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咳がなかなか止まらないときに、少しでも改善できる民間療法を5つお伝えします。
今、我が家では家族3人ともすごく咳をしているので、この記事を書くに至りました。娘が1ヶ月ぐらい前に咳をし始めて、ずっと止まりません。夫は夫で独自ルートで風邪に感染したらしく、娘とはちょっと違う感じの咳をし始めました。
私も先週の土曜日に、のどがいがらっぽいな、と思ったら、咳が出始めました。夫と娘は明らかに病気で、夫は知りませんが、娘は週末に熱も出ました。
私はいつものように運動できているので、のどだけが炎症を起こしているようです。
しかし、咳をしすぎて、横隔膜(おうかくまく)が筋肉痛になりました。私は3人の中では1番症状が軽いです。もともと薬は飲まないので、自然のもの(ハーブなど)を使って咳を解消したいと思っています。
薬を使わず咳を止める方法は以下です。
1.塩水でうがいする
基本です。しかし、日本ではあまり知られてないでしょうか?
塩水のうがいの薬効は科学的に証明されています。喉の粘膜の細胞の塩の濃度が、ほかの細胞より高くなると、喉の細胞から水が出て、腫れがひき、喉の不快感が和らぎます。
もし喉が腫れているようなら、まず塩水でうがいしてみてください。
べつに風邪をひいてなくても、家族や職場で、咳をしている人がいたら、その日から日に3回ほど食塩水でうがいしておくと、自衛できそうです。
2.アロマオイルの蒸気を吸い込む
空気が乾燥していると、のどの粘膜も乾燥して、炎症を起こしやすくなる、と言われます。
洗面器や、料理に使うボールに、熱湯を入れて、ティートリーオイル3滴、ユーカリを2滴ぐらい入れて(量はお好みで)ちょっと混ぜ、洗面器の上に顔を持っていきます。
このとき、タオルを頭からかぶせ、蒸気が逃げないようにするとより効果的です。そのまま息を吸ったり、はいたりを5分ぐらいします。
精油は咳を泊めるのに本当に効果があります。お風呂に入れてもいいです。
美顔器で、顔にスティームを当てるタイプのものがありますが、あの要領です。
美顔器といえば、昔(昭和50年代ごろ)、洗面美顔器というものが流行って、うちの母も使っていました。キッチンのテーブルにのせて、顔をあてていて、ものすごく異様に見えたものです。
誰もいないときにやったほうがいいかもしれません。
私はアロマポットで、ユーカリとティーツリーオイルを部屋焚きしています。冬場はいつもユーカリを焚いています。
☆薬は使わず精油を使っている話はこちら⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理
☆風邪の治し方はこちら⇒風邪とインフルエンザの治し方。できるだけ早く、お金をかけず、薬も使わない
3.はちみつをスプーン1杯なめる
咳止めのあめにはちみつが入っていたりしますので、咳にはちみつが効くと知っている人は多いかもしれません。咳止めと言えば、まずはちみつが出てきます。
はちみつはべたべたしていますが、あのべたべたが、傷ついた喉の粘膜をおおっていやしてくれます。また、はちみつに含まれている酵素のおかげで殺菌力もあるため、もし細菌に感染しているのなら、症状の緩和が期待できます。
栄養もあるので、風邪で免疫が弱った身体の回復も期待できます。
薬効成分を期待するなら、オーガニックの生のはちみつがベストです。
生のはちみつは加熱処理をしていないので、栄養がこわれていないからです。生といっても、リアルはちみつそのままではなく、異物は取り除いてあります。
生はちみつでも腐りません。甘いですから。2年ぐらいをめどに使いきってください。熱い飲み物に入れるより、スプーンにとってそのまま食べたほうがいいです。
この生はちみつを大さじ1杯、1日1回~3回食べます。寝てるとき、咳で悩まされているなら寝る前がいかもしれませんね。殺菌効果があるので、寝る直前になめても虫歯にはならないはずです。
注意:はちみちは2歳に達していない子供にはあげてはいけません。ボツリヌス菌という食中毒を起こす菌が入っている可能性があるからです。日本では1歳になったら大丈夫と書いてありますが、こちらでは2歳になったら、と言われます。
