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これまで楽しく着ていた服が、いつのまにか自分らしくないように感じる。
60歳になってクローゼットの前に立ち、戸惑っている方からいただいた相談メールに回答します。
60代になったらこれまでと違う服装に変えていくものなのか、合わなくなった服は手放してしまっていいのか迷っているという内容です。
今の自分に合う服装をどう見つけるかお伝えしますね。
まずお便りを紹介します。あかりさんからのメールをいただきました。
60歳になり、今までの服がしっくりこない
件名:服について
筆子さん、こんにちは。
つい先日、60歳になりました。
最近少し悩んでいます。
これまで気に入って買った服の半分ぐらいは今の自分には合わない気がしています。
なんとなくしっくり来なくて、結局はラクに着られるジーンズと、丈が長めのトップスを着ることが多いです。
私は若い頃からおしゃれが好きなんですけど、最近おしゃれのひらめきみたいなものがなくなってしまったみたいで、少し寂しく感じます。
60代になったら、これまでとは違う服装に少しずつ変えていくものなのでしょうか。
私はすごくたくさん服を持っているのですが、整理したいという気持ちもあって、筆子ジャーナルを参考にしています。
あまり着ない服は、高くて質がよくても、手放してしまってもいいのでしょうか。
今でも、お稽古ごとや親戚の集まり、同窓会などで着ることはあります。
どうしたらいいかわからず、迷っています。
ライフスタイルが変われば、似合う服も変わるもの
あかりさん、こんにちは。
お便りありがとうございます。
今、戸惑っていたとしても、べつにあかりさんのセンスがなくなったとか、おしゃれを楽しむ気持ちがしぼんだということではありません。
昔よく着ていた服はその時の自分に合っていて、今はまた別の服が必要になってきたのです。
若いころ着ていた服、仕事で人前に出ていたころの服、子育てに忙しかったころの服は、そのときの暮らしや役割に合ったアイテムでした。
今、そういう服にピンとこないのは、暮らしと気分が変わったからです。
だから、寂しいなどと思う必要はありません。
私も必要な服がガラッと変わった経験があります。
37歳でカナダに移ってきたとき、日本で派遣社員として働いていたころのデザイナーズブランドのスーツやパンツスーツは全く出番がありませんでした。
このような高い服は、日本にそっくりそのまま置いてきて、カジュアルな服で毎日過ごしていました。
私の場合は住む国や立場が変わったからですが、あかりさんの場合は、年齢を重ねてライフスタイルが変化したのですよね。
自分や服は何も悪くありません。
必要なのは、今の暮らしに合ったワードローブにすることです。
春こそワードローブの計画をたてる時。収納スペースを意識した服の整理のやり方
今の暮らしにフィットする服を見つける方法
もし今の気持ちにフィットする服を揃えたい、そんなクローゼットにしたいと思うなら、まずどんな服が必要なのか考えてみましょう。
ふだん、どんな活動をしていて、その時どんな服が合うか、想像してみるといいでしょう。
たとえば、近所のスーパーへの買い物、朝の散歩、友人とのランチ、家で本を読んだり料理をしたりする時間、年に何度かのちょっとした外出。
実際にどの場面で、どんな服を着たいのか考えてみると、必要な服、つまり今の気分にフィットする服がはっきりします。
服に求めるものがよくわからないときは、以下を自問してください。
・ラクで動きやすいことが一番大事?
・いつもきちんとした服を着ていたい?
・人と会うときに少しきちんと見えれば十分?
・どんな色を着たい?
・デザインは何が好み?
自分のスタイルや、これから着たい服がわかっていたら、あとはそういう服を残すなり買い足したりするだけです。
ちなみに、私はあまりおしゃれをしたいという気持ちはなくて、手入れがしやすっく、着心地がよく、飽きない服。そんな服を選んでいます。
このあたりは、人それぞれなので、あかりさんの場合はどうかじっくり考えてみてください。
おしゃれな自分スタイルを見つけるコツ。服を捨てる4つの判断基準
高価な服でも出番がないなら手放すタイミング
2つ目の質問についてですが、はい、処分してしまって大丈夫です。
質がよくても、高かった服でも、昔よく似合った服でも、あまり着る機会がないなら、私なら最低でもクローゼットから出します。
服でも雑貨でも、自分が好きで使うもの、便利でよく使うものを残した方が生活しやすくなります。
服の価値は、値段やブランドだけでは決まりません。
持ち主の今の暮らしに役立っているかどうか、これも同じくらい重要です。
何十万円もしたスーツやコートでも、クローゼットで眠ったまま10年以上経っているなら、その服は宝の持ち腐れ。
必要としている人に譲ったり、寄付センターに持ち込んだり、リサイクルに回したりするほうが、服を活かせる可能性があがります。
ただ、無理に全部処分しなくて大丈夫です。
最初は、違和感のある服だけ別のハンガーラックやケースにまとめてみてください。
今シーズン、何も着なかったら手放し候補です。
これだけで、着る服がない、しっくりこないといった気分から解放されます。
たまに必要なきちんとした服は、今の自分に合う1〜2着だけ残せば十分です。
私も、昔買った高い服は全部手放しました。
着ないなら持っていても仕方ないからです。母にリサイクルショップに持っていってもらいましたが、「あんたのワンピースが飾ってあった」と言っていました。
判断する基準は、今の自分の生活に合うかどうかだけです。
高かった、今も好き、思い出がある。こうした理由は、いったん横に置きました。
そうやって昔持っていた服はほとんど全て手放しましたが、今は何も困っていません。
残す服を決める基準を、もう少し具体的に知りたいならこちらを読んでください⇒服を減らしたい人のための「残す服」の決め方5選
服を減らした先にどんな日々が待っているか、読者のお便りを紹介しています⇒とても時間がかかったけれど、服を減らしてよかった。
今の自分を受け入れよう
最後にお伝えしたいのは、今の自分を受け入れて好きになることです。
若い頃はきちんとした服をそろえていたけれど、今は出番が減っている。そんな悩みや寂しさを感じるとき、心理的な喪失感があるのだと思います。
年齢と体型の変化で、昔と同じ服を着ると違和感があるのは当然ですが、それを受け入れたくない。
もう若くないことを認めたくないんです。
しかし人は誰でも年を取るもの。そして若いことだけが人の価値ではありません。
昔の服が似合わなくなったからといって落ち込む必要はありません。
今のあかりさんには、これまでの人生で培ってきた経験や知恵があります。
今の自分をいちばん楽にしてくれる服を選んでいけばいいと思います。
それでは、あかりさん、お元気で。
また何かありましたら、お気軽にお便りください。
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60代あたりだと、若作りに見えるのは嫌だけど、おばさん服も着たくないという気持ちが強いかもしれません。
そんな時、私がおすすめしたいのは、自分が好きな、自分らしくいられる服を着ることです。
私がいつも着ているレギンスや綿のトップス、パーカーといった姿は、年齢を選ばないのでおすすめですよ。
それでは、あなたも何かありましたら、お気軽にメールください。
こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル
お待ちしています。














































