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ミニマルな日常

今年は不用品を捨てると決めたのに、早くも頓挫したあなたへ。

不用品を確実に捨てるコツを紹介します。

1月1日に、「今年こそ汚部屋をきれいにするんだ!」そんな決意をした人を応援する記事を書きました。

汚部屋脱出に効果的な7つの生活習慣~2023年年頭の決意。

それから10日ほどたちましたが、調子はどうでしょうか?

記事を読んだときはモチベーションがあがったけれど、なんやかんやで、スタートすらできていない。スタートできたけど、数日やっただけで、そんな決意をしたこともすっかり忘れていた。初売りのセール品や福袋を購入したからかえっって物が増えた。

そんな人もたくさんいると思います。

そこで今回は、汚部屋を片付けるために紹介した7つの生活習慣のうちの1番、「不用品をしっかり捨てる」。これをフォローアップする記事を書きます。

確実に不用品を捨てるために、以下をやってください。



1.片付けのゴールを書く

汚部屋をきれいにするためには、これからたくさん片付けプロジェクトをしなければなりません。

漫然と、行き当たりばったりに捨てても、それなりに片付きますが、その都度ゴールを考えて、1つずつ達成していったたほうが、作業が進みます

「プロジェクト」や「ゴール」と言う言葉に怖気づくかもしれませんが、そのゴールは、大げさなものではありません。たとえば、

・リビングルームの角に積んである雑誌の山を撤去する

・床に落ちている物を全部拾って袋に入れる

・たくさんあるマグを少し整理する

・筆記具を使い切る

・ためこんだ新聞のスクラップを整理する

・家中に散っている洋服を一箇所にまとめる

こんなことです。最近の私の例をあげれば、不用なメールとデジタル画像を削除するのがゴールです。

このように、これから断捨離したいものを考えて、その都度、書き出してください。

アナログで書き出す必要はありません。デジタルのほうがやりやすい人は、スマホでメモしてもOKです。

ゴールを書き出すといろいろなメリットがあります。





ゴールを書くメリット

・あとで参照できる、だから思い出せる

書き出す最大のメリットは、「忘れても思い出せる」ことにあります。

・断捨離に、より意識が向く

・頭の中を整理できる

⇒ 自分が行きたい方向、手に入れたいものがより明確になる

⇒ 捨てたほうがいいもの、片付けたほうがいいものをどんどん思いつく

⇒ より効率的に作業できる

・やる気になる、やる気が継続する

・ゴールを達成すると、達成感が生まれるので自信がつく

このようにゴールを書き出すと、書き出さないよりは、部屋の片付けがはかどります(信じられないときは、実際に書き出して検証してください)。

いつも、心の中だけで、「今月は、机周りを掃除したいな~」と思っていて、いっこうに実現しないときは、ぜひ、あなたのやりたいことを、書き出してみましょう。

月に1度はゴールを見返して、進捗状況を調べましょう。書くだけでも、書かないよりましですが、ゴールを参照しながら進めるとより効果的です。

ちゃんとできたら、チェックを入れたり、シールを貼ったり、「終わった!」と記入したりします。

2.いつまでにやるか、を心積もりする

筆子がいつも、「紙に書き出せ」としつこく言うので、手帳にゴールを書くのは、すっかり習慣になっている。だけど、できないのよのね~。

そんな人は、そのゴールをいつまでに達成するか、おおまかでいいので、タイムフレームを決めてください。

締め切りがないと仕事が終わらない、ということはよくあります。

締め切りを決めなくても終わる仕事は、すっかり習慣になっている仕事か、自分が好きな作業で、言われなくてもやってしまうことだと思います。

片付けが好きなら、汚部屋になってはいないはずなので、汚部屋脱出を目指す人は、片付けに苦手意識があり、できれば、やりたくないはずです。

よって、締め切りが必要です。

