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目についた物を、なんとなく買うのではなく、もっと意識的に買い物をするコツを7つ紹介します。
どうでもいい物を買いすぎるから、部屋に物があふれる。
こう私は考えています。
部屋をスッキリさせるために、ショッピングするスピードを少し落としたい。
そんな方はぜひ参考にしてください。
お金を使わない生活をしたい人にもおすすめです。
1.買う前に使いみちを明確にする
何かを買いたいな、と思ったら、手に入れる前に使いみちをしっかり確認します。
いつ、どこで、誰が、どのように、どのぐらいの期間、それを使うのか?
ふだん使っている物がこわれて、困って買いに行くなら、使いみちは、はっきりしています。
しかし、たまたま店でセールになっているのを見てほしくなったり、
人(テレビ、雑誌)から、「これ、あると便利だよ」「生活がよくなるよ」「かわいいよ」と教えられ、買いたくなったりしたときはどうでしょうか?
たいてい、そこまでしっかり使いみちを考えていません。
とにかくほしいから、買う。
そんな感じです。
買ったあと、ちゃんと使うことができるのか、手に入れる前に、自分なりに検討すべきです。
使いみちを明確にしてから、買うようにすれば、すぐにいらなくなったりはしないでしょう。
2.買ったあとお金に困らないか考える
買う前に、それを買うお金があるのかどうか、考えます。
買ったあと、経済的に自分の生活に支障が出ないかどうか、先に頭の中でシミュレーションするのです。
それを買ってしまうと、お金がなくなりすぎて困る、ほかの必要なことに使うお金がなくなる、と思ったら買うのはやめます。
それを買うためのお金を貯めてから買えばいいのです。
まあ、ごく当たり前のことですよね。
しかし、今は、クレジットカードがあるので、手元にお金がなくても買い物できてしまいます。
自分の収入や支出に無頓着だと、買った前と後で、経済状況がどんなふうに変化するのか、ピンと来ません。
人間は、楽観的に考える傾向があるので⇒楽観主義バイアスを知って、よりよい人生を生きる(TED)、いまのような買い物の仕方を続けていても、この先べつに困らない、と考えがちです。
しかし、Aにお金を使えば、その分のお金をそのほかの物やサービスに使う可能性がなくなるのは事実です。
それを買ったあと、困ったことになるかどうかわからないなら、買わないほうがいいでしょう。
自分が何にどのぐらいお金をつかっているのか把握できるように、簡単なログを取ることをおすすめします。
3.置き場所の心づもりをする
置き場所を割り当ててから、物を買います。
物が増えすぎてから、収納グッズを買う人が多いのですが、これは順番が逆ではないでしょうか?
先に、自分の家の収納スペースを把握して、そこに入る分を買うのが本来の順番だと思います。
この順番を守れば、家が倉庫みたいになるのを防げます。
ふつうの家なら、押入れや物入れは最初からついています。キッチンや洗面所にも引き出しがあります。
洋服ダンスみたいなごく一般的な収納家具も、たいていの人は持っています。
自分の手持ちの収納スペースがどのぐらいあるのか、一度調べておくとよいです。
収納スペースを確認するすすめ⇒家中の収納スペースをリストアップしてみる:ミニマリストへの道(110)
「置き場所がない」と思ったら、先に不用品を捨てて、収納スペースを確保してから買います。
4.在庫調べ
「よし、これ買っちゃおう!」と思う前に、自宅に似たようなものがないか調べます。
洋服やバッグは意外と同じ用途のものを持っていたりしますから。
調理雑貨もそうですね。
似たようなものがあったら、ほとんどの場合、それで対応できます。
「いつも似たような服ばかり着ていると、友人たちの評価がさがる」と考える人が多いのですが、他人は、ほかの人の着てるもんなんて、そんなに注意して見ていません。
同じ用途のもの、似たようなものがあるのに、さらに買ってしまうと、どれかがあぶれて、ガラクタ化します。
ふだんから、在庫を把握しておくと、似たような物があれば、すぐにわかります。
洋服の在庫の把握に便利なもの⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
