クローゼット

ミニマルな日常

捨てたら2度と手に入らない、と思うと捨てられない←質問の回答

がんばって片付けをしたが、まだまだ物がたくさんある、そんな読者の方から質問をいただきました。

もっと物を減らしたいが、捨てられない、どうしたらいいですか? という内容です。

今回はこの質問に回答します。まずメールをシェアしますね。Mさんからです。



捨てたいけど捨てられない!

件名:筆子さんの本をYoutubeで紹介しました

筆子さん こんにちは

いつもブログ楽しみにしています。

私は筆子さんのブログと本の読者で、以前Mと言うペンネームで、そううつの時の片付け方を質問させていただいたものです。

Youtubeでゆるふわゼミという読書会の様な事をしております。

そこで多くの方に筆子さんの著書を知っていただきたく紹介させていただきました。

問1
しかし、そこで私の部屋の写真を見せたら、皆にホーダーだと言われました。

好きなマンガや思い出の品が捨てられないのはダメな事ですか?

というか一件分のいらない本やゴミを捨てたら、そこで片づけが止まってしまいました。

ここからまたさらに片付けをしたいのですが、捨てたら二度と手に入らないと思うと心では捨てたくないと思っている自分もいます。

筆子さんの理論を理解しているつもりなのに、行動に移すことができません。

もっと物を少なくするには、この心のハードルをどうすれば超えられるのでしょうか?

またそこにいる人から質問をもらったので、そのYoutubeのアドレスと質問を書き出してお送りします。

つたないですがご覧いただき感想をいただければ幸いです。

動画の中で花蜜恋(かみつれ)というネームで発表しています。

添付ファイルはここで使用したレジュメです。

問2
婚活の洋服について

最初の一回だけよいでは無理がないか?

結婚までは多少服が増えてもよく、組み合わせを考えた服を少なく持つようにし、結婚できたらミニマムにしていけばよいのではないか?

男性も婚活でドトールしか行かない人でも、初回はホテルのラウンジに行くが、2回目から急にドトールにするのもおかしいのではないか?

問3

筆子さんは結婚するにあたり、お洒落な服は着てなかったのですか?

もしお気が向いたらお答えいただければ幸いです。メールでもブログでも大丈夫です。





Mさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

いつも本とブログを読んでいただき、うれしいです。また、今回はお友達に拙書をご紹介いただき、重ねてお礼申し上げます。

YouTubeにアップされたゼミ(動画4本分)、全部で110分ほどですが、今朝、ジョギングしながらすべて拝聴しました。

婚活がテーマのコミュニティ内で行われているゼミの様子を収録したもので、YouTubeでは音声のみ、コミュニティに所属している方には、映像も配信されるようです。

Mさんからの質問の2と3で、結婚の話題が出ているのは、婚活したい人々が集まっているコミュニティだからでしょう。

それでは、順番に質問に答え、最後に動画の感想をお伝えします。

マンガや思い出品を捨てられないことについて

好きなマンガや思い出の品物を捨てられないのはだめなことですか?

という質問ですが、自分の家に何を置こうが、その人の勝手なので(危険物は別)、Mさんが、本当にホーダーで、近所の人に迷惑をかけているのでなければ、問題ないです。

ホーダー(hoarder)は、病的にため込む人のことです。病的にためこむ行為のことをホーディング(hoarding)といいます。

強迫性障害(OCD)の症状の1つです。詳しくはこちら⇒物をためこむ母親にスッキリ断捨離してもらう方法。実録・親の家を片付ける番外編

リンクした記事に書いていますが、OCDなら、プロに相談したほうがいいです。

どうしたら捨てられるか?

実際に捨てる行動に移る方法については、過去にこんな記事を書いています。

だから捨て始めることができない。行動できない6つの理由と対応策。

まず、この記事を読んでいただき、ご自身にあてはまることはないか調べてください。

すべてチェックしたら、以下のことをやってみてください。

1)なぜ行動しないことを選んでいるのか、その理由を自分で考えて対策する

なぜ片付けを始めないのか、ご自身なりの理由を考えてください。

お便りには、「2度と手に入らないと思うと捨てられない」と書かれています。なぜ、2度と手にはいらないと困るのですか?

いらない物を捨てたあと、数日後に舞い戻ってきたら、そのほうが困ります。

以前、ブログに書いたかどうか忘れましたが、トヨタの「なぜなぜ分析」にならって、掘り下げてみては?