ものすごく大きなタスク(実家の片付けなど)は、細分化して、1つずつ締め切りを決めて、クリアしていきましょう。

3.部屋の片付けの優先順位をあげる

現代人は忙しいので、部屋の片付けだけをしているわけにはいきません。

汚部屋でも、とりあえず生活できるので、尚更、片付けは後回しにされるでしょう。

しかし、「今年は、汚部屋を脱出するんだ!」と決めたら、部屋の片付け作業は、優先順位の上のほうに持ってこないと、なかなか達成できません。

1日15分ぐらいでいいので、汚部屋の片付けや掃除を、毎日するタスクの仲間に入れましょう。

朝起きて身支度したら、すぐに15分ぐらい片付けるようにすると、やり忘れがありません。

いつも在宅の人は、家事や仕事の気分転換に物を捨ててもいいでしょう。

4.終わりを想像しながら楽しんで作業する

「部屋が汚いから、掃除するしかないんだよね。あ~、いやだ、いやだ」とネガティブな気持ちで片付けをするのはやめましょう。

確かに、汚部屋の片付けは、過去の不始末の片をつけることだと言えますが、理想の部屋や暮らし、未来のために、一歩ずつ駒を進めることでもあります。

ここを片付ければ、こんな場所になるな、そうしたら、そこで、こんなことをして楽しもう、

床に隙間ができたらヨガマットを敷いて運動しよう、

ある程度、汚部屋が片付いたら、友達を呼んでプチパーティをしよう、

などなど、片付いたあと手に入る環境や生活を想像しながら、明るい気持ちで作業することをおすすめします。

人間、つらいことや、やっていて気分が重くなることは続きません。部屋をどれだけきれいにしたところで、給料が入るわけではないので、自分で楽しめるポイントを見つけることが重要です。

修行や禊(みそぎ)として、物を捨てる人もいますが、私は、楽しくやったほうがゴールに近づくと思います。

片付けたあとの状態が何も想像できないときは、どんな気分になるか考えてみるといいでしょう。

肩の荷が降りた、軽やかな気分、心地いい、すがすがしい、充実感に満たされている、などなど、片付けをすると、さまざまなポジティブ感情を感じることができます。

5.ハードルを下げる

「片付けたい!」と切実に思っていて、そうすることについてよく考えているのに、何も始められないときや、やってみたけど、三日坊主に終わったときは、やろうとしていることが難しすぎる可能性があります。

ゴールやタスクのハードルをぐんと下げてください。

「汚部屋脱出」や、「部屋をスッキリさせてミニマリストになる」という目標は、もしかしたら、今のあなたには、心理的にも、物理的にも遠すぎるのかもしれません。

汚部屋をクリアすることは、「いつかこうなったらいいな」ぐらいの夢として位置づけて、もう少し、実現可能な目標を立てるといいでしょう。

たとえば、ダイニングテーブルやキッチンのカウンターをすぐに使えるようにする(いちいち、物をよけたり、寄せたりせずに)、朝起きて、すぐに目に入るところには、物がない状態にする、洋服の目録を作る(今は、何がどこにどれだけあるのかわからない)など。

日々のタスクも、難しすぎるものにせず、今の自分がちょっとがんばればできることにします。

現実を無視して、志の高すぎる目標を立てると、失敗します。

さらに、目標は絞ったほうがいいです。汚部屋の片付け以外にも、あれこれ生活目標があると、虻蜂取らずになります。

「ああもしたい、こうもしたい」と思うかもしれませんが、今、1番大事だと思うことを無理のない形でやってください。

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部屋が散らかってしまう非常にまずい習慣5つ~お片付け編。

今度こそ物を減らすコツ(何度も失敗した人向け):行動開始編。

*****

不用品を捨てる行動を確実に行うコツを紹介しました。

汚部屋を作らない生活習慣を身につけると、生活のほかの部分も好転するので、当面はこの目標にじっくり取り組んでください。

応援しています。





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