付箋に書いたサンキューノート

ミニマルな日常

小さな紙、大きな効果~私の付箋の使い方。

きょうは読者のリクエストに応えて、私の付箋の使い方を紹介します。

まず、メールをシェアしますね。ジャスミンさんからいただきました。



どんなふうに付箋を使っていますか?

件名:付箋の活用方法について

いつもブログの更新をありがとうございます。

毎日の楽しみになっております。

お便りと言うか、記事のリクエストがあるので送らせていただきます。

筆子さんは、付箋を日頃よく使っているようですが、どのように利用、活用しているのでしょうか?

私は、付箋をしおりとして、またメモとして使用しています。

「付箋をこのように使っています」と言うようなイトルの書籍も出ていたり、マインドマップのような物の作成時に使用したりする方もいたりして、最近、興味深く思っています。

筆子さんは、思考の整理等に利用しているような印象があるのですが、どのように利用していて、またその効果などを参考までにお聞かせいただければ嬉しいです。

ジャスミンさん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。

確かに私は、付箋のヘビーユーザーでした。

付箋は手軽にメモできるし、好きなところに貼れるので、いつでもどこでも持ち運び可能。カラフルだから、リマインダーとしても効果があります。

付箋に書いてしまえば、頭の中であれこれ覚えておく必要もありません。

付箋は小さいから、紙を前にすると何も書けない人でも、付箋ならハードルが下がって書き出すことができるでしょう。

去年までは、スケジュール管理に付箋をよく使っていましたが、今年に入って、紙類のデジタル化プロジェクトを始めて以降は、スケジュール帳はデジタルプランナーに変え、それまで机のまわりにべたべた貼っていた付箋も一掃しました。

今でも、付箋は使っていますが、使用量はかなり減りましたよ。

今回はかつて、私がやっていた方法を含めて紹介しますね。

ちなみに、思考の整理には付箋はあまり使いません。

ブレインダンプやモーニングページ、つまり、紙を使います。

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

ブレインストーミングみたいなものに付箋を使ったことはありませんので、思考整理に効果があるかどうかはわかりません。

整理したいものにもよりますが、出した情報の順番を変えたい事情がなければ、紙切れ1枚で十分思考を整理できるのではないでしょうか?

では、私が付箋をどんなふうに使っているか紹介します。

ページマーカー

日本語で何というのかわかりませんが、目印やインデックスとして付箋を貼ります。

たとえば、本を読んでいて、あとで参照したいページに貼るとか。

今は本は基本、電子書籍で購入しますが、昔買ってまだ持っている本には、付箋が貼ってあるものがあります。

これはワークブックで「理解が浅いので復習したほうがいいページ」に片っ端から貼っています。

ワークブック

しおり

毎日書いているモーニングページや家計簿にしおりとして付箋を張っています。

まあ、ごくふつうの使い方です。

ノート

ラベル

私はやるべきこと(プロジェクト)ごとに、紙ばさみ(ファイルホルダー)を用意し、必要な紙やらをはさみこみますが、そのプロジェクトのタイトルを付箋に書いて紙ばさみの上に貼ります。

こうすれば、同じ紙ばさみを何度でも使えますから。

これは今年のはじめに用意した紙ばさみですが、この直後、お金の管理に必要なもの(請求書など)もデジタルに変えてしまったので、中身は2枚だけです。

紙ばさみ

紙ばさみの表紙の裏にも、覚えておきたいことをすべて付箋に書いて貼っています。

大事な書類はすべてバインダーに綴じていますが、シートプロテクター(バインダーにはさみこめる3つ穴のあいた透明ポケットみたいなやつ)の上にも、よく中身のメモを書いた付箋を貼っています。

*昔、編集者に、今の人は、「紙ばさみ」が何かわからないと思うと言われたことがありますが、確かに、「紙ばさみ」で検索すると、私の思っているのとは違うものが出てきますね。

