ジャンプする人

断捨離テクニック

最終更新日: 2018.12.21

今度こそ物を減らすコツ(何度も失敗した人向け):行動開始編。

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これまで何度も断捨離を試みては失敗し、なおかつ、やはり物を減らしたいと思っている人に、そのステップを簡単に紹介することにしました。

このブログ全体で、「物の減らし方」を紹介していますが、過去記事がありすぎて、どこから読んだらいいのかわからない、という声があります。

この記事に、全体の流れを書いてみますから、ここから始めてください。

初回は行動開始編として、やれば自然に物が減っていくアクションを4つ紹介します。



この記事をおすすめしたい人

シンプルライフをめざす人なら、どんな人にも役立つと思いますが、特に以下のような人におすすめします。

●いろいろな断捨離本や片付け本を読んだのに、いまだに物がいっぱいあってうんざりしている人

●物にコントロールされていると感じている人。

物のせいで、自分の好きにできない、快適に暮らせない、と感じているなら、物に主導権を握られています。

たとえば、以下のような状態です。

- お客さんや業者を呼びたいのに呼べない

- 人には絶対見られたくない(知られたくない)と毎日ビクビク暮している

- 手足を伸ばして寝る場所がない

- いちいち物をどけないと生活に必要なアクションが取れない

- 物や家具にぶつかったり、けつまづくことが月に何度もある。実際にそのせいで怪我をしたことがある

- 物のせいで日当たりが悪い

- 物のせいで、ほこりっぽい、かびっぽい、ダニが多い

物が多いとほこりが増えます⇒部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。

- 必要以上に整理整頓や掃除、片付けに追われてくたくたである

●自分が好きな物を、たくさん買い集めたはずなのに、幸せや心の平安を得られない

●単純に家事を楽にしたい

●「私の家には物が多すぎる」と感じている

●しょっちゅう収納グッズや片付けに役立つはずの何かを買っているのに、事態の改善が見られない

では、いよいよ行動開始です。

きょうから以下の4つを行ってください。順番は問いませんが、1つずつ習慣づけるようにしてください(これまでやっていないことを、いきなり4つもやろうとするとたぶん失敗します)。





1.買い物のペースを落とす

少しでいいから、いまの買い物のペースを落とします。

物は勝手に家の中に入ってはきません。その家に住む人が何らかの形で招き入れるから、入り込みます。

物がやってくる手段で一番多いのは、当人の買い物です。

頻度を落とす

毎日買い物をしているのなら、週に1日は、買い物を休む日を作ってください。

リアル店舗でする買い物も、オンラインでショッピングも、日々の買い物にカウントします。

店にはあまり行かなくても、ネットショップで、毎日のように買ってしまうことがある時代です。

消費行為そのものを減らしたいので、物が増えない買い物(デジタルな物に課金するなど)も数に入れ、全体的にペースを落とします。

ペースを落とす方法はいろいろあります。

特定の店に、一定期間行かない、買わない日を作る、買い物に当てている時間を減らす(週、何時間ぐらい買い物に当てているか、考えてみてください)、毎回楽天マラソン/無印良品週間に参加しているなら、1回おきにする、毎年福袋を買っているなら、1年起きにする、セールには行かない、など。

買う量を減らす

月に10個買っているものがあるなら、2割減らして8個にします。

ストック買いや、通販でのまとめ買いが多い人におすすめのペースダウン法です。

買い物に使う金額を減らす

月々の買い物に予算をあてているなら、予算金額を減らせば、買い物もスケールダウンします。

ただ、やりすぎると、焦点が「物をへらすこと」から「お金を使わないこと」に移ってしまうので、バランスを取りながら行ってください。

買わない方法をいろいろ書いています⇒買わない習慣を身につける方法を書いた記事のまとめ

2.少しずつ捨て始める

家にある物を捨てます。

買い物を減らすだけで、物が減っていくご家庭もあるでしょう。が、たぶんそれだけでは、すでに家にある物の消費が追いつかないと思います。

「かわいいから捨てたくない」「せっかく買ったのにもったいない」「まだ使えそうだから置いておきたい」「あとで使うかもしれない」などなど思うかもしれませんが、家の外に物を出さなければ、絶対量は変わりません。

