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きょうにでも捨てたほうがいい台所にある古いものを4つ紹介します。
引っ越しをしなかったり、定期的にストックを見直していない場合、台所にはどんどん古いものがたまっていきます。
キッチンにある明らかなゴミを捨てたあと、「何を捨てていいのかわからない」と思ったら、今度は古いものを捨ててください。
多くの人の台所に居座りがちな4つの古いものはこれです。
1.台所用のスポンジ
台所にある古いスポンジはとても不潔なので今すぐ捨てましょう。「家の中でもっとも汚いのはスポンジである」というのは有名な話です。キッチンのごみ箱やトイレよりも汚いのです。
「台所のスポンジは便座の20万倍汚い」という研究があります。さらに1平方インチ(100円硬貨1枚ぐらいの大きさ。小さいです)のスポンジにバクテリアが1千万個繁殖しているそうです。
同じ面積のディッシュクロス(食器洗いに使っているふきん)には100万です。スポンジは布に比べて10倍バイキンが繁殖しやすいということですね。
どのような状況で、どのぐらい古いスポンジを使って調べたのかわからないのですが、常識で考えても、スポンジのほうが汚いだろうというのはわかります。
スポンジが不潔なのは、多くの人が、スポンジで皿に残った食べ物をぬぐい、それが付着するから。
さらに水を吸収するスポンジは、とても水切れが悪いため、バイキンの繁殖に最適なぬれぐあいで台所に転がっています。
バイキンの栄養があり、ちょうどいい湿気もあるため、スポンジは、ふきんなどよりバイキンが繁殖しやすいのです。
まあ台所にあるものはみんな多かれ少なかれ、細菌が繁殖しているわけですが。
スポンジはどうしても使わないと生きていけないという種類のものではないので、台所から断捨離してしまえばいいのではないか、と思います。
私は、食器を洗う時は、まずウエスやいらない紙でお皿についた食品の残りをぬぐい、プラスチックのブラシで洗っています。ブラシで洗い切れないところは、スポンジワイプを使っています。
スポンジは、さわるのも気持ち悪いので全くさわりません。
ただ、夫はスポンジで洗うのが好きなため、我が家の台所にはスポンジがあります。夫は、まずブラシで食器に残った食べ物をはらって、それからスポンジに山のように食器用の洗剤をつけて泡をもこもこにして洗っています。
こんな洗い方は、決して健康にも環境にもよくはないのですが、人のやることなので、止めるわけにも行きません。
昔、洗剤の使い方で激しく衝突しております。夫はふつうの洗剤を使って、私はフロッシュを使っています。夫婦で食器の洗い方のポリシーが違うため、使う洗剤も、洗い方も違うわけです。
フロッシュの話⇒食器用洗剤を断捨離しそこないフロッシュに落ち着く~ミニマリストへの道(34)
夫のスポンジはふだんは流しの下の洗剤などを入れている持ち手つき入れもの中に転がっています。
2.古いプラスチックの食品保存用の容器
いわゆるジップロックのような保存用の容器です。この手のものは、うっかりしていると数が増えガラクタになりがちなので、8割ぐらい捨てたほうがいいでしょう。
もし、環境ホルモンが気になるなら、最初から使うべきではありません。
環境ホルモンについて⇒環境ホルモンとは何か、その影響など基礎的なことをわかりやすく解説
特にBPAが気になる人は、使わないほうがいいです。
BPAとは?⇒環境ホルモンに気をつけよう。BPAが健康に及ぼす影響とは?
