重いスーツケース

ミニマルな日常

ないと思っていても物はある。捨てる生活を始めたほうがいい5つのサイン。

ページに広告が含まれることがあります。

 

捨てる生活を始めたほうがいい兆候を5つお伝えします。

「私の家は、断捨離とは無縁だ、だっていらない物なんて買っていないから」。そんな人も今一度、家の中を見渡してください。

よけいな買い物をしていなくても、用済みの物をコンスタントに捨てていないと、部屋の中はみるみるガラクタで埋まってしまいます。

以下に書く状況が1つでもあったら、すぐにでも捨てる生活に入ることをおすすめします。



1.物をどこにしまったらいいのかよく考え込む

掃除や片付け物をしているとき、外に出ているものをさっとしまえないなら、物が増えすぎているかもしれない、と疑ってください。

しまうべき場所が、他の物で占拠されている可能性が高いからです。

物があふれていると、多くの人は、「この部屋、そろそろ手狭になってきたわね」なんて思います。

しかし事実は、物が多すぎるだけなのです。

家は倉庫ではありません。

私が物持ちだった頃、部屋が片付かないのは、ちゃんとした洋服ダンスがないせいだ、と信じて疑いませんでした。

アメリカ映画やドラマに出てくるようなウォークインクローゼットがほしいとずっと夢見ていました。

ウォークインクローゼットがあれば、すべてをきれいに収納できて、部屋もスッキリすると思っていたのです。

もちろん、諸悪の根源は多すぎる洋服でした。

ウォークインクローゼットなんて持ってしまったら、ますます洋服が増えるだけです。

2.引っ越して3ヶ月以上たつのに荷物の入った箱がある

実はこれ我が家のことです。未だに夫の引っ越しの荷物がキッチンにあります。ちなみに、引っ越してきてからそろそろ2年です。

「ひどいわね~。家はそんなことないわよ」と笑っているそこのあなた、押入れに、引っ越してきてから一度も開けていない箱、ありませんか?

転勤族でも、意外と引っ越してきてから中身を開けずそのまま放置している箱があったりします。

直前の引っ越しでも、その前の引っ越しもずっと箱ごと移動していた荷物です。そんなに大きな箱ではありません。

中身は「思い出の品」であることが多いです。

人は、いったん箱に何かを入れて、押入れにしまい込むと、すっかり忘れてしまいます。

吉本由美さんも、「もう捨てていい物」とかなんとか段ボール箱に書いたまま、何年もその箱を持っていたそうです。

吉本由美さんを知らない方はこちらをお読みください⇒吉本由美の「一人暮し」術が、シンプルライフの参考書として威力を発揮した

我が家はそんなに物がない、と思っている人も、一度、押入れの中をしげしげと眺めてください。

ここ何年も開けていない箱があるのではないでしょうか?





3.収納家具でないものを収納に使っている

収納家具とは、物をしまうのが主な用途の家具です。

たとえば、洋服ダンス、キャビネット、チェスト、本棚、ロッカー、ワゴン、食器棚、シェルフ(棚)、ラックなど。

このようなものに物を入れるのは正解です。しかし、もしかしたら、こんな家具にめったに使わない物を置いてはいませんか?

ベッド、ソファー、椅子、スツール、ダイニングテーブル、ちゃぶ台、パソコンデスク、テレビ、シンク、シンクの横のカウンター。

このような家具は物を収納するものではありません。もし、物入れではない家具に、物をのせたり、かけたりしていたら、物が多すぎる印です。

家具ではありませんが、積み重ねた新聞や本の上に何かをのせている人もいます。箱の上に箱を重ねたり。

もちろん床や壁も物を収納するスペースではありません。

もう何年も、家の中のあらゆるスペース、すき間というすき間を活用する収納法が人気です。

そのため、「どこでも収納に使っていいのだ」と思っている人がいます。ですが、そんなことをしていると、ストレスがたまる一方なのです。

4.しょっちゅうどこかに物を押し込んでいる

飛行機の荷物入れ(機内に持ち込む荷物を入れる棚)は、満杯になって、なかなかふたがしまらないことがあります。

ふたを開けたまま運航するわけにはいかないので、乗客やフライトアテンダントが、中身を整理して、すき間のないように入れて、ふたをきっちり閉めようとしている姿をよく見かけます。

こんなことが、自宅で頻繁に起きていたら、物が多すぎです。

引き出しの開け閉めがスムーズにできないとか、衣裳ケースのジッパーがきっちり閉まらないといったことです。

家の中の物は、飛行機のように空を飛ぶ必要がないので、ふたをきっちりしめず、そのままにしてしまう人がいます。

押入れのふすまがずっと半分空いたまま、ということはないでしょうか?

