カメラ

ミニマルな日常

趣味のフィルムカメラやデジタルカメラを大量に持っている父。どうしたら捨ててくれるでしょうか?

お父さんが趣味のものをためこんでいてお困りの読者の質問に回答しました。

まずメールをシェアしますね。

いとまさんからいただきました。



父に物を捨てさせたい

件名:なんでも溜める父

こんにちは。

毎日楽しく読んでいます。

今回は、79歳の母が悩んでいること(怒っていること)です。

同じく79歳の父は、「俺、貧乏だから」が口癖で、親戚が亡くなると形見を山のようにもらってきます。

父の従兄の時は、父もその人もカメラが趣味なので、フィルムカメラをぜーんぶ引き取ってきて、今では父が自力では上がれない家の2階に、電気を使って除湿機を使って(ここが母の怒りのポイント)大量のフィルムカメラを保管しています。

また、デジタルカメラも大量に持っていて、今では自力で持ち上げることも不可能な、それこそ航空自衛隊のアクロバット飛行を撮ることもできそうなバズーカのような巨大カメラとか(これも母の怒りのポイント。家計からねだって買わせたから)。

「今から使えないでしょう! 売ってしまいなさい!」と私はどれだけ喉から出そうになったことか。

デジタルカメラはどうか知りませんが、フィルムカメラは若い人たちに再び人気なようですし。

そういう高額なもの以外にも、伯母夫婦が亡くなって市営住宅を引き払ったときに、梅干しを漬けるときの大きくて重いカメ(いくつも)とか。

伯母も父と同じく(きょうだい似てます)何でもかんでも欲しいものは後先かまわず買っちゃう人なので、伯母が亡くなって市営住宅にあったものを私の実家に引き上げた時には、着物が箪笥3竿、アイロン8個、ミシン3台(1台は私がもらいました)その他母に言わせれば、3DKの市営住宅とは考えられないほどのモノの量だったそうです。

で、今は父は脚を悪くして入院中です。

手術はうまくいったのですが、自力で二階に上がって高いカメラを取ってくることはできるのでしょうか。

無理でしょう。

よく実家へ行くと「M(私)、なんとかを取ってきてくれんか?」と父に言われたものですが、私も変形性股関節症で自宅の階段をいかに使わないか考える病状で、近々手術も考えているので、無理です。

父が入院している隙に、町内の資源ごみ収集の日に合わせて、母がガラクタと認定したものを私もイタタタ言いながら一緒になって袋詰めして出してしまいます。

でもまだ実家はモノだらけです。

「俺、貧乏だから」と拗ねる父(若い時に父親を亡くして苦労したのは知っていますが)をなんとか言いくるめて実家を片付けるにはどうしたらいいでしょうか?





いとまさん、こんにちは。ご質問、ありがとうございます。

お父さん、写真撮影が趣味なんですね。

お父さんの入院中に、お父さんの物を捨てたい、ということですか? そのために、お父さんの許可をもらいたいけれど、どう切り出したらいいか、ということでしょうか?

私なら以下のことを試してみます。

前提:人の物を勝手に捨てないこと

家族のガラクタ問題の質問の回答には、いつも書いていますが、人の物はその人が管理すべき物なので、たとえ身内でも、勝手に捨てないでください。

トラブルになります。

当人が、「捨てるのを手伝ってほしい」と言っていても、相談しながら処分すべきです。

いとまさんだって、自分が趣味で集めている着物や和装小物を、お子さんに勝手に捨てられたくないでしょう?

お父さんの認知症が進んでいて、著しく思考力が低下しているとか、2階が物だらけで、そのうち床が抜けてきそうで危険だ、といった事情がない限り、人の物は捨てないほうがいいのです。

それに、実家は、もういとまさんの家ではないので、そこをどう使うかは、お父さんとお母さんが決めることです。

自分がとことんシンプルに暮らす

問題解決したいときは、人の行動を変えようとするのではなく、自分の行動を変えたほうがうまくいきます。

いとまさんにできることは、自分の持ち物やタスク、心のガラクタを捨てることです。

もう実家には、いとまさんの私物は、1つもありませんよね?

もしあったら、まずそれを捨ててください。

それから、現在いとまさんの自宅にあるガラクタも徹底的に排除して、それこそミニマリストのように暮してください。

お父さんも影響を受けます。

お母さんは、シンプルライフ志向かどうかわかりませんが、お母さんがシンプルに暮らすと、さらに効果的です。

お父さんのリハビリを手伝う

今、お父さんは入院中なのですね。退院したら、お父さんのリハビリを手伝ってください。

もし私が、いとまさんのお父さんのように、足が悪くなり、手術をしたものの、前のように2階に上がれなくなったり、うまく歩けなくなったりしたら、すごくショックを受けると思います。

そんなときに、「もう2階にカメラを取りにいけないでしょう。みんな売ったら?」などと言うのは残酷です。

お父さんにとって、そのカメラは大事なものですからね。

他人の物はガラクタに見えますが、溜め込んでいる本人にとっては、とても大事なものだったりするんです。

足の自由を奪われ、趣味のカメラまでなくしたら、お父さん、心底、がっかりするんじゃないでしょうか?

今は、お父さんのガラクタを捨てる時期ではなく、お父さんが不自由な足でしなければならない生活を一緒に再建する時です。

リハビリがうまくいけば、2階に上がることもできるかもしれません。

「無理でしょう」などと決めつけないほうがいいですよ。

いとまさんにとって、一番大事なのは、実家がきれいになることではなく、お父さんが幸せに暮してくれることですよね?

そちらにフォーカスしてください。

一番大事なことが叶えられれば、多少実家が汚くても、そこまでイライラしないでしょう。

そこに住んでいるわけでもないし。

別の面からアプローチする

いとまさんのお母さんは、お父さんのカメラの管理にお金がかかっていることが不満のようです。

それならば、家計の問題を解決したい、という方向から、お父さんに相談してはどうでしょうか?

月々電気代にこれだけかかっていて、そのうちの何%は、2階のメンテナンスに使われている。

もうあまり使うことのなくなったカメラのために、これだけのお金を使うのは、家計管理上、問題ではないだろうか? 

電気代は、私のやりくりの大きなネックになっている。これだけのお金があれば、もっと他のこと(ここは具体的に指摘する)に使えるので、そんなに除湿機を使わなくてもすむようにしたいけれど、どう思う?

こんなふうに相談をもちかけてください。

もしかしたら、電気代はたいしてかかっておらず、お母さんは、誰も使っていない物が2階を占領していることが不満なのかもしれません。

お母さん自身が、心の整理をして、不満に思っていることを洗い出し、お父さんに相談をもちかける形にするといいでしょう。

心の整理にはモーニングページがおすすめ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

お母さんは、怒っているそうですが、そのことを、直接お父さんに話しているのでしょうか?

お父さんには言わず、娘のいとまさんにこぼしているだけなら、問題の解決につながりません。ぜひ、直接お父さんに相談するよう、お母さんに伝えてください。

持たない暮しに関する情報の提供

物を捨てない人は、使っていない物を処分して、もっと身軽に暮らすライフスタイルがあることを知りません。

聞いたことはあっても、自分ごととしてイメージできていません。

そこで、「こんな生活もあるんだよ。楽しいかもよ」と、持たない暮しについて、お父さんに教えてあげてください。

家を片付けるテレビ番組を一緒に見たりするといいでしょう。

先に書いたように、自分がとことんシンプルに暮し、にこにこしていたら、それが1つの情報提供になります。

他人に、「ミニマルライフっていいよ」と言われても、タメコミアンの多くは、「ふ~ん」で終わります。

私の著書『1週間で8割捨てる技術』を読んでも、「物がない暮しってよさそうだけど、こんなの、私には無理だわ」と決めつけます。

持たない暮しは、自分の世界にはない暮しだ、で終わらせるのです。

人間は変化を嫌うので、変化しないよう、がんばってしまうわけです。

しかし、家族や親しい友人など身近な人が、ミニマルに暮らしているのを見ると、「ああ、こういうの、いいかも。私にもできそう」とイメージできます。

このように、時間をかけて、お父さんに働きかけるのも1つの方法です。

ですが、くれぐれも、自分の意見をお父さんに押し付けないでください。逆効果です。

それと、「俺、貧乏だから」、と言うのはマネーシェイムにほかなりません。

一度、この記事を読んでもらってください⇒自分のお金の問題についてもっと正直になろう(TED)

交渉の仕方などは、過去記事に書いています。最後にリンクしておくので、読んでください。

いとまさん、関節が痛いならあまり無理して片付けをしないほうがいいですよ。片付け屋さんに頼んだほうがいいかもしれません。

どうぞ、お大事に。

家族に物を捨てさせたい人用の記事

人を説得する方法はあるか?断捨離を邪魔する家族との対話の進め方。

実家の片付け、どこから手をつける?親の家を断捨離する10のコツ

同居の義理母が物をため込み汚屋敷状態、という悩みに答えます。

父が頑固すぎて実家の断捨離にめげそうです←質問の回答。

親の家が大きいから、早めに片付けたい。でも、身内が協力してくれないから、先が不安~こんなときにすべきこと。

せっかく片付けても夫が散らかすから腹が立つ。この問題の解決法。

まとめ記事⇒家族に物を捨ててもらいたい人へ。他人の物が邪魔なときに読む記事のまとめ。

コレクションを減らす方法⇒せっかく集めたから捨てられない?コレクションを少しでも減らす10の方法

*****

「自分は貧乏だから、もらえる物はなんでももらうぞ」という人、いとまさんの他にもいらっしゃるかもしれません。

しかし、『万引き家族』(映画)の家もそうなんですが、貧乏だからと、物をいっぱいもらってしまう人の家には、不要不急の物がたくさんあるだけで、暮しの質はあまりよくありません。

『万引き家族』の汚い家を筆子ならどう片付けるのか? などの質問に回答。

必要じゃない物はもらわないほうが、豊かに暮らせます。





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