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スマホの使いすぎを気にする人は多いと思います。でも、問題は使用時間の長さだけではありません。
食事中、人との会話中、寝る前の布団の中。何かをしながら、無意識にスマホを開いてしまうことが多いと、少しずつ暮らしの質が落ちていきます。
今回は、ながらスマホがもたらす悪影響と、スマホを自分の道具として使いこなす方法をお伝えします。
ながらスマホとは何か
ながらスマホとは、別のことをしている最中に、スマホを見たり操作したりすることです。
たとえば、こんな場面に心当たりはないでしょうか。
・食事をしながらスマホでSNSをチェックする
・料理をしながらスマホで動画を流す
・家族や友人と話しているのに、手元のスマホをちらちら見る
・寝る前に布団に入ってからスマホをスクロールする
・信号待ちをしているとき、反射的にスマホを取り出す
・トイレやお風呂にまでスマホを持ち込む
中には時間を有効活用できている場面もあります。ただ、こうした使い方が多いと、1日に何十回もスマホを見ることになります。
1回は数分でも、積み重なればかなりの時間になりますし、何より目の前のことから意識がそれてしまいます。
ながらスマホのデメリット
この習慣は、気づかないうちに暮らしの質を下げています。
場面ごとに見ていきましょう。
食事を味わえなくなる
スマホの画面を見ながら食べると、食事に意識が向きません。
何を食べたかよく覚えていない、気づいたら全部なくなっていた、なんてことが起こります。
満腹のサインにも気づきにくくなるので、つい食べすぎてしまうこともあります。
せっかく作った料理や、楽しみにしていた食事が、ただの作業になってしまうのはもったいないことです。
人間関係がまずくなる
一緒に食事をしている相手がスマホばかり触っていたら、どう感じるでしょうか。
自分よりスマホのほうが大事なのかと、不快に思う人は少なくありません。
本人にそのつもりはなくても、相手は、話を聞いてもらえていない、軽く扱われていると感じます。
小さな積み重ねが、大きな不信感につながります。
安全にも関わる
歩きスマホが危険なのは多くの人がわかっています。
前の人にぶつかりそうになったり、駅のホームで線路のギリギリまで寄ってしまったりすることはよくあります。
車の運転中も同じです。
信号待ちでスマホを触っていて、信号が変わったことに気づかず、後ろの車からクラクションを鳴らされた経験がある人もいるでしょう。
命に関わることなので、もっとも重大な問題です。
家事や作業の効率が落ちる
料理の途中でスマホを見て、戻ったら鍋が焦げていた。
スマホを見ながら洗濯物をたたみ、いつまでも終わらない。
人間の脳は、2つのことを同時に処理するのが苦手です。
作業を切り替えるたびに脳はエネルギーを使っています。何かをしながらスマホを見ていると、かえって時間がかかります。
集中してやれば15分で終わることに、30分以上かけているかもしれません。
どっちつかずの時間が増える
私の娘は、自宅でNetflixを見るとき、スマホも一緒に見ています。
画面ではドラマが流れているのに、手元ではスマホをスクロールしているのです。
どちらにも集中できていないので、どっちつかずの状態です。
本人は特に問題を感じていないようですが、脳に負担がかかります。
テレビを見るなら見る、スマホを使うなら使う。
1つに決めてしまうほうが、内容も頭に入るし、楽しめます。
スマホに使われている状態に気づく
ここまで、スマホを見ながら何かをすることの悪影響を見てきました。
次に考えたいのは、自分とスマホの関係です。多くの人はスマホを使っているというより、スマホの使われている状態です。
通知が鳴ったら、反射的にスマホを手にする。
手持ち無沙汰になると、無意識にポケットやカバンに入れたスマホに手が伸びる。
この状態が当たり前になっているなら、自分の行動をスマホに決められているかもしれません。
ものが多すぎると、持ち物に生活をふりまわされるように、スマホの使用が多すぎるとスマホ中心の生活になります。
自分がスマホを使っているのか、スマホに使われているのか。
こんな質問で確かめてください。