厚紙を2つ折りして、中に紙を入れられるものを、私は日本語で紙ばさみ、英語で、file folder と呼んでいます。

覚書・リマインダー

覚えておきたいことやすぐ忘れることを付箋に書いて、適当な場所に貼る使い方。

今はあまりやっていません。

以前はこの手の覚書を、机の上に貼っていました。

よくログインするサイト(銀行とか)のパスワードやら何やらを、ライトのアーム(スタンド?)の部分に貼っていたこともあります。

ですが、最初に書いたように、今はデスクの上に紙を常駐させないので、貼るとしたらノートの中です。

クレジットカードのパスワードを書いた付箋を財布の中に貼っていますが、これは防犯上好ましくないので真似しないでください。

一筆箋

娘に何かあげるとき、付箋にメッセージを書くことがよくあります。

母が私にインスタントラーメンやらを送ってきたとき、自分では食べないから娘にあげます。

娘は日本語が読めないので、作り方を英語でメモしてラーメンに貼ってあげたりするわけです。

ノートの代わり・メモ

いわゆるふつうのメモにもよく使います。

仕訳

簿記にT字勘定というのがありますが、入金や支出をエクセルに入力する前に仕訳を付箋に書いていました。

以前は、まとめて入力することが多かったので、先に仕訳だけしておいたのです。

今は、取引が発生したら、その都度、入力するようにしているので(ためるとあとで自分がつらいので)、付箋に仕訳を書くことはありません。

そんなに複雑な仕訳ではないので、仕訳しなくても、入力できるようになりました。

語学メモ

覚えたい単語のリストや文法項目を付箋に書いてノートやそのへんの紙に貼ります。

なぜ付箋に書くかというと、用事がなくなったら、捨てたいからです。

語学ノート

家計簿

ページが変わっても引き継ぎたい情報や数字を書いて家計簿に貼ります。

家計簿も、来年からはデジタルに以降予定です。

To-do

やるべきことを箇条書き。以前、紙のスケジュール帳を使っていたときは、引き継ぐ可能性のある情報はすべて付箋に書いて、週が変わるたび、貼り替えていました。

スケジュール管理(今はもうやっていない)

以前は、日々のスケジュール管理に付箋を使っていました。

私は市販のスケジュール帳も使っていましたが、日々の具体的な行動予定は付箋で管理しました。

その日、やるべきことを付箋に書いて、時間が書いてある台紙に貼っていたのです。

これについて過去記事で1度書いたことがあり、写真ものせています⇒朝のルーティン、50代ミニマリスト主婦の場合。書くことに時間を使っています。

3年ぐらいこの方法でスケジュールを管理していましたが、私は毎日、ほぼ同じことを同じ時間帯にやっているので、付箋で管理する意味はないと思い、やめました。

そのあとは、紙に午前5時半から午後9時までのスケジュールを書いたものをコピーして予定を管理しました。毎日必ずやることはあらかじめ書き込んだものをコピーしていたので、付箋にいちいち書くよりずっと簡単です。

やっていたこと:

・スケジュールが変わったら、テンプレートそのものを書き直す。

・1週間に1回、7日分コピーして、週のはじめに、全体を検討。

・午後の仕事の時間帯と、お風呂に入ったあとの時間帯は、何も書かず、その日の朝、予定を記入。

・書き込んだ部分を修正する必要があったときに、上から付箋を貼って、書き直す。

この方法で、1年ぐらいやっていたでしょうか? 今年のはじめデジタルに移行してからは、もちろんこんなタスクを書いた紙は作っていません。

日々のタスクだけでなく、いつか時間があったらやりたいことも付箋に書いて、ちょっと先の未来の予定用の台紙に貼っていました。

付箋の代わりに使っているもの

紙をデジタル化することに決めてからは、1日以上覚えておきたいことは、すべてGoogle Keepにメモしています。

Google Keepは、ワンクリック(iPhoneなら、チェックの入ったアイコンをタップするだけ)で、チェックボックスを入れることができます。

また、Googleのアカウントでログインしておけば、PC、iPhone、iPadすべてで同期できるのでとても便利です。

数時間だけ覚えておけばいいようなことや、PCで作業中によく参照する情報は、Windowsに最初からついているSticky Notes(付箋)にメモしています。

これはデスクトップ上に表示させることができるデジタルな付箋です。iPhoneでも、OneNoteのアプリから簡単にアクセスできます。

*****

日本はそんなことはないでしょうが、カナダでは、付箋の値段が高いです(あくまで筆子基準)。

そのへんにペタペタ貼っていると視覚的ノイズにもなるし、デジタル化してよかったと思います。

今でも、これから書くブログの構成やちょっとしたメモは、紙に手書きしますが、終わったらすぐに破って捨てています。

その作業を終えないと、こうしたメモを捨てることができないから、早くやるようになりました。





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