あめを数える子供

ミニマム思考

足りないマインドがあると、物が増え、片付けもできない理由。

ページに広告が含まれることがあります。

あれも、これも足りない。こんなふうに思う「足りないマインド」のせいで、物が増え、捨てることもできない理由を5つ紹介します。

家の中に物がありすぎて、息苦しいからなんとか断捨離したい。だけど、うまく捨てられないし、気がつくと、また物が増えている。

こんな人は、もしかしたら、「足りないマインド」の持ち主なのかもしれません。

まず、足りないマインドとは何かお話します。

足りないマインドとは?

足りないマインドとは、自分のまわりにあるものについて、常に、足りない、と考えることです。

お金も、時間も、食べ物も、洋服などの持ち物も、友達も、給料も、仕事も、人からの称賛も、Facebookのフレンドさんや「いいね!」も、愛情も、幸福も、運も、スキルや能力も、子供の成績も。

2016年の夏に、貧乏人になってしまうマインドセットとして、足りないマインドを紹介しました。そちらで詳しく書いているので、このマインドセットが初耳の人は、読んでください。

こんな考え方が貧乏を引き寄せる。お金がたまらない恐怖のマインドとは?

貧乏人の「足りないマインド」から金持ちの「たっぷりあるマインド」へ変換する方法。

この、「すべてが足りない」という考え方は、お金との付き合い方だけでなく、人生全般に大きな影響を与えます。今回は、特に、物だらけの部屋を片付けるさいに、どんなふうに、この思考が邪魔をするか、5つに分けて紹介しますね。

足りないマインドを持っていると、こんなことが起きます。

1.物を買いすぎる・ストックしすぎる

足りないマインドのせいで、買い物が増えます。これはわかりやすいですね。

「まだ足りない」と思っているから、もっと買う。だから家の中の物が増える…こんな状態です。

消耗品をストックしすぎる人は、「家にある分だけでは足りない。だからもっと買おう」と思っているか、(自分のお金はいつも足りないので)「セールで安いから買っておこう。そうすれば、自分のお金から減るぶんが少しですむから」と思って買っているわけです。

もう2度と手に入らないかもしれない、レアものだから、季節限定商品だから、廃番商品になったらいやだから、という恐怖から、物を買い過ぎてしまう人も、「足りない」と考えています。

先のことなんて誰にもわからないし、なければないで、なんとかなります。

「これだけあれば十分だ」「もう私は必要なものは全部持っている(しっかり足りている)」と思うことができれば、大量ストック買いや、大人買い、爆買い、買いだめといった行動をせずにすみます。

ストックを買いすぎるクセを直すには?⇒買えなくなるのが怖くて買いだめする人へ。ストック癖を治す5つの方法。

2.不用品なのに捨てない・手放さない

「自分の所持品は、つねに足りない」と考えているので、どんなにたくさん物があっても、捨てません。たとえ、誰一人、使っていない物でも。

アイスクリームやコンビニのお弁当についてくる、スプーンや、割り箸、しょうゆの小さいパックなどを、ためこむ人がいます。

なぜ、ためこむかというと、「家にあるスプーンだけでは足りない」と考えるからです。

本人はそんなふうには自覚していないかもしれません。「このスプーンがあると、旅行のとき便利」とか、「工作に使えるかも」などと考えているでしょう。

けれども、「明確な使いみちは思いつかないが、あったほうがいい」と考えるのは、「家にある分だけでは、足りない」と思っている証拠です。

使っていない物を、「高いお金を出して買ったからもったいない」と手放さないのも、手持ちのお金は自分が生活していくために十分ではないし、これからもお金が入ってくる見込みはない(あっても足りない)、と考えているからです。

最近は、昔よりも、過剰包装やゴミ問題がクローズアップされているから、不要な物は、店頭で断る人が増えているかもしれませんね。レジ袋も有料のところが多いですし。

私が、子供のころは、おまけのスプーンやらをためこむ人はたくさんいました。

私自身が、捨てませんでしたからね。ショップの袋は、腐るほど持っていたし、洋服についていた、替えのボタンや、修理に使えるはぎれも、ためていました。

最近の服には、ボタンや布切れはついてこないから、増えません。

そういう意味では、おまけをためこむ人は、減っているかもしれませんが、いまでも、ホテルのアメニティグッズを持ち帰る人は多いんじゃないでしょうか?