・とくに目的もなくスマホを開くことが多いか
・用が済んでも、つい別のアプリを開いてしまうか
・スマホが手元にないと落ち着かない気持ちになるか
該当する項目が多いほど、スマホに生活の主導権を取られています。
私自身は、スマホのヘビーユーザーではありません。
ふつうに電話として、天気や気温のチェック、オーディオブックやポッドキャストを聞く、バンキング。このあたりがスマホでする主な作業です。
あなたも、いつどんなときにスマホを使っているかリストアップしてみるといいでしょう。
スマホとの距離が近すぎると気づくかもしれません。
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まずは1つやめてみる
ながらスマホの習慣を断つコツは、簡単なところから始めることです。
1つだけ場面を決めて取り組んでください。
おすすめは、次の3つの場面です。
食事中はさわらない
食事の前に、スマホを別の部屋に置くか、カバンにしまいます。
食卓の上にスマホがあると、つい手が伸びます。
視界に入らない場所に移すだけで、食事に集中しやすくなります。
1人で食事するときも同じです。
スマホはさわらず、食べることに意識を向けましょう。
寝床で使わない
寝室にスマホを持ち込まないようにします。
目覚まし時計がわりにスマホを使っている人は、安い目覚まし時計を1つ買ってください。
寝る前のスマホは、画面の光で脳が覚醒するだけでなく、ダラダラとSNSやニュースを見続けてしまうきっかけになります。
充電場所をリビングにするだけで、寝室からスマホを遠ざけることができます。
人といるときは相手に気持ちを向ける
誰かと一緒にいるときは、スマホをカバンにしまうか、画面を裏返してテーブルに置きます。
目の前の人との時間を優先すると決めると、会話の質が変わります。
相手も、自分の話をちゃんと聞いてもらえてうれしいでしょう。
3つのうち、どれか1つの場面で、1週間スマホを使わないことを続けてみてください。
変化を実感できたら、次の場面でも試しましょう。
スマホに振り回されないコツ
特定の場面でスマホを物理的に遠ざけるのに慣れたら、次はスマホの使い方そのものを見直してみましょう。
ルールを3つ紹介します。
目的を決めてから開く
スマホを手に取る前に、何をするために開くのか、一瞬でいいので考えてください。
メールを確認する、明日の天気を調べる、友人に返信する。
目的がはっきりしていれば、閉じるタイミングもわかります。
無意識に画面をなぞる使い方をやめると、時間が戻ってきます。
通知は自分が必要なものだけ残す
通知が来るたびにスマホを見てしまうなら、通知の設定を見直してください。
通知に反応して動くのは、スマホの都合に合わせていることにほかなりません。
電話と、本当に必要なアプリの通知だけを残して、あとはすべてオフにしましょう。
最初は不安に感じるかもしれませんが、数日もすれば慣れます。
どれだけ通知に振り回されていたか気づくでしょう。
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用が済んだらしまう
調べものが終わったのに、そのままSNSを開く。
メールを返したのに、ついニュースアプリを見始める。
ついでにもう少し見てしまう行動が、スマホ時間を増やす大きな原因です。
やりたいことが終わったらスマホをしまいましょう。
シンプルなことですが、これを意識するだけで、スマホの使い方が変わります。
自分が決めた目的のために開き、済んだらしまう。これができれば、スマホを主体的に使っていると言えます。
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ながらスマホの習慣を見直すことをお伝えしました。
これは、自分の注意力をどこに向けるか選び直すことです。
スマホは便利な道具ですが、主体的に利用してこそ役に立ちます。
なんとなくスマホを手に取ってしまう習慣を見直してください。
無意識にスマホに使っていた時間が戻ってくるので、やりたいことがもっとできるようになります。














































