計算機

ミニマルな日常

生まれて初めて家計簿をつけたらこんなふうに行動が変わった。

いま、取り組んでいることを教えてくれた読者のメールを3通紹介します。

内容:

・初めて家計簿をつけてみた

・毎日シンクを磨く30日チャレンジをした

・使っていなかったボールペンを使い始めた

まず、naoさんのメールです。



家計簿をつけ始めたら行動が変わった

件名:令和になっての取り組み

筆子さん、こんにちは。

今回は記事の感想ではなく、私のお金に関して思うことについてです。

年が明けて、2月から生まれて初めて家計簿を付け始めました。

きっかけは、テレビドラマ「きのう何食べた?」の中で、登場人物が食費をノートにつけて計算していたのを見て、ふと自分は食費をいくら使ってるのだろうと気になったからです。

前述の文を見ておわかりの通り、私はお金に対してものすごく大雑把な性格です。

筆子さんのように、お金の事を考えるのが大嫌いで、なるべく現実を直視しないように生きてきました。

このブログに影響を受けて、自分なりの買わない生活を続けていけば大丈夫かなと漠然と思っていたのです…。

そして、家計簿をひと月つけてみると、家計はおおよそ予想通りの結果でした。食べる事が好きで、成長過程の子どももいるのであまり食費を削ろうとは思いません。

ただ、家計簿をつけ初めてから行動が少し変わりました。以前よりも、より必要なものがはっきりし始めたのです。節約、節約と意識せずとも、使うお金を減らせていると思います。

意識的にお金を使うと、生活にメリハリも出るし良いですね。

お金の事はやっぱりあまり考えたくはないですが、このまま無理せず続けていければいいなと思います。





naoさん、こんにちは。メールありがとうございます。

必要なものが明確になってきてよかったですね。

naoさんも、お金のことを考えるのが嫌いなんですね。

私も嫌いです。「貯金通帳の残高が増えるのを見るのが楽しい」という人がいますが、私はそういうものを見たいとすら思いません(実際、あまり見ていません)。

できればお金については考えたくないのですが、お金をつかって生活している以上、無視するわけにもいかず、ごく簡単な家計簿をつけています。

家計簿について⇒使い終わった手帳や家計簿はいつまで取っておくべきか?

家計(1ヶ月の収入と支出)がなんとなく把握できていたら、細かく家計簿をつける必要はないと思います。

家計簿(収支の記録)は、自分が大事にしたいものに、お金を使えているかどうか診断する材料ですから。

ただ、これまで1度もつけたことがないのなら、大雑把でいいので、1ヶ月だけつけてみるといいでしょうね。

頭の中でぼんやり把握しているのと、実際に数字で見るのとでは違いますから。

日々、考えることがいっぱいあるので、家計の状態も、紙の上(デジタルでもいいです)に出してしまったほうが、頭がすっきりします。

私は、脳内に、考えごとをかかえこみたくないので、家計簿をつけているようなものです。

お金のことばかり考えているのにお金がたまらない。この思考のムダを断捨離する

naoさん、これからも、メリハリのある生活を楽しんでください。

次は、うさこさんのメールです。

1ヶ月、流しを磨いてみた

件名:30日間チャレンジに成功しました

筆子さん、こんにちは。

うさこと申します。

以前ご紹介されてたマット・カッツの30日間チャレンジに挑戦したのでご報告させてください。

チャレンジしたのは、これまた筆子ジャーナルで紹介されていたシンク磨きです。

今までなんとなく面倒でやらなかったシンク磨きですが(そしてシンクをギトギトにしてはどんよりした気持ちで掃除していましたが)、やってみると意外と短時間でできました。

また、毎日やると頑固な汚れがないので、ささっと洗うだけで完了するようになることを発見しました。

ぴかぴかになったシンクを見るのは爽快でした。台所の空気が軽く爽やかになった気がしました。

30日間続けた後は習慣になり、31日目以降もシンク磨きをするようになりました。

シンクの掃除は大変、というのは思い込みだったようです。

なにかを習慣にするとき、

1、簡単にできること

2、報酬があること(この場合は、輝くシンクを見たときの達成感)

この2つがポイントなのかな? と思いました。

これ以降、掃除をした後の空気が軽くなる感覚を求めて、掃除機かけや、コンロの掃除もまめにやるようになりました。

筆子さんのおかげで、憧れの豊かな暮らしに近づいています。

それでは、今後もブログの更新を楽しみにしております。

うさこさん、こんにちは。メールありがとうございます。

30日間チャレンジの成功、おめでとうございます。

うさこさんの家がだんだんきれいになっている様子がうかがえます。

私も、昔、シンク磨きから始めました⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

いまは、そんなにしゃかりきになって磨いていませんが、ふつうにきれいです。

シンクを磨くと、ほかの場所もきれいにしたくなった、という方が多いのですが、うさこさんもその1人ですね。

おっしゃるとおり、習慣づけのコツの1つは、ハードルをあげない、ということですね。ベイビーステップで進めるとうまくいきます。

1ヶ月だけやってみるのもいい方法ですね。これをずっとやるのか(終わりがない)と思うと、始めるとき、気が重いですから。

あとは、1つずつ習慣づけすること(1度にあれこれ手出ししない)、すでに習慣になっていることにひもづけること、やる時間や状況を決めてしまうこと、プロセスがわかるようにすること、節目節目で自分にごほうびをあげること、友達とやるなど、コツはいろいろあります。

