ページに広告が含まれる場合があります。
ときめくものがたくさんある読者、マカロンさんの質問に返信します。かわいいものが大好きで集めすぎてしまったそうです。
かなり長いメールですが、ほぼ、そのままシェアしますね。
ときめくものがいっぱい
件名:かわいいもの大好き、集めすぎ重症者
初めまして。
私は「かわいいもの」をどうやったら手放せるか悩み、筆子さんのブログにたどり着きました。
内容がしっかりとして濃く、検索すると聞きたいことがほとんど出て来る筆子さんのブログに感動感心、脱帽です。
かなりな長文失礼致しますm(_ _)m
帳尻は合っているはずだけど
10年以上前ですが、こんまりさんの魔法学校なるものに通っていました。
また、その特典で一度だけこんまりさん、我が家を片付けに来てくださり、その時「お片付け卒業!」の言葉をいただきました。
こんまりメソッドに沿って今まで来ましたので、ときめくものは全残しです☆
こんまりさん曰く、例えば私は可愛いものを爆発的に持っているけれど、服もその他の実用品も比較的少ない。総量として帳尻が合うので良いとのこと。
何が多く何が少ないかは人によるが帳尻は合ってることが多いそうです。
捨てる捨てないの間、グレーゾーンにあるものは、収納に余裕がある場合とっておいてよいとのことで、そういうものもとってありました。
ですので、なんとなく置いてあるものはあまりなく、残しているものはときめくものと実用品とグレーゾーンだけだったのです。
そのときめくものの多いことといったら…。
なので、ここに来て、本当にどうしたらいいのか途方に暮れています。
母の遺品の片付けに悩まされた
というのは、数年前に両親が他界し、特に母のモノの片付けに悩まされ、自分は残る者にこの思いをさせてはならぬと思ったからです。
これから述べますが、私と母はモノの持ち方がほぼ同じ感覚で、母は飾るだけのもの、手作り品、超高級品をわんさか残していきました。
家系からして長寿でもなさそう、もしかしたらあと25年位かもしれない。
25年って? 25年前は? えっ? 既に大学卒業してる、あれから今日まであっという間だった。ということは…
今すぐやろう!やらないと!と今必死になっています。
私が好きなかわいいもの
かわいいものは、もう本当、昭和のサンリオやディズニー、バイキンくん達から、最近のものまで。
そういったグッズにとどまらず、パンとお菓子の教室をしていたことから、撮影用小物として集めた雑貨やテーブル用品がわんさか。
また、食玩というミニチュアコレクションはコンプリートできる箱買い(大人買いというやつです)がたっくさん。
とにかく、ケーキやパンなど、スイーツ雑貨が大好きで、それらが描かれた文具や雑貨、作家さんや自作のスイーツ&フード系ミニチュア、前職で率先してもらって来た食品サンプルのパフェなどもたくさん。
50代に入ったというのに、子供向けのおもちゃであるシルバニアファミリーも少なからず保有しています。
はたまた、昭和レトロなキキララちゃんの当時遊んだおもちゃのオークションを買おうか迷ったり、精神年齢11歳くらいで止まってるところがあり、読んだだけで、筆子さんを疲れさせてしまうのではないかと心配な位です。
かなり量は減ったけれど
筆子さんの「かわいい物をかわいいと思える気持ちがあればそれで充分で、かわいいと思ったものを手当たり次第自分のものにする必要なんて何もない」という言葉にハッとしました。
かわいい雑貨への執着を手放す簡単な方法:ミニマリストへの道(85)
かわいくてときめくと全部おうちに連れ帰っていたこと。可愛いという気持ちまでなくさなくていいということ。全てを所有しないということ。
ノートに書き出して読み返しました。
そのおかげで、全体量はかなり減らせたものの、元々がとても多いのでまだまだかかりそうです。
つい先日もかわいくて約40年以上使えなかったグッズをメルカリで売ったところです。
かなりなコンプリート癖もあったので、揃ってるのが魅力で、ひとつ好きなものがあると何でも一式揃えてしまっていましたが、ひとつを選ぶ喜びもやっと知りましたし(選んで買っては減らないですが)、1つ選ぶと他も気になるので、手を出さなくもなりつつあります。
そもそも幼稚園児の頃からおもちゃやサンリオグッズなどモノが多かったと思います。
その後、育児中にさらに増え、教室を始めてまた増え、わずかな増減はしていますが、大して減ることなく来ている感じがします。
一般的な片付け本は参考にならない
最近ですが、友人の家に行った時、ふとしたことに気付きました。
決して物が少ないというわけではないけれど、かわいいものがないのです。実用品ばかりという感じです。
その時、そう言えば? と友人や他の人の家を思い起こすと大体の人の家がそうなのです。
鞄や靴を沢山持ってる友人はいても、私のように飾るだけのもの、使わずにコレクションしているだけのものをこんなにもお店屋さんのように持っている人はいないのです。実姉は私よりはるかに少なくとも人よりは持ってますが‥。
なので、世にはびこる片付け本やミニマル本を読んでも自分のモノ達になかなか落とし込めなかったんだと思いました。
今軸で、今使ってないモノを手放すとなると、実際使ってる生活用品以外全捨てになり、それは持ち物の8〜9割となるでしょう。
最近はときめくものも見直すと、今となっては大してときめかなくなってしまったものも多く、また見直すたびに増え、それらを手放し始めました。
メルカリで処分
コレクターが欲しがりそうなものは、メルカリに出しましています。
気持ちとしては、可愛くて好きで何十年も持っていたモノを捨てるのは辛く、高値で買ってくれるならなんとか手放せるという感じです。
それが、数百円にしかならないのなら、まだ持ってたいという感じであります。
この考え方も良くないですよね。
元値よりも万単位で高く買ってもらえることも多く、手間を惜しまず出品中ですが、今度は出品物の山と梱包材で乱れる部屋が…。
小さな部屋がひとつ出品物の部屋になっています。
メルカリやヤフオクなど、お金に変えようと思う気持ちがなくならず、筆子さんに質問しようと思ったらやっぱり記事にありました。恐れ入ります。
不用品を捨てるメリットを考えれば、「売ればお金になるから取っておく」という呪縛から解放される。
予定のない休みごとに出品してるわけですが、半分は楽しんでやっています。半分は売れる前のものと梱包材で嫌な気持ちもあります。
寄付も考え調べでましたが、なかなか面倒なものしかなさそうでした。それならメルカリで売ろうかなという思いが…。
理想の人生
どんな人生を送りたくて片付けているのか?片付けながら手放せないもの達を眺めて出た答えは、
1.お菓子作りを楽しみ、山ほどあるラッピング用品でかわいくラッピングしてプレゼントしたい
2.たまった手芸キットを完成させたい
3.ピアノをもっと練習してあの曲達を弾きたい
それらに加え、登山&国内&海外旅行を楽しむ!
