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ストレスを軽減して、もっと自分らしく生きるために、のんびり暮らす方法をお伝えします。
私の行っているミニマリスト流、スローな生活です。これを始めたら、ずいぶんストレスが減りました。
スローな生き方をおすすめする理由
読者の方から「イライラがとまらない」とか、「やたらと子供を怒鳴りつけてしまう」「ちょっとしたことで動揺してしまう」「感情のコントロールができません」というお便りをいただくことがあります。
このような人たちは、たいていの場合、自分にプレッシャーをかけすぎているのです。
「もっと◯◯であるべきだ」「もっとこんなふうにしなきゃだめだ」というように。
目に見えない、自分で勝手に考え出した「世間基準」に合わせようと、がんばりすぎているのではないでしょうか?
そして、基準に遠く及ばない自分や周囲の人に対して、怒りやあせりを感じてしまうのです。
このがんばりすぎをやめるためには、一歩さがって、のんびりするのが一番いいと思います。
それはごく簡単なことです。以下に私が心がけていることを4つ紹介します。
1)よくばらない
何をするにもよくばらないことを意識しています。
私は、若いころ、浪費しすぎて貯金ができず、ガラクタをためこむ生活をしていました。すべては、「よくばりすぎ」から起こったことです。
そこで、まず、「よくばること」をやめました。
「よくばっちゃいけないよ」というのは道徳や修身の教えみたいですが、自分が心地よく生きるために、ひじょうに効果的な生き方だと思います。
必要なものを1つだけ買う
欲しいものがあるときは、1つだけ買って、スペアやバックアップにもう1つ買うようなことはしません。
物によっては、予備があったほうが安全につながることもあるでしょう。ですが、日常使うもののほとんどは、1つあれば充分です。
数が増えるとそれだけ管理の手間が増えるので、基本は1つ、と心に決めています。
まとめ買いや大人買いもしません。
まとめ買いのワナ⇒まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
「せっかく店に来たから、必要な物はすべて買っておこう」とか、「今度いつ来るかわからないから、とにかくできるだけ買っておこう」と考える人がいますが、そんなことしなくていいです。
というのも、たいていの人は、もう必要な物は充分持っているからです。
半年や1年間と期間を決めて、意識的にバックアップを買うのをやめてみると、それだけで、かなりすっきり暮らせるのではないでしょうか?
必要なものを1つだけ手元に残す
洋服や思い出の品の断捨離で、どれを捨てようか、何を残そうか迷うときは(あまり迷いませんが)、とりあえず、一番大事だと思うものを1つだけ残し、あとはすべて捨てています。
レインコートを3着持っていた時期もありますが、いまは1着です。
たくさん持っていた文房具もかなり断捨離しました⇒大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
ベストワンだけ残そう、と決めると断捨離における迷いが少なくなります。
1つずつ集める
この春、塗り絵を始めてから、塗り絵グッズを買う機会が多くなりましたが、毎月予算を決めて、1つずつ買うようにしています。
塗り絵の本を一度に3冊買ったりする人もいますが、私はどんなに多くても、1ヶ月に1冊と決めています。実際、塗るのにけっこう時間がかかりますから、塗るペース(消費スペース)を考えながら、購入しています。
趣味でいろいろな物を集めている人も多いと思いますが、1年に1つ、半年に1つ、1ヶ月に1つ、1週間に1つだけ手に入れる、と制限をかけると、もっと物を大事にできるし、消費に追われることもありません。
関連記事⇒スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。
2)少ない物で暮らす
できるだけ、少ない物を持つ暮らしをしています。
持ち物の数を100個にしよう、とか、スーツケースに入る分だけにしよう、とは思っていませんが、物の数がいたずらに増殖しないように、いつも気をつけています。
特に、自分で簡単に持ち運びができない物と、処分がひじょうに難しそうな物を、生活に導入するときは、慎重に検討します。
持ち運べない物とは、たとえば、大きな家具や家電です。
パソコンやプリンタは仕事に必要なので、ごくふつうに購入して、使っていますが、最近は、コンパクト化が進んでいるので、1つずつなら、重いけれど、なんとか、持ち運びできます。
最近、自分で買ったもののうちで、「これは持ち運ぶのがきつい」と思ったのは、スタンディングデスクです。こちらに画像あり⇒生理痛で働けなくても収入を得られる仕事はありますか?←質問の回答
机の上にのせるタイプです。
カナダのアマゾンで買いましたが、発送重量が15.2キロとありました。
まだ、白米を食べていたころ、10キロの米の袋をなんとか徒歩で持ち帰ったことがあります。スタンディングデスクも、家の外から、中に運ぶだけだし、15キロなら大丈夫だろう、と思いました。
ところが、これがとっても重かったのです。箱を持ち上げることができず、フロントからバック(私の家は半地下なので、出入り口は裏にある)まで、よたよたといざりながら箱を運んでいたら、見かねた娘が、かわりに運んでくれました。
