ページに広告が含まれる場合があります。
最近、私が心がけている、物を買いすぎない方法を紹介します。
買いすぎると、余計な物が増えて、後日、片付けや断捨離に多大なエネルギーを注ぐ結果になります。
理想は、最初からあまり買わないことです。
しかし、今の世の中、「あなたも買いましょう」「こんな素敵な物がありますよ」という情報が多いため、うっかりしていると、買いすぎてしまいます。
それは私も同じです。
そこで、日頃から、余計な物を買わなくてすむ戦略を立てています。
戦略といっても、そんなに緻密なものではなく、日々、ちょっと意識するだけで大丈夫な方法です。
今回は、
1.適度に買う(予算の範囲で)
2.購買意欲を刺激するものとの接触を減らす
この2つを具体例を交えて、紹介します。
1.適度に買う(目標は予算の範囲内)
適度に買い物するために、月々、自分の楽しみのために使うお金(つまり小遣い)の予算を決め、そのラインを守って、買い物するよう意識しています。
必ずしも、そのとおりにできるわけではありません。しかし、何も意識していないと、もともと、どんぶり勘定の私は、お金の使い方がどんどんルーズになります。
節約や貯金をめざすとき、「できるだけ買わないようにしよう」という目標を立てる人がいます。
この目標は、たいてい達成できません。「全く買わない」という目標は、非現実的だからです。
完全自給自足しているならいざ知らず、私たちは、消費しないと生きていけません。
それに、お金は使わないと価値が生まれませんよね。
そこで、私は適度に使っています。
過度に使いすぎないように、月々、自分の小遣いとして最高額、100ドル(ざっくり1万円と考えてください。実際はきょうのレートで、8300円ぐらいですが)という予算をわりふっています。
このうち、40ドルは、毎月、クレジットカードから必ず落ちる、サブスクリプション代等なので、残りの60ドルが自由に使ってもいいお金です。
もちろん、全部使わず、次の月にまわしてもOKです。
何らかの事情でその月、小遣いを使いすぎたら、その分、次の月の分を減らします。
まめに記録をチェックする
ふだん家計簿をつけていますが、
このノートの、家計簿とは別のページに、小遣いで何を買ったか、月ごとに表にして書き出しています。
予算管理のコツは、まめに、支出を記録したり、記録したものを、見ることだと思います。
頭の中だけで考えていると忘れます。
私はアナログのノートや計算機、ペンを使うのが好きですが、エクセルなんかが好きなら、デジタルの表やメモ機能を使ってもいいでしょう。
アナログのいいところは、思ったときに、すぐ表を作ったり、リストアップしたりできることです。夜なら、電灯をつける必要がありますが、それ以外には、何のアクションもいりません。
ただ机の上にノートを開くだけ。
「あ、あれ書こう!」と思ったとき、すぐに書きだせます。
スマホやパソコン、タブレットだと電源を入れなければならないし、充電なども必要ですが、手書きならいついかなる時にもさっと書けます。
私は、モーニングページを書いたあと、スマホで銀行のサイトにアクセスして、数字をチェックし、必要なことを家計簿に書いています。
モーニングページとは?⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
以前は、家計簿のようなものは全く何も書いていませんでした。
ただ、カードの支払いの明細が来たときに(昔は紙の明細が届いていた)、「ああ、こんなに使ってしまっている」と思っただけです。
ごくざっくりとした収支の記録でも、つけるとつけないとは大違いです。
2.購買意欲を刺激するものとの接触を減らす
雑誌や本、インターネットにあるコンテンツには、最終的に物を買うことをうながすものがたくさんあります。
こうしたコンテンツを消費しすぎないようにしています。
広告のようにわかりやすいものに対しては、人は警戒心を抱きます(皆、広告が嫌いです)。しかし、そうじゃないものに対して、無防備であることが多いですよね?