すべてのはちみつにボツリヌス菌が入っているわけではありません。また、母乳を赤ん坊に与えている母親ははちみつを食べても大丈夫です。大人の腸はいとも簡単にボツリヌス菌を殺してしまうようです。
からだの抵抗力の問題だと思います。私は娘がプレイスクール(4歳ぐらいから行っていた)にあがるまでははちみつをあげていませんでした。
4.タイムのお茶を飲む
タイムはシソ科の薬草です。
ローストビーフの香辛料によく使われますね。うちにも香辛料としてのドライのタイムを常備しています。
タイムの葉にはチモールという殺菌作用のある成分が含まれています。これがものすごい殺菌効果および、抗ウィルス効果を発揮するらしいです。
古代エジプト人がミイラの防腐処理に使っていた植物のうちの1つがタイムです。さらに、ヨーロッパで14世紀に黒死病がはやったとき、人々はタイムを集めたり、ポケットに入れて歩いたとか。
このタイムでハーブティーを作って飲みます。
庭にタイムを育てていたら、いくつか枝をちぎって、ちょっとゆすぎ、少しつぶして抽出しやすいようにして、コップやマグに入れます。
そこに熱湯を入れて抽出させます。乾燥したタイムだったら、大さじ2杯ぐらい使います。
抽出時間は10分~15分。飲む前にお好みでレモンやはちみつを入れます。入れなくてもかまいませんが。そして飲みます。
私はタイムだけのハーブティーを飲んだことがないので味がわからないのですが、きっと苦いと思います。
タイムはthyme というつづりです。辞書を見ましたら、語源はギリシャ語で、「いけにえを神さまへ備える」という意味のthyein です。
タイムは祭儀用に用いられていたのかもしれません。ハッカのような強い匂いで、花言葉は「活動性」「勇気と行動」。いかにも元気が出そうなハーブなので一度お試しください。
私もタイム関係のハーブティを見つけたら買ってみます。
5.しょうがとハッカのはちみつシロップ
しょうがは身体をあたためますので、日本では冬場、生姜湯という甘い飲み物が人気があります。
ショウガにはジンゲロールという殺菌作用の強い成分が入っています。これが咳止めにもききます。
ただ生姜湯は甘いです。病気の時は、砂糖は取らないほうがいいので、生のショウガからじかにショウガ液を抽出して飲んでみましょう。
これはお茶ではなく、シロップの作り方です。
作りやすい量
●ショウガをきざんだ物、大さじ3杯ぐらい。多ければ多いほどピリリとします
●大さじ1杯の乾燥したハッカ(ペパーミント)。ペパーミントがなければ、スペアミントでも、なんでもいいと思います。ペパーミントのほうがおいしいとは思いますが。
●水1リットル
●はちみつ250CC
これだと500ccできるので、最初はこの半分の量でやってみるといいかもしれません。
作り方
●鍋にきざんだショウガとスペアミントと水を入れ、沸騰させてから、火を落とし、ショウガを抽出させます。水の量が半分ぐらいになったら、できあがり。
●ザルで液体を漉します。そこにはちみつを入れ、きっちり溶かします。これを大さじ1杯ぐらい、日に数回飲みます。
保管は密閉できる容器(ジャムの瓶とかメイソンジャーなどガラスなど)に入れて、冷蔵庫で。3週間ぐらい持ちます。
このシロップをお湯でうすめて飲んでもいいですね。
しょうがの効能はこちらにも書いています⇒ショウガは食べるだけじゃない、ジンジャーのエッセンシャルオイルで冷え性を解消
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実はまだあるのですが、日本でも材料が手に入りやすいものを選んでみました。1番手軽なのは塩水のうがいです。これは私も早速やってみます。
日本ではあまり一般的ではないと思うので書きませんでしたが、咳止めにはリコリス(甘草 かんぞう)の根がよい、とよく言われます。のどあめの成分にもよく含まれていますね。
リコリスのグリチルリチンという成分には、抗炎症作用や抗ウィルス作用、痰を取る作用があります。
私が今飲んでる、咳をとめるというハーブティの成分にもリコリスの根が1番最初に書いてあります。
私はリコリスの甘さそのものが苦手で、甘いハーブティはあまり好きではありませんが、娘は喜んで飲んでいます。