ページに広告が含まれる場合があります。
使っていない免許を返納をすべきかどうか?
このお便りから始まったペーパードライバーに関する読者のお便り紹介、3回目です。
内容:
・このままだとペーパードライバーになると思う。
・車との付き合い方を考えてみた
まず、免許を取って日が浅い晴海さんのお便りをシェアします。
このままだとペーパードライバーになると思う
件名:ペーパードライバー予備軍
私は二十歳で、免許は去年取得した初心者です。
はじめ、お金もかかるし、現在、車なしで生活しているので免許の取得にはあまり乗り気ではなかったのですが
就職するのに必要になるかも
将来車が必要な場所に住むかも
若いうちに取っておいたほうがいい
などと両親や親戚に説得され、お金も出してくれると言うのでありがたく自動車学校に入校しました。
問題なのは取得後、乗る機会がないことです。
実家暮らしなのですが、他県に単身赴任している父が乗って帰ってこないと車がありません。父が帰ってくるのも年に4回ほど。
私と母はもう8年くらい車なしで生活しているのです。
車をもう1台買う話もありましたが、そもそも買った車に乗って一体どこへ行くというのか…
母は筋金入りのペーパードライバーなので乗りませんし、最寄り駅の電車は20分間隔ですがそれで十分なのです。
私もこのままだとペーパードライバーかなと思っています。
いまは身分証明書として大事にするつもりです。
さいごに、私の今年の目標は服を買わないことです。いま所持している服は63着なので、それらをしっかり着ていこうと思います。
筆子さんのブログは捨てることだけでなく、持っているものをちゃんと使うことや買わないことにもフォーカスしているのでとても好きです。
当たり前のことですが、いくら捨てても、その分買うなどして増やしてしまったら意味ないんですよね。
環境にも優しくないですし。
私は筆子ジャーナルを閲覧するまで、このことに薄々気が付きながらも物を増やし続けていました。反省です。
あと、先月ムック本を買ったところ、読んだ母が断捨離に協力してくれるようになりとても嬉しいです。ありがとうございます。
これからもブログ楽しみにしています。
晴海さん、はじめまして。お便りありがとうございます。
ムック本の購入、ありがとうございます。
断捨離がはかどってよかったです。
「いますぐ必要だから」という理由ではなく、「いつか使う時が来るかもしれない」といいう理由で免許を取得すれば、車に乗らないのは当然の成り行きですね。
着る予定がない服を、「いつか、こんなときに着るかもしれない」という理由で買えば、タンスの肥やしになるのと同じです。
晴海さんに、車の免許の取得をすすめ、お金を出してくれた人は、現在の状態についてはどんなふうにおっしゃっているのでしょうか?
日常生活で車を使ってみては?
「免許は身分証明書として大事にしていく」と書かれているので、晴海さんは、ペーパードライバーであり続けようと思っているようです。
まあ、それも1つの生き方です。実際、そういう人は、他にもたくさんいると思います。
ただ、もし、このままペーパードライバーになりたくないのなら、中古車を買って、家の用事を一手に引き受けるといいかもしれません。
晴海さんが学生なのか、社会人なのかはわかりませんが、今、大学はオンライン授業、勤めは在宅勤務が多いから、バイト先や買い物に行く時に、車を利用してはどうでしょうか?
私の娘は18才のときに免許を取得しましたが、それまで徒歩で行っていたバイト先(バルク・バーン)に車で行くようになりました(大学にはバスで行っていました)。
徒歩だと片道15分ぐらいの場所です。帰りが遅くなるので、車のほうが安心です。
車は中古車を私が買いました。
娘が地元のクラシファイドのサイトで探した車で、きっかり1万ドル(きょうのレートだと87万5千円ぐらいですが、体感的には100万円)でした。
「私がお金を出すかわりに、遠くの歯医者に行かねばならないときは乗せてもらう」という条件で購入し、実際、何回か、乗せてもらいましたが、最近、娘は忙しく、スケジュールが合わないので、乗せてもらっていません。
免許をとった翌年の夏、娘はSkipTheDishes(ウーバーイーツのような、オンラインで注文を受けた食べ物を配達するサービス)で、ドライバーのアルバイトをして、このときもバリバリ運転していました。
シフトをたくさん入れれば、意外にお金になる仕事です。
ですが、自分も疲れるし、何より、車の痛みが激しく、メンテナンスにお金がかかるので、しばらくは、学校の休み以外でも、ドライバーのバイトをしていた娘ですが、ほどなく、この仕事は完全にやめました。
今もまだ、新型コロナウイルスの感染に警戒中の世の中だから、配達の仕事だったらいくらでもあるでしょう。
このように、車で日常の用事をこなしてみるといいかもしれませんね。
晴海さんのお母さんは車を運転しない人だから、用事があるとき、送り迎えしてあげると、喜んでもらえるんじゃないでしょうか?
世の中には、車を運転するのが好きな人(娘はこのタイプ)、車の運転を負担に感じる人(私)、そのどちらでもない人がいると思いますが、実際に運転してみないと、好きか嫌いかわからないので、せっかく免許があるのだから、多少は運転したほうがいいんじゃないかな、と思います。
とりあえず、次回お父さんが家に帰ってきたときに、お父さんの車を運転してみるといいでしょう。
それでは、晴海さん、これからもシンプルライフを楽しんでください。
次は、makiさんのお便りです。
私の車との付き合い方
件名:車はどうしても乗らないといけないのか? 自分なりに考えました。
毎日ブログ楽しく読んでます。
最近車の免許などの関連の話題があがりますね。
私も19歳で車の免許を取得してもう30年近くなります。
免許取りたての時はあちこち遠出をしてまして、あの時は楽しかったことを思い出して懐かしいです。
でももう50歳も目前になってきて、老眼も出てきて、あまり遠出はしなくなり、近所の用事しか車を運転しなくなりました。
車の運転については主人と相談した結果、人を傷つけたらいけないという責任、必要以外はなるべく乗らないようにし、排気ガスを減らし環境に配慮する。私たち夫婦は車に対しては安全、環境にお金をだすということになりました。
そこで車を買い替えることになったのです。
先では免許を返納しようと主人と話しています。
本当は全く乗らないのが一番いいのですが、今回コロナの件でやはり車は必要だという結論が出ました。
コロナの流行で公共交通機関が利用しにくくなって、自家用車じゃないと何かあったとき動けないと痛感しました。
そして流通、配達など世の中の産業で車がなくなると経済が衰退すると強く感じています。
車を全否定はできないなと。
今求められているのは車と上手に付き合っていくことではないかと思うのです。
私はなるべく普段歩くようにしています。
車は楽で便利だけれど筆子様のいう通り足腰が弱ってきます。
みんな車に乗っていますが「私は100メートルも歩きたくない」「5分でも歩きたくない」と歩くのには否定的です。どうしても車に依存してしまうんですね。
私は景色を見ながら歩くのも楽しいし好きなのですが。車ばかり依存していると自分の大切なもの経験とか、感性とか失われていくような気がします。
makiさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
車の使い方について、ご主人と話し合ったのですね。
産業のために車や飛行機は必要だと私も思います。少なくとも今のところは。
日本に帰国するときは、私も飛行機を利用します。グレタ・トゥーンベリさんみたいに、海外に行くのに船を利用する気概は私にはありません。
ただ、日常使いの車の利用は工夫次第で、もっと減らせると思いますよ。
確かに私も、去年は交通公共機関の利用が減りました(というより、外出そのものが減りました)。
もし、私が、ふだんバスや地下鉄で通勤していたとして、感染症にうつる心配がある、と思ったら、冬場は、配車サービス(Uberなど)を利用すると思います。
春夏は徒歩か自転車ですね。
私の近所では、冬のとてつもなく寒い時でも、自転車で通勤する人が、意外といます。
私の夫も、寒いときでなければ、「車より、モペットのほうがいい」と言っています。
残念ながら、モペットを盗まれてしまったので、使えませんが。
何といっても車は維持費がかかりますからね。
まあ、その人の生活環境によって、車の要不要は変わります。
重要なのは、「この状態があたりまえだ」とか、「ずっとこのままでいいのだ」と思い込まないことでしょう。
それでは、makiさん、これからもお元気でお暮らしください。
車に関するほかの記事
******
よく「免許は身分証明書になるから」と聞きますが、日本では、そんなに身分証明書を見せなければならないときがあるのでしょうか?
37才の誕生日の直前にカナダに来たから、日本での生活については、ほとんど忘れてしまいましたが、私が日本にいたとき、日常生活で、身分証明書の提示を求められたことはめったにありませんでした。
銀行に口座を開いたときや、パスポートを作ったときぐらいでしょうか?
私の行動範囲が狭いからかもしれません。
それにしたって、マイナンバーカードや保険証、パスポートなどで用が足りるし、なぜ多くの人が、「免許は身分証明書に使えるから必要だよ」と言うのかわかりません。
今の生活でも、身分証明書なんてまず使いません。
まだ娘が未成年のとき、娘のパスポートの申し込みに行き、「あなたが筆子であると証明するものを見せて」と言われたのですが、そのとき、何も持っていませんでした。
ですが、娘の出生を証明する紙などを持っていたので、「こんなにいろいろ持ってるんだから母親に決まってるでしょう」とか何とか言って、受け付けてもらいました。
実は、出生を証明する紙も、「これじゃない別の紙が必要」と言われましたが、その紙はあとで自宅からFAXすればいいことにしてもらい、実際にFAXして無事、娘のパスポートを取得しました。
それでは次回のお便り紹介コーナーをお楽しみに。