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先週の土曜日に、学生証を捨てて後悔している読者、もやもやさんのメールに返信したところ、早速、学生証をどうしたか教えてくださった方がいますので、3通紹介しますね。
この記事⇒捨てたことを後悔しても無駄なのでさっさと次へ行こう、と言われてもうじうじ悔やむ人へ。
3人とも学生証を捨てたそうですが、私のように、あっさり捨てたわけではなく、しばらくは保管していたそうです。
なぜ捨てる気になったのか、その後何が起きたのか、学生証の処理に悩んでいる方の参考になるでしょう。
記事の最後に掲載誌の告知もあるので、お見逃しなく。
では、まずぽんさんのお便りです。小見出しは私が入れました。
学生証を捨てた理由
件名:学生証を捨てました
写真は大切な思い出の品
私はこの話を読む数日前に、高校と大学の学生証を処分したばかりです。
思い出の品としてずっと大切にしてきました。
共通1次試験(今のセンター試験)の受験票までもっていました。
写真などの思い出の品はなかなか捨てられないと思います。
写真を見て、当時の事を懐かしく思い出しますよね。私もまだたくさんの写真の処分に手を付けられずにいます。
考え方が変わった
それでも物を捨て始めて1年たち、考えが少しずつ変わってきました。
自分の親がこんなに大量に写真などを持っていて、それらを残したところで、子どもは喜ぶだろうかと考えたのです。
残された写真のほとんどは、子どもにとってはどういう状況で撮影されたものかわからないし、わかったところで大して興味はないでしょう。
面白いなと思うものはごく一部。
大量のごみとして処分することに手を煩わせるのかと思うと、少しずつ減らそうと思い始めました。
思い出は心の中に焼き付けられる
学生証、受検票、成人式の振り袖姿、大学卒業時のスーツ姿の写真は写真館で撮影したお気に入りだったので、特に大切にしていました。
自分の思い出としてずっと残そうと思っていたのに、徐々に「いや、これが大事なのは自分だけ。」と感じ始め、だとしたら心の中に十分焼き付けたので処分してもいいかな、という気持ちになり、手放すことができました。
もやもやさんもきっと、心の中にその学生証がきっちりと焼き付けられていて、いつでも思い出せることと思います。
ものがなくなっても、自分の心はしっかり覚えていますし、そのものがあったという事実はなくなりません。
大丈夫です。
少し時間は必要ですが、後悔が徐々に薄れ、なんであの時あんなにもやもやしたのかな、と思う日が必ず来ます。
お互いこれからも、こつこつと物の処分、がんばりましょう。
ぽんさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
ぽんさんも、ずっと学生証を残していたんですね。
私は、昔から写真にあまり興味がなく、自分でも撮らないし、写りたいとも思いません。
だから、学校や会社の行事で撮影された写真の焼き増しはあまり注文しなかったし、記念写真のたぐいも撮らないし(そもそも記念行事は可能な限り欠席する)、たまに実家に帰っても、人間の写真はめったに撮りません。
だから、ぽんさんのように、写真を持ち続けることに価値をおく人からの意見はとても参考になります。
確かに、何度も見た写真は頭の中にインプットされますね。
ぽんさんの体験談と激励は、もやもやさんの心に届くと思います。
それでは、ぽんさん、これからも、物の処分をがんばってください。どうぞ、お元気で。
次は、カズ333さんのお便りです。
学生証を捨てたけど後悔は全然ない
件名:学生証の処分について
初めてお便り致します。カズ333と申します。
毎日筆子さんのブログを楽しんで読ませていただいております。
そして毎回学びがあり、モーニングページの効果も味わっております。
ありがとうございます!
さて、もやもやさんが捨てた学生証の事でモヤモヤしている件で「他の方は学生証の扱いをどうしているのか」とのご質問があったので、参考になればと思いメール致しました。
私は50代です。40代頃から物を減らして簡潔に暮らすのを目指していたので大物は処分していましたが、学生証や歴代の免許証などは写真付きだし、後から思い出にひたれるだろうとの理由をつけて箱にしまっていました。
そうそう受験票までとっていましたよ!
しかしその後、海外赴任で大々的に物を減らす必要があった時に案外あっさり処分できました。そして全然後悔していません。
何故あっさり処分できたか?何故後悔していないか?
・海外赴任で日本に残しておくものは預ける物扱いにしたが、少しでも減らしたかった
・そもそも思い出に浸って写真を眺めたりする性分じゃなかった
・過去を一番の栄光の瞬間にするのは馬鹿らしいと思った
もやもやさん、捨てたものは戻りませんが学生時代の記憶はちゃんと頭に残っていますよね。
しかもその記憶は実物の写真なんかより美しく加工されます。その方がお得だと私は思います。
過去は過去です。今の方が大切なので、「学生証を捨てちゃった」と後悔する時間もエネルギーももったいないと思います。
元気出して!!
