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シンプルライフをめざしている読者のお便りを紹介します。
今回は、いらない贈り物を断った体験を教えてくれたメールを3通シェアします。
内容:
・子供服の贈り物を断った
・手芸の額の贈り物を断った
・誕生日プレゼントのやりとりをやめた
まず、あやさんのメールです。
母に断ったらスッキリした
件名:母からの子供服を断りました
記事を参考に、母から送られてくる子供服を断ることができたので、ぜひお知らせしたくてメールしました。
母からは3ヶ月に1回頻度で、百貨店で売っている高級な子供服が送られてきます。
それ自体はとてもありがたいことなのですが、母のセンスは非常に独特で、とても変わったデザインのものが多くて困っていました。
そのため子供に着せることはなく、メルカリですぐに出品するのですが、新品未開封で数百円の値段をつけても売れないのです。
また、母はお礼の品物を送らないと「こんなにいいものを送っているのに失礼だ。だからあの子はだめなんだ。」と親戚に悪口を言いふらすのです。
そのため使わないもののために、お礼を送らなければならないストレスを感じていました。
そんなときに「断っているのに相手がしつこいときはどうしたらいいか?」の記事を読み、断るときに理由はいらないという筆子さんの意見を読んで、目から鱗が落ちる思いでした。
勇気をふりしぼって、母に
「〇〇(ブランド名)の子供服は着ないので不要です。プレゼントに送ってくれる場合は、イオンに入っている●●(安価で私の好きなメーカー名)のものだと助かります。」
とラインを送ってみました。
すると母は
「わかりました」
とだけ送ってきました。
常々「安物ばかり着ているあんたはいいものの良さがわからない」と言っている母なので、心の中では文句があるのでしょうが、私はとてもスッキリしました。
私は私の好きなものを、母は母の好きなものを身に着けて楽しめばいいなと思います。
勇気をくださった筆子さんにとても感謝しています。
ありがとうございました!
また更新を楽しみにしています。
あやさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
お母さんにしっかり断ることができてよかったですね。
このままもらい続けていたらストレスだし、リソースがもったいないですから。
断らないとこんなことが起きます
・「また、お母さんが変な子供服を送ってきた(うんざり)」とストレスを感じる
・メルカリの出品準備に時間とエネルギーを費やす
・売れなくてストレスを感じる
・お母さんへのお礼選びに時間とエネルギーとお金を費やす
・いらない物にお礼を言うことにストレスを感じる
・本当はいらないのに、もらってうれしいふりをすることに心的エネルギーを取られる
・以上を3ヶ月に1回、コンスタントに続けるため、慢性的ストレスが増える
特に、「いらないのに、うれしいふりをすること」、つまり、嘘をつくことは、すごくエネルギーがいるんです。
本当の自分を生きていないわけですから。
お母さんが、「せっかくいいものをあげようとしているのに、なぜ、ありがたく受け取らないんだろう。親不孝な娘だ」と思ったとしても、それはお母さんが勝手に考えることであり、あやさんにはコントロールできないことですから、ほっておけばいいのです。
あやさんは、代替案も提示していますから、お母さんはさして傷ついてないと思いますよ。
それでは、あやさん、これからもお元気でお暮らしください。
手芸の額を断った
次は、あんこさんのお便りです。
件名:贈り物を断りました
数年前から参考に生活させていただいてる者です。
本日、母からの贈り物を断りました。
大きな手芸の額です。
実は去年の暮れにも送られてきて、この度はさらに大きい額だったため、賃貸暮らしなので今まで送られてきたものを楽しみます、と断りました。
今朝、暮れのものは処分したのですが、今回もそうしたいと思います。
私は小柄なため大きい物を好みません。
今朝、筆子様の記述で贈り物を検索しました。
ガン闘病で命を取り留めたばかりの母に言うのは心苦しかったのですが、私も初期のガンの治療を済ませたところです。
自分がどうしたいか第一に考えて生きていこうと思います。
今後も参考にさせてください。
あんこさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでいただきうれしいです。
お母さん、手芸が趣味なんですね。
