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すでに成人したお子さんが、子供のときに使っていた物を片付けている方からメールをいただきました。
思いがいっぱいあって、捨てられないそうです。
この相談に回答しますね。
まずメールをシェアします。らぽちゃんからいただきました。小見出しは私は入れました。
子供の物に執着してしまう
件名:子どもの思い出の物
筆子さん、まだ筆子さんのブログを読み始めて1ヶ月ほどの新参者です。
家中の断捨離をしている
読み漁っているうちに俄然モチベーションが上がり家中の断捨離を決行中です。
今1階部分が終わったところです。
ゴミ袋20袋分ほど捨てました。
もったいない、これ売れるかも、という気持ちと葛藤しながらがんばっています。
売りに行く手間暇考えたら捨てる方が簡単ですから、売るつもりの中から、どうせこれ値段つかないよ、と思い直しゴミ袋に入れ直した物もあります。
でもまだまだスッキリとはいきません。
3巡くらいはしないとダメなんだろうと思います。
2階には子供の物がいっぱい
さて、これから2階部分なのですが、ここには子どもたちの小さかった頃の思い出の物が沢山あります。
写真、作品、ビデオ、カセットテープ、おもちゃ、制服などなど。
先ほど制服を捨てました。卒業してもう10年以上経っています。でもなんだか泣きそうになりました。
そして子どもの成長記録のカセットテープ、ビデオテープも捨てました。
もうカセットも聞けないし、ビデオも見れませんからね。
正確に言うと我が家にはテレビデオがまだあるので、それでビデオは見ようと思えば見られるのですが。。主人がタメコミアンなので捨てようとしません。。
でもビデオ録った当初は見ましたが、その後一度も見てないのでもう見ないと判断して捨てました。
心がザワつきましたが、カセットを取ろうとして落として足の指にぶつかり非常に痛かったので、なんだこんな物捨ててやる!って気持ちに切り替わって捨てられました。
おもちゃと作品、どうしよう?
次はおもちゃと作品と写真です。
前も整理しようとして結局1人につき衣装箱1個ずつほど残っています。
整理するのが苦しくなってきたので今日はもうやめて筆子さんにお便りしています。
子どもは3人いますがもう3人とも子持ちの30前後のいい大人です。
小さい頃、子育てのイライラをぶつけてかなりひどい育て方をしてしまいました。
今だったら虐待で通報されてしまうかもしれません。
主にいわゆる教育虐待です。
その最中も自己嫌悪でいっぱいでしたが、怒ることをやめられませんでした。今もなんであんな怒ったんだろう、かわいそうなことをしたと後悔が止まりません。
後悔しかない子育て
今更後悔しても過去は変えられない、これからを生きなくては、と思おうとしているのですが、子どもたちがみんな物理的にも遠くに離れていって我が家に寄り付かず、たまに来ても、ことあるごとにあんなことされた、こんなことされたと責めてくるのがとても辛いです。
自業自得なのはわかっているのですけどね。
そんなふうに実際は子どもとうまくいってないから、子どもの小さい頃の写真や作品やおもちゃを手放すのが辛いのでしょうか。
ママ、ママって慕われていた頃の自分、楽しく遊んでいた可愛かった頃の子どもたちの記憶が蘇るから、捨ててしまうとその思い出もなくなってしまうような気がするのでしょうか。
孫が来たら使うかな、なんて言い訳をしておもちゃも取っておこうとしてしまうのです。
これがあったら孫も喜んで我が家にいる時間が長くなるかもしれない、子どもたちにも昔は怖かったけど、良いおばあちゃんになった。と思われたいのかもしれません。
人の気持ちはコントロールできない、ってわかっているはずなのに性懲りも無くそう言う考えが浮かんでくるのです。
思い出の物の捨て方も読みましたが、単なる思い出というのでもないような気がします。
自分の物は捨てることができた
自分の過去の写真は数年前に全て処分しました。それにはなんの未練もありません。
私の両親は2人とももう亡くなっていますが、親の遺品もほぼありません。
母の描いた日本画が数枚あるだけです。それも子どもたちの絵だけです。
(自分の親との関係もそんなに仲良し親子ではありませんでした。勉強のことにはとてもうるさくて何事にも過干渉。色々思うところはありましたがそこまでこじれていませんでした。)
子どもにだけ執着してしまうのです。
思いを断ち切る何か良いアドバイスありましたら是非お願いします。
どうぞよろしくお願いします。
これからも筆子さんのブログを励みに断捨離頑張ります!
