ベンチで読書

ミニマム思考

物を最小限にするミニマリストの暮しが、あなたの夢を叶える理由とは?

私は所持品を自分なりに最小限にしている節約系主婦ミニマリストです。日々断捨離を行い、ここ何年かは「買わない挑戦」もして物を増やさないようにしています。

なぜこんな暮しをしているかというと、そのほうが「たくさん物を持つ暮し」より自分の実現したい未来に近づくと思っているからです。

なぜ「持たない暮し」をすると、夢に近づくのか?

それは、物の管理に限られた自分のリソースを奪われないからです。

詳しく説明します。



所有すれば管理しなければならない

いったん物を所有すると、いろいろ管理しなければなりません。管理するということは、結局、自分のお金と時間と体力を使うことです。

私は土地や住宅、車など大きな物を持ったことはありません。昔(30年前)中古車を持ったことがありましたが、ほとんど乗らないのですぐに手放しました。

土地、家、車といった高額な物を持っていると、それにまつわる書類を管理したり、保険をかけたりという仕事が生じます。税金も払わなければなりません。土地も家も車も、常にちゃんと使える状態にアップデートしておく必要があります。

じゃないと持っている意味がないからです。

土地を持っていると収入になると思うかもしれませんが、そうするためにはいろいろやることがあります。

人に土地を貸したり、土地の上に建物を立てたり、立てた建物に自分が住まないのであれば、人に貸すといったことです。

文章に書くのは簡単ですが、こうしたことを実現するにはかなり綿密な計画が必要です。そういうことが得意な人もいますが、土地の管理にエネルギーを注ぎ込むのは一緒です。

私の身近に不動産を持っているのに全くお金にならず、むしろお金が出ていき、常にストレスにさらされている人がいます。

夫です。

彼は祖母から相続した小さな農場と家を持っており、今は管理を人にまかせています。

古い家なので、しょっちゅうどこかが壊れて、修理が必要。しかも、過去にはその家に住まわせていた人が家賃を払わないというトラブルもありました。

夫は固定資産税はもちろんのこと、電話代も払っています。

不動産でお金を稼ぐためにはいろいろ面倒な手続きや作業があるのです。

物を手放すのも簡単ではない

しかも、持ち主には何かと責任が発生します。土地を持っていたら放置はできないでしょう。

持っているあいだは、「失う心配」も生じます。また、この手のものはいったん所有すると手放すのもそんなに簡単ではありません。

車はそのへんに乗り捨てたり、家は夜逃げするという手もありますが。こんな無責任な捨て方になってしまうのは、結局、捨てるのがとても大変だからです。

1度夜逃げすると、その後ずっと挫折感にさいなまれるのではないでしょうか?

やはりこういう大きな物を所有してしまうと、その管理に身も心も使うことになるのです。つまり、物を所有することで、自分のリソースが奪われるのです。

関連:車を持たない暮しのメリット⇒車を持たない生活、その5つのメリットとは?

ミニマリストになるとストレスも減る話はこちら⇒物を減らすとストレスも減って幸せになる。主婦ミニマリストの実感です

小さな物を持ちすぎてもリソースは失われる

物の管理にリソースを使うのは、洋服や本など小さなものも同じです。

私は若いころ、ずいぶんたくさんの洋服を持っていて、たんすやカラーボックスがぱんぱんでした。

その頃は「着ない服を捨てる」という発想が全くなかったので、着る服も着ない服もすべて部屋の中に押しこんでいました。

部屋の面積に対して、洋服や雑貨、本、その他の物の量が多すぎたので、当然暮しにくくなっていました。

そこで、少しでも暮らしやすくなるようにいろいろ知恵をしぼりました。

本屋さんへ行って「わたしの部屋」とか「きれいな部屋」といったタイトルのインテリアのムックを立ち読みしたり、何冊かは購入して、物の片付け方を研究。

実際に、本に書いてある「おしゃれインテリアのヒント」とか、「仕分け収納術」「スッリ片付く収納ルール」を参考にして片付けようとしました。

今のインテリア雑誌なら、たぶん「まず余分な物を捨てましょう」と書いてあると思います。みんな、物を持ちすぎていますから、「そのままでは片付かない」と、本を書いている人もわかっているからです。

しかし昔の雑誌は、まだそこまで「捨てること」を強調していませんでした。私は、「物の絶対量が多すぎるから片付かない」という事実に気づいていなかったので、ベースの部屋や服の量が本とは全然違うのに、真似して片付けようとしました。

「どんなふうに洋服ダンスのバーにハンガーをかけたら出しやすいだろうか」とか、「どんなふうにたたんでタンスに入れたら、シワにならず見つけやすいだろうか」など、本を見ながらずいぶん考えました。