なぜなぜ分析は、あるできごとの原因を追求するのに、5回、「なぜ、そうなの?」と考えるやり方です。

なぜ、捨てられないの?

もう2度と手に入らないと思うから。

なぜ、2度と手に入らないと困るの?

私はここで止まってしまうのですが(いらない物なのだから、なくても別に困らないでしょう、と考えるため)、Mさんには、2度と手に入らないと困る理由があるのですよね?

なぜなぜ分析の本は、たくさん出ています。1冊だけ紹介します。

☆表紙クリックでアマゾンに飛びます。

図書館で借りて読み、実際にやってみてください。

2)どんな物をどれぐらい持っているのか、棚おろししてみる

ほかの方の発言からさっするに、Mさんの部屋には、本や書類が山のように積まれているようです。

いまの段階では、「なんとなくたくさん積んである紙もの」という認識だと思います。

時間をとって、少しずつ、内容を確認してください。すると、「ああ、もうこんなものいらないわ」と判断できるものが見つかるので、そういうのを捨てることから始めてはどうでしょうか。

動画で、「元彼の卒業アルバムを所持している」とおっしゃっていましたね?

もう関係のない人の卒アルなんて、私なら捨てますが(というより、他人の卒アルなんていりません)、「彼の写真をとっておきたい」と思うなら、その写真だけ切り取って、ほかは捨てればいいんじゃないですか?

するとだいぶカサが減ります。

この記事が参考になるでしょう⇒仕事で使うかもしれない書類を捨てる6つの判断基準。

ひととおり、内容を調べたら、このような物をこれから何年も持ち続けることが、自分にとってどんな意味があるのか、考えてください。

きのうも書きましたが、スペースにも、時間にも限界があります。「取っておきたい」と思っても、何もかもしまっておくことなんてできないのです。

たまたまMさんは、家が2件あり、自分の物を置くのに自由に使えるスペースがたくさんあります。

しかし、時間はそんなにないですよ。いい加減、断捨離にけりをつけてはどうですか?

3)少しずつ捨てる

毎回書いていますが、「捨てられない!」と悩んだり、片付け本を読み比べるひまがあるなら、その時間、1つでも2つでも、不用品を捨ててください。

やり方はこちら⇒断捨離を成功させる5つのコツ。はじめてでやり方がわからない人向け。

動画の2本めでは、Mさんがこれまえ読んできた片付け本を7冊紹介し、ダメ出しをしていましたね。

こういうことをする時間とエネルギーを片付けに向ければいいのです。

Mさんは、片付けという課題に向き合うのを先延ばしする方法として、片付け本を読んで、なぜこれではうまくいかないのか考えている、と感じました。

不用品を捨てることは、「これはもういらない」と思ったものをただ捨てるだけのごくシンプルな行為です。

理論なんてそんなに必要ありません。

ただ、捨てるだけ。そうすれば、少しずつきれいになっていきます。

前回の質問の回答も再読してください⇒本当に捨てていいのかわからなくなり、汚部屋がなかなか片付かない←質問の回答

婚活時の服装について

婚活に関する質問は、この記事に対するものですね? ⇒洋服の断捨離ができないときに効く、残す服の選び方。 「3.自分のライフスタイルに合っている」の箇所です。

婚活の服選び

>最初の一回だけよいでは無理がないか?

初対面のときは、結婚相談所の人がすすめるきれいめな服を着ていく、ということをおすすめしました。

2回めのデートからは、ふだん自分が持っている服で対応してもいいし、初回の服を着てもいいと思います。手持ちの服の内容や、服の着こなし方を見せるために、つきあうわけではないですから、べつに無理はないと思います。

世の中は、服にこだわりのある人ばかりではありません。

>結婚できたらミニマムにしていけばよいのではないか?

どんな服をどれだけ持つかは、その人の考えることです。そうしたければそうしてもいいでしょう。

ですが、最初からゴミになるとわかっている服を持つのは、どうでしょうか? どうせゴミになる服を買うなら、レンタルしたほうがいいですね。

動画では、「服を買うお金は必要経費」という言葉が出ていました。結婚って仕事なんですか? お見合いは企業の面接と同じ位置づけですか?