以上、参考になれば嬉しいです。
勿論、筆子さんのブログへの転載もOKです。と言うか、光栄です^^
カズ333さん、はじめまして。お便りありがとうございます。
カズさんも、受験票を取っておいたのですね。
確かに、大事なのは「今」ですよね。
後悔する気持ちは自然に湧き上がってくるけれど、ちょっとうじうじ考えたら、そのあとは早めに気持ちを切り替えて、今の生活の充実をめざしたほうがいいと私も思います。
それではかず333さん、これからもお元気でお過ごしください。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
最後は、セロリジュースさんのお便りです。
もやもやさんが後悔する理由を推測してみた
9月にブログで取り上げていただいて以来のメールです。
断捨離のプチリバウンドを防ぐ方法。同じところをぐるぐる回る人へ。
今日のブログの、もやもやさんのメールを読みました。もやもやさんが学生証を捨ててしまった事を後悔しているのは、
1)記念品として持っていたいから
2)自分の顔写真が載っているから
ではないのでしょうか?
1だとしたら、自分もいままで記念品を捨てられなかったからわかります。
でも、筆子さんも書いているように、物を捨てても、思い出は心にあるのです。
2だとしたら、もしかしてちょっとナルシスト?
自分はナルシストではないので、自分だけ写っている写真をもらっても捨ててきました。もちろん、友人と写っている写真は、40枚ほど取ってありますが。
そもそも、卒業アルバムを捨てたくらいですから、学生証も捨てられると思います。
自分も、卒業アルバムを4冊捨ててスッキリしました。
最近捨てたもの
最後に近況報告します。
CDがなかなか断捨離できませんでしたが、サブスクで充分だと気づいてから、断捨離が加速しました。
それでも、サブスクで聴けないCDやライナーノーツを読みたいCD、インディーズのCDなど、30枚強まだありますが。
また、鉄道・バスの本・雑誌も、25冊くらいまで減らせました。
それから、宇宙や物理(数学も)の本は、「野望ガラクタ」だと気づきました。どうしても読みたくなったら、図書館に行きます。
そして、カラビナ、コンセント→USBのアダプター(ノートパソコンとスマホ用の2つで充分)、キーホルダー、布マスク等の小物も断捨離しました。
最後に、ムック本を遅ればせながら買いました。
筆子さんの顔写真を見て、ブログの文章から伺える、芯の強そうな方だなぁと思いました。
寒くなってきましたが、筆子さんもご自愛ください。
セロリさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
ムックの購入、感謝します。
ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。
自分の顔写真を残す人は、ナルシスト…… なるほど、そんなことは考えたこともなかったけれど、そういう部分はあるかもしれませんね。
SNSで自撮り写真を過剰にシェアする人は、目立ちたがり屋の自慢しぃ、承認欲求が強いタイプだと思っていましたが、自分が大好きなナルシストという線もありそうです。
その場合、自分さえ残っていれば、写真はなくても大丈夫ですね。
セロリさん、今年は断捨離が進みましたね。
これからもお元気で、シンプルライフを楽しんでください。
筆子より掲載誌の告知
例によって紹介するのを忘れていましたが、11月28日発売の、「60歳からはわたし基準でうまくいく!」というムックで、「捨ててよかったものリスト」という記事の監修をさせていただきました。
よかったら読んでください。
それから、エッセオンラインに新しい記事が掲載されました。
今回は仕事に関するものです⇒60代、老後も働き続けてわかったこと。収入以外に感じるメリット4つ | ESSEonline(エッセ オンライン)
私、まだ老後じゃないと思うんですが、「老後」という言葉をタイトルに入れると、より多くの人が読んでくれるから、と編集者が言っていました。
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学生証の処分に関するお便りを紹介しました。
私にとって学生証は、その学校の生徒であることを示すIDカードにすぎないので、卒業したら、自動的に不用になります。
しかし、そうではない人もたくさんいるとわかりました。
記念品を大事にする人たちからメールをいただき、私は、「不用な写真は捨てましょう」とあっさり言いすぎているかもしれない、と反省しました。
多くの人にとって、写真はそんなに大切なものなのですね。
今年、「筆子は日々の生活を全く大事にしていない」「捨てることに異常に執着している」というメールをいただきましたが、自分がものすごく大事にしているものを、「いらないなら捨てなさい」と言われれば、そう感じるのは当然かもしれません。
それでは、あなたも、質問、感想、言いたいことなどありましたら、お気軽にメールください。