スッキリした部屋でリラックスしている女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.09.25

シンプルライフで解消!日常のプチストレスをスッキリ解決する方法

ページに広告が含まれる場合があります。

 

日常生活の中で感じるちょっとした面倒くささも、積み重なると大きな負担になります。

暮らしをもっとシンプルにすれば、これらのストレスを軽減でき、心身ともに余裕が生まれます。

この記事では、よくあるプチストレスを5個紹介し、シンプルライフの視点で、どう解決するか提案します。



1. 見つからない

今必要なものがすぐに見つからないとイライラします。

たとえば、鍵、スマホ、財布、リモコン、はさみ、ブラシ、メガネ、イヤホン、充電器、書類など。

「使いたい時に限って、どこにあるのかわからない」という体験をしたことがある人はたくさんいるでしょう。

定位置を決める

探しものを減らすもっとも有効な方法は、それぞれの定位置を決めることです。

これは、誰でも知っていますよね。

では、なぜそうできないのか?

ものが多すぎるからです。

今使っていないものは思い切って処分し、当面使わないものは、いつも使うものと同じ場所に置かないようにしましょう。

そして、それぞれのものの定位置をしっかり決めます。

毎日使うもので、細々としたものは、トレーやボックスにまとめましょう。

私は日用品は、イケアで購入したワゴンに入れています。

ワゴン

2. 取り出しにくい

それがどこにあるのかわかっていても、取り出しにくいとストレスになります。

たとえば、キッチンの引き出しにツールがいっぱい入っていると、目当てのものをさっと取り出せません。

なんでもかんでもトートバッグに突っ込んでいると、財布をすぐに出せません。

若い頃、私はバックパックを愛用していましたが、いつも財布が奥のほうに入り込んでしまい、レジを待つ間、床にしゃがみこんでゴソゴソ探していました。

クローゼットに服がいっぱいだと、今日着たい服が、奥のほうに押し込まれてしわくちゃになっているのを知ってがっかりします。





詰め込まない

中身がいっぱいで取り出せないのですから、中身を減らしてください。

最初にやるべきことは、本当に使うものだけを引き出しやバッグに入れること。

今使っていないものは外に出しましょう。

「外に出せ」と言うと、「じゃあ、どこにしまえばいいの?」と思うかもしれません。

収納スペースを埋めている「使わないもの」を処分して、しまい場所を作りましょう。

余計なものをそぎ落とせば、収納スペースに余裕が生まれます。

似たようなツールがあるときは、1つだけ引き出しにしまうといいでしょう。

どうしても2つ/3つないと困るときだけ、複数入れてください。

衣類についても、もう着ない服はどんどん手放しましょう。

大丈夫です。着るものに困ったりはしません。

必要最低限の服があれば、十分におしゃれを楽しむことができます。むしろ、少ない服でコーディネートを工夫するので、それぞれの服をしっかり着ることができますから、時間やお金の節約にもつながりますよ。

ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

どうしても手放すことに抵抗があるなら、季節外の服や、ここ1年着ていない服から整理してみてはどうでしょう? 人に譲ったり、リサイクルに出すなどして、服に新しい役割を与えると罪悪感も軽減されます。

3. 散らかる

ものがそのへんに散らかっていると、視覚的ノイズになります。

たとえば、取り込んだものの、アイロンをかけおわっていないので、いつまでも和室の片隅にとどまっている洗濯もの。

半年以上前から、リビングの床に転がっている子供のおもちゃ。

「いつか読む」と思いながら、なかなか読めない新聞や雑誌の山。

自分の部屋はものでいっぱいなので、リビングに居候させてもらっているコスメなど。

日々リセットする

ものが散らかるのを防ぐ方法は、日々のリセットです。

使ったものはその日のうちに片付けましょう。

それができないとしたら、やはりものが多すぎると考えてください。

リセットするために、部屋を見渡したとき、以下のものが見えたらものが多すぎます。

・ずっと前に出したもの

・買ってきて置いたままになっているもの

・何のためにそこにあるのかわからないもの

・いつ持ち込んだのかわからないもの

・それが何なのかすぐに思い出せないもの

理想は、その日に引っ張り出したものを処理をするだけでよくすること。

まず、その場所に関係ないものは、しかるべき部屋に戻し、残りは少しずつ居場所を決めるか、処分しましょう。

おもちゃやコスメ、衣類など、自分が定期的に家に入れているものがあったら、同じように定期的に見直し、使っていないものを手放していかないと、数がどんどん増えていきます。

4. たまる

べつに散らかっているわけではないけれど、どんどん部屋にたまっていく。

そんなものも、ストレスになります。たとえば、郵便物、書類、本、未使用のコスメや衣料品、レシートなど。

ものがたまると、以下の感情が生まれます。

圧迫感や重圧感

狭い場所にものが増えて、どんどんスペースを占拠されると、息苦しくなります。

視覚的ノイズ

見ためのごちゃごちゃが、イライラを引き起こします。

壁を含めた空間の見直し:視覚的ノイズを減らす(その3)

