シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

ゼロになって引っ越したいと思ったけれど叶わず:ミニマリストへの道(94)


引っ越し前に必死で断捨離していたある日、ネットで小泉今日子のある言葉を見ました。

「ゼロになって引っ越すのがいいね」という主旨のお言葉です。いたく共感を覚えましたが、ゼロになるにはいろいろ障害がありました。

1.物が多すぎる
2.引っ越し先がなかなか決まらない

こんな理由から、引っ越し前は、心の中に嵐が吹き荒れる毎日。当時の状況を詳しくお伝えします。

ゼロになりたい

私が見つけた小泉今日子の言葉はこれです。

[名言] 小泉今日子:ゼロになるとまたイチからいろんなものがやってくるんだね。それはとっても楽しいことなんだね。[名言コツコツ]

『小雨日記』というエッセイに書かれている文章とのこと。

このエッセイは、小泉今日子が長年飼っていた猫(小雨の日に出会ったので小雨という名前)の視点から、彼女と猫の暮しをつづっています。

小泉今日子の引っ越しは、身の回りのものと飼い猫を、ふつうの乗用車に乗せて完了するというではありませんか。

私とは大違い。

なんせ、とりあえず荷物を箱に詰めて数えたら、34箱もあったのですから。

34箱あった話⇒雑貨を50個断捨離したときの2つの捨て基準:ミニマリストへの道(78)

大きな箱だと自分で持ち運べないので、小さな箱ばかり使っていましたが、それでも34は多い。

しかも私はふつうの主婦ではないのです。

一応、シンプルライフを目指していたのです。それが34箱とは?

私は小泉今日子の言葉を読んでいたく感じ入りました。

彼女はどちからというと、さまざまな思い出やそれにまつわる感情を捨てて、新しい場所に行くという意味で、「ゼロになる」という言葉を使ったようです。

私は、物をゼロにしたいと思いました。

目の前に積まれた段ボール箱に打ちのめされそうな日々でしたから。

何もかも捨ててゼロになれば、またイチから物が入ります。

入らなきゃ生きていけません。そして、それはきっと楽しいことでしょう。きっとみんな新しいものだろうし。

重たい思いをしたくない

34箱も持って、重たい思いをして引っ越しなんてしたくない、と切実に願いました。

物が多いと、引っ越すとき、

●荷造りが大変

●家探しが大変(物を置くスペースが必要⇒広い家に住む⇒家賃あがる)

●運ぶのが大変(お金もかかる)

●荷解きが大変

●片付けが大変

大変づくしです。

「それはとっても苦しいことなんだね」と言いたいです。

しかも、いったん片付けが終わっても、物が多い苦しみはずっと続くのです。

34箱にあせった私は、その後、いったん箱に入れたものをどんどん捨てていきました。最初よりはだいぶ物が減ったけれど、リビングルームにズラリと並んだ箱を見ると、頭がくらくらしました。

「これを、みんな運ばなきゃいけないのか」と。

このとき、荷造りの大変さの7割ぐらいは超えていましたが、これからやらねばらなない残り3割はもっと苦しいに違いない、と気分が滅入りました。

家探しも大変だった

前回の引っ越しが大変だったのは、荷物の量のせいもありますが、それよりも、新しい住まいがなかなか見つからなかったからです。

引っ越しと断捨離は異なる2つの活動なのです⇒引っ越し前に効果的に断捨離をする5つのコツ。ストレスは最小限に。

引っ越しにまつわる手続きは、できるだけ早くやっておくべきですが、家が決まらなかったので、何も進まなかったのです。

本当に家探し(いえさがし)が大変でした。

住まいを選ぶうえでいくつかの条件がありました。

その1つはある程度の広さがあることです。

夫は、1000スクエアフィート以上必要だというのです。1000スクエアフィートはだいたい93平方メートルで、28坪です。

これだけの広さがあり、なおかつ、家賃は極限まで安い家を探していました。

以前住んでいた家は1件まるごと使っていたので、メインフロア(ふつうの1階)とベースメント(半地下室)がありました。

しかし、家1件を借りるとかなり家賃があがってしまうので、それはやめよう、という方向に話が進みました。こちらの家は階上か地下室のどちらかを借りることもよくあります。