山のようにあったTシャツは、くるくる巻いて、ベッドの下に収納できる滑車つきの背の低い箱に並べてみました。

ぐしゃぐしゃにカラーボックスに入っている服を多少整理したところで、収納できる量はたかがしれています。

限られたスペースにうまくしまうためには、かなり特殊なたたみ方や並べ方を時間をかけてする必要がありました。





収納はネバーエンディングストーリー

土曜日は、部屋の片付けだけで、ぐったり疲れたものです。日曜日は、洗濯をちょっとしたら、あとは昼寝をしていました。

そんなふうに、いったんきれいにはなるものの、やはり無理して不自然なやり方で収納していたので、1週間たつうちにまたすぐにぐしゃぐしゃになりました。

そこで次の土曜日が来るとまた片付けていました。「前の片付けではうまく行かないな」と気付き、別の片付け方法を試みました。

また本屋に行って、片付けのやり方を書いた雑誌を見たり、ときには図書館に行って、インテリア雑誌を見てみました。

さらに通販が大好きだったので、千趣会やハイセンス(今のフェリシモ)のカタログも参考にしました。カラフルなカタログを最初から丁寧に見て、自分の部屋に使えそうな収納家具や収納グッズ、ケース、その他の購入を検討。

そのうちのいくつかは実際に購入しました。こういうカタログを見ていると、時間はあっという間にたちます。

こんなふうに、週末になると、部屋の片付けやら何やらに自分の時間と体力とお金を注ぎこんでいたのです。

こんな暮しを5,6年やっていたと思います。私の時間と体力とお金は、まず服や雑貨の買い物に、次にそうやって買った物の収納に注ぎ込まれていたのです。

おまけに部屋が汚いので、よく母親に叱られていました。

みんな収納に時間を使いすぎている

私は自分なりに洋服やらの収納をがんばっていましたが、それは報われない努力でした。

もしあの時の私が、

●物の絶対量が多すぎるから、どんなにがんばったところでしょせん片付かない。

●収納は今日きれいになっても、また1週間後にはやらなければならない対症療法にすぎない。

●収納で解決しようとすることは、穴のあいた浴槽にお湯をためようとするものである。

という、今ならよくわかっていることを知っていたら、人生はどんなふうに変わっていたでしょうか?

若いときは、あまり何も考えていなかったので、たとえ「片付けと収納」という作業がなかったとしても、土日は、ぼーっと寝ていたかもしれません。ですが少なくとも、お金はもっと残ったはずです。

物を減らすプロセスで、必ずや自分の無駄遣いに気づいていたと思いますから。

私のように無計画に服や雑貨を買う人は少ないと思いますが、物を持ちすぎている人は、多かれ少なかれ、毎日昔の私と同じようなことをしています。

貴重な時間やお金を使って、なんとか物を部屋の中にきれいに収めようとしているのです。

物が減ったら、自分のしたいことを考えられるようになった

そもそも物がそれほどなかったら、こんな努力をする必要は1つもありません。

若いときなら、時間がたっぷりあるので、日がな一日物の世話をしていてもいいでしょう。

けれど、もう50歳を過ぎたら、残り時間はあとわずか。

たった1度の人生なのに、ずっと、使いもしない物を、狭い部屋の中になんとかきれいに収納しようと、ああでもない、こうでもないと努力するのは、馬鹿げているのではないでしょうか?

私たちは、物の管理をするために生まれてきたのではないはずです。こんまりのように、5歳のときから収納が大好きな人は、ずっと収納のことを考えて人生を終えるのもいいでしょう。

しかし、あなたはそこまで収納が好きなのでしょうか?本当はもっとやりたいことがあるのに、物の管理で忙しいため、気づいていないだけなのかもしれません。

私がこういうことに気づいたのは、物を大幅に減らし始めてからです。

最初は「物が少ないと家事が楽だな」と思うぐらいでした。

持ち物がどんどんミニマムになってきたら、もうあまり物のことを考える必要がなくなり、他のことに考えが及ぶようになりました。

「私が好きなことってなんだろ」とか、「50歳過ぎた今、やりたいことってなんだろ」。こんなことです。

私は体力づくりのために、よく運動をしていますが、物がいっぱいあったときは、「運動をしよう」なんて夢にも思っていませんでした。

ミニマリストになってたくさんのことに気づきましたが、「物がいくらあっても、健康にはならない。むしろ健康をおびやかされる」というのもその1つです。

身体も頭も実際に使って鍛えなければどんどん衰えて行きます。遅ればせながら、たくさん物を手放して、初めてこのことに気づきました。

物を減らさなかったら、今も毎日たくさんの物と格闘して、自分が本当にやりたいことになど、考えもしなかったと思うのです。





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