ふたや扉、ドアなど、閉めるべきものは、いつもきっちり閉めておかないと、知らないうちに大きなストレスになります。

家の中にある未完了のものは極力減らすべきです。

未完了のものがストレスを生む話はこちら⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える

「扉があいたままの家具なんてない」という方も、食品のストックを入れているケースのフタを無理やりしめているかもしれません。

実際、昔の私は、ジップロックコンテナに、リボンやボタン、ビーズをびっしり入れて、無理やりフタをしていました。

フタが浮いてくるところを力技で閉めている、中が満杯なのに無理やりジッパーを引いている、そんなものがないか、チェックしてください。

それはすごく大きい収納家具かもしれないし、ペンケースや財布のように小さいものかもしれません。

どんな物でも、中身を入れすぎるのは禁物です。

5.休みの日は片付けに追われている

会社が休みの日は、部屋の中を片付けてばかり、という人は物を持ちすぎです。

これも、物持ち時代の私の行動です。

日曜日は、洋服をきれいにたたんで1枚でも多く引き出しに入れようとしたり、ハンガーにかけようとしていました。

引き出しの中の文房具をきれいに並べなおしたり、アクセサリーが入っている箱の中を整理したり。

出して、並べ直し、また入れ直す。時には場所を移動させる。

いわゆる整理整頓です。

整理整頓するだけでは、物の絶対量は変わらないので、また時間がたつと、散らかります。そこでまた中身を整理し直します。

考えてみると、ずいぶん無駄なことに時間を使っていました。

いらない物を捨てた今、こういう整理整頓は全くせずにすんでいます。小物を入れている引き出しはスカスカですから。

くしゃくしゃになる場所があるとすれば、机の一番上の引き出しでしょうか?ここは、今、使っている書類やノートを入れているので、時々、中身を断捨離して、整理しています。

引き出しの画像はこちら⇒パソコンと引き出しの中を断捨離しながら、ゴミをためない方法を考える

所要時間5分というところです。

ところが、物をたくさん持っていたときは、毎週のように片付けに、1時間、2時間と平気で時間を使っていました。

☆「私も断捨離したほうがいいのかしら?」そんな疑念がある方はこちらもお読みください。

こんな兆候があったら要断捨離。新学期が始まる前に片付けを。

こんな口癖がある人は物を持ちすぎ。断捨離どきのサイン、6パターン。

=====
物がたくさんあるときは、自分にとってそれがデフォルトになってしまうため、「物が多い」という事実になかなか気づくことができません。

もし、何となく暮らしにくい、スムーズに動くことができない、と思うポイントがあったら、物が多すぎるのではないか、と疑ってください。





断捨離suumoジャーナルに物の捨て方に関するインタビュー記事が掲載されました。前のページ

たくさん捨てても納得できず毎日捨てる物を探してしまう私は病気でしょうか?次のページ断捨離する女。

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

  2. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

  3. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…

  5. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…

関連記事

  1. 写真立て

    ミニマルな日常

    贈り物を捨てたことが相手にばれそうでとても心配です←質問の回答

    プレゼントの断捨離に関する質問をいただきました。この記事で回答します。…

  2. いらない服を捨てる

    ミニマルな日常

    たくさん服を断捨離したが何ひとつ困っていない。すべて、たんすの肥やしだった。

    最近捨てたものを教えてくれた読者のメールを2通シェアします。小見出しは…

  3. 若い女性

    ミニマルな日常

    人生の棚卸し~不用品を捨てる意外なメリット(その1)

    断捨離したおかげで私が得られたことのなかから、あまり話題にのぼらない、…

  4. ロングヘア

    ミニマルな日常

    お湯で洗うシャンプー、湯シャンの素晴らしい節約と省エネ効果~私が湯シャンに至るまで(8)

    6年前に脱シャンプーしてから、基本、お湯だけで洗髪をしている、ミニマリ…

  5. ワードローブ

    ミニマルな日常

    衣替え不要のクローゼットになって思うこと。

    シンプルな暮らしをめざして、日夜はげんでいる読者のお便りを4通紹介しま…

  6. 郵便受けの中のチラシ

    ミニマルな日常

    持ち帰るクセを断つ方法。もらってしまうから不用品が増える。

    自宅に細々としたものがたくさんあるなら、外出先でいろいろなものをもらう…

文庫本『それって、必要?』発売中。
「50歳からのミニマリスト宣言!」
ムック:8割り捨てて二度と散らからない
ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」
「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)
筆子のムック(第5刷)
筆子の本、『書いて、捨てる!』
更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,834人の購読者に加わりましょう
新しく書いた記事を読む
  1. 不用品を箱に詰める人
  2. ティーカップセット
  3. 服を整理している女性
  4. 私は大丈夫
  5. ミニマリスト
  6. ネットショッピング
  7. タイマーで5分測る
  8. 片付けビフォー・アフター
  9. 動画を見る手元
  10. リラックスする女性
筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事
  1. そうじ
  2. 旅行している人
  3. 頭痛
  4. ログを書いている手元
  5. サルディーニャ島
  6. 何もかも捨てる
  7. セーター類
  8. 目覚まし時計
  9. 交通事故
  10. お金が足りない
過去記事、たくさんあります♪
PAGE TOP