食品の在庫の把握をしたいときは⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
5.ワン・イン・ワン・アウト
ワン・イン・ワン・アウト(one in one out)とは、何かを1つ家に入れたら、別の物を1つ家の外に出す(捨てる)ことです。
ある程度、断捨離が終わって、物の少ない状況をキープしたいときに、ワン・イン・ワン・アウトを行うと効果的です。
特に物を減らしたい、と思っていない人にも、ワン・イン・ワン・アウトの実践をおすすめします。
物が増えないだけでなく、以下のメリットがあるからです。
・自分が持っている物に意識が向く
・自宅の収納スペースに意識が向く
・自分の買い方のクセに気づく
1つ入ったら、1つ捨てるだけのごくごく簡単な作業なので、誰でも、今日からできます。
ある程度、意識的な買い物ができるようになるまで、ワン・イン・ワン・アウトを継続するといいですよ。
6.ちょっと待つための仕組み作り
ほんの少しでも買うのを待てると、より意識的な買い物をすることができます
「あ、これいいね⇒即、買う」「店で目についた⇒即、買う」というサイクルをこわすために、ちょっと待つ仕組みを作っておくといいです。
私がやっている「ちょっと待つ仕組み」は
■各種リスト作り
ほしいと思ったものリスト(30日待ってそれでも欲しかったら買う)、買い物リスト(スーパーに行く前に用意する)など。
■各種ログ(記録)取り
使い切ったもののログ、買ったもののログ、家計簿。特に買うスペースを落としたいもの(ナッツとか)の買い物状況を期間限定で調べることもあります。
楽天市場やアマゾンは、過去の購入状況を参照できるので、こうした履歴もよく見ています。
■買わない挑戦⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
リストやログは、ただ書くだけでも効果がありますが、たまに読み返したり、金額を足し算したりすると、自分の行動がより浮き彫りになるので、軌道修正に役立ちますよ。
5分間だけ買うのを待つ、通販ショップのウィッシュリスト(買いたいものリスト)に入れて1週間たっても欲しかったら買う、など、自分なりのちょっと待つ仕組みを作っておくと、衝動買いを防ぐことができます。
7.買いっぱなしにしない
何かを買って、それで終わりにせず、ちゃんと使っているかどうか、時々調べてみます。
使用状況を調べてみて、「あまり使っていないな」と思ったら、いっそのこと手放すか、使う努力をすると、ガラクタになりません。
1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後というように、節目節目で見直すといいでしょう。
すぐに使う工夫⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ
6番で紹介した各種ログをとっておくと、いつ何を買ったか、すぐにわかるので便利です。
私はやっていませんが、物がたくさんある人は、収納するときに、最近買ったものがわかるようにしておくといいかもしれません。
食品のストックなら、古い物を手前に置いて、食べていく、逆に新しい物を手前に置いて、ちゃんと使っているか目視しやすいようにしておく、というように。
買うことにばかりエネルギーを傾けるのではなく、使うほうの優先順位をあげると、「無意識のうちにどんどん買ってしまう状況」から抜けられます。
■買わない暮し、関連記事もどうぞ■
新生活を言い訳に買い物しすぎた私のざんげ。態勢の立て直しはこうする。
もう試しましたか? 衝動買いを抑える現実的な方法を7つ教えます。
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買わない生活をするコツを7つ紹介しました。ポイントは、買う前と買ったあとに少し考えることです。
買い物は生活習慣にすぎないので、なるべく買わないようにしていると、そのうちそれがふつうになっていきます(本当です)。
ふだんあまり映画を見ない人も、何かのきっかけで、映画を見ておもしろかったりすると、一時的に、ストリーミングや映画館で、映画を見ることが増えたりするものです。
まずはきっかけを作るといいかもしれませんね。ごく小さなことでいいので始めてください。