もしメインフロアかベースメントのどちらかワンフロアを借りるなら、1000スクエアフィート以上ないと家族3人とそれぞれの持ち物が入らない、と夫は言うのです。

家族3人なのに、1000スクエアフィートってすごくぜいたくです。「香港に住んでいる人を見よ」と心の中で叫びました。

こんな広さがいるのも、夫の荷物が多いからです。

もし家族3人ともミニマリストだったら、もっとダウンサイズできるのに。


一軒家がいいという夫

最初、夫はふつうの一軒家に住みたい、と主張しました。

私が住んでいる場所は、昨今、住人がどんどん増えており、住宅の供給が手薄になっています。しかも、当時、賃貸料が格安の家に住んでいたので、たいていの家が予算オーバーでした。

私と娘が必死になってインターネットで物件を見つけても、夫はこのタイプのファーネスは寒いからいやだとか、バス停が遠いなど、細かいことにごちゃごちゃ文句をつけます。

ファーネスは暖房器具です。詳しく知りたい方はこちらをどうぞ⇒暖房を使わずに室内を暖かくする7つの方法

そんなこんなで新しい住まいが決まらないまま、家を出るタイムリミットがどんどん近づいてきました。

このままではホームレスになってしまうので、夫に「アパートでもいいよね?」と迫りました。

夫はアパートに住むのが嫌なのです。

「アパートに住むと、自分はゆっくり死んでゆくだろう」なんて言うわけです。

そんなこと言うけれど、私と出会ったころは、コンドミニアム(分譲マンション)に住んでいて、べつに衰弱していく様子はありませんでした。コンドミニアムならいいのかもしれませんが、そんなお金はありません。

なぜ夫がアパートを嫌うのかというと庭がないからです。彼は庭に花や樹木を植えたいようです。

でもねえ、ここはカナダ。外に出れば、いやでも広々とした緑地があります。わざわざ庭を所有しなくても、緑が恋しかったら、その当たりの公園に行けばいいわけです。

庭で何か作りたかったら、家庭菜園用の土地を借りてもいいでしょう。一軒家だと、冬は雪かき、夏は芝刈りという仕事が増えます。

実際、庭にアクセスできない現在の家に引っ越したら家事がラクになりました⇒小さな暮しを満喫中~生活をダウンサイジングしてやらなくてもよくなった7つのこと

いずれにしろ、住むところがなかったら庭もへちまもない!

そう言って、ようやくアパートでもよい、という夫の同意を得ました。

アパートにするなら、さらに物を減らさねばなりません。夫と娘は減らさないでしょうから。

そう思って、私はますます断捨離に励むのでした。

この日捨てたもの

荷造りしたものからさらに食器を捨てました。

断捨離した皿

重くてふたを開けにくいクッキージャーや、小さなまな板をなどを処分。「これ以上、皿を捨てるな」と夫に言われていましたが、自分が買った皿をこっそり捨てました。ちっとも使わないのですから。

寄付箱も新しく作りました。

寄付箱

このとき、食器はほとんど荷造りしてしまい、最低限必要な物だけ戸棚に置いていました。

皿は以前、夫が職場からもらってきたディナー皿(大きな皿)を3枚だけ。

何を食べるにもその皿を使っていました。そして、それでじゅうぶん間に合っていたのです。

このシリーズを最初から読む方はこちら⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

この続きはこちら⇒捨てるものがないと思っても、視点を変えればまだまだある:ミニマリストへの道(95)

******

当時のことを思うと、よく引っ越しできたなあ、と感動すら覚えます。

私が物を減らすことはできたのは、自分の物はほとんど減らそうとしない夫のおかげだったのかもしれません。夫がもっと物を減らしていたら、あの皿は捨てていなかったかもしれない、と思います。


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