という感じです。
おすすめの捨て方は?
長々と書いてきましたが、やはり、めちゃくちゃ可愛い物達、あっさり、ばっさり、捨てるのがおすすめでしょうか?
どうしてもそれができず、時間のかかることをまだやってしまいます。
もはや、出かける予定がない休みは、さて今日は何を出品しようかという日々です。
どうしたら抜け出せるでしょうか。
そして、飾るだけのものをほぼ買わなくなって半年、実用品だからと、あるショップの服にハマって沢山買っており、せっかく比較的少なかった服がかなり増えました。(一応全部着ています)
私のような者はミニマリストは無理と思いますが、あと25年? なるべく早くしないとと焦るばかりです。
息子たちには、もし残していったら、捨てても売ってもいいとは言ってあります。
マカロンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
メールの最後に書かれている質問に回答します。
あっさり、ばっさり捨てるのがおすすめか?
急ピッチで捨てるのも、のんびりちまちま捨てるのも、マカロンさんがどうしたいかにかかっています。
片付けやメルカリ出品作業に悩む日々から早く抜け出したいなら、どんどん捨てるべきだし、コレクションした物たちを、愛でながら、来し方行く末を考えながら処分していきたいならゆっくり行ってください。
片付けに当てる時間が1日にどれぐらい取れるかにもよります。量が多いと捨てるのにけっこう時間がかかりますから。
1日15分だけでも、集中して片付ければ、わりと早く家がきれいになります。
メルカリで売るのもいいですが、何度も記事に書いているように、売るより、寄付してしまったほうが、早く片付きます。
メールを読む限り、マカロンさんの片付け作業は、あまり進んでいないようです。
そういうときは、目標を作りながら行うといいですよ。片付けをする究極の目標、これからどんな人生を生きていきたいかを考えてください。
その後、そういう人生を実現するために、細かいアクションプランを作ってクリアしていきます。
そういう話も過去記事に書いています。
物が多いと大変ですが、本人にやる気さえあれば、ほどなく片付きます。コミットできるかどうかが重要です。
実家で長年一人暮らしをしている私の母(90歳)は、家具を含め、物をたくさん持っていましたが、かなりの部分手放しました。
というのも、2年半ほど前に、母は実家を出て、弟が新しく建てた家で同居する決心をしたからです。そのさい、家にあったものを徹底的に捨てたそうです。
大きな家具はすべてなくなり、仏壇もコンパクトサイズのものに変えました。
ただ、いったんは実家を出るつもりだったのに、母は今も実家に住んでおり、また少しずつ物が増えていっているようでした。
マカロンさんも、「もう物をコレクションをするのはやめる」と決心さえすれば、そうできます。
それと、100%物を捨てる必要はないです。私も、かわいいものとしては、こぶりのぬいぐるみ4体と、サザエさんの貯金箱(ソフトビニール製)をもっています。
それで十分だと感じています。
もちろん、コレクターとして生きる道もあります。どちらを選んでもいいので、ご自身の道を貫いてください。
マカロンさんの大量のコレクションが残っていたら、息子さんたちは、捨てるしかないでしょう。売るのは手間がかかりますから。
母もほとんどすべてを捨てました。
大量にあった着物も売って、全部で2万円ぐらいにしかならなかったと言っていましたよ。
マカロンさんは、持ち時間はあと25年と書かれていますが、25年もあるかどうかはわかりませんし、それ以上寿命があるかもしれません。
確実に言えるのは、人生は有限であるということです。1日は24時間だし、自分の体力や意識も無限にあるわけではありません。
限られたリソースの多くを、かわいいものたちのコレクションに捧げるか、べつのことに使っていくか、考えてください。
それでは、マカロンさんの悩みが解消されることを祈っています。
かわいいもの関連記事
かわいい雑貨を買ってしまう前に唱える10の言葉~買うのを思いとどまろう。
いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?
フィギアが欲しくてしかたがありません。この物欲を抑える方法、ありますか?
たまりすぎた宝塚歌劇のグッズ、私ならこうやって整理・処分します。
収集癖に悩むあなたへ。物を集める理由を知ってコレクションを断捨離する方法
*****
10年以上前と、今とでは、近藤麻理恵さんの考え方も変わっていると思いますが、彼女はミニマリストではないので、こんまりメソッドは、わりと物を残すやり方だと思います。
私は、「ときめくもの」を全部残していたら、家の中は片付かないと考えています。
物をたくさん持ちながら暮らすのも、ほどほどにして暮らすのも、生活習慣なので、コレクター気質のある人も、「少なめでいこう」と思ったらそうすることは十分可能です。
繰り返しますが、自分の決意にかかっています。