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「わあ、何、この部屋、ぐしゃぐしゃじゃん」と思わせてしまう基本的な原因を7つ紹介します。
「スッキリとした部屋で暮らしたいと思っているけれど、何をどうしていいのかわからないよ」。
そんな人は、一度、自分の部屋の写真を撮って、何が原因で、部屋がぐしゃぐしゃに見えてしまうのか、考えてください。
原因を特定できれば、あとはそれを取り除くだけです。
自分の理想の部屋の雰囲気(広々として、スッキリしていて、おだやかで、のびのびできる感じ、とか)と、今の部屋の雰囲気のギャップを埋めることを意識すると、もっとスッキリした環境になります。
1.床があまり見えない
何らかの原因で、床があまり見えないと、ひろびろとした感じがしません。
よく、「足の踏み場がない部屋」とか、「おもちゃ箱をひっくり返したような部屋」という言い方をします。
これは、さまざまな物が置かれているせいで、床があまり見えない状態です。
床が見えない理由:
・家具が多すぎる
・マット類の敷きすぎ⇒その玄関マット、本当に必要? マットを捨てると手に入るもの。
・床のあちこちに、物の山ができている(たとえば新聞紙や雑誌、洗濯物)
・本当はしまうべきものがランダムに床の上に置かれている
・その部屋とは全然関係のないものがランダムに床の上に置かれている
2.壁があまり見えない
壁を何かで埋めすぎても、ごちゃごちゃ感がかもしだされます。
壁があまり見えない理由:
・家具(背の高い家具や幅が広い家具)が壁を隠している
・絵や額、カレンダーをかけすぎている
・家具の上に飾り物を置きすぎている⇒センスのいい人なら知っているインテリア小物(飾り物)をガラクタにしない10のルール
・家具の上に物を重ねすぎている
「たくさんある物を少しでもスッキリ片付けたい」という意図からすきま収納を試みる人がいます。
そんなことをすると、ますます壁が見えなくなるから、ますますごちゃついた感じになります。
スッキリした部屋に暮らしたいなら、収納をがんばりすぎないほうが、うまくいきます。
収納をがんばりすぎる人がよくやる6つの間違い。結局、汚部屋になります。
3.平らな面があまり見えない
本来なら見えているべき平らな面が、あまり見えていないと、ごちゃごちゃ感が出ます。
平らな面とは、たとえば、テーブルやデスクの上、カウンターの上、ソファやベッドの上、下駄箱の上です。
ある程度の広さがあって、でこぼこしていない面は、物を置くのに恰好の場所なので、ここにいろいろな物を置いてしまいがちです。しかし、あえて、何も置かないほうがスッキリします。
もちろん、その面を使って、何か作業をしているときは、いろいろと物が乗っているでしょう。
しかし、使い終わったら、上に乗っているものをしまって、何もない面にしないと、視覚的ストレスの多い部屋になってしまいます。
この場合の解決策はとても簡単で、使ったらしまうだけです。
使ったらしまう人になる方法:ガラクタのない家で暮らすコツ(その2)
平らな面には水平面だけでなく、垂直面もあります。
冷蔵庫の扉や側面、家具の扉などに物がたくさんくっついていると、やはりごちゃごちゃした感じになるので、側面はできるだけきれいにしておきましょう。
垂直な面は、何かの作業に使うわけではないので、ここにいろいろなものをくっつけたり、ぶらさげたりする必要はありません。
吊り下げ収納?何でもぶらさげる母に資本主義社会の構図を見た~実録・親の家を片付ける(15)
平らな面をふさぐものたち:
飾りもの、やりかけの何か、あとでしまうから、それまでちょっと置いておきたいと思うもの(郵便物など)、収納スペース・収納家具に入り切らないもの、どこにしまっていいのかわからないもの。
4.収納場所から物があふれそうになっている
本箱や、棚、カラーボックスなど、中身が見える収納家具があります。
雑誌などでは、「見せる収納」という言葉を使っていますね。
このような、中身が見える家具の中にあるものが、乱雑に入っていたり、あふれそうになっていたりすると、ごちゃごちゃ感が増えます。
