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お盆休みにちょっと片付けをしたいという人のために、片付けプロジェクトを10個提案します。
秋の断捨離に向けて、助走になるプランです。
捨てるのが苦手です、という人向けの提案で、ほとんどは「捨てなくていいプロジェクト」です。
全体ルール
1回に15分ぐらいやります。
捨て始めると楽しくなって、どんどん捨てる人がいますが、ちゃんと休憩を入れてください。
いま、すごく暑いから、知らないうちに熱中症になるかもしれません。
片付けをがんばりすぎて、四十肩になった、ぎっくり腰になったというメールをもらったことがあります。
いきなりがーっと捨ててはいけません。
おすすめは、スロー&ステディ(ゆっくりだけど、確実に)です。
タイマーを使うと、短い時間に集中できるし、やりすぎを防げるので、使ったことがない人は、一度試してください。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
一時の興奮や熱情で断捨離をしても、リバウンドします。
興奮が冷めたあとは、片付けのことなんて忘れて、別のことに夢中になりますから。
ほかのことに夢中になっていても、家の中の片付けは、いつもバックグラウンドでやり続けるべきです。
うしろでやるのだから、大がかりなことをする必要はありません。
1.在庫調べ
何をどれだけ持っているか、在庫を調べます。
家中にある物を数え上げるのは、ものすごく大変なので(やってみればわかります)、ターゲットを決めてください。
A)カテゴリーごと
・本
・衣類
・靴
・バッグ
・キッチンツール
など。
B)場所ごと
・洗面所にある物
・デスクの引き出しにある物
・下駄箱の中にある物
・何でも入れにある物
・薬箱の中にある物
など。
これでも、「まだまだすごくあって大変だ」と思ったら、アウターだけ、とか、洗面所のこの引き出しだけ、というふうに小さいプロジェクトにしてください。
何をどれだけ持っているのか、ノートに書いていきます。
スマホにポチポチとメモしてもかまいませんが、あとに残るようにしてください。
まだ捨てなくていいです(捨てたければ捨ててもいいのですが)。
このプロジェクトの目的は、自分の家に物がたくさんあることに気づくことです。
2.写真をとる
自宅の物を置いてある場所(収納スペースなど)をすべて写真にとります。
キッチンのカウンターや、ダイニングテーブルの上、ソファ、ベッドなど、本当は物を置く場所でないのに、物置き場になっていたら、そこもきっちり写真にとってください。
写真に撮るといい場所の例をあげます
外側に出ているスペース
基本的に物がたまっている場所はすべて撮影します。
・壁
・冷蔵庫の表面、側面
・床
・テーブル、カウンターの上
・ベッドの上
・家具の上、側面
・家具と家具の間
・家具と家具の壁の間
・家具の後ろ
・家具の上
・ベッドなど、下にすきまがある家具の下
・収納グッズを使って収納している場所
ふだんは隠れているスペース
・押入れの中
・物入れの中
・クローゼットの中
・各種引き出しの中
・その他、物を入れているところはどこでも。
写真を撮り始めると、物を置いている場所がたくさんあることに気づきます。
すべて写真を取ったら、できるだけ大きな画面で見てください。
その光景を見て、何を感じますか?
このプロジェクトの目的も、1番と同じで、自分の家にいかに物があるのか、思い知ることです。
3.捨てる計画を立てる
今後、どこにある何を捨てるか、計画を立てます。
何も思いつかないときは、1番か2番をやって、実情を再確認すれば、片付けたい物や場所が出てくるでしょう。
捨てたい物をリストアップしたら、いつまでに捨てるか、おおまかなスケジュールを立てます。
もちろん計画は、きっちりノートかスマホにメモします。
4.捨てる準備をする
不用品を捨てる準備をします。
これまで捨てたいなと思っていたものの、捨て方がわからないなど、障害があって、捨てていなかった物の障害を1つでもいいので、この休みの間にクリアします。
たとえば、
・捨て方を調べる
捨てたい物はいっぱいあるけど、捨て方がわからないから捨てられない、という人がいます。
休みの間に、どうやって捨てるか、捨て方をメモしておきます。
・寄付先を調べる
寄付先を調べて、心づもりしておいてもいいでしょう。
・誰にあげるか考える
人にあげたい人は、誰にあげるか、候補を考えておきます。
・メルカリに出品する
「不用品のすべてをメルカリで売る」という壮大な目標がある人は、休みの間に、出品をすませましょう。
フリマで売るつもりだから、不用な物がずっと家にとどまっている人がたくさんいます。
別に売ってもかまいません。
ですが、「売ったらお金になる」というのなら、さっさと売る行為をしてください。
「売ったらお小遣いになるわ」と思っているだけでは、いつまでたってもお小遣いはできません。
・処分方法を決める
