押入れの中

ミニマルな日常

しまい込むな。なんでもかんでも収納するクセを直す5つのステップ。

部屋の中が散らかっている人だけが、不用品をたくさん持っているわけではありません。

一見、きれいな部屋で暮らしていても、いらない物をいっぱい持っている人はいます。

なんでもかんでも、物置、開かずの間、押入れ、引き出し、クローゼット、車のトランクetcに押し込んでしまう人です。

しまい込みすぎるクセを直す方法を5つのステップにわけて提案します。



1.収納する目的を見直す

なんのために物を収納するのか?

収納する目的を見直します。

収納とは、次回使うときのために、物をどこかにしまっておくことです。

なんとなく捨てるのが嫌だから、捨てるのが面倒だから、捨てることなんて想像もつかないから、とりあえず収納する。これは間違っています。

今後使うことがある物、つまり、現役の物、生きている物、その家にあるべき物だけを収納すべきなのです。

まあ、中には収納することそのものが好きな人もいるでしょう。収納術を考えたり、物をカテゴリーごとに分けたり、きれいに並べたり、収納ボックスにかわいいラベルを貼ったりすることに楽しみを見出す人が。

「私は、収納したいから収納するのだ」という人です。

それはそれでいいでしょう。ただ、収納が趣味だと、真の意味で、スッキリした暮らしにはなりにくいことを覚悟してください。





2.むやみに収納スペースを増やさない

「いる物もいらない物も、みんなごちゃまぜ状態で、たくさん物がある」と自覚しているなら、いったん収納スペースを増やすのをやめます。

しまうスペースがあると、「ここに入れとけばいいわね」とうっかりしまいこんでしまいます。

人は、余裕があるとそのスペースいっぱいまで、埋めるものです。

その理由⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ

還暦を迎えてから物を減らした、いしだあゆみさんも、「大は無駄を兼ねる」とおっしゃっています⇒いしだあゆみさんに学ぶ、60歳からの断捨離とミニマルライフ

スペースがなければ、もっとシビアに所持品を考えざるを得ません。

旅行にいくとき、スーツケースが1つだけなら、必要最小限の荷物に抑えられる人も、2つあると、たいして必要でない物まで持ち歩いてしまうのと同じです。

屋外やベランダにあらたに収納庫を作ったり、実家に持っていこうとしたり、収納スペースをレンタルしたり、もっと大きな家に引っ越そうとしたりするのは、ガラクタを8割がた捨てるまで待ってください。

大きな収納家具もまだ買わないほうがいいです。

収納ボックスや収納ケースの導入も慎重に行ってください。

3.収納術や収納テクニックを追い求めない

現状よりもっとたくさんの物をしまいこむ方法、つまり、収納術を追い求めるのをやめます。

確かに、物を捨てるのは、面倒ですし、人によっては大きな痛みを伴うでしょう。どこかにしまっておくことができれば、そちらのほうが簡単です。

しかし、1番にも書きましたが、家の中には、その家にあるべき物、そこにしまう必然性のある物だけを置いたほうがいいのです。

無駄な物があると、無駄なこと(片付け、管理、掃除など)をすることになりますし、無駄な物を買うことにもなります。もちろんそのたびに、それがなければ、考える必要がなかったことを考えなければなりません。

無駄が無駄を再生産する例⇒2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)

「私は、収納テクニックを追い求めてなんていませんよ」と思うかもしれませんが、よくよく考えてみると、そういう情報を好んで見ていることに気づくのではないでしょうか?

喫茶店で、雑誌の収納特集を見たり、収納がテーマのテレビ番組を見たり、収納グッズがのっている通販カタログを見たり、その手の本を立ち読みしたり、お店で収納ケースをじっと眺めたり。

いま、雑誌読み放題サービスがあり、安価で、好きな雑誌を好きなだけ読むことができます。

読み放題サービスだと、「たくさん読まなきゃ損だわ」と、お金を出してまでは買わない本を、気軽にダウンロードする人が多いんじゃないでしょうか(私はそうです)。

そういうサービスで、収納がトピックの本、雑誌、ムックをダウンロードすることが多いのなら、収納術を追い求めていることにほかなりません。

1ヶ月ぐらい、収納にこるのはやめて、捨てることにフォーカスしてください。

収納術を追いかけるのも、買い物と同じで単なる習慣です。やめてしまえば、そんなことしなくても大丈夫になります。

スッキリ快適に暮らしたいなら、収納する前にすることがある。

4.本当に使う物だけをしまう

何かを無意識にどこかにしまいこむのをやめます。

物をしまうときは、それはしまう必然性のある物なのか、しっかり考えて、「家にあるべき物」だけをしまいます。

そうでない物は捨てます(ゴミにする、寄付にする、売る⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方)。

しまう必然性があるかどうかは、しまう時、自分が、捨てない言い訳をしていないか、考えてみるとよくわかります。

よくある捨てない言い訳

・捨てるのはくれた人に悪い⇒いらないプレゼントがある。捨てるべきか、捨てざるべきか?