家にある物だけでは足りないので、とりあえず無料でもらえる物は、どんどんプラスしてしまうのです。

3.競争して物を買う

足りないマインドが、成功やキャリア、人の幸福に作用すると、競争心の強い人になります。

誰かが成功したり、出世したり、幸せそうにしていると、もう自分の分は残っていない、と考えてしまうからです。

強い競争心が、つねに悪いとは言い切れません。負けず嫌いのせいで、すごくがんばって、すばらしい業績を残したりすることもありますよね。

けれども、幸せの尺度が、お金や物で測られることが多い世の中だから、勝ち負けにこだわる人は、お金や物を集めることに走るものです。持っている物で勝ち負けの勝負に出るのです。

みんな持っているから自分も買う、隣の人が持っているから私も買う、友達が1つ買ったから、自分は2つ買う、という具合です。

いま、SNSがあるので、競争する相手は次から次へと出てきます。どんなに買っても、集めても、「まだまだ足りない」となります。

かくして物はどんどん増えます。

もともと、競争に勝つために買った物なので、使いみちなんてありません。買ってしまった物は、家の中でガラクタとなります。

2番に書いたように、ガラクタを手放すこともできません。

見栄を張って、物を買い過ぎてしまうのも、競争心が強いからかもしれませんね。

あるいは、「いまの自分は十分ではない、足りない」と感じているから、物を買い集めて、自分の魅力や、価値を底上げしようとしているのかもしれません。

見栄を張らない方法⇒見栄っ張りをやめて身の丈に合った暮らしをする6つのヒント。

4.ストレスから買い物をする

足りないマインドを持っている人は、何をしても、欠乏感にさいなまれ、ストレスの多い暮らしをしています。そのストレスを買い物で発散するので、物が増えます。

何をしても、どこまでいっても、自分には、足りないものばかり、満たされない、楽しくない、と思っている人にとって、買い物ほど、手っ取り早いストレス解消法はありません。

いまは、安くてかわいい物や、素敵な物がたくさんありますからね。

また、自分にはお金や、時間、スキルが足りない、と思っていると、人に手を差し伸べない、自己中心的な人になりがちです。人の役にたつ発想がないわけです。

このような人は、周囲の人と友好的な関係を結ぶことができないため、たいてい不幸な気分で過ごしています。

友達がいなくて寂しい、とか、誰からも認めてもらえなくて悲しい、といったネガティブな感情から、買い物依存になっていく人はたくさんいます。

心の中にぽっかり穴があいているから、手軽に幸福感を味わえるショッピングでいやすのです。

買い物でハッピーになれる話⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

ストレス解消のために、買い物をしているのですから、買っても使いみちがありません。かくして、家の中に死蔵品が増えていきます。

5.変わろうとしない(現状維持)

足りないマインドを持っている人は、新しいことをするのが嫌いです。コンフォートゾーン(自分が快適でいられる空間、領域)にしがみついています。

新しいことにチャレンジするには、時間も、お金も、スキルも、能力も、気力も、環境も足りない、と思っているからです。

部屋に物がたくさんあることに気づいていて、少し捨てれば、身軽になれると知ってはいても、新しい生活・新しい行動に向かうことができません。

かくして、きょうもきのうと同じ汚部屋の中で生活します。

変わりたくないから、不用品でも捨てたくありません。買い物習慣を改める気もありません。相変わらず、物を増やす生活を続けます。

足りないマインドの弊害はたくさんありますが、この「変わろうとしない」「新しいことを始めない」「前向きになれない」という態度は、その人の人生に、特に大きなインパクトを与えます。