昔は、結婚は「永久就職」と言われましたが、いまは、結婚しなくても、女性が生きていける時代です。私は、男性ウケのいい服を着て婚活するのが当たり前、とは考えていません。

それに、日本女性はふだんでも充分、きれいな服を着ています。そうした服を着て、おつきあいをすることの、どこに問題があるのでしょうか。

初回、ホテルのラウンジで待ち合わせ、2回め、ドトールに待ち合わせるのはおかしい、という話ですが、べつにそうは思いません。

どこで待ち合わせようと、その人の勝手です。私は、本屋で待ち合わせるのが好きです。

この話を聞いて、20代半ばごろ、お見合いしたときのことを思い出しました。

2回めに会うとき、相手の指定の喫茶店で待ち合わせました。私のほうが先につき、「待ち合わせなので、相手の人が来てから注文します」と店の人に伝え、水を飲んでいました。

ほどなくして相手の方がやってきましたが、彼は、すぐに「出よっ、出よっ」と言って、何も頼まずに喫茶店を出ることになりました。

「店に入ったのに、何も頼まない人もいるんだ」と思って、びっくりしました。こういうところから、相手の人となりがわかりますよね?

だからこそ、自然体でつきあったほうが、お互い誤解なく、結婚生活に入れる、と考えています。それでも、一緒に住み始めると、知らなかったことがぼろぼろ出てくるものです。

それと、『着せ替え人形みたいに、日替わりで、ゴージャスな服を着ていると、「結婚したあと、お金がかかりそうな人』と思われて、嫌われるかもしれません」という箇所について、参加者の方が、「筆子さんは、ゴージャスな服と決めつけている」とおっしゃっていました。

ここ、条件節で使っているので、決めつけているというのとは違うと思います。

それに、実際、シフォン素材のワンピースなどを着ていると、You look gorgeous. What’s the occasion? (素敵だね。どこ行くの?)なんて、聞かれます。

結婚したときの私の服装について

このゼミに参加している方と私とでは、結婚観がかなり違うようです。この質問に答えることに、意味なんてあるのか? と思いますが、一応答えておきます。

私は、日本にいる頃から、カジュアル路線でしたが、カナダに来てからは、ますますそうなりました。

夫と知り合ったころは学生で、ふだんはジーンズにTシャツ、綿のパーカー、服はダウンジャケットという装いでした。

今とだいたい同じ路線で、数も多くなく、特別なおしゃれをしたことはありません。

私はもともと、カジュアルな服装が好きなのです。

ゼミの感想

ゼミとは、少人数で集まって、あるテーマに関して、発表や討論をするものです。

この回は、Mさんが、私の本を紹介する、という主旨でした。私の本を取り上げていただき、ありがとうございます。

冒頭、ゼミの主旨も、レクチャラーについても、何の紹介もなかったので、仲間内で楽しむもの、と理解しました。

うちわで盛り上がっているだけなので、部外者にはあまり楽しめない、とは思います。

Mさんは、物の捨て方を書いた本を「おすすめです」と紹介しながらも、物があふれた自分の部屋の写真を見せてしまったため、「この本を読んでも、まったく片付けられない。効果がない」ということを身をもって示す結果になっています。

私なら別の本を選ぶか、同じ本を使うにしても、違う切り口で進めたと思います。

ただ、私の本を中心に、Mさんとそのご友人が楽しい時間を過ごせたのなら、よかったです。

なお、ゼミ内で、Mさんが、ミニマリストについてレクチャーしていますが、ずいぶん誤解があるようです。

たとえば、「ミニマリストにはデブはいない」などとは、このブログにも本にも一言も書いていません。

実際、私自身、どちらかというと太っている、ということは、このブログの読者なら、たぶん知っていることです。

ほかにも、「ちょっと違うな」と思ったことはいくつもあります。そもそも、私の本は心理学の本ではないです。

Mさんは、事実と意見(憶測)をないまぜにする傾向が強いようです。

ミニマリストについて、私はこう考えています⇒レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

「(記事に)加工食品の害が書いてあるのに、やめ方が書いていない」とおっしゃっている方がいましたね。

こちらの記事が参考になると思います⇒健康生活の天敵。ジャンクフードをできるだけ食べない7つの方法。

ただ、ブログの記事や本の内容をどんなふうに解釈するかは、人それぞれです。

人は、自分の解釈したいように解釈しますから。

Mさんは、お便りに「筆子さんの理論を理解しているつもり」と書かれていますが、その理解はきわめて主観に基づいています。

実際に捨てる行動を積み重ねながら、本や記事を読んでいくと、また違った気づきを得られるでしょう。

****

今回は、読者の質問に回答しました。

本や記事を読んで、わかりにくいことなどありましたら、質問してください。

適宜、ブログで回答していきます。





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