・これ、高かったから⇒高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません

・思い出の品だから⇒思い出がたくさんある昔の物を、上手に捨てる4つのヒント。

・いつか使うから、そのうち役立つから⇒いつか使うかもしれない物こそ、いま捨てる物。

・苦労して手に入れたから

・セット物の1つだから

・◯◯とおそろいだから

・新品同様だから

・記念の品だから

・まだきれいだから

・よくわからないけど、とにかく捨てられないから

これらの言い訳は、すべて、使わないけど、とりあえずしまっておくための言い訳です。

100%、本当に使っている物だけにするのは、たぶん無理です。私だって、あまり使ってないざるが、キッチンにあるし、今年読まなかったな、と思う本が本箱に数冊あります。

しかし、「言い訳をこしらえて持っている物」をいまの半分ぐらいにするだけでかなりスッキリしますよ。

5.何かを入れる前に別の物を捨てる

ワン・イン・ワン・アウト(1つ入れたら1つ出す)という片付け法を実行している人はたくさんいると思います。

何か新しい物を買ったら、別の物を手放すことです。

これを自分がふだんどんどん物を押し込んでいる収納スペースで行ってください。

結婚式でもらった引き出物の箱を、押入れにしまう時、別の、もう誰も使いそうにない物を取り出して処分するのです。

物を入れるスペースはいろいろあります。

押入れ、下駄箱、食器棚、本箱、クローゼット、洗面所の引き出し、デスクの引き出しなど。このような場所に、物を入れようとして、ふすま、扉、ふたを開けたり、目をやったそのタイミングで、すでに入っている物からガラクタを見つけて捨てます。

もちろん、1つでなく、もっとたくさん捨てることができれば、尚スッキリします。

とにかく、入れる前に出すことを意識してください。

日本は贈答の機会が多いので、物をしまいこむことも多いでしょう。粗品、景品、ストック品、ギフト、新たに買ってきた物、何でも新たに入れる前に、必ずそこにある物から、出すことを習慣にします。

何かを取り出そうと、収納スペースの中を見たときに、いらない物を捨てるのもおすすめです。

くれぐれも、不用品を、収納スペースや家の中で、移動させただけで終わりませんように。

収納しすぎないすすめ、過去記事もどうぞ

片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから

散らからない部屋を作る現実的なコツ。収納に頼ってはだめ。

体は1つなのにTシャツを集めすぎて収納に悩む人:ミニマリストへの道、番外編9

なんでも入れてしまう場所を片付ける:プチ断捨離(35)

家中の収納スペースをリストアップしてみる:ミニマリストへの道(110)

春こそワードローブの計画をたてる時。収納スペースを意識した服の整理のやり方

捨てられない人は、物を大事にするとはどういうことなのか考えてみよう。

******

いらない物までしまいこんで、物の管理に追われる生活から抜け出すステップを紹介しました。

以前も書きましたが、私の母が、なんでも押入れにしまいこむ人で、何かを探しているときに、よく、「どこかにしまいこんじゃったな」と言っていました。

その後、押入れ専用の引き出しなどを導入し、多少見た目がきれいになりましたが、それでも、「どこかにしまいこんで、それがどこにあるかわからない現象」がたびたび起きていました。

「どこかにあるはずだけど、それがどこかわからない」。こんな状況によくあう人は、

・物の数が多すぎる

・すべての物が無秩序に家の中に散乱している

このどちらか(または両方)だと思います。

物の数が多いと、たとえきれいに収納していたとしても、目当ての物にさっとアクセスできません。1人の人間に管理できる量には限界があるからです。

物の管理をするために、エクセルを使ったり、どこに何を入れたかわかる整理整頓アプリを使っている人もいるかもしれません。

けれども、そんなツールを導入しなくても、自分が本当に使う物だけを持てば、何がどこにあるか、わかるようになります。





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