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アメリカのお片づけお助けサイト、フライレディから紙や書類の片付けの工夫をお伝えします。今回は、新聞、クーポン券・割引券、雑誌の断捨離です。
プリンタのおかげで紙ゴミが増えてしまった
家をスッキリさせるために、毎日の小さな習慣を大事にするフライレディ。1つ1つの習慣を確実に身につけるために、特に大事な習慣は月間目標に設定して、がんばるようになっています。
紙ゴミ退治は10月の目標です。紙ゴミは英語で、paper clutter といいます。
アメリカ人も紙をためがちです。通信技術が発達して、さまざまな情報がデジタル化されたにもかかわらず、相変わらずたくさんの紙が日常生活でやりとりされています。
むしろ、昔に比べて紙ゴミが増えていますね。
というのも、家庭にプリンタが普及したので、パソコンで見つけたものを簡単に印刷できるようになったからです。コピーやスキャンまで家庭でできます。
家にプリンタがなくても、コンビニで手軽に安価で利用できます。
私が子供のころはこんな便利なものはなかったので、紙ゴミも少なかったです。
よく裏が白いチラシを切ってメモ帳にしますが、あれは昔の紙のなかった時代の生活技術という気がします。
実は私もこういうちまちました節約(?)をするのが好きですが、実際は節約になっていません。
真の節約とは?⇒お金がないなら「持たない暮らし」をすればいい。ミニマリストだからこそできる究極の節約生活
手間暇かけて、家中にある裏が白い紙を集め、メモ帳にするととんでもない量になって使いきれません。メモ帳は粗品でもらってしまいますし、ふつうのノートやスケッチブックなども、100均で安く手に入ります。
意識しないと買いすぎて、家中に紙類が蔓延し「白い紙症候群」になるのです。
それではフライレディの紙ゴミ退治のアドバイスと私自身がやっていることをお伝えします。
フライレディについてはこちらで詳しく書いています⇒すっきり片付いた家にするための12の習慣~フライレディに学ぶ
新聞紙の断捨離
・毎日捨てる
・2~3日たっても読めない状況が続くなら解約する。
解約するとゴミが減るし、「まだ読んでない、読まなきゃ」「新聞代高いのに、読まないともったいない」という罪の意識から解放されます。もちろんお金も節約できます。
私自身はもう何年も新聞はとっていません。カナダに来て直後の半年ぐらいは、英語の勉強のために新聞を読もうと思って講読していました。
しかし当然読みきれないのです。教科書を読むのが最優先です。こちらの新聞はけっこう分厚いです。週末は特にボリュームがありチラシもいっぱい入っています。
ものすごく邪魔です。
そこで講読はやめました。それ以来、紙の新聞を講読したことはありません。
前の家にいたときは、たまに新聞少年が、「サンプルとして1ヶ月無料で配達させてください」とか、「1部無料で置いていきますので読んでください」と戸口に来ましたが、それすら断っていました。
実際新聞を読まなくてもネットでニュースがわかるし、会社、喫茶店、図書館で読めますから宅配してもらわなくてもいいと思います。
クーポン券、割引券の処分
・使わないならすぐに捨てるか、使う人にあげる
・使うものは、すぐに使えるように場所を決めて管理する
フライレディはバッグインオフィスという、ノートと事務用品(はさみ、のり、切手、テープなど)すべてがバッグの中におさまる商品をサイトで販売しています。
※写真はFlyLady's FlyShopより拝借しました。
ここにクーポン券をしまっておくといいそうです。
北米は、日本よりクーポン券を使った販促が盛んです。
クーポン券ばかり集めた小冊子が、新聞と一緒に、あるいは単独でポストに入っていたり、小麦粉のメーカーのお菓子のレシピブック(パンフレット)の後ろに自社製品のクーポン券が印刷してあったりします。
これをはさみでちょきちょき切って(ミシン目が入っているのもあります)、該当の商品を買い、スーパーのレジで提示すると少し(25円~50円くらい?)割引で買えます。
