここを大切にすること。

時々友人から不安をあおるメールなどが来ますが、申し訳ないけれどスルーしてしまいます。

それで離れていくような関係であればそれまでです。

自分の安心感は人に依存することではなく、自分で探す。

困難を乗り越えたときのことを考えています。

camellia さん、いつもお便りありがとうございます。

在宅勤務は、出勤しなくていいから楽ですよね。通勤時間が浮きますので。

どうでもいい会議など、本来やらなくてよかったことは、どんどん削ぎ落とされていくから、会社としてのパフォーマンスもあがるんじゃないでしょうか?

なぜ職場で仕事ができないのか?(TED)邪魔な物を排除するとうまくいく

自己管理能力がない人には向いていませんが。

カップラーメンやレトルト食品は食べすぎると、糖質過剰になって免疫力が下がるから、いまの時期(というか、いつでも)、あまり食べないほうがいいですね。

在宅勤務、きっと長引くと思いますが、camelliaさん、お元気でお過ごしください。

最後は、エリーさんのお便りです。

いま、できることをやっています

件名:イマジナリー筆子さんに救われました!

筆子様

はじめまして、いつも楽しくブログ拝見しています。

東京都で両親・祖母と実家暮らしの30代女性です。今回、御礼をお伝えしたく初めてメールします。

いま東京都はコロナウイルスの感染者が日々増加しており、ニューヨークのように一気に感染者が増えるのではという不安に包まれています。

恐怖から、早く都市封鎖をするべき! 政府は何をしているのか? という声も強まっています。

昨日は政府が各世帯に2枚ずつマスクを配ると発表され、世帯につきたった2枚、しかも布マスクでどうするの? と大騒ぎになりました。

私も同じようにバカな政府! と頭に血が上りましたが、その瞬間に脳内のイマジナリー筆子さんが「自分にどうにもならないことに振り回されるのはやめなさい」と言い、はたと冷静になれました。

筆子さんは実際にそのような言い方をされたことは、ないかもしれません。勝手にすみません。

でも筆子さんだったらどう考えるかな? と思うと、自分がここ数日間とらわれていた不安や狭い思考から一気に解放されたのです。

政府がどのような決断をしようが、自分が気をつけて行動しなければならないことに変わりはない。

誰かが買い占めをしようが、誰かが自粛を破って遊ぼうが、自分がいちいち腹をたてても仕方がない。いま出来ることで工夫して、自分がやれることを探してみる。

そうすると、急にやりたいことが浮かんできました。

先週は雨だったから、晴れそうな今週末は犬の散歩をちょっと遠出して土手まで行ってみよう。冷蔵庫のものを全部だしてピカピカに掃除してみよう。

次に、驚いたことに、目に入ってくる情報が変わってきました。

マスク2枚! と騒いでいた政府施策は、当然それだけじゃなく、手厚い補助金や助成金が次々と出来ていました。

前にもお肉券やお魚券を配る計画がある! と話題になり結局頓挫したのですが、必要な補助金や助成金などの情報よりも、なぜかそちらばかり取り沙汰して、他国と比べて日本はダメ! と騒ぐ人達がいるのですね…

そして、私は見事それに乗せられていたんだな、と背筋が寒くなりました。Twitterなどかたよりあるメディアばかり見ていてはダメですね。

自分で考えること。まず他人を変えるんじゃなく、自分の行動を変えること。
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こうした思考を持てるようになれたのは、筆子さんのおかげです。本当にありがとうございます。

まだまだ未熟者なのですぐ感情的になってしまうのですが、脊髄反射で発言したりせず、一度イマジナリー筆子さんと相談して冷静になるように心がけたいと思います。

長々とすみません。どうか筆子さんも心身共に健康で過ごせますようお祈りしております。これからも素晴らしいブログの更新を楽しみにしております。

エリーさん、こんにちは。

メールありがとうございます。

ブログの記事がお役にたってよかったです。

そうですね。自分でコントロールできないことにフォーカスしすぎないほうがいいですね。

そういうことをすると、ストレスがたまって免疫が下がるので、今のような時期こそ、自分ができることに意識を向けたほうがいいです。

夫が断捨離を邪魔しても「他人はコントロールできない」ことを知っておく

政府に不満があるときは、自分の選挙区の議員に手紙を書いたり、電話したりするといいかもしれません。

あとは、次の選挙で、違う政党に投票するとか。

エリーさんは、うまく気分を切り替えて、充実した日々を過ごせているようで、うれしく思います。

人と比較することには、いろいろとワナがついてまわるので、マイペースで生きたほうがいいですね。

エリーさん、これからも、お元気でお過ごしください。

COVID-19に関係のある過去記事

より安全に食品の買い物をする9つのコツ:新型コロナウイルス感染防止を意識した行動。

マスクや食品の買い占めについて思うこと。

パンデミックで世の中が騒然としているときに、心の平安を保つ方法。私の7つの対策

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外出できないときは不用品を捨てよう。:31日間片付けプラン(後半2週間分)

パニック買いをしない人になる3つの方法。すぐに冷静さを失う人へ。

*****

どの国の国民も、自国の与党に対して、不満を持っているでしょう。それはカナダでもあります。

しかし、いまは非常時なので、中央政府も州政府も、一丸となって、「チーム・カナダ」としてがんばっている様子が感じられます。

国民も政府の対策に協力するべきでしょう。

そうしないと、医療が崩壊しますから。

医療が崩壊すると、怪我したり、病気になったりしたときに診てもらえないわけで、それはやはり困ります。

若くて健康な人は、自分が医者の世話になるなんて、想像できないかもしれませんが、人間は生体なので、病気になるときはなります。

いま一般人にできることは、家にいて、できるだけ楽しく、健康的に過ごすことぐらいです。

家にいるだけでいいのだから、ある意味、楽ではないでしょうか? 

外に出て働かざるを得ない人は、職場から感染を出さないように、また、自分が感染しないように神経を使わなければならず、通常の業務に加えて、消毒、消毒、消毒の毎日です。

失業した人は不安でしょうが、たとえ今は、休業補償などが出揃っていなくても、いずれ、政府が大規模な経済援助をするはめになると思います。

では、あなたも、在宅勤務や自粛生活の様子など、伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。

もちろん、ほかの話題でもかまいません。お待ちしています。





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