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去年の11月のはじめにいただいた読者のメールを2通シェアします。ともに、食器を捨てた話なので、一緒に紹介しますね。
まず、長らく汚部屋に住んでいたけれど、1ヶ月でガーッと片付けて、その後も、シンプルにしつつある、レレレれこさんのお便りです。
物をたくさん捨てたあと生活はどうなったのか、どんな気分になったのか、その後の状況について、詳しく教えてくれました。
読みやすいように、私のほうで見出しを入れました。
汚部屋の片付けの山を1つ越えた
件名:日々諸々
こんにちは! 毎日楽しく読ませていただいています。楽しいですね、片付けられる部屋って。
今日は筆子さんのおかげで改善したことや変化をお伝えいたします。
スタンディングディスク
ノートパソコンの収納兼置き場所を、立ってそのまま操作できる、“なんちゃってスタンディングデスク式” にしました。
未だ仕事が決まらず、運動不足の自分をせめてパソコンをいじっている時間だけでも立たせようという意図から。
何だかやる気が出ます。
放り投げ方式
就活から帰ってきて、心身共にクタクタで、どうしてもその時には片付ける気になれない衣服を、部屋の邪魔にならないところに放り投げておく。
その後、もしくは翌朝頃、気を取り直す⇒すでに片付けられるように収納が維持出来ているおかげで、サクサクとストレスなく片付けられるので、部屋はすみやかに、ちゃんときれいに戻ることが約束されていて、ひじょうに安堵している。
安心感のある生活
処分につながる考え方が自分の中に根付いたおかげで、すでに次に古本屋に売っ払ってしまおうという目途が日常的に立っていて、 “部屋のスペースが空く余地が、現段階でできている” という安心感がある。
物が回転する
なんでもとっておこうとする思考を改善することができ、「ある物は 使う」という行動をとりやすくなったおかげで、物が回転してとても気分が良い。
そして、たまにすごく役に立つ物が発見されて、今まで何で使わずとっておいたのかと、びっくりすることもある⇒小鳥の飾りの蓋がついたバターケースが、バターをレンチンする時に飛び散らずにすんでベストアイデムだった。
物の管理が簡単に
随時、その時必要な道具がすぐ用意できて、且つすぐ収納できるようになった。
日々の中でちょいちょい、稼働していないアイテムがないか、死蔵品になりそうな物がないかチェックしたり、気にする意識がもてるようになって、いろいろ把握管理度が上がった。
本当に気分が良い!
大事な食器を手放した
今日は捨てるきっかけ集のお話しでしたが、“地震でもないのに物が落ちてきたら” のくだりに吹き出しました。
そういう事ではないのですが、つい最近やっとまた1つの山をクリアして、うれしかったのでそれをお伝えします。
2年前、北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)があったさい、私の部屋(築49年の市営住宅の5階)では、私の持っている物の中で、高価で貴重な部類に入るコレクティブル雑貨(ガラス食器)の数々が、棚からジャンプして割れました。
これらは数十年前に製造されて、今はもう作られていない雑貨で、数千円から数万円、たまに数十万と高値で取引されることの多い物です。
地震がある時は、真っ先にその陳列棚を押さえながら地震が去るのを待つ、というパターンだったのですが、2年前の地震はそれでやり過ごせるレベルではなく。
いずれは割れる物という認識ではいたものの、やはりとてもショックでした。
まぁ所詮、物ですけどね。
でもいずれはそれらを無事なまま、別の愛好家へつなげていきたいと思っていたので、私の代で貴重な雑貨を失ってしまったみたいな気持ちのショックも大きかったんですね。
それで、いずれは手放すつもりでいたけど、その前に割れてしまっては取り返しがつかない、どうしても手元に置きたいもの以外はやはり早く手放してしまおうと、その時から思っていました。
がしかし、中々踏ん切りはつかないんですねー。
で、先日とうとう、120サイズの段ボール箱一杯に入る量のそれらを、無事買い取り業者に受け渡しました。
筆子さんのブログから始まった、汚部屋一掃計画の、もう一つの山場が実はこれでしたので、、
本当にホッとしています。本来であれば売るよりもさっさと処分の近道が妥当なのでしょうが、これだけはお許しをと思っていました。
嬉しいことに、これらの買取結果が59000円と結構な額になって、ボロになり始めていた革のカバンを、無理なく新調することが出来ました。
本当なら今そんな余裕はないところなので心底ありがたや、、、というお話でした。
毎日本当にありがとうございます。これからも引き続き楽しみにしております。
れこさん、こんにちは。その後の経過を教えていただき、ありがとうございます。
このブログがペースメーカーとして役に立っているようで、とてもうれしいです。
このお便りをいただいてから、3ヶ月たちましたが、その後、お元気でしょうか?
