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先週、子育てで忙しく、いろいろ試みるものの、すべてが中途半端で、何から改善していったらいいのかわからない、という読者、Y.ゆっこさんの相談に回答しました。
この記事を読んだ2人の読者から、「Y.ゆっこさんに伝えてほしい」とメールをいただいたので、紹介しますね。
2人とも、「Y.ゆっこさんは、もう充分、がんばっている」と書いていました。私もそう思いますよ。
では、まずNAOじろうさんのお便りです。
あまり悩まないで
件名:最近読者の方のお便りに反応してしまいます…
子育てで手一杯ですべてが中途半端。どうしたらいいでしょう?のY.ゆっこさまにお伝えいただければ幸いです。
一日のスケジュールを見て、このスケジュールを毎日こなしているだけで130点!じゃないですか。
他人からあなた幸せねと言われても、本人はちっとも幸せに思えない人。
私は逆も見てきました。
あなた大変ね…かわいそうに…と言われても本人???な人。
Y.ゆっこさまも、他人にあなた今のままですごいわっ!と言われても、おそらくダメなんですね。信じられないか…。
Y.ゆっこさまはご両親にどのように育てられたのか気になります。
大人になったら自分の好きな自分で生きてよいのです。
自分の理想じゃない自分も優しく受け止めて! 私がそうしています。筆子さんのブログで勉強しながらかな♪
近ければ、お掃除に行ってあげますのに!! ウフフ自分の家は片づけられませんが、人の家なら自信があります!
きっとY.ゆっこさまに激励届いていると思います。
結局何もできなくても、何もしてもらえなくても想いだけでも嬉しいものです。
最近そんな経験を私したので!
Y.ゆっこさま、あまり悩まずね。
NAOじろうさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
そうですね。人から、「もう充分がんばってるよ」と言われても、自分でそれを認めることができない人っていますね。
そういう人は、理想が高すぎるのかもしれません。
現実を無視した理想的な生活や、理想的な自分を思い描いている可能性があるので、Y.ゆっこさんには、もっと現実的になることをおすすめします。
オンライン講座でも話しましたが、「今やらなくてもいいこと」は後回しにすればいいのです。
それと、私は、もっとご主人に子育てや家事を手伝ってもらえばいいのにと思いました。
ご主人も、昼と夜のシフトのある超激務をこなす勤め人(救急医でしょうか?)なのかもしれませんが、あまり奥さんの手伝いをできないなら、せめて自分のことは自分でやってほしいですね。
夜10時頃帰宅したとき、奥さんが寝ていたら、そのまま寝かせておけばいいのです。お風呂やご飯の支度なら、自分でやればいいのだから。
なぜ、寝ている人をわざわざ起こすのか? 話がしたいとかでしょうか? 話がしたいなら、交換日記みたいなノートを作って、一言メッセージを書くなどすればいいのに。
今どきの夫婦はそんなアナログなことはしないのかもしれませんが。
それではNAOじろうさん、これからもお元気でお過ごしください。
大事なことができていればそれでいい
次は、Aさんのお便りです。
件名:ゆっこさんのがんばりは合格点以上
今までに3回、取り上げていただいたAです(最後は「現実を生きるリカちゃん」の「間違った片付け」動画を転送しました)。
Y.ゆっこさんのお便りを読んで、自分の考えていたこととそっくりなので、思わずペンをとりました。
私自身は、今月15歳になる息子と先月13歳になった娘がいます。
夫はドイツ人でドイツに住んでいます。
昭和10年生まれの「捨てない母」に育てられ、物を整理する習慣がつかないまま大人になりました。いきおい、家の中が片付かない状況に悩まされています。
子どもに手がかかっていた頃は、ゆっこさんの書かれているような気持ちをいつも抱いていました(例えば、片付けをとるか、睡眠をとるか、は完全に同じです)。でも、最近起こったことをきっかけに、少し見方が変わったので、ご参考までにご紹介します。
一番大事なことができていればいい
この秋、子どもに次々と「死にたい」と打ち明けられました(同時ではなく、何週間かずれていました)。それぞれ、すぐに青少年精神病院の救急窓口に連れていきました。先生方に助けていただけて状況が好転し、息をついたところです。
子どもが問題を起こしたり、辛い思いをしていたりすると、親は皆、自分の子育てが間違っていたのではないかと考え不安になると思います。
私も同じでした。
でも、病院・学校の先生にも、ママ友・パパ友にも「親に言えたのは、お父さんとお母さんとの関係がしっかりしているからだ」と言われました。当初はそれでも自分を責める気持ちが強かったですが、一段落してからは「確かにそうだ」と思うようになりました。
我が家は、下の子が8歳ぐらいのときから物を整理しています。
でも、いまだに片付かない状態が続いています(すごくストレスです)。
ただ、私が人生で一番やりたかったこと=子どもが困ったときにいつも味方でいること、は大方できていたのかな、と感じています。
今やっていることに目を向ける