節約系のサイトなど見ていると、「賢くクーポンを使いましょう、けっこう節約できます」とあるのですが、私はクーポンは全然使いません。
そもそもあまり買い物に行かないのと、手元に置いて管理するのが面倒なのと、自分がよく買う商品のクーポン券はめったにないからです。
割引券の管理にあまりに時間や手間を使いすぎていたら、やり方を調整したほうがいいです。手間や時間も人生の大切なリソースですから。
「50円の割引のために、そんな面倒なことをする価値があるのか?」ということです。
割引券も、へたに持っていると「使わなきゃもったいない」と思って、そこまで欲しくないのに、無理に買ってしまったり、「期限切れにならにように注意しなきゃ」と気をつけたり、「あ、持ってくるの忘れた」とお店で苦い思いをしたり、けっこう心理的なストレスがかかります。
最初から使わないようにしておけば、こんなストレスから自由になれるのです。
ふだん自分が必ず購入する商品の割引券だけ、場所を決めて手元に置いておくといいですね。
雑誌をためない
・あまり読まないなら講読をやめる
・マガジンラックなど雑誌をためている場所を毎週片付ける
・好きな写真を切り抜いて、自分だけのスクラップブックを作る
フライレディは毎週、雑誌を入れているかごをチェックして、古いのを取り出し、車に入れておくそうです。
そして、1週間、いろいろなところに行くたびに、その場所に雑誌を置いてきます(寄付する)。たとえば、医者の待合室や、車の修理をしてもらうところ(カーサービスセンター)の待合室など。
フライレディは毎日飛び回っていそうなので、いろいろなところに行くのでしょうが、あまり出歩かない人は、歯医者、図書館、児童館、美容院など引き取ってくれそうなところを見つけて寄付するといいですね。
「自分だけのスクラップブック」というのは、likes and keeps (好きなもの、とっておくもの)を集めるファイルです。
たとえば、自分の理想のキッチンや庭があるなら、台所に置きたい家具や雑貨、インテリアの写真が雑誌にあれば、切り抜いて、スクラップブックに貼ったり、シートプロテクター(透明のポケットになってファイルできるもの、日本語にするとクリアホルダーや、クリアファイルでしょうか?)に入れておいて、イメージをふくらませます。
夢を叶えるスクラップブックとか、夢の実現ノートに似ていますね。
フライレディはミニマリストではなく、それなりに物を持つ暮らしをしていますから、こういうものを作って、写真や好きな記事を切り抜くのです。
今朝、記事にした金子由紀子さんの「引き算する暮らし」でも、「欲しいモノノート」を作って、自分の物欲を開放するといい、とあります。
よけいな物は買わず、本当に欲しいものを絞り込むのです。そうすれば、いたずらに物は増えませんから。
ただ、私自身はミニマル志向で、もう物はいらないと思っているから、こうしたノートは作っていません。
また、やたら切り抜きをしてしまうと、今度はそうした切り抜きを管理しなければならないので、物減らしをしているなら、節度をもってやったほうがいいと思います。
こんなふうに⇒どんどんたまるレシピや雑誌の切り抜きの断捨離と整理の方法はこれで決まり
裏紙でメモ帳を作ったり、何かに使えるからと、空き瓶を集めるのも同じですが、「ちょうどよい量」にしないと、かえって大変なことになるのです。
私はズボラで、「ちょうよい量」で収めるのが面倒なので、最初から、すっぱり手を出しません。
☆この続きはこちら⇒ガラクタをためない暮らしへ。紙と書類の断捨離のコツ(2)
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フライレディではサイトで販売しているオフィスインバッグ、カレンダー、掃除道具などをすすめることがあります。数はそんなに多くないですし、そこまでしつこく売り込みませんが。
こういうのは無理に買う必要はありません。自分のやり方に方法論だけ組み込めばいいです。