仕事が見つかっていることをお祈りしています。
不用品を捨てて、気分がよくなり、かつ、安心感に包まれるようになってよかったです。
れこさんは、コレクター気質なんでしょうね。
私も、高価な物ではありませんが、いろいろ集めていました⇒人はなぜ物を集めたがるのか?~私はこうして収集癖を断捨離しました
私の場合は、「貴重な物だから、次の愛好家につなげたい」などという理念はなく、単に買い物したいから、次次と買って、いつのまにか、数が集まってしまっただけです。
なんとなく買って、なんとなくためこんだ物を断捨離したとき、自分はコレクターになる器ではないと思いました。
集めることや、管理することに、お金や時間、手間がかかりますからね。
役不足だったから、ほとんど放置状態になっていたのでしょう。
では、れこさん、これからも、お元気でシンプルライフを楽しんでください。
レレレれこさんが、がーっと物を捨てたお便りはこちらで紹介⇒物がありすぎる汚部屋から、どんどんガラクタを捨ててたどりついた世界。
捨てるきっかけ⇒捨てるきっかけがつかめないあなたへ。手放すタイミングはこれだ(前編)
私もスタンディングディスクを使っています⇒仕事がはかどるデスク周りを作る7つのコツ。基本は捨てること。
次は、使っていなかった食器を捨てたというおたまじゃくしさんのメールです。
セットものの食器をいろいろ捨てた
件名:食器の断捨離
ブログいつも楽しみにしてます。
食器を断捨離しました。
その中で、存在を忘れていたけど、来客時に使いたいと思って残したワイングラスセットがありました。
数日後、友人達が偶然ワイン持参で訪ねてくれました。これが断捨離効果かと嬉しい驚きでした。
その他、子どもが成長したら使おうと考えて残しておいた高台付きのきれいな菓子皿も捨てました。
赤ちゃんができてから高台が割れそうで、もう何年も使ってないけど、上質で絵柄もきれいなので気持ちの踏ん切りが付かず、数を減らして家族の人数分だけ残してました。
ヘビロテしているケーキセットがあるので、和風の改まった器は出番が少ないし、受け皿と揃いで洗い物が増えるので、捨てる事にしました。
お気に入りの食器を、ゆったりと仕舞いたかったのです。
一緒に、色々頂き物のセットの箱入りのショットグラスセットや急須セット、複数あったケーキセット等、捨てたり、リサイクルショップに出すことにしました。
食器棚は前より取り出しやすく、見た目も改善しました。
そして、食器を把握できたので、活用できました。ささやかながら嬉しかったです。
きっかけは1年使わなかった食器を捨てる、と書いていたサンキュの捨てる物リストで、複数持っている物を捨てる、というブログ記事が参考になりました。
踏ん切りがつかず、段階を経て手放しましたが、お別れの時間、忘れていた物と向き合うのに必要な時間だったのかな、と思いました。
言わば執着でした。
ありがとうございました。
おたまじゃくしさん、こんにちは。メールありがとうございます。
食器が取り出しやすくなり、かつ、手持ちの食器をちゃんと使うことができるようになってよかったです。
おたまじゃくしさんも、食器が好きなのですね。
食器が好きな人は、きっと料理や食べることが好きなのでしょう。
食事の時間が重要で、その時間を楽しみたいとか、お客さんをたくさん呼んで、おもてなしをしたい栗原はるみさんみたいな人なのかな、と想像しています。
私は、料理に興味がないせいか、食器もさして興味がなく、1年365日、同じ皿を使っています。
ケーキは食べないし、コーヒー、紅茶、緑茶、お酒も飲まないし。
食器と聞くと、かさばるし、重いし、落とすと割れるし、形が特殊だとしまいにくい…… などと、どちらかというとネガティブなことを考えてしまいますね。
それでは、おたまじゃくしさん、今年もご家族仲良く、持たない暮らしを満喫してください。
食器を捨てる・関連情報
雑誌『サンキュ!』のリストとは、『15分で即捨てできるものリスト』で、わりと評判がよく、他にも、参考にしているという読者がいます。
2019年の1月号の本誌にのったものですが、2020年12月号の付録にも再掲載されているはずです。現物は見ておりませんが。
複数持ってる物を捨てる話は、最近も書いています⇒余分な物を捨てるすすめ~同じ物、そんなにいくつもいりませんよ(1/3)
その他、食器を捨てる記事は以下をどうぞ。
なぜ日本人はこんなに食器を持っているの?~食器が増える理由と増やさない方法
大量の食器を断捨離できるマインドセットとは?:ミニマリストへの道(65)
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読者のお便りを紹介しました。
私が、短大を卒業して新卒で入社した会社は、陶器の輸入と輸出をしていので、会社にはイギリスの食器のショールームもありました。
昔は、コーヒー、紅茶が好きだったので、ティーカップやらを従業員割引でいくつか買いましたが、すべて捨てて、手元には1つも残っていません。
「嫁入り道具にしようかな」などと思っていましたが、嫁に行く気はさらさらなかったので、単に、「割引で買えるチャンスを逃すのがもったいない」、というケチくさい根性ゆえの行動でした。
思えば、無駄なことをしました。
それでは、あなたも、近況や伝えないことなどありましたら、お気軽にメールをください。
お待ちしています。