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夏のボーナスの支給に合わせて、この時期セールをするお店も多いですね。
梅雨が開けて夏になると開放的な気分になるし、衝動買いグセのある人はいつも以上に気をつけたいです。
何度も無駄遣いをしないと決めたのに失敗し続けている人に、まじめに試すと効果がありそうな防止法を7つ紹介します。
1.ついつい買ってしまう物だけ気をつける(無理しない)
つねに衝動買いしないようにしようと身構えていると、それがストレスになって、あとでリバウンドします。
衝動買いが多い人は、新商品を買い続ける長年の生活習慣の持ち主です。買物大好き人間とも言えます。このような人がいきなり買わないようにすると反動が大きいのです。
買物大好き人間から、理性的な買物をする人間に転換するために、自分が無意識に買い過ぎてしまうものだけ注意してください。
無意識に買い過ぎてしまう物とは、家の中にたくさんある物です。
たとえば、服、バッグ、靴、靴下、アクセサリー、本、キッチン雑貨、100均で売っている物など。1週間ぐらい1日15分断捨離をして、どんな物が家に堆積しているか調べてください。
それがあなたの買わないターゲット商品です。
私の場合は、キンドル本を買い過ぎていたので、今年は買わない挑戦をしています⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ
「かったるくて断捨離なんてやりたくない」という人は、1ヶ月ぐらい、買った物をすべて記録してください。何度も何度も買っている物が買いすぎている物です。
スタバのカフェラテなどすぐに消費してしまう商品を衝動買いしているかもしれないので、記録をとったほうがいいかもしれません。
あるいは毎日ゴミ箱をチェックするのも有効です。商品はたいていパッケージに入っているからです。
私は買った物の写真をとっていますが、何度も登場するのはデンタルフロスに代表される歯のお手入れグッズです。
衝動買いしている物がわかったら、どうしたらそれらを買わないでいられるか、自分で対策を立ててみてください。
衝動買いをしない方法は過去記事にいくつか書いています。こちらから探してください⇒買い物脳に振り回される生活から抜け出すために。買わない人になる記事のまとめ3。
2.なぜ衝動買いするのか、本当の理由を考えてみる
ほとんどの人が衝動買いをしますが、理由はさまざまです。自分が何年も衝動買いをし続ける、真の理由について、考えてみてください。
たとえ本当の理由がわからなくても、考えてみることは、自分の消費活動を客観的に考えるきっかけになります。
私も衝動買いが多かったのですが、それはこんな理由からです⇒何があなたを買い物に走らせるのか?私の買い物が止まらなかった5つの理由
物を買うと単純にうれしいし、無意識にその後の人生がハッピーになるという錯覚を持っていたようです。
人によっては、週に何度か友だちとお茶を飲み、そのままショッピングを楽しむのがクセになっているだけかもしれません。
スマホでインスタグラムを見るのが買物するきっかけだった人もいました⇒節約したいならSNS(特にインスタグラム)は見ないほうがいい6つの理由。
このような買物の明らかなきっかけが見つかったら、それを取り除けば、衝動買いが収まります。
人が衝動買いするよくある理由を書いておきます。
● 新しい物を買うと楽しいから
ふだんの生活でストレスが多いか、不満が多いため、買物で擬似的な幸せを体験します。
● 損したくないから
必要なのは1個だけなのに、「2つ買うと割引」とか「3つ買うと1つ無料」というプロモーションにひかれて、余分に買う人がいます。
「1つだけにとどめると、損だ」と思うのです。いらない物を買うと本当は損なのですが、そこには考えが及びません。
ネット通販で送料無料にするために、余計な物をカートに入れるのも同じ理由からです。
ネットショッピングでお金を使いすぎる人はこちらの記事も合わせてお読みください⇒ネットショッピング(通販サイト)で衝動買いを防ぐ5つの方法
● 流行に遅れたくないから
服を毎シーズン買う人など。おしゃれなのか、単なる見栄っ張りなのか。
● 人と同じでいたいから
他人がセールで買っていると、自分も買わなければならない、という発想。
3.衝動買いゾーンに行く時は現金のみを持参する
物をほいほい買いすぎる人は、本当は買わない挑戦をしたり、買物の頻度をぐーんと下げるべきなのです。
しかし、先にも書いたように、いきなりきついしばりをもうけると、リバウンドするかもしれないので、買物には行ってください。
ただし、現金だけを持っていきます。
「クレジットカードをうまく使えばポイントが貯まっておとくですよ」というメールをもらいます。
ですが「うまく使う」ためには、計画性が必要です。衝動買いと計画的な買物は、真逆の現象です。よって、「無駄遣いが多い」と自覚するならば、クレジットカードは使わないほうがいいのです。
理性的な人でもクレジットカードを持っているとお金を使いすぎてしまいます⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由
考えてみれば当然のことです。
財布の中に5000円あれば、5000円までしか買えません。ところがクレジットカードがあれば、次の給料の額も足し算して、自由に使えるお金が増えていきます。
財布の中の現金は当座の生活費ですが、クレジットカードを持ち歩くと、自分の全財産か場合によってはそれ以上の金額が、生活費になってしまうのです。