うさこさん、これからもシンプルライフを楽しんでください。

シンクを磨いてみた人たち⇒効果的な片付けの始め方~シンクを磨くと生活が一変する

習慣づけに関する記事のまとめ⇒成功の秘訣は習慣化。きれいな部屋にする生活習慣を書いた記事のまとめ。

最後は、りえさんのお便りです。

ずっと使っていなかったボールペンを使い始めた

件名:死蔵品をなくすプロジェクトにつきまして

筆子さんの死蔵品をなくすプロジェクト、

もし、ほかの方の「私はこんな死蔵品を再生させました」というお話があれば、折りをみて取り上げていただけませんか。

私もプロジェクトチームの一員になったので、ほかの方のお話も聞きたいからです。

どういうことかというと、引き出しに転がっていたボールペンを期せずして再生させたんです。今エースになってます。

それは5年半前に亡くなった父が買ってくれたティファニーのボールペンなのですが、数年間全く使っておらず、銀なので変色しており、インクも出なくなっていました。

引き出しを片付けていて見つかって、最初は筆子さんがよく書かれている「思い出は心にあるんだから、品物は処分してもいい」というのを思い出し、処分してしまおうと思いました。

ですが、父はティファニーなんか知らなかったと思うのですが、娘が欲しいと言っているので、わざわざ銀座まで出てきて、まだバブルの残り香がある1990年代始めに、しかもクリスマス前のティファニーに2時間並んで買ってくれた(本人の弁)んだよな、と思い出しました。

年を取ったせいか、涙もろくなり、心が動くとすぐ泣けてきます。もう捨てられません。それならなんとか活用しようと思いました。

活用しようと思ったら行動あるのみで、ネットで再生する方法を調べたところ、「ティファニーで磨いてもらい、芯も替えてもらう」「自分でなんとかする」の二択になりました。

ティファニーに持って行っても良かったのですが、「お預かりします」って言われそうで、そうするとこのスピード感が失われると思って、自分でなんとかすることにしました。

それで会社の帰りに東急ハンズで銀製品用の磨きクロスと、このボールペンと互換性のある替え芯を買って、家で芯を替え、磨きました。

あっけないくらい簡単に、すごくきれいになって、もちろん使えます。しつこいようですが、いきなり一軍でエースです。

父にもう一度プレゼントされたみたいな気がして嬉しいです。今度は大事にします。

長くなってすみません。私のプロジェクトのご報告でした。

個人的には今年の2/9のNさんの古いコートのリフォームのお話が好きです。

私も数年前に、高かったので捨てられなかったトレンチコートをお直ししました。

その頃は今の日本のように大きなシルエットのアウターを着ている人は少なかったので、直したけどまたしまいこんで、やっぱりダメかなーと思っておりましたが、最近の流行のおかげですまして25年前のコートを通勤に毎日着ています。

モノがいいので温かいです。

不要なもの、多すぎるものを捨てて、すっきり生きたいと思いつつ、どうしても思い入れがあるなら、ワンクッションおいてなんとか生かす道を考えるのもアリだな、と思いました。そこにハマらないようにしないといけないですけどね。

あとは一軍エースがいきなり現れたので、他のボールペンを処分する必要が出てきました。おかげさまで私の会社はまだ手書き文化が残っているので、仕事で使い切ろうと思います。

りえさん、こんにちは。メールありがとうございます。

ボールペン、活かすことができてよかったです。

記事のリクエスト、ありがとうございました。

「死蔵品を使い始めた」というメールに限らず、私は、読者のメールは積極的に紹介しております。

「読みたいのに、そういうお便りが紹介されていない」と感じるなら、届いていない(または、届いているけど引用不可である)と思ってください。

きっと、りえさんは、「死蔵品を使い始めた」という主旨のお便りだけをまとめて読みたいのでしょうね。

私も、読者のお便りは、同じテーマでくくったほうがいい、とは思うし、そうした記事もありますが、基本的に時系列で紹介しているので、毎回、同じテーマのお便りを集めることはしていません。

そうするには、もらったお便りをテーマごとに管理する、という作業が発生するため、ちょっとしんどいわけです。

1つのメールにさまざまなことを書いてくださる方もいますしね。

現状では、これまで書いたお便り紹介記事をすべて読むと、「家にあった物を使い始めました」というメールが見つかるよ、としか言えません。

いま、ぱっと思いつくのは、結婚指輪を使い始めた方のメールです⇒卒業アルバムと育児日記を捨てて、区切りがついた。 3通目のお便りです。

婚約指輪を使い始めた、という方もいました。

こちらのTEDの記事は、使っていなかった物を使うことがテーマです⇒クローゼットにしまいこんでいる物をちゃんと使って人生を変える(TED)

たまに、「こういうテーマのお便りをゆるく募集しています」と書くこともありますが、読者の方には、好きなことを自由に書いてもらいたいので、あまりしばりをもうけたくない、と考えています。

今後、使っていなかった物を使い始めた、というメールが同じ時期に数通届いたら、まとめて紹介しますね。

それでは、りえさん、これからも、死蔵品を積極的に使う生活を楽しんでください。

死蔵品を使うことについて⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

******

いつもたくさんのお便りありがとうございます。

1つの記事でお便りを1通だけ紹介すれば、テーマはたいてい1つなので、そういうやり方にしてもいいかもしれません。

物を捨てるお便りは読みたいけど、節約のお便りは読みたくない、という人もいるでしょうから。

「読者のお便りをもっと紹介してください」というリクエストもいただいているので、週に3日ぐらい、お便りを1通ずつ紹介する、短めの記事を書けばいいのかもしれませんね。

ちょっと考えてみます。

それでは、次回のお便り紹介コーナーをお楽しみに。





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