家計簿をつける手。

買わない

最終更新日: 2023.11.23

こだわりが物を増やす~道具にこりすぎてお金を使ってしまうのをやめるには?

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物をいっぱい所有してしまう理由の1つに、「道具に対するこだわり」があります。

こだわるあまりいろいろ買ってしまうのを防ぐコツを紹介しますね。

私が実際にやってみて効果があったことばかりです。



道具にこだわるってどういうこと?

最初に、道具にこだわる状態について少し説明します。

新しい趣味を始める時や、どこかに行く時、何かをする時、道具や持ち物にこだわってしまうことがありませんか?

過去に、買い物をしすぎる習慣を改めるために、買い物以外のもっと楽しい活動をするといい、という記事をいくつか書きました。

たとえばこの記事⇒買い物の代わりにできる楽しいこと、連休で暇な人もどうぞ。

買い物をする代わりに、ピクニックに行く、料理をする、塗り絵をする、ガーデニング、家族でボードゲームをするなどできますが、道具にこだわってしまうと、新たに物を買って、結局、物が増えます。

だから、何かをするとき、道具にこだわらないことは、買い物や所持品を減らすのに、とても重要なのです。

かつて私は、道具を集めすぎる傾向があって、シンプルライフを目指していたのに、お菓子作りの道具をたくさん買ってしまったことがあります。

衝動買いしたお菓子作りグッズを断捨離し、買わないルールを考えた日:ミニマリストへの道(108)

似たような経験がある人も多いのではないでしょうか?

道具を集めすぎないために、私は以下のことをしました。





1.最小限の物から始める

道具のいる活動を始めるとき、とりあえず最低限の物から始めると、たくさん集めなくてすみます。

たとえば、ウォーキングを始めたいとしましょう。

このとき、道具にこだわってしまうと、ものすごく物が増えます。

シューズ、ウエア、帽子、ソックス、水筒、財布を入れる小さなポーチ、タオル、スポーツ用マスク、人によっては特別な化粧品など。

メーカーはいろいろなグッズを用意しているので、「ああ、あれがあるといいかも」と思う物は際限なく出てきます。そのまま、あれこれ買うと、たかがそのへんを歩くだけなのに、いろいろと買い揃える結果になります。

ですが、本当に必要なのは靴だけですし、最初はいつも使っているスニーカーや運動靴だけで十分です。

私は毎日スロージョギングをし、散歩にもよく行きますが、ふだん履いている靴ですべて対応しています。

それでも、ジョギングはもう10年以上続いていますよ。

50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?