自分は変わりたくなくても、この世の中はどんどん変わっています。周囲の人も変わります。万物は流転しています。

そんな中で、かたくなに、同じ場所にとどまろうとするのは、無理があります。

変わりたくないと思っている人にとって、変化の激しい社会は、大きな重荷です。一方、変わることをいとわない人にとっては、人生はたくさんの可能性に満ちた、楽しい冒険となります。

人は変わる話⇒人は変わり続ける。未来の自分に対する心理:ダン・ギルバート(TED)

*****

今回は、「足りないマインド」を持っていると、暮らしをシンプルにしにくくなる話を書きました。

幸い、「足りないマインド」は、マインドセット(考え方)にすぎないので、自分で変えることができます。

不用品を捨てずに、ためこむ理由が、自分の足りないマインドにあると気づいたのなら、「たっぷりあるマインド」に変えればいいですね。

実際、たっぷりあると思うと、わりとなんでも、たっぷりあります。特に日本のように、物があふれている社会においては、たっぷりすぎるほどです。

不調人生が思い通りにいかない、と思ったときにやってみるといい4つのこと。前のページ

もっとシンプルな生活をするために、今日からできる4つのこと。次のページ入り口

ピックアップ記事

  1. 文庫本『それって、必要?』10月28日に発売です~ただいま予約受け付け中。

  2. 『50歳からのミニマリスト宣言!』が文庫に:50代からの暮らしを変える一冊(8月…

  3. 『それ、いつまで持ってるの?』10月30日発売:捨てにくいものを捨てる

  4. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

  5. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

関連記事

  1. 大事なペンダント

    ミニマム思考

    「捨てられない」心理を味方につけてものを大事にする~授かり効果を活用するには?

    「このカップ、ずっと使ってないけど、なんとなく手放せないな」「…

  2. 引き出しの中のソックス

    ミニマム思考

    人一倍、損得勘定にこだわる人が、不用品を手放す気になる方法。

    損得に敏感すぎると、誰も使っていないとわかっていても、物を捨てることが…

  3. 寝室

    ミニマム思考

    もっと早く子供に寝てもらうにはどうしたらいいですか←質問の回答。

    娘さん(19歳、宅浪中)の就寝時間が遅いので、もっと早く寝てもらいたい…

  4. クリスマスツリー

    ミニマム思考

    年末年始にストレスをかかえこまないコツ~マインドフルに暮らそう(前編)

    クリスマスや新年にストレスをかかえこまないコツを2回に分けて紹介します…

  5. アラームクロック

    ミニマム思考

    自分の時間がないというイライラから抜け出す方法~シンプルライフで叶います。

    仕事や育児、その他で忙しく、自分の時間がなくてイライラする。こ…

  6. 湖を見ている人

    ミニマム思考

    シンプルに暮らしたいなら物にこだわらず、価値観にこだわるべき。

    持たない暮らしをめざして、筆子ジャーナルやほかのミニマリストの発信を見…

「それ、いつまで持ってるの?」発売中
文庫本『それって、必要?』発売中。
文庫版「50歳からのミニマリスト宣言!」
ムック:8割り捨てて二度と散らからない
ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」
「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)
筆子のムック(第5刷)
筆子の本、『書いて、捨てる!』
更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,764人の購読者に加わりましょう
新しく書いた記事を読む
  1. ノートに何か書いている女性
  2. 喫煙室のサイン
  3. 電話の充電コード
  4. 荷造りしている女性
  5. スマホ
  6. 恥ずかしいと思っている女性
  7. きれいなキッチン
  8. 婚礼タンス
  9. キッチンの引き出し
  10. タッパー
筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事
  1. 写真を撮る女の子
  2. 迷っている女性
  3. ヴィンテージファッション
  4. 紙袋に入ったレモン
  5. マステでラベリング
  6. 鍋で炊いたご飯
  7. 寝転がってスマホを見る人
  8. 荷造り
  9. 本を読む子どもたち
  10. 小さな女の子
過去記事、たくさんあります♪
PAGE TOP