ただプラスチックの保存容器はとても便利なので、すべてを撤廃することは不可能かもしれません。
使うのならば、せめてコンディションのいいものを使うべきです。
電子レンジに何回もかけたり、何度も洗ってひっかき傷ができると、それだけ容器に使われている化学薬品が食品に移りやすくなります。
保存容器は、できるところからガラスの容器に変えるといいでしょうね。ガラスは重いですが。
ガラスに変えてしまえば、どのプラスチックならレンジにかけていいんだろう、レンジにかけていいなら、どのぐらいの温度でどのぐらいの時間かけるのならいいんだろう、酸っぱいものを入れていいのはどれなんだろう、とあれこれ考えなくてすみます。
私も玄米やキヌアを冷凍するのにプラスチックの容器も使っています。電子レンジで解凍していますから、私の血液の中にはすでにさまざまな環境ホルモンがぐるぐるまわっているのでしょう。
せめてデトックスをがんばりたいと思っています。
ふだんからなんとなく体調が悪いとか、更年期の症状が重いなら、プラスチックの容器をさけたほうがいいのではないでしょうか。
3.古いスパイス
夫に捨ててもらいたいものはたくさんありますが、スパイスもその1つ。彼は古いスパイスをいつまでたっても持っています。
スパイスは1度にたくさん使わないので、なかなか消費されず、そのまま台所にとどまりがち。1つ1つは小さなびんや袋に入っていますが、数がたまると馬鹿になりません。
スパイスの賞味期限はパウダー状のもの(挽いたもの)が3~4年。葉っぱ状のスパイスは1~2年、それ以外の丸ごとの形をしているスパイスは4年が目安。
びんや袋に賞味期限が書いてなかったり、いつ買ったのか思い出せないものはこのさい断捨離です。
保管が悪いと虫がわくこともあります。もちろん食べたって病気になるわけではありません(この点については、次の「古い缶詰」のところで詳しく説明します)が、香りや味はとんでいます。
ということは、料理に使う意味がないのです。
古いスパイスを掃除やアロマに利用して使い切る方法があります。そういうふうにして使い切るか、使えないなら、捨ててしまったほうがいいでしょう。
人によっては、「中身は捨ててボトルは取っておきたい」と思うかもしれません。昔の私がそうでした。再利用したいと思っていたのです。
しかし、必ず再利用できるあてがなければ捨てたほうがいいです。
再利用しようとすると断捨離がすすまない理由はこちら⇒リサイクルの落とし穴、再利用願望がシンプルライフを遠ざける理由とは?
スパイスは日光が当たらず涼しくて乾燥した場所に保管するのが理想です。
4.古い缶詰
缶詰はいつまでも持つと思っている人がいますが、賞味期限があります。賞味期限が切れてなくても、みょうな具合にふくらんでいたり、へこんでいたり、錆びていたら捨ててください。
台所の棚の中だけでなく、保存食もチェックしましょう。
もちろん賞味期限を過ぎた缶詰でも食べられますし、食べればそこそこおいしいのかもしれません。
実のところ、生鮮食料品でなければ賞味期限切れの食品を食べたところで、病気にはなりません。
食中毒になったりするのは、サルモネラ菌とかリステリア菌、大腸菌のせいです。こうしたばいきんは、きのうとか今日買ってきた食べ物についているわけです。
私が「古い缶詰を処分したほうがいい」と書いているのは、肉体的健康のためではありません。そうしないと、台所のガラクタがいつまでたっても減らないからです。
「まだ食べられるから」と賞味期限切れの缶詰を取っておくのは、「この服、まだ着られるから」といつまでも着ない服をクローゼットにつるしておくのと同じです。
捨てられないなら、これからしばらくはメインのおかずは、手持ちの古い缶詰にして食べきってください。パントリーチャレンジをするわけです。
パントリーチャレンジの説明はこちら⇒献立を考えるから食費が増える。ズボラ主婦だからできる究極の節約方法とは?
毎日古い缶詰ばかり食べるのは楽しくないと思います。
でも1度やってみると、「どんなに古くなっても、使えるもの、食べられるものはとっておきたい」というメンタリティが修正されるかもしれません。
私も、缶詰ではありませんが、ためこんだ化粧品のサンプルを必死で使いきったことがあります。ものすごく苦労しました。それ以後、安易にサンプルをもらうのはやめました。
とにかく、そのまま古い缶詰を大量に棚の中に入れておいてはだめです。何らかの手を打ってください。