ゆっこさんはお子さんがまだ小さいし、長男さんは特別なお子さんだし、今、片づけるのは大変だと思います。
ひょっとしたら、人生の中で、今は本格的に片づける時期ではないのかもしれません。
うまい例えかどうかわかりませんが、赤ん坊が大人になるまで、それぞれの時期にそれぞれの課題を、それぞれのペースでこなしていくように(ハイハイする時期、トイレに行けるようになる時期、他の子どもと遊べるようになる時期…など)、大人の人生にも、時期、というか旬というか、そういうものがある気がします。
一足飛びに歩けるようになる子どもがいないように、子育て中は子どもの世話・サポートができてればいいのではないでしょうか(それだけだって、すごく大変です)。
ゆっこさん、すごくがんばってますよ。
筆子さんのおっしゃるように「表彰状もの」だと思います。
たぶん、自覚なさっているように、完璧主義が自己評価を下げているのではないでしょうか。もっと、自分に優しくしてあげてください。
例えば、この忙しさの中で「15分捨て」と「5捨て3処理」を1か月続け、フライレディの習慣のなか、トイレ掃除と水を飲むことができているのは立派です。
いろいろ試したなかで、「これはよかった」ということがあれば、後で余裕が出てきたときに、再開することができます(今は忙しいのでお休み中、というぐらいの気持ちでいいと思います)。
自分と自分のやっていることを外から眺める
筆子さんも繰り返し書かれていますが、完璧主義な人は自己評価が厳しくなりがちです。私もそうです。
でも、「もしも私の友だちに私のような人がいて悩んでいたら、どう思うかな、どう声をかけるかな」と考えると、見方が大きく変わります。
今回、筆子さんがゆっこさんのお便りを紹介してくださり、ゆっこさんと自分を重ねることで、自分に対する目もやわらぎました。
独りでシミュレーションするよりも、実際に同じような気持ちでいる人に話しかけるほうが、ずっと真実味があるというか、効果がありますね。
筆子さんにお便りしてくださったゆっこさん、そしてゆっこさんのお便りを紹介してくださった筆子さん、どうもありがとうございました。
Aさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
ご自身の体験をシェアしていただき重ねてお礼を申し上げます。
お子さん、今思春期ですね。思春期は難しい時期ですが、この時期に、問題を解決する体験をしておいたほうが、より成熟した大人になります。
だから、親子ともに悩むのは決して悪いことではありません。
人はうまくいっていないことからしか学びを得られませんから。
Aさんも、自分に厳しいタイプなんですね。
自分に厳しい人は、自動的に(この記事で紹介しているシステム1が発動する⇒これを捨てると縁起が悪いから。そんな理由で不用品を処分しない人が読む記事。)、自分に厳しくしてしまうので、Aさんご自身もおっしゃっているように、自分の思考や行動を俯瞰するのがいいですね。
しつこいですが、紙に書き出して、気持ちと向き合うのが効果的です。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
時間がなかったら、形式にこだわらず、1分でも2分でも、そのへんの紙に、思いを吐き出してください。
それではAさん、外国に住んでいると、よけいな苦労が増えると思いますが、どうぞお元気でお暮らしください。
自分に厳しい人のための過去記事
本当はすごいのに、なぜ私たちは「だめだ」と思ってしまうのか?(TED)
自分を責めるのをやめる方法~自分を「ダメ人間」と思っても誰のためにもなりません。
思い通りにいかない状態をなんとかしようとがんばりすぎてはだめ。
コントロールしようとするのをやめれば人生が豊かになる(TED)
もっと自分を好きになろう。ラディカル・セルフ・ラブのすすめ(TED)。
ほかにもたくさん書いています。
私が賃貸派な理由:エッセオンライン
22日の夜に、エッセオンラインに新しい記事がアップされたので紹介します。
今回は、私の、家に対する考え方です⇒60代、家を買わずに「賃貸」にする理由。老後のことを考えた際のメリットとは | ESSEonline(エッセ オンライン)
家を買わなかった1番の理由は、「お金がなくて買えなかった」ですが、こんな身も蓋もないことを書いていいのかな、と今になって思います。
でも、本当のことです。
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読者から読者へのメッセージを紹介しました。
日本人は、一般にがんばりすぎる傾向があるので、皆さん、あまり無理しないでください。
「ゆるミニマリスト」や「ゆる片付け」など、いろいろなものに、「ゆる」という言葉がつくのは、デフォルトだと、誰に強制されたわけでもないのに、どんどんがんばってしまうからでしょうね。
私は、ミニマリストですが、自分らしく暮らすために、所持品をミニマルにしているので、「ゆる」とつけなくても、充分実現可能で楽しいライフスタイルです。
それでは、あなたも、質問、感想、伝えたいことなどありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。