大きな額を送るのは、送料もかさむから、不用なら断って正解です。
数ある贈り物の中でも、手作りの飾り物はもらうとやっかいですから。
断るのが心苦しい気持ちはわかりますが、その瞬間だけ、ちょっとがんばって断れば、その後の仕事やストレスは発生しません。
参考⇒大事なものにイエスというために、ノーと言いなさい(TED)
親にしてみれば、子供が幸せに暮らしてくれるのが、何よりうれしいことですから、いらない物を断るのは悪いことでもなんでもありません。
あんこさん、がんの治療を済ませたところなのですね。
どうぞ、お元気でお暮らしください。
誕生日プレゼントの交換をやめた
最後は、匿名希望の方のお便りです。便宜上、Tさんとお呼びします。
件名:件名:誕生日プレゼントのやりとりを断捨離
こんにちは。毎日ブログ、なるほどな、、とうなずきなから楽しんでいます。
さて、私も今年自分の中では大きな課題だった誕生日プレゼントのやりとりをほぼ断捨離しました。
人にプレゼントするのもされるのも、プレゼントを選ぶのも好きでしたが、20年以上、あるいは30年近く続くやりとりはずっと負担に感じていました。
いただくときは自らリクエストして必要なもの、あるいはモノから食べ物(消費するもの)に替えてプレゼントしてもらいました。
相手にもリクエストを聞いたりランチやお芝居のチケットを贈ってましたが、毎年毎年同じ時期にあげたいものが必ずあるわけでなくプレゼントを探すことに段々疲弊するようになりました。
いただいたものに合わせて予算も組まないといけないですしね。
何年か前から誕生日はプレゼントはいらないと申し出てましたが「年に一度のお祝いだから」とずっと継続していました。
今年は相手が根負けしてくれたのか「それならば、なしにしましょう。」といってくれました。
複数の人とやりとりしており、全員とではありませんが、いつも過分にお祝いしてくれる人からとは「なし」となりました。
今後はあげたいタイミングであげたいものをささやかにプレゼントをしていければな、、と考えています。
また相手が本当に欲しいものをプレゼントできれば、と思います。
Tさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
毎日ブログを読んでいただき、重ねてお礼申し上げます。
贈り物の交換という習慣を手放すことができてよかったですね。
以前も書きましたが⇒お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。
日本人は、プレゼントのやりとりをしすぎているので、負担に感じていることは、どんどんやめたほうがいいです。
そのほうがお互いのためだし、ゴミが増えないので、環境にもいいです。
友人とコミュニケーションを取る方法は、ほかにいくらでもありますから、物に、自分の心を代弁してもらう(それも形だけになっている)のは、いい加減にしたほうがいいでしょう。
雑誌には、「贈り物上手になりましょう」なんて記事がのっていますが、これだけ物があふれている世の中において、一番の贈り物上手は、何も物をあげない人だと思います。
物をもらうと誰でも喜びますが、それは単に、「何かをただでもらえた」、つまり「得した」と思うからドーパミンが分泌するだけで、物そのものにはそんなに魅力を感じていないのでは?
ドーパミンとは?⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
だから、多くの贈り物がお蔵入りになるのです。
それでは、Tさん、これからもシンプルな暮らしを楽しんでください。
■贈り物に関するまとめ記事もどうぞ
物をもらいすぎて片付かない。この状況から抜け出そう:プレゼントに関する記事のまとめ、その2
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贈り物を断った読者のお便りを紹介しました。
お便りを拝見していると、実のお母さんに断るのに苦労している人がたくさんいて、意外です。
実の親だったら、何でも遠慮なく言えそうな気がしますが。
私は、「実」も「義理」も関係なく、贈り物は断っているので、何も届きません。
いらない物をくれようとするお母さんには、ぜひ私のブログや本を読んでもらってください。
それでは、あなたも、質問、感想、記事のリクエスト、伝えたいことなどありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。