不安

「早く片付けなきゃ」、「ちゃんときれいにしなきゃ」という焦りやプレッシャーを感じます。

罪悪感

未使用のものや使い切れなかったものを見ると、「買ったのに使っていない」「無駄遣いしてしまった」という罪悪感を抱きます。それは自分を責める気持ちにつながります。

管理できない無力感

自分の所持品や部屋をちゃんと管理できない自分に無力感を感じ、自信を失います。

ものを家に入れすぎない

次々とものを家に入れるから、どんどんたまります。

いま必要のないものは買わない、もらわないと決めましょう。

買い物のきっかけを見つけて別の行動に置き換える~ガラクタばかり買わないために。

そして、家に入れたものは、使い切るようにします。

「いつか使うアイテム」をいつ使うか決めてしまえば、ちゃんと使える。

ストック品もコンスタントに消費して回転させましょう。

5. 終わらない

整理整頓、掃除、洗濯、炊事、メールやメッセージの返信など、やってもやっても終わらない気がすることがありませんか?

この感情の正体は、日常のタスクに対する過剰な負担感や圧迫感です。

これらのタスクは、毎日必ず発生するので、1つ片付けてもすぐに次がやってきます。この繰り返しが、私たちに「終わりが見えない」「永遠に続く」という感覚をもたらします。

やることを減らす

終わらないストレスを軽減する方法で一番おすすめなのは、やることを減らすことです。

全部やろうとするから疲れます。

「今日はこれだけやればいい」とごく少数のタスクをこなすことを目標にします。

私も、毎日のタスクは重要なものを3つやればいいことにしています。

そのために、まず、やらなくてもいいことをやっていないか調べてください。そういうタスクが見つかったら、今後はやらないようにしましょう。

次に残ったタスクに優先順位をつけて、重要なことから順番にやっていきます。

やりたいことを絞り込む方法~優先順位をつけられない人へ。

完璧主義だと、どんなタスクもがんばってやってしまうので、完璧を期しがちな人は、そこそこできればいいというマインドセットを取り入れてください。

完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

まとめ:シンプルライフが解決する

ここまで説明してきたように、何かを減らしたり、やめたりすることが、日々のストレスの軽減に直結します。

シンプルライフはものを減らすだけでなく、心の負担も減らします。

ミニマリストやシンプリストをめざしていなくても、不用品を捨てることは自分や家族のためになるわけです。

朝、15分だけ不用品を捨てる、毎晩、キッチンのダイニングテーブルの上だけはきれいにするなど、いますぐできる小さなことから始めましょう。

1ヶ月もすれば、気持ちに余裕が生まれます。

この記事を読んだら、早速、クローゼットや引き出しを一箇所選んで、そこにある使っていないものを10分間だけ捨ててみては?

それだけで、気持ちがスッキリとし、次のステップに進むためのモチベーションが湧いてきますよ。





バックパックで旅行中の女性。旅行の荷物、持ちすぎじゃないですか?~筆子流の旅支度前のページ

リビングがスッキリしない理由7選と簡単にできる解決法。次のページリビングルームでリラックスしている女性

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  3. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  4. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. バースデープレゼント

    ミニマルな日常

    すべての贈り物が「愛あるもの」ではない:ガラクタの出どころを見極めよう(その3)

    自宅にやってくる物のソース(出どころ)を突き止めて、スッキリ環境を手に…

  2. 自己啓発本

    ミニマルな日常

    物を捨てない夫の本や資料を何とか片付けたい、というお悩みメールへの回答。

    「余白が恋しい」というハンドルネームの方から、片付け相談メールをいただ…

  3. 2023年から2024年へ

    ミニマルな日常

    2023年、いろいろ手放したから、新しいものが入ってきたのかもしれない。

    最近いただいた読者のお便りを3通紹介します。内容:・今…

  4. 計算機

    ミニマルな日常

    生まれて初めて家計簿をつけたらこんなふうに行動が変わった。

    いま、取り組んでいることを教えてくれた読者のメールを3通紹介します。…

  5. 何か書いている女性

    ミニマルな日常

    朝一番に10年日記を読むのが楽しみ。

    日記やモーニングページを書き始めたら毎日が楽しくなったと教えてくれた読…

  6. 古い物

    ミニマルな日常

    築70年の家にびっしり詰まっていた古いものを捨てて自由になれた。

    片付けをがんばっている読者のお便り紹介コーナー、今回は、最近いただいた…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,827人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. プレゼンをしている人
  2. リビングルームでリラックスしている女性
  3. スッキリした部屋でリラックスしている女性
  4. バックパックで旅行中の女性。
  5. 思い出の写真を見ている女性。
  6. ジャグリングしている男性
  7. 部屋を片付け中の夫婦。
  8. TEDトークのスピーカー
  9. スマホを使いすぎて疲れている女性
  10. キッチンを片付けている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 閉じ込められている人
  2. セーターのコレクション
  3. 体重ベア
  4. 本
  5. 贈り物とバラ
  6. ファッションショー
  7. 買い物の記録を取る人
  8. 探しものをしている女性
  9. 散らかった部屋にて
  10. お風呂掃除

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP