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ギフトやもらい物をためこまない人になる方法をステップ・バイ・ステップで紹介します。
そのへんにしまい込むとそのままガラクタになるので、休みが終わったタイミングで、すぐに処理することをおすすめします。
以下のステップで取り組めば、贈り物をためない人になれます。
1.ギフト品を全部出す
もらい物をしまいっぱなしにしないで全容をつかみます。そのために人からもらった物を全部取り出して目視します。
包装したままの物もあるかもしれません。中身がわからないと、どうするか決められないので、包装はときます。
このとき、タグはまだ取りません。ギリギリ中身を確認できるところまで、包装をといてください。
包装紙や伝票などから、どこで購入されたギフトか特定できるなら、メモしておきます(この情報は返品するときに使います)。
ポイント:包装資材(包装紙、紙バッグ、飾り)は捨てる
2.どうするか決める
その贈り物をどうするか、以下の2つの選択肢から1つを選びます。
A.自分で使う
B.自分では使わない(別の人に使ってもらう)
ポイント:AとBの中間はありません。「後で考える」「わからない」「迷う」と思ったら、Bにしてください。
Bに行っても、まだまだ考えることがたくさんあり、いきなりゴミ箱行きにはなりません。
決めましたか?
3.自分で使うなら
自分で使うと決めたら、すぐに使い始めます。
「あとで使おう」「いつか使おう」と思うと、使わずにガラクタになります。
「でも、いまは気に入って使ってるのがあるから、すぐには使えないんだよね」と思ったら、Bにしてください。
本当に物を減らしたいなら、自分で、いますぐ使えないものは、使う可能性のある人の手に渡す(家の外に出す)ことが求められます。
きょうは使えないけど、必ず自分で使う、と思うなら、使う日を決めて、手帳に書いておきます。
4.自分で使わないなら
自分で使わないときには、いくつか選択肢があります。
1)店に返品する
返品できるなら、返品します。
アマゾンやデパートなど、返品できたり、そのデパートの商品券と交換できたりするものもあります。
「返品なんてできない」と思い込まず、少しインターネットでリサーチしてください。
参考記事:プレゼントに入れるギフトレシートとは?(片付けに関係ない質問特集)
2)別の人にあげる(リギフト)
自分では使わないが、あの人なら、絶対使う、と思うものなら、その人にあげます。
このとき重要なのは、本当に使ってくれそうな人、ほしいと思っている人にあげることです。
「(特に必要ではないけれど)捨てるなら私にちょうだい」という考えを持っている人にあげると、その人の家でガラクタになりますし、そういう発想をする人は、すでに不用品をたくさん持っているので、あげないほうが親切です。
3)売る
フリマ、オークションなどで売ります。いまはそういうアプリもたくさんありますね。
売るのは、ひと手間かかるため、売ると決めたら、すぐにアクションを起こしてください。
不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
4)チャリティに寄付する
不用品を受け付けている企業や団体に寄付します。
寄付する先はいろいろあるので、インターネットで検索してみてください。
5)捨てる
贈り物はたいてい新品だと思いますが、廃材から作った手作り品で、どう考えても市場価値がないと思ったら、捨てるのもありです。
6)その他
場合によってはくれた相手に返すこともできます。夫婦など、遠慮のない間がらならそういうこともできるでしょう。
ずいぶん前、クリスマスに夫からスパイスラックをもらったことがあります。
夫がそのへんの廃材で作ったラックで、なんと全体がピンク色でした。
台所にそんなラックを設置する場所はなかったし、ラックに並べるほどスパイスもなかったし、ピンク色のラックを毎日見たいとも思いませんでした。
以前、夫が買ってきたランチョンマットの写真をのせたことがありますが⇒断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33)
この世界がラックになったと考えてください。
私は、顔をこわばらせながら、「あ、ありがとう。その気持ちだけもらうから、ラックはあなたが使ってね」と言って、その場で夫に返しました(もらうのを辞退したとも言える)。
夫もそのラックは使っていまなかったので、どこかに捨てたと思われます。
いらないギフトを持ち寄って交換する人たちもいます。
何度も書いていますが、自分で使わないときも、使う場合といっしょで、どうするか決めて、すぐに行動を起こしてください。先延ばしは禁物です。
ぐずぐずしていると、そのままガラクタになります。
行動を起こすとは、今すぐ家の外に出すことではありません(もちろん、そうなればベストですが)。
寄付すると決めたなら、「寄付したという状況」になるために、何をすべきか考えて、毎日少しずつ行動を積み重ねていけばいいのです。
ポイント:できるだけ早くアクションを起こす。
5.ギフトカードや金券について
商品券やギフトカードをもらったときも、すぐに使い始めたほうがいいですし、自分で使わないなら、ほかの人に使ってもらうことを検討してください。
特定の店でしか使えない商品券は、意外に使いにくいものもあるので、金券ショップで、もっとも汎用性の高い現金にしたほうがいいです。
手元に商品券を持っていると、使いみちに悩み、余計なストレスをかかえる人もいます。
臨時収入の使い道に迷うあなたへ。幸せになれるお金の使い方、9通り。
金券ショップを利用すると、額面より少ない額になりますが、その商品券を使うために、あれこれ考えたり、苦労したりするよりずっとましです。
そうやっているあいだに、貴重な時間と体力、気力が失われます。
さっさと現金にして、家賃や生活費の足しにしたり、花、りんご、ハーブティなど、身体や精神衛生にいいものを買って、消費するといいでしょう。
6.今後の戦略を立てる
ここまで読むとわかるように、一番自分が疲れず、「プレゼントをもらってうれしい、ありがとう」という気持ちでいられるのは、実際に自分で楽しく使うことです(いやいや使うと、生活の質がさがります)。
自分で使わない場合、考えることも、やることも増えます。
つまり、面倒です。
だから、多くの人は、もらったとき、「あ、なんだか、ちょっと違うかも」と思った物を、そのままどこかにしまいこむのです。
それが一番簡単ですから。
しかし、そういう「何もしない、とりあえずしまっておく」という選択と行動を繰り返していると、押入れや棚の中は、「特に必要でもない物や、欲しくない物」「処理を後回しにしている物」でいっぱいになり、どんどん暮しにくくなります。
誰かが愛情や善意をこめて贈ってくれた物のせいで、自分の生活の質が落ちるなんて、こんな皮肉なことはありません。
もし、そういう生活から抜け出したいのなら、いらない物をもらわなくてもすむ状況を作るのがベストです。
一朝一夕にはそういう生活にはならないので、ふだんから、不用なプレゼントにまみれない生活になるよう、つとめてください。
やり方はいろいろあります⇒「贈り物」という名のガラクタを増やさない7つの方法。
「いらない物をもらっても、ある程度たまったところで、断捨離すればいいんだわ」と思うかもしれませんが、みながそういう思考でいると、地球上のゴミがどんどん増えます。
すると持続不可能な社会に近づいてしまうので、面倒だと思うかもしれませんが、「いらない物はもらわない工夫」をしたほうがいいと思います。
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「クリスマスプレゼントは何もいらないよ」と夫に言っておいたのに、夫は100ドルのギフトカードをくれました。
車がないと行けないような遠くのショッピングモールのカードです。
私はふだんショッピングモールに行かないし、車にも乗らないのに、なぜこんなものをくれるのか、はなはだ謎です。
先ほど、ギフトカードを買い取ってくれるサイトで、自分のカードの番号を入れてみたら、「いま、このカードは扱っていない」と出ました。
こうしたサイトで、高い額面で引き取ってもらえるのは、ガソリンや食料品の購入に使える、たいていの人がきょうにでも使うギフトカードです。
私のもらったギフトカードは、アパレルの専門店がたくさん入っているショッピングモールのものなので、需要がないのです。
以前、「現金をください」と頼んでみましたが、北米には現金を贈る文化はないため、絶対現金はくれません。