このデスクにはちょっと懸念がありますが、仕事に使うから、という理由のほうが勝っていたので、買いました。
自分で持ち運べない物は、処分も難しいです。
以前、娘のベッドとマットレスの処分方法を調べていて、その難しさを痛感しました。ベッドは分解し、マットレスはそのままエコセンターに持ち込めばいいのですが、ベッドを分解するのが大変だし、車がないから、自分でエコセンターに持っていくこともできません。
このときは、夫に処分を頼みました。
エコセンターの説明はこちら⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
自分で持ち運びできない物と、捨てるのが難しい物を家に入れなければ、物はそんなに増えません。
そうでない物を処分するのは簡単なので、いつも、ワンインワンアウト(one in one out 1つ何か家に入れたら、1つ家の外に出す)をやり、ときどき、1000個捨てなどの、捨てプロジェクトをやっていれば、物は増えないからです。
1000個捨てるプロジェクト⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
所持品を減らすと、たいていスローライフになります。
洗濯機や冷蔵庫を持たない人もいますが、この手の家電を手放せばと、家にキープする食品も衣料品も減るでしょう。しかも、手作業が増えるので、何をやるにも、のんびり、じっくり取り組むようになります。
3)やることを増やさない
1日3個ぐらいやることを設定して、それがクリアできたら、その日はそれでよし、としています。
やらねばならないこと、やりたいこと、やったほうがいいことは、たくさんありますが、すべてノートにリストアップしたり、付箋に書き出したりしています。
その中から
◯どうしてもやらねば、先に進めない/生活できないこと
◯どうしてもやらないと気がすまないこと
◯それをやると、自分の人生に大きなインパクトがあること
こんな事柄を選んで、やっています。
このブログの記事の更新を1日1つにしたのも、こうした選択の結果です。2記事更新にすると、かなり忙しくなるし、自分がやりたいほかのことがやれなくなってしまうのです。
それに、1記事更新にしておいたほうが、長く続けられると思います。
ピンクレディー(1970年代後半に活躍していた女性デュオ)や、一時期のK-POPのアイドルグループは、みんな短命でした。
とにかく、売れているときに、何でもいいから最大限に仕事を入れて、稼ぎつくそう、という発想が根底にあるビジネスだからです。
これは、スローライフとは対極の生き方であり、数年後には燃え尽きてしまうのです。
芸能人は事務所の方針やら何やらあり、契約にしばられているから仕方ない面もあるかもしれません。が、私のような一介のブロガーは、自分の仕事の量をコントロールできますから、今後もスローで行くつもりです。
関連記事⇒毎日が楽しくなるミニマリスト的時間管理術
4)身体によい物を食べる
なるべく食品添加物の入っていない、身体によい物を摂取すべく努力しています。すると、ごく自然にのんびりライフになります。
スローライフは、和製英語ですが、英語の slow living (スロー・リビング)と同じ意味で使われています。
スローリビングは、ファストフードに対する、スローフードムーブメントから始まりました。
SLOWは、スロー・リビングの4つの考え方のアクロニム(頭字語)にもなっています。
S : Sustainable 持続可能、地球環境に負荷をかけない
L : Local 地元産
O : Organic 大量生産品ではない
W : Whole 加工されていない、できるだけ自然のままの食品
こうした食品を食べようとすると、ファストフードや、加工品は除外されるので、おのずと、直販所やファーマーズ・マーケットで、まるごとと買ってきて、自炊することになります。
時間がかかりますから、いやでもスローになりますね。
ですが、これがとても心と身体にいいと思います。
まあ、何を食べていても、いずれ人間は死ぬし、病気になるときはなりますが、ふだん、より元気でいられるんじゃないでしょうか?
健康でいることは、私にとってとても大事なことなので、「健康おたく」と言われようとなんだろうと、食べ物にはわりとこだわっています。
といっても、そんなに難しいことをしているわけではなく、明らかに身体に悪いもの(砂糖とか)を避けているだけです。
いままで、甘い物を食べたいだけ食べていた人が、砂糖をやめようとすると、かなりの調整や適応が求められます。ですが、変革を求められる分、人生の質もかなり変わるんじゃないでしょうか?
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今回は、私がスローに生きるために行っている工夫を4つに分けて紹介しました。
ミニマルライフ、イコール、スローライフとは言えません。物がミニマルでも、便利な加工食品を消費したり、どんどん買って、使い捨てていく、というライフスタイルを送る人もいるからです。
ですが、所持品を減らすと、どちらかというとスローになると思います。
自分にとって大事なことはなんだろう、と考えたとき、ストレスをかかえて、生き急ぐような生き方を選択をする人は少ないのではないでしょうか?