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9月のはじめに、今年中にやってしまいたい片付けプロジェクトの1つとして、賞味期限が切れた食べ物を食べるか捨てることをおすすめしました。
とはいえ、できれば食品は食べきりたいですよね。
そこで私がやっている食べきるコツを紹介します。今回は、準備編として、食品を買いすぎない方法です。
私は、料理は特に好きではありませんし、上手というわけでもありませんので、そういう人でもできる方法です。
基本のき:買いすぎない
買った食材を無駄にしないために、一番効果的なことは、最初から買いすぎないことです。
この点については、フードロスを防ぐ話で何度か書いているので、もう皆さんよくご存知でしょう。
食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)
買いすぎるから、残りものがたくさん出ているのなら、買いすぎをやめれば、残りものを食べきる方法なんて考える必要はなくなります。
なぜ、買いすぎるのか?
買いすぎてしまう理由を考えて、自分なりに対処すれば買いすぎなくなります。
身近な例として、私の夫のケースを紹介します。
夫は、残りものをよく無駄にします。
夫が残りものを無駄にする理由は、1.買いすぎる、2.作りすぎる、3.残りものをすぐに食べない・冷蔵庫に放置する、この3つです。
いずれも、改善したいポイントですが、ここでは、買いすぎることのみ見て行きましょう。
エコロジーの意識が低い
夫が食材を買いすぎるのは、まず、エコロジーに対する意識が、私ほどはないからという理由があります。夫に言わせると、もっと重要なことを考えるのに忙しいそうです。
私は、南極の氷がすごいスピードで溶けている、とか、プラスチックのゴミで海が埋まっている、という内容のドキュメンタリーを見ますが、夫は見ません。
そのせいか、私が、「サランラップはリサイクルできるゴミじゃない。ふつうのゴミ箱に捨ててよ」と何度言っても、夫はラップをリサイクル用のゴミ箱に捨てます。
エコロジーへの意識をあげるためには、ドキュメンタリーを見たり、本を読んだりして、自分で自分を教育することが効果的です。
自分で自分を教育するのですから、本人にやる気がないかぎり、はたがあれこれ言っても、何も変わりません。
以前私は、夫にゴミの捨て方を細かく指導して、逆切れされたことがあります。ひじょうに不愉快だったので、今は、10言いたいところがあるとき、1ぐらいしか言っていません。
セールに弱い
夫は、セールに弱く、何かが特売になっていると、それを食べ切れるかどうか、今、家にどんな食材があるか、といったことはたいして考慮せず、買ってしまうことがしばしばあります。
だから、食べる人が2人(娘を入れても3人)しかいないのに、サンクスギビングデーやクリスマスに、ものすごく大きいターキーを買ってくるのです。
夫専用のパントリーには、一時期、安売りのパスタの箱でいっぱいになり、彼は、機会を見つけてはパスタを食べていました(私は、白いパスタはあまり食べないので、残りものの消費には協力しません。
セールに弱いならば、その対処法はすでに書いています。たとえばこれ⇒続・人がセールで物を買うのが好きな理由とそれをやめる方法。
買い物習慣を変えることで対応できます。
使う調味料が多すぎる
我が家の冷蔵庫で場所を取っているのは、夫のさまざまな調味料のボトルです。
調味料の瓶が多ければ多いほど、無駄になる分が増えるのは、洋服が多すぎるときと同じです。
この場合、使う調味料の数を絞ればいいのです⇒買わなくてよくなった調味料~食事をシンプルにすれば調味料も減らせます
夫がいろいろな調味料を買ってしまうのは、多種類の調味料を使う習慣があるのと、自分で作れるもの(ドレッシング)を作らないからです。
私が使う基本の調味料は、塩、コショウ、しょうゆ、味噌、お酢、オリーブオイル(ごま油のときもある)だけです。これだけでもすでに6種類もあります。