らぽちゃん、はじめまして。お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでいただき、うれしいです。
断捨離をがんばっているのですね。
今日は3つアドバイスします。
1.捨ててどうなりたいのか、の確認
今のらぽちゃんは、なんだか苦しみながら捨てているように思えます。
不用品の片付けは、苦しみながらするものでありません。
らぽちゃんは、ここ1ヶ月でがーっと捨てているようですが、不用品を捨てるゴールは、「とにかくたくさん捨てること」ではありません。
捨てることによって、手に入れたい生活や空間があるから、捨てるわけです。
捨てることのみが目的になると、間違った方向に行ってしまいます。
らぽちゃんは、何が欲しくて不用品を片付けているのでしょう? この点を再確認して、肩の力を抜いてください。
2.簡単な物から捨てる
もし、まだ1階に不用品があったら、子供の物は後回しにして、そちらを先に捨ててください。
メールから判断すると、ふだんらぽちゃんとご主人は、1階で生活でしていて、2回はほぼ物置状態のようです。
らぽちゃんとご主人がよく使っているスペースから片づけると、すぐに暮らしやすくなるので、ハッピーになりますよ。
お子さんの物を捨てるにしても、簡単な物から着手してください。
誰が見ても、「こんなのいらんて」と即断する写真はどうでしょう?⇒デジタル写真を削除する:夏休み片付けプロジェクト(3)
作品もすべてが大事なわけではありません⇒春休みがチャンス。子供の作品を処分する方法。保存するものはこうして選ぶ
おもちゃは、可能ならお子さんたちに捨ててもらうといいですね。遠くにお住まいだから無理でしょうか?
いずれにしろ、本人たちの承諾を得て捨ててください。
3.心のガラクタの整理
らぽちゃんは、自分の子育てについて、強い後悔や罪悪感をもっています。自己嫌悪もありますね。こういうマイナス感情を私は、「心のガラクタ」と呼んでいます。
通常、不用品を片付けていると心の中も片付いていきますが、らぽちゃんの場合、闇が深いから、物の片付けと同時進行で、心の片付けにも積極的に取り組んでください。
一番おすすめしたいのは、気持ちを書き出すことです。
そのへんにある紙につらつらと書いてもいいし、モーニングページやブレインダンプもしてもいいです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
手紙を書くのもいいですね。今回、私にメールを書くことで、ちょっとすっきりしたり、気づいたりしたことがあったんじゃないでしょうか?
とりあえず、なぜ、昔、子供にそんなに怒ったのか考えてみるといいでしょう。
じっくり内面を見つめて、子供にそういうことをした自分を自分で許さない限り、前に進めないと思います。
これは時間がかかるので、物の断捨離と同じく、少しずつ気長に進めてください。
できれば、足りないマインドや完璧主義、セルフエスティームなど、メンタルに関する記事も読んでください。何かヒントが見つかるかもしれません。
もう終わってしまった過去のできごとは、何をしても変えることはできません。
ですが、起きたことに対する解釈や、自分の今の生活、これからの生活は変えることができます。
この記事を読んでみてください⇒60歳以降は可能性に満ちている「人生の第3幕」ジェーン・フォンダ(TED)
では、らぽちゃん、これからもお元気で。あまり根を詰めず、気楽に断捨離に取り組んでくださいね。応援しています。
関連記事もどうぞ⇒子供の物を捨てられないと悩む人へ6つのアドバイス。
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読者の質問に回答しました。
ビデオって録画しても、意外と見ませんね。
私も、娘が小さい頃の様子を、VHDテープにまとめたものを何本か作りましたが(母親にあげるため)、自分では1回も見直していません。
今後、何度もその動画を見たいなら、デジタル化してパソコンやクラウドストレージに入れるか、YouTubeやVimeoなどの動画共有サイトに、自分にしか見られない設定でアップロードしておくといいと思います。
そうすれば、見たいときにスマホでいつでも見られますから。
DVDにすると、今度はDVDを取り出すのが面倒になります。
それでは、あなたも質問や感想などありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。