雪のように春になったら溶ける、なんて都合のいい物はありませんから。

本当に物を減らしたいと思うなら、捨てる(処分する)ことは避けてとおれません。捨てるか、そのまま持ち続けるか、どちらかしか選択肢はないのです。

「やっぱり、もっと物を減らしたい」と思ったら、捨てるしかないのです(人に押し付ける方法はおすすめしません)。

一気に捨てなくてもいいので毎日少しずつ捨てます。、1日15分ぐらい捨てるのが取り組みやすいです。

参考記事です⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

1日15分捨てを応用した例⇒物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。

3分でも5分でもコンスタントに毎日捨ててください。捨てるのを忘れた日があってもかまいません。翌日、忘れたことを思い出したら、また捨てればいいだけです。

3.どこか1箇所だけきれいな場所を作る

1つだけでいいから、きれいな場所(きっちり片付いている場所)を作ります。

ダイニングテーブルやソファの上、今の季節ならこたつの上がいつもきれいだと、気分がいいものです。ですが、棚一段、下駄箱の上、洗面所の引き出し1つ、デスクの引き出しでもかまいません。

化粧ポーチや財布の中でも、パソコンのデスクトップでも、OKです。

こちらは我が家のバスルームの引き出しです。こんな場所を作ってください。

からの引き出し

キッチンの流しをきれいにしておくと、周囲を片付けたくなります⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

ただ、中には、流しには、食器がびっしり入っていて、「ここを片付けるには、とてつもないエネルギーが必要」、と感じる人もいるでしょうから、無理しなくてもよいです。

いまの自分が、比較的簡単にきれいにできる場所を選んでください。

物であふれた混沌とした家や部屋は、自分にはコントロールできない世界です。国で言えば、自治権がないようなもの。

実際は、自分の家なのだから、ある程度はコントロールできるのですが、物が増えすぎて、その力を物に譲り渡してしまったのです。

そんな世界の中で、たった1箇所でいいから、自分がコントロールできる場所を作ることが目標です。

物を減らしてシンプルに暮らすことは、自分で秩序を作り出すことです。その手始めとして、小さな場所をきれいにしてください。

4.いらない(ノー)と言う

不用なもらい物をもらわないようにします。

日本はもらい物が多い国です。イベントごとの贈答品、プロモーション用のおまけ、景品、粗品など。

贈答品が多い話⇒お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。

何も手を打たないと、どんどんもらい物が家に入ってくるので、これを阻止するために、断ることを意識してください。

ノーと言えるようになれば、家に入ってくる物の量が減ります。

以前、実家で母のカタログを止めた話を書きました⇒カタログを止めることから始めるシンプルライフ

「カタログは不用ですから、送らないでください、止めてください」と送り主に言うのも、ノーということです。

気をつけて見てみると、断らないせいで(何も言わないせいで)、家に入ってきてはガラクタになっているものがたくさんあるものです。

断らないせいで、買うことになってしまう、なんてこともあるでしょう。

本当に必要なのは1つだけなのに、3個買うと安くなるとか、おまけがもらえるとか、いろいろ言われて買ってしまうことは、ないでしょうか?

特に、年末年始は、商売のかき入れ時なので、売り手側も、さまざまな販売促進活動を繰り広げます。断ることを意識するには、最適のタイミングです。

自分が買う物を自分で選ぶのは、ごく当然のことなので、断ってもなんら支障はありません。

断るのが苦手な人はこちらをごらんください⇒いらないサンプルや販促品を店で上手に断るには?

*****

今回は、物を減らすコツ、行動開始編をお伝えしました。このあと、行き詰まったらどうするか、リバウンドしたらどうするか、といったことを書いていく予定です。知りたいことがありましたら、お問い合わせからメールをください。

☆続き、書きました⇒片付けに疲れたときの立ち直り方(今度こそ減らす、スランプ脱出編)

母のカタログを止める件ですが、いまも継続中です。

私がいないと、またたまってしまいそうなので、カタログが来るたびに、送り主の写真を携帯電話で送ってもらい、私がサイトの問い合わせフォームから停止願いを出す、ということを続けています。

電話(フリーダイヤル)をかけたほうが早いのですが、母はそれが面倒だといいます。

次第にカタログが減ってきて、快適になってきているようです。

私の娘は、今年20歳になりましたが、毎年、実家に成人式の振り袖のDMが2種類、来ていました(今回の里帰りで初めて知ったことです)。成人式なんて出ないのに。

カタログ1つ作るにも、コストがかかっているし、処分にもコストがかかります。不用なカタログはさっさと止めたほうがいいですね。





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