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2014年秋の引越し前に、連日断捨離をしていた話を書いています。
いろいろな捨てルールを自分なりに作っていましたが、特に細かいものを捨てるとき有効な方法は「同じものは2つもいらない」と念仏のように唱えることです。
物が多すぎる危機感
毎日不用品を捨てていた私は、よく、もう捨てるものは何もない、と感じていました。
しかし、引越し先に持っていく自分の荷物は思いのほか多いのです。「私はシンプルライフを送っているはずなのに、なぜこんなにあるのだ?」と納得がいきません。
おまけに、娘と夫は所持品をほとんど捨てず、そっくりそのまま引越し先に持ちこもうとしていました。
私は危機感を感じました。
引越し先は当時住んでいた家の半分以下のスペースです。
家具や段ボール箱に囲まれて寝るのだけは避けたいところ。
作りかけの寄付箱(寄付品を入れた箱)にはまだ余裕があったから、もう少し詰め込みたい気もします。
そんなことを考えながら、自分の荷物を見ていたら、今は全然使っていないデジカメに目が止まりました。
「あ、これもういらないよね?だってiPhoneがあるから」
同じもの、2つもいりません
物を減らす合言葉は、「同じもの、2つもいらない」です。
物がたくさんある、少し整理したい、減らしたい、と思うなら、ダブっているものを1つだけにすると、かなりスッキリします。
断捨離しながら気づいたことですが、昔の私は同じものを2個も3個も持つ傾向がありました。
食器や文房具はもちろんのこと、洋服も重複アイテムや似たようなアイテムを所持していました。
「ミニマリストをめざそう」と思いながら、ダウンジャケットを3着も持っていた時期があります。
氷点下40度ぐらいになると、ダウンジャケットの重ね着をする人がいます(ニュースで見たことあり)。
しかし、私の住んでいるところは都市部なので、どんなに寒くても、氷点下34度ぐらいまでしか下がりません。
これまで、ダウンジャケットを2着同時に着たことなんて1度もないのに、3着もあったわけです。
そこで、2着は捨てました。
捨てた1着はこちらに写真あり⇒今年断捨離してよかったもの3つ(プレゼント編)。理想の贈り物とは? 夫からのプレゼントだったので、わりと長々と持っていました。
「同じものは2つもいらないよね」という言葉を念仏のように唱えながら、断捨離をしたら、食器や鍋もどんどん減らすことができました。
私の鍋⇒鍋とフライパンを公開~料理が苦手な節約系ミニマリスト主婦の場合(写真つき) 健康を考えて、ティファールの鍋1つとフライパンは断捨離し、別の物を買いました。
私の食器⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合 箸が劣化して、先がボキッと折れたので、母に実家で余っている箸を送ってもらいました。
「同じもの、2つもいらないっての」。
家でこの言葉を使っているの私だけですが、よかったらあなたも使ってください。効果あります。
ところが、そんな強力な合言葉を口にしていたのに、デジカメはノーマークでした。
iPhoneを導入したら、いろいろな物が不用に
2014年の春、娘(当時高校生)にiPhoneを支給せざるを得なくなったため、ついでに自分用のiPhoneも購入して家族プランみたいなのに契約しました。
私は電話が嫌いだし、自分からかけるところはそんなにないので、それまで携帯電話を持ったことはありませんでした。
娘にもずっとiPod touchでがまんさせていました。どうしても携帯電話が必要な時は、夫のを借りて持たせたものです。
ところが、高校生になったら、携帯電話を持っていないのは学校中で娘1人(娘がそう言ったのであり、学校中調べたわけではありません)。
学校も遠くなり、娘の行動範囲が広がったため、電話が必要な時が増えました。
しかも、「生徒はiPhoneやタブレットを持っている」ということ前提に、宿題やグループプロジェクトを出す先生がいて、娘は宿題をするのに困るように。
そこでスマホを導入することにしたのです。
スマホを買ったとき、スマホに機能がついていたものはすべて捨てました。
といっても3つですが。
●コンパス(方角を示すもの)のキーホルダー
●地図
●辞書類
こんなものです。
コンパスのキーホルダーは30年ぐらい前に東急ハンズで買ったものです。
ふだんコンパスを持ち歩いている人なんてあまりいないと思いますが、私は重度の方向音痴なので、街に出るとよく使っていました。
どっちが北かわからないと、地図を見ても、意味がないからです。
方向音痴の話⇒バスの停留所を間違えてばかり、どうしてこんなに方向音痴なのでしょう?
地図も方向音痴の私には必須アイテム。カナダに来てからすぐに自分の住んでいる市の地図本を買いました。
しかし、今はインターネットで参照できるため、何年も使っていませんでした。
辞書は日本にいる時から使っていた英和辞書や和英辞典です。ボロボロだったのですが、これまたなんとなく持っていました。
こんなふうに喜々としていろいろな物を捨てたましたが、デジカメは捨てていなかったのです。iPhoneでいくらでも写真を撮れるというのに。
iPhoneが登場してから出番がなくなったデジカメは、半年ほど、パソコン周辺グッズ専用の小さな箱に、収まっていました。
その理由は?
「iPhoneの写真を撮るときに使うかもしれないから」。
私は娘が幼稚園のときから、日記ブログを書いていて、身の回りのものをデジカメで写真に撮っていました。
実際、iPhoneを買ったとき、iPhoneの写真をデジカメで撮ってブログにのせたと思います。
けれども、よくよく考えたら、娘もiPhoneを持っているし、夫もブラックベリーを持っています。
しかも、2人ともそれぞれ古いデジカメを持っているはずです。
自分のiPhoneの写真を撮りたい時は、娘のiPhoneを借りれば事足ります。
よくよく考えると、3人家族の我が家には、少なくとも6つもカメラがあったわけです。多すぎますよね。
そこで自分のデジカメは断捨離しました。
iPhoneのようなマルチディバイスを持っていたら、同じ用途のものは断捨離してしまってもさしつかえないです。
ただし、懐中電灯は捨てませんでした。懐中電灯は停電のときに使います。停電だとiPhoneも使えません。
この日捨てたもの
●デジカメとその周辺グッズなど 4アイテム
iPhoneの、必要以上にりっぱな箱と、娘のお古のiPod touchも処分しました。
ついでに、雑貨も捨てました。
●サングラスと室内履き
室内履きはベルメゾンのおまけだと思います。30年以上前に入手しました。2つ折りにして小さな袋に収納できる携帯用です。
ずっと使わずに持っており、「使わないともったいない」と思って、カナダまで持ってきました。
私も昔は、「使わないともったいない」という発想をしており、誰も使わないものをいつまでも持っている傾向があったのです。
けれども、長年使わなかったものは、やはり使いません。
ある時、飛行機の中で無理やり履いてみました。
私は、機内では靴を脱いでソックスのままで座っています。わざわざ室内履きを履くのがとても面倒でした。
「やっぱり私はこの室内履きに用がない」という結論に達しました。
おまけは無理に使わず、さっさと使う人の手に渡したほうがいいです⇒無理して使っている物を捨てる(プチ断捨離18)
スポーツ用サングラスはもらいもの。ふつうのサングラスもあるので、ダブリですから捨てました。
●寄付箱1つ完成
この日捨てた分を入れて、小さな寄付箱を作りました。
☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
☆この続きはこちらから⇒「ただ」ほど恐ろしいものはない:ミニマリストへの道(90)
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引越しは物を捨てる絶好のチャンスです。前の家で使わなかったものは、新しい家でもまず使いません。
住まいは変わっても、住人のライフスタイルはそんなに簡単に変わらないからです。