2.手持ちの物の見直し

何かをするとき、すでに家にある物を活かせないか考えるのも有効です。

すでに私たちは、物をたくさんもっているので、もしかしたら使える物があるかもしれません。

「何かが欲しい、買わなきゃ」と思っているとき、多くの人は、手持ちの物を見直すことはあまりしません。

買いたい気持ちが強いとき、すでに持っている物について、あまり考えたくないと思うでしょう。家にあるなら、買わなくていいので、買い物できませんから。

それに、物がたくさんありすぎて、把握できていないため、自分がどんな物を持っているか思い出せないこともあります。

そこで、実際に押入れ、タンス、棚の中を見て、所有している物を確認してください。

特に洋服やバッグなどは、手持ちの物で十分であることが多いです。

洋服ノートみたいなものに、所有している服を記録しておくと、使い回せる物を見つけやすくなります。

服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。

3.その活動をする目的の見直し

かつての私のように、何かと理由をつけて物を買ってしまう人は、その活動をする本来の目的を忘れてしまうことがあります。

ウォーキングならば、体を動かしたい、ちょっと気分転換したい、もっと健康になりたい、といったゴールがあったはず。

ところが、グッズを揃えているうちに、本来のゴールは忘れ去られ、ひたすら、「もっといいグッズを買うこと」がゴールになってしまいます。

ゴールを見直すことで、新たに物を買う必要はないことに気づくでしょう。

私は、2018年と2021年に、塗り絵グッズと塗り絵本を買いすぎてしまいました。

何かに色を塗って気分転換することが私が塗り絵を始めた理由だったはずなのに、本来の目的を忘れていたために、必要以上に画材を買いすぎました。

4.使う頻度を検討する

お菓子グッズ(型やツール)をたくさん買っていたとき、私はそれぞれを何度使うかはあまり考えていませんでした。

「これを使ってあんなクッキー焼いたらいいかも」ぐらいの計画(とも言えない、単なる買い物の言い訳)があっただけです。

その結果、1度も使わなかったクッキーの型や特殊なツールをそのまま断捨離することになりました。

お菓子作りの道具を断捨離したきっかけとそのプロセス。

新しく物を買うときは、それを使うシチュエーションと、実際にそのシチュエーションが起きる可能性について客観的に考えたほうがいいです。

たった1回しか使わないのなら、お金を出して買うほどでもないかもしれません。

誰かに借りたり、レンタルを利用すれば大丈夫な物も多いでしょう。

5.過去の買い物体験を思い出す

「あれは、これをするのに必要だ、買うべきだ、その理由は~」とたくさんの買う理由を考えているとき、過去の似たような体験を思い出すと、買うのを思いとどまることができます。

少し前にも書きましたが、今年の秋、日本に一時帰国する前、旅行グッズを紹介する動画を見ていて、「ああ、あれがあると便利そうだな~」と何度か思いました。

しかし、ただ単に、「あると便利そう」と思った物は、買いませんでした。

ほとんどの品物が、無印良品やユニクロで売っている物だったため、近所で売っていなかった、つまり物理的に入手が難しかったのが、買わなかった理由の1つです。

しかし、それよりも、「前にも同じようにいろいろ買って、結局使わなかったじゃん」と考えたことが大きかったです。

私の買い物の失敗は、このブログに嫌というほど書いているので、反省材料として記憶に刻み込まれています。

一番最近の失敗は塗り絵グッズの買いすぎですが、失敗の結果の一部は、未だに家にあるので、そうしたグッズを見ることによって、二の舞いを演じるのを避けられました。

買い物を失敗した結果が家になくても、ネットショップをよく利用しているなら、買い物履歴を見れば、どんなことが起きたのかまざまざと思い出せます。

6.お金の動きに向き合う

最近、どんな物にお金を使っているのか調べてください。

家計簿をつけたり予算を立てたりする作業ではなく、もっとラフな感じのチェックです。

たとえば、次のクレジットカードの引き落としの内容について、1つ1つチェックするとか。

家計簿をつけたり、予算を立てたりしないのは、そういう作業が面倒だというのもありますが、一番の理由は、自分の買い物傾向に向き合いたくない気持ちのせいだと思います。

少なくとも私はそうでした。

お金の動きをチェックすると、自分の無駄遣いがあからさまになるので、その現実に直面したくありませんでした。

そして、「どうせたくさん買っているし、買ってしまった物について、今さらどうこう考えても、何も変わらないし」なんて思いつつ、すべてスルーしました。

しかし、お金の動きに向き合ったほうが、買い物を減らすことができます。

これまでした買い物は変えることができませんが、今日と明日、そしてその後ずっと続く未来の買い物額は減るし、減らなかったとしても、もっと満足のいく買い物になります。

「お金を貯めるには予算を立てるとよい」とよく記事に書いていますが、予算を立てて、その枠内で買い物できる人は、最初から物を買いすぎることはないでしょう。

これまで不用な物をたくさん買ってしまったとすれば、それは、1つ1つの買い物に向き合ってこなかったからです。

ここ1ヶ月で買ったものを記録してもいいし、暮れのボーナスをどのように使うか計画を立てるのでもかまいません。

なんらかの形で、お金の使い方と向き合ってみてください。

****

物を買いすぎないよう、道具を増やさないコツをお伝えしました。

買いたい気持ちが強いときは、長期的な視点でその買い物を検討してください。

長いスパンで見れば、今日それを買わなくても、人生はそんなに大きな影響を受けない。そんな物は、わざわざ買わなくてもいいのです。





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