ホール動画
YouTubeでホール(haul)を見ると、YouTuberが紹介した物を欲しくなることが、私はよくあります。
この点については、先日も書きましたが⇒やりたいことがたくさんあって、気持ちが休まらないときの対処法。
ホールは、その人が最近、買った物を見せる動画で、YouTubeの定番人気コンテンツの1つです。
若い女性が紹介する、化粧品や洋服のホールが有名ですが、塗り絵がトピックの動画を配信しているYoutuberは、最近買った塗り絵本や画材を見せてくれます。商品レビューを兼ねていることもあります。
月初めになると、先月、塗った塗り絵や、先月買ったものを見せる人がたくさんいます。
この人たちは、べつに、自慢したいわけではありません。
単に「最近こんなの買ったの。これ、なかなかいいよ」と、友人に見せる感覚でやっていると思います(プロのYouTuberは別です)。
見ているほうは、参考になることも多々あります。
一見、無邪気なホール動画は、ふつうの人が、ふつうに軽く見せるだけなので、広告くさくありません。かえって、それが、その動画を見ている人の購買心をあおると思います。(少なくとも、私はあおられます)。
私にとっては見ないほうがいいもの
2018年に、私が画材を買いすぎた理由の1つは、ホール動画の見すぎです。塗り絵の動画を見ていなかった2019年と2020年は、塗り絵関係のものはいっさい買いませんでした。
たいていのYouTuberは、動画の下に、紹介した商品のアマゾンへのリンクをつけています。
アメリカのYouTuberなら、アメリカのアマゾンにリンクしているから、私は、「ああ、私には関係ない」と思います。
アメリカから買うこともできますが、USドルをカナダ・ドルに換算すると、えらく高くなるし、送料もかかるし、物によっては関税もかかります。だから、私はよほどのことがない限り、アメリカからは物を買いません。
私がアメリカのアマゾンを利用したのは、2010年の春、アメリカのアマゾンからキンドルを買ったときだけです。当時はまだカナダにはアマゾンがありませんでした。
ホールの話に戻ると、少数ですが、カナダのYouTuberもいて、この人たちは、私にも買おうと思えば買える物を紹介しています。
ホールを見てから、カナダのアマゾンで紹介された物を見ていると、「なるほど、このマーカー、なかなか手頃な値段だ」と思う一方で、「う~ん、ホールって、危険だよね。過剰な消費につながるね、これは」と思いもします。
そこで、私は、やたらと物を買う人ではなく、ホールの配信が少ない人や、めったに物を買わない人、生活程度が私と同じぐらいだと思われる人を選んでフォローしています。
まあ、ホールは、見ていると確かにおもしろいし、参考になる情報を得られることもあります。
時々、塗り絵の動画を配信する人たちのコミュニティの中で流行るものがあります。
特定の画材や、色鉛筆がうまく削れる鉛筆削りなど。ふだん、色鉛筆を削るたびに、どんどん芯が折れて、困っている人には、この鉛筆削りの情報は、ありがたいものです。
しかし、そのホールを見るまでは、存在を知らなかった商品を、ホールを見たあと、欲しくなるわけですから、物をあまり買いたくない人間(筆子)にとっては危険なコンテンツです。
私の場合は、ホールや、その他のYouTube動画によって、購買意欲を刺激されることが一番多いのですが、人によっては、別のものから、刺激を受けて、何かが欲しくなったあり、買ったりしていると思います。
自分が、どこからどんな刺激を受けて、買い物することが多いのか、突き止めてください。
特定の刺激を受けたあと、自分がどんな行動をしているか、または、何を考えているか、振り返ってみると発見できます。
「最近買った無印良品」とか、「100均で買ってよかったもの」という記事が、刺激のもとになっていることもあるでしょう。
危険な刺激を与えるものや人との接触時間を減らすと、無駄な買い物が減ります。
私の体験では、無駄な買い物防止に、本当に有効な方法です。ぜひ、一度試してください。
☆この続きはこちら⇒私のストレスマネジメント3つ:余計な物を買わないコツ(その2)
関連記事もどうぞ
買い物の支払いは代金だけじゃない。余計な物が生み出す5つの損害。
誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
浪費癖を治すのに最適な「買わない挑戦」を成功させる5つのコツ
*****
最近の私がやっている物を買いすぎない工夫を紹介しました。
私が余計な物を買いたくないのは、もっとシンプルに暮らしたいからですが、余計な物を買わないでいると、おのずと、片付けや断捨離の手間を省けるし、節約にもつながります。
感想や質問などありましたら、お気軽にお寄せください。
お待ちしています。