この6種類の組み合わせを変えると、調味料のバリエーションもぐっと増えます。
0.何もかけない(玄米や生野菜はこれでも十分おいしい)、1.シンプルに塩だけ、2.コショウだけ、3.塩とコショウ、4.しょうゆだけ、5.お酢だけ、6.しょうゆとお酢、7.オリーブオイルだけ、8.オリーブオイル+お酢+塩・コショーと8種類に増えます。
さらに、しょうがや大根おろし、レモン、マスタード、カレー粉などを組み合わせれば、もっとバリエーションが広がります。
しょうゆとお酢を混ぜる割合を変えれば、味も変わります。
こう考えると、そんなにいろいろ調味料はいらないのです。
ところが、夫は、このほかにも、ケチャップ、マヨネーズ、ウスターソース、各種ドレッシング、その他私にはよくわからない調味料を使います。
このうち、ドレッシングは自分でも簡単に作れるから、わざわざボトルやチューブを買う必要はありません。しかし、夫はボトル入りを買ってきます。
実は、夫は、ドレッシングを作る専用の瓶を持っています。しかし、棚の奥のほうに入っているので取り出しません。
もちろん、夫はスパイスもたくさん持っています。
調味料やスパイスをたくさん使わないと生活できない人は、せめて手作りできるものは手作りするといいでしょう。
その都度作ったほうがおいしいし、食品添加物や保存料などの化学物質を体に取り込まなくてすみます。
冷蔵庫をいっぱいにしておきたい
私は、棚や冷蔵庫に、物はあまり詰め込みたくない方です。
どう考えても、そのほうが、使いやすいし、見た目もきれいですよね?
しかし、夫は、いろいろと詰め込みたいようです。
もしかしたら、特に詰め込みたいとは思っていないかもしれません。ですが、結果的に、夫の部屋も、冷蔵庫も、夫の物であふれていますから、詰め込むのが好きだと思われても仕方ありません。
たくさん物が入っているほうが、豊かな気分になれるし、安心感があるからでしょう。
これ以外に私は詰め込む理由は思いつきません。
しかし、棚や冷蔵庫に物が入っていても、決して、生活は豊かになりません。
だって、冷蔵庫の中には、食べきれない物がいっぱい入っていて、少しずつ腐って、捨てられる日を待っているんですよ?
「豊かな気分がする」というのは、ちょっとした勘違いなのです。
冷蔵庫に物がびっしり入っている人は、一度、その写真を撮り、じっくり眺めてください。
本当に豊かな気分がしますか? 安心感がありますか?
これまで、特に検証もせず、「いっぱい入っていると、豊かな気分になれるわ」と思い込んでいただけではないでしょうか?
物だらけの冷蔵庫やパントリーの扉を開けたとき、自分が感じることを調べてみると、勘違いに気づくことができます。
今後は、むやみやたらと、食品を詰め込まなくなるでしょう。
食品を買いすぎるその他の理由
この他にも食べ物を買いすぎてしまう理由はいろいろあります。
・無計画に買っている(献立の心づもりをしない、予算を立てない)
・スーパーで並んでいるのを見て、おいしそうだな、と思ってつい買ってしまう(目が欲しがる)
・目新しい食品を試すのが好き
・ほかの人もいろいろ買っているから自分も買う(飽食文化に疑問を感じない)
・こった料理をするのが好きで、食材をそろえる。しかし、結局、いつも作っているものを作ってしまい、食材が余る
いずれも、買い物リストを用意し、計画的に買うことと、ストレスマネジメントをすることで解決できると思います。
☆この続きはこちら⇒買った食べ物を食べきる7つのコツ:ちょっとした心づもりで無駄が減る。
食品を無駄にしない・関連記事もどうぞ
冷蔵庫の中が食べ物でいっぱいです。どうしたらいい?←質問の回答。
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食べ物を買いすぎないコツを紹介しました。
次回から、作りすぎない方法や、残りものを使い切るコツに入っていきますね。
みなさんの工夫も教えてください。
それでは、次の記事をお楽しみに。