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無駄な物をたくさん買ってしまったあとにすべきことを5つ紹介します。
ふだん断捨離で忙しいとしたら、それだけ、いらない物をたくさん買っているということです。
不用品を捨てることも大事ではありますが、無駄な買い物をする習慣を改めないと、今後もずっと片付けものにエネルギーを取られます。
買い物に失敗したら、その失敗から学ぶクセをつけてください。
すると、次第に、満足度の高い買い物ができるようになるし、家の中のガラクタも減っていきます。
うっかり、いらない物を買ってしまったら、次のステップを踏んで進むといいですよ。
ステップ1:現実に直面する
セールで調子にのって、物を買いすぎると、その後、「ああ、ネットでいろいろ買いすぎちゃったなあ」と胸がチクリと痛んだり、クレジットカードの請求書を見て、ドキッとしたりします。
こんなとき、あなたはどうしますか?
かつての私は、「まあ、買っちゃったものは、今さらどうしようもない。来月は、緊縮財政だ!」なんて思いながら、実質、なかったことにしていました。
「緊縮財政だ!」と思ったことは、すぐに忘れて、翌月も、わりに無駄遣いしました。
その結果、大量のガラクタをためこみ、断捨離に苦労した話は、「ミニマリストへの道」シリーズに、詳しく書いています。
なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった
私は、自分がした無駄遣いに、しっかり向き合っていなかったのです。
見て見ないふりをするのは、せっかくの学びのチャンスをみすみす自分でふいにすること。
まずは、買い物に失敗した事実にしっかり向き合ってください。
自分を責める必要はありません。失敗したことを認め、失敗した自分を許します。
この失敗から学べは、それは失敗ではなく、貴重な体験となります。
しかし、なかったことにすると、同じ失敗が繰り返されます。
ステップ2:返品できるものは返品する
不要な物は返品します。
日本は諸外国に比べて、買ったものを返品するのが難しいと思いますが、ダメ元で、返品を試みてください。
実物を見られない通販で購入した物は、比較的、返品しやすいのではないでしょうか?
アマゾンは返品が簡単ですよね?
私も何度か、返品したり、払い戻しを受けたりした経験があります。
商品がこわれていた、入っているべきものが入っていなかった、違う商品が入っていた、いつまでたっても届かない、こんな理由からです。
アマゾンの画面上に選択肢が出てこない、特殊な問題のときは、チャットで、リファンドを頼んでいます。
アマゾンは速攻で、返金してくれます。
まあ、返品が簡単だと言っても、アマゾン返品センター行きの宛名のラベルを印刷し、入ってきた袋や箱に貼り、中に品物を入れて、郵便局に持っていくのは、手間がかかります。
チャットで相談するときも、待ち時間を含め、時間を取られます。
「そんなに高くない商品だし、それだけの手間をかけるに値しない」とあなたは思うかもしれません。
しかし、今回は、失敗から学ぶことが目的ですから、手間がかかったとしても、試みてください。
自分の失敗の後始末を自分でする体験をすると、今後の買い物にもっと慎重になります。
失敗を認めるのは、決して楽しいことではないため、あなたは、「いらないと思ったけど、こんなときには、使えるかもしれない」と思って、手元に残そうとするかもしれません。
そんな時は、できるだけ客観的に考えるようにしましょう。
すでに、家にたくさん物があって、片付けものに精を出しているのに、新たに、「いつか使うかもしれない物」を家に入れてしまって、いいのでしょうか?
ステップ3:返せないならすぐに手放す
いろいろ努力したけど、返品できなかった。
そんなときもあるでしょう。
特に、セール品は、返品が難しいと思います。
ファイナルセールの見切り品は、まず、返品できません。
返品できないとわかったとき、その品物を、棚や押入れ、引き出しにしまわないでください。
できるだけ早く手放しましょう。
だって、自分では使わないのですから。
自宅や実家の片付けに多大なる苦労をするのは、多くの人が、すぐに使わない物や、自分や家族が使わないとわかっている物を、さっさと手放さず、どこかに収納してしまうからです。
この習慣はただちに改めるべきです。
さもないと、「今は使わないけど、いつかは使うかもしれない物(だけど、実際は誰も使わない物)」が、どんどん家の中にたまっていきます。
「必要ではない物を家に入れてしまった、しかし、返品できない」。
このときできる最善のことは、すぐに手放すことです。
寄付、フリマで売る、誰かにゆずる。
方法は問いません。できるだけ早く、手放してください。
ステップ4:失敗の原因を見つける
家に入れるべきではなかった物を、無事、手放すことができたら、今回の失敗の原因を見つけましょう。
ふだん、シンプルライフをめざして、ちょこちょこ片付けているのに、なぜ、またいらない物を買ってしまったのでしょうか?
・1つ買うと2つめは半額、というプロモーションに乗ってしまった
・長々とネットを見ていて、決断疲れに陥っていた
・人のプレゼントを買いに行ったのに、目が欲しがって、つい自分用にと買ってしまった
・何をどれぐらい持っているのか、所持品の把握ができていない
たくさん服を持っているのに、なぜ着るものがないと思ってしまうのか?
・節約をしすぎて、ぷっつり糸が切れてしまった
・予算を立てていなかった
・売り場のクリスマスの雰囲気に乗せられてしまった
ほかにもいろいろな原因が考えられます。
無駄遣いしてしまった、一番大きな原因を見つけてください。
ステップ5.今後どうするか計画を立てる
今回の失敗の最大の原因を見つけたら、次回、そんなことが起きないように、今後どうするか、計画を立てます。
予算を立てていないのなら、予算を立てればいいし、
無理な節約をしているなら、ルールをゆるくすればいいし、所持品の把握ができていないなら、毎日15分使って、所持品の棚卸しをすればいいですね。
通販サイトを見るのに長々と時間を費やしていたのが失敗の原因なら、タイマーを使って、時間を決めて、サイトを閲覧します。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
お店の雰囲気やセールに乗せられてしまったのなら、買い物メモを店に持参し、そこに書いてあるものだけを買うようにします。
買い物メモを作るのはとても効果があるので、まだ作ったことがない人は、ぜひ作ってください。
番外:心構えを変える
ステップ5で例をあげたことは、どれも、特殊なことではなく、難しいことでもありません。
雑誌にもよくのっているアドバイスです。
ですが、かつての私もそうですが、こういうあたりまえのことができない人がたくさんいます。
「てへへ、無駄遣いしちゃった。もうお金を使わないぞ!」と思うだけでは、何も変わりません。
失敗した原因を見つけて、1つひとつ、つぶしていくこと(次の失敗を防ぐ行動をすること)だけが、状況を変えていきます。
これは、能力の問題ではなく、心構え(マインドセット)の問題だと思います。
惰性によって、なあなあですますのではなく、一度、しっかり、どういうふうに生きていきたいのか、そのために、何をすべきか、考えてみるといいでしょう。
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買い物習慣を変えるために、私は、よく、買う前の心がけを書いています。
30日間待つノートをつける、買う前によく考える、など。
ですが、買ったあとのケアも大事です。
というか、どんな物も、買ったあとのほうが大事ですよね。
ちゃんと使わないと買った意味がありませんから。
失敗に向き合うのは、楽しくないかもしれませんが、人は失敗からのみ学びます。
買ったあと、起きていることをじっくり観察してください。