まあ、考えればすぐにわかることです。
「見せる収納」は、雑誌に書いてあるほど、簡単なことではなく、考えるべきこと、やるべきことを増やす収納であり、たいてい失敗して、ごちゃごちゃも増やします。
収納家具ではないもの、たとえば家電の上に物をのせることもありますね。
冷蔵庫や電子レンジの上とか。
ミシンの上に物をのせる人もいるかもしれません。今のミシンはみんなコンパクトなタイプですから、そんなことはないでしょうか。
昭和のミシンは、ミシン台と合体していたから、ミシン台の上に物を置く場所があったのです(母のミシンはそうでした)。
このような場所は、物を置くために設計されているわけではないので、置いたり、取り出したりしにくいもの。
そのため、いったんものをおくと、置きっぱなしになります。
5.情報が多すぎる
情報とは、文字や色、何かの表示です。
具体的には、派手な色の容器に入っているシャンプーや洗剤、店や商品の名前がでかでかと書いてある段ボール箱など。
情報が多く、ほかのものとバッティングする色使いのものが混在していると、ものすごく疲れる部屋になります。
気をつけて見てみると、意外と身の回りには、自分を疲れさせる情報があふれています。
シックな色や、中間色の容器に入っている洗剤って少ないですよね?
たぶん、そんな色を使うと売り場で目立たないからだと思います。
お菓子のパッケージもみんな派手です。
キャラクターグッズも派手です⇒いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?
パソコンのモニターにベタベタ貼っている付せんも情報です。
時計の文字盤も情報です。
見る意味のない情報、見ると疲れる情報は取り去ったほうが、やすらぎのある部屋になります。
6.圧迫感のあるものがある
すごく大きな家具や楽器(ピアノとか)、スポーツ用品を部屋に置いていると圧迫感があります。
自分では、「この家具には、『高級感』や『重厚感』がある」と思うかもしれません。しかし、このような雰囲気はすべて「重い感じ」という言葉で表せます。
重い感じがするものは圧迫感があり、それは、邪魔くささにつながります。
「リッチだわ~、でもちょっと邪魔かも?」と思うものは、扱いに気をつけてください。
圧迫感のある家事や物は、大きくて重く、高価なものが多いです。しかも、捨てるのに、一手間かかります。
捨てにくいから、邪魔だとうすうすわかっていても、処分を先延ばしにしがちです。
しかし、取り去ってみると、見違えるほどスッキリした部屋になります。
7.ちぐはぐなものがある
5番の情報のところでもふれましたが、置いてあるものの色があまりにちぐはぐだと、見ているだけで疲れます。
テイストがバラバラでも同様のことがおきます。
反対色を組み合わせてコントラストをつけるカラーコーディネートを、作品やファッションで試みる人も多いかもしれません。
しかし、意図的にそうしようと思っても、そううまくはできません。
場当たり的に買い集めたものやためこんだものが、勝手に魅力的な配色になってくれることなんて、まずありません。
派手な色、主張の強いものを取り除くことは、スッキリした部屋への近道です。
「生活感をなくすために、雑貨をみんな同じ容器に移し替えましょう、かごに入れましょう」とよく、雑誌に書いてあります。
中身がなければ、そんな面倒なことをしなくてすみますよ。
☆次に読む記事⇒手っ取り早く部屋をきれいにするアイデア(その1)。汚部屋をちょっと散らかっている部屋に。
☆関連記事もどうぞ⇒落ち着ける部屋を作る7つの法則~おしゃれな部屋よりこっちをめざそう。
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部屋がごちゃついて見える原因を7つ紹介しました。
この7つのうち、どれがあなたの部屋をぐしゃぐしゃにさせているのか突き止めて改善してください。
人によっては、2つも3つも要因があるかもしれません。
その場合は1つずつ攻略していくといいでしょう。
くれぐれも、安易に収納に走らないように。
収納は根本的な解決にはなりません。