捨てることは決めたが、ゴミにするのではなく、売るかあげるかしたい。だけど、どうするかまだ決めていなかった。
このような物の処分方法をこの休みの間にしっかり決めます。
5.使わない物を出す
収納場所から、場所ふさぎをしているだけの物(まったく活躍していない物)を出します。
まだ捨てなくていいです。
でも、出してください。
出して箱に詰めて、物置きなどに入れておきます。
もし、物置きや押入れがほかの物でいっぱいなら、このさい古い物は捨てましょう。
物を入れる場所に、100%以上いれず、7割収納をめざすと、目当ての物をすぐに取り出せるから、ストレスがたまりません。
死蔵品をすべて、引っ張り出し、収納スペースには、ふだん使うものだけを入れると、物が少ない生活のよさがわかります。
不用品を捨てない人は、物の少ない暮らしのよさがわかっていないのだと思います。
私が、ブログに何度も書いている、物を減らすメリットを、ぜひ、ご自身で体験してください。
出すだけだから、怖くもないし、つらくもないし、痛みもありません。
もちろん、出している途中に、捨てる気になったら捨ててください。
出した物はひとまとめにして、袋や箱に入れ、出した日付を書いておきます。
年末になっても、そのまま残っっていたら、もう捨てていい物です。
6.趣味に関連する物の見直し
趣味の物がたくさんある人は、この機会に見直しましょう。
6.過去の趣味グッズを捨てる
昔は大好きだったけど、今はやっていない趣味だ。
そういう趣味にかかわるグッズはきれいさっぱり処分しましょう。
思い出の品として残したいと思うなら、それは、もう「趣味に使うグッズ」ではなく、「思い出の品」になっていますから、思い出グッズとして扱ってください。
思い出の品で家を倉庫にするな。たまりすぎた古い物を捨てるコツを書いた記事のまとめ。
素材や材料は使い切れる分まで減らす
手芸など何かを作る趣味の場合、材料がたまりがちです。
自分がその趣味に使うことのできる時間やエネルギーを見積もって、あと、1~2年で使いきれる量まで減らしてください。
もう作る時間なんてない。趣味の物や材料を捨てるススメ:プチ断捨離24
できあがった作品は厳選して残す
家に作った物がたくさんある時は、厳選して残します。
飾る物なら、実際に自分で飾りきれる量だけにして、ほかはよそへ回しましょう。
飾りもせず、ガラクタになっているだけなら、写真を撮って、よそへ回しましょう。
何かを作る趣味は作るときが楽しいのだから、作品は副次的なものと言えます。できあがった物を捨ててしまったとしても、趣味を楽しんだことは、自分の身体の中にしっかり残っています。
使っていない趣味グッズは使う
現役の趣味だけど、日頃は時間がなくて、なかなかやれていなかった。の休みはふだんなかなかできなかった趣味にいそしんでください。
7.家にある物を食べる
休みの間に、家にたまっている物を食べるプロジェクトをします。
パントリーチャレンジの短期集中バージョンです。
パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
冷蔵庫、フリーザー、パントリーに入っているもので、古いものから順番に食べていきます。
先日、夫が冷蔵庫にためているおまけの小袋入りの調味料を捨てた話をしましたが、同じ場所に、また、しょうゆ、しょうが、わさびなどの小袋が8パック入っています。
夫がスーパーで買ったお寿司の詰め合わせや、中華料理店で買った持ち帰りの中華料理についてきたものです。
スーパーのお寿司は、容器の中に、小袋が入っているから、取り出せませんが、中華料理店のものは、入れてもらわなければ、こんなことは起きません。
今回、私は、わさび以外は早急に調理に使うつもりです。
わさびなんて、使わないのに、なぜ冷蔵庫にしまうのか?
もし、こうした小さな調味料があって、捨てることができない人は、こまめに食べて使い切るようにしてください。
たまっている物を食べるプロジェクトをする人は、先に1番の在庫チェックをしておくと、よけいな物を買ってきて、食品を増やす失敗を防げます。
関連記事もどうぞ⇒お盆休みに片付けをがんばりたい人へ贈る、夏がテーマの記事22選。
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お盆休みにやってみるとよさそうな、片付けプロジェクトを紹介しました。
片付けといっても、7つのうち5つはまだ捨てていません。
でも、在庫調べをしたり、捨てる計画をたてたりすると、だんだん捨てる気分が盛り上がります。
捨てることが苦手だ、という人は、頭の中で、自分が不用品を捨てている様子を、臨場感をもって、リアルに想像できないのです。
「捨てたい、片付けたい」と言いながらも、「捨てることは、自分ではなく、誰か別の人がすることなのだ、私にはできない」という気持ちがどこかにあります。
所持品と向き合い、計画を立てながら、捨てる生活が自分ごとになるようにしていきましょう。