生活費が際限なくふくれあがるのですから、貯金できるわけがありません。
どうしてもクレジットカードを持参したい人は、取り出しにくい場所に入れるか、封筒に入れるなどして、取り出すハードルをあげてください。
よく「カードがたくさん入ってしかも取り出しやすい財布」を探す人がいますが、こういう財布は節約の敵ではないでしょうか。
尚、お金は1万円札のようにできるだけ額面の大きなものを持っていくと、「くずしたくない」という心理が働いて、多少買物のブレーキがかかるかもしれません。
きれいなお札(新札)も、人はあまり使いたがりません。
4.生活必需品以外はギリギリまで買わない
どうしても生活に必要な物以外の物はギリギリまで買うのを待ってみてください。
すでに冷蔵庫の中がいっぱいなら、新たな食品を買う必要はないです。クローゼットが服でいっぱいなら、新しい服は必要ありません。
こういう「べつにどうしてもいるわけじゃない物」をがまんします。
買わなくても日常差し支えがないので、何も困りません。
ゲーム感覚でがまんすると楽しいです。
食品に関してはパントリーチャレンジも組み合わせてください⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
実は買物に行かないと、とても時間ができるのです。
無駄な物を買うのに使っていた時間を、もっとべつのことに使ってみてください。次第に、そっちが楽しくなり、買わなくても平気になっていきます。
買物以外の楽しみを紹介しています⇒人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
5.売り場で衝動買いしないテクニック
いろいろ努力したにもかかわらず、気づいたらお店にいる自分がいた、なんて時は次のようなテクニックを使って、衝動買いを抑えてください。
1.)買う前に少なくとも30秒はその物をじっと見る
買う前に待ち時間をもうけてください。10分ぐらいとれるといいのですが、30秒でも違います。
スマホのタイマーできっちり時間をはかります。毎回、毎回、はかっているとそれが習慣になりすぐにはレジに持っていかなくなります。
ただぼーっと待っているのではなく、以下のような自問自答をします。
● これ、本当に必要なの?
● 本当に使うの?
● 買うと自分の人生はどんなふうに変わるの?
2.)大きなカートは使わない
スーパーやアウトレットショップでは大きなカートを使わず、カゴを使って買物します。
入れ物があるとそこを埋めたくなるのは、人間の自然な心理です。
3.)出ていくお金を想像する
商品の値段分のお金が机にのっているさまをイメージします。
「8000円の靴を買いたい」と思ったとします。そのときは、机の上に千円冊8枚か、5千円札1枚と千円札3枚が並んでいるさまを思い浮かべます。財布の中に入っているお金を想像してもいいです。
次に、靴が自分のところにきて、お金が1枚ずつ外に出ていく様子を想像します。
悲しくないですか?
売り場で衝動買いを抑える工夫はこちらにも書いています⇒バーゲン会場で威力を発揮する。衝動買いを売り場でこらえる7つのコツ
6.特別な買物に注意する
ふだんは節約できていても、いつもとは違うシチュエーションで買い物をするとき財布のひもがゆるみがちです。
たとえば旅行先。ただでさえ土産物売り場は単価が高いです。
近所の店で買えるものを、わざわざお土産屋さんで買う必要はないです。お土産もそんなにたくさんはいりません。
私はもう何年も前から、自分用のお土産(記念品)を買うのはやめました。人にあげるお土産は小さな消耗品を選んでいます。
他人にお土産やプレゼントを大盤振る舞いをしないと、もらうほうも少なくなりますが、ミニマリストなのでかえって好都合です。
美術館や何かのイベントの会場でも、お金を使いがちです。
「たまのことだし」と思って、よけいな物を買ってしまうのです。本当に「たまのこと」なのか、毎度のパターンなのか、考える必要があります。
昔は旅行するのも、外食するのも、ケーキやプリンを食べるのも、たまのことだったと思います。ところが、こうしたことは、今や多くの人が毎日のようにしています。
7.人生の目標を忘れない
人生における究極のゴール、または、お金を貯めて得たいものを忘れないようにします。
家を買う、海外旅行する、住宅ローン完済、教育費を貯めるなど、節約のゴールはいろいろです。ふだんからゴールを意識していると、無駄な物にお金を使うことを防げます。
人生はたくさんの選択で成り立っています。
それを買うか買わないか決めることで、人生の道筋ができていきます。
「100均で使うお金なんてほんの少しだから人生に影響なんてない」と思うかもしれません。ですが何かを1つ買えば、家の中の物が1つ増えるし、別の買物を誘発する可能性もあります。
部屋の中にある物たちは1回1回の買物の決断が生み出したもの。ガラクタの山の1つひとつは小さな意思決定の結果なのです。
自分がゴールに近づけるような買物の仕方を意識すれば、衝動買いは減っていきます。
ゴールを手帳に書いたり、お金を貯めて手にしたい物の写真を財布に入れておけば、目的地への道からそれにくくなるでしょう。
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今回は衝動買いをしない現実的な方法を7つお伝えしました。
衝動買いは感情的な買物。それに対抗するには、冷静になることが一番です。
自分の買物を客観的に見つめることができさえすれば、うまくコントロールできるのではないでしょうか?