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このブログでは、「家を倉庫として使わないほうがいい」と書いていますが、自宅が倉庫になっていることに気づかない人もいるかもしれません。
わかっていたら、そんな状態からはさっさと抜け出すでしょうから。
たくさんの物に囲まれて暮らしているとそれが普通になってしまうので、まずいことになっていても平気なのです。
そこで、家が倉庫になっている兆候を10個紹介します。
心あたりがある方は、少し物を捨てるといいですよ。放置すると、物もストレスも増える一方です。
繰り返します。
物もストレスも増え続けます。
1.部屋に入ると物が多い気がする
職場や学校から戻って部屋に入ると、いろいろな物が目に飛び込んでくる、明らかに物がごちゃついている。さまざまな色が散乱している。
こんな感覚に襲われませんか?
それは気のせいではありません。
本当に物が多いのです。そんな部屋にいても落ち着かないでしょう。
あなたの目に飛び込んでくるのは、視覚的ノイズです。よけいな刺激が脳を疲れさせています。
私の夫は、自宅で起きているとき、自室よりリビングルームにいる時間のほうが長いのですが、自室は物だらけで心が休まらないからだと思います。
自分の部屋でやすらいだ気持ちになれるかどうかも、チェックポイントです。
2.物置になっている部屋がある
物置や納戸ではなく、ふつうの部屋なのに、物の置き場所と化してしまった部屋があるなら、かなり家の倉庫化が進んでいます。
居住空間というよりは、物置と呼んだほうがいい部屋はありませんか?
私の家にもそんな空間があります。もちろん夫の自室です。
3.目当ての物を見つけるのに苦労する
台風が近づいているから懐中電灯と乾電池を出しておこう。こう思っても、どこに懐中電灯があるかわからないので、あちこち探し始める。
探しているうちに、ちょっと前になくしたと思っていたパーカを偶然見つけて、「あ~、ここにあったんだ~」と喜び、懐中電灯を探していたことをすっかり忘れてしまう。
こんなことがよく起きるのは、自分の管理能力を超えるほどたくさんの物があるからです。
4.収納スペースに何があるのか皆目検討がつかない
押入れ、戸棚、キッチンの天袋、洗面所の引き出し、庭にある物置、ガレージ。
家にはたくさんの収納スペースがありますが、それぞれの収納スペースの中身の検討が全くつかないときは、物が多すぎるかもしれません。
「扉があって中身が見えないから、忘れるのは当然よ」、と思うかもしれません。
ですが、物が少ないと、どこに何があるのか、大体検討がつきます。それに、家にある物やない物がわかります。
「毎日、宝探しするのが楽しいの」という人以外は、このあたりで倉庫化を押し留めましょう。
5.平面が物で埋まっている
テーブル、デスク、ベッド、ソファ、カウンターなど、あちこちにある平面がまんべんなく物で埋まっていたら、物が多すぎます。
収納しきれていないから、平面の上にあふれるのです。
食事をする前にテーブルの上を片付ける、料理をする前にカウンターの上を片付ける。
こんな作業を毎日、していませんか?
だまされたと思って、1つだけ片付けてください⇒平らな面を1つだけ徹底的にきれいにしよう:夏休み片付けプロジェクト(1)
私の言っている意味をわかっていただけるでしょう。
6.変なところに服が置いてある
クローゼットやたんすなど、服があるべき場所ではないところに、服があったら、服を持ちすぎているかもしれません。
たとえば、床やベッド、椅子の上など、妙なところに、衣類のかたまりがないでしょうか?
クローゼットやフックなど、あるべき場所にあるから大丈夫、と安心してはいけません。
玄関先のフックや、ハンガーに何重にも服やスカーフをかけていたら、その服は、あるべき場所にはありません。
ランドリーバスケットや洗濯したきれいな衣類を入れるバスケットも衣類があるべき場所ですが、たくさんありすぎて、バスケットからあふれそうになっていたら、服が多すぎます(私の娘の家で見られる現象です)。
7.人が来る前の片付け必須
お客さんや業者を家に招き入れる前に、そこらにある物を片付ける必要があるなら、物が多すぎるかもしれません。
そのへんに散らかっている物を、とりあえず、押入れや隣の部屋に押し込んで、ふすまを閉めるなんてことをしていたり。
絶対見られたくない場所があるなんて時です。
素の状態で、部屋を見せられたくないとしたら、たぶん物が多すぎるせいです。
8.いつも収納スペースを探している
収納スペースを見つけることがあなたの日常の最重要課題なら、家の倉庫化が進んでいます。
不思議なもので、物をたくさん持ちすぎて、置き場所に困るとき、人は、まず、収納スペースを確保しようと考えます。
収納グッズを買ってきたり、すきまを収納スペースに変えようとしたり。
持ちすぎた物を少し捨てようとは思わないのです。
そういう発想ができるぐらいなら、物は増えませんから。
家のどこかを収納に使えないだろうか、クローゼットにもっとたくさん服を押し込めないだろうか、できるだけ物をたくさんしまえる収納術を知りたい。
あそこにフックをつければ、あれやこれやぶら下げて、スッキリできるかもしれない。ああ、もっと収納スペースのある家に引っ越したい。
このようなことを考えるのに時間とエネルギーを使う前に、物を減らしてみましょう。
片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから
9.未開封の物がいっぱいある
買ってきたまま、ショップの袋に入れっぱなしの物、人からいただいて、そのままずっと箱に入ったままの物、こうした未開封の物が部屋のあちこちにあるときも、物が多すぎる家に住んでいます。
未開封ということは、買った物を使っていないということ。
なぜ、使わないのか?
使う必要がないからです。日々の生活に必要な物はすでにあるから、買ったままの物がたくさんあるわけです。
衣類やキッチンツールなどの実用品なのに、未開封の物がたくさんあるとしたら、あなたにとっては、それはただのコレクションかもしれません。
使うつもりはないけれど、数を集めたいからとりあえず買うコレクションです。
たとえコレクションだったとしても、包装をといて、品物をじっと見て、適当な場所に置くぐらいはしたほうがいいと思います。
10.お金を払って外部ストレージを借りている
貸倉庫やトランクルームを借りて、季節外の物や当面必要ない物を収納しているときも、家の倉庫化が進んでいます。
自宅の収納スペースがいっぱいだから、外部に借りるのですから。
まあ、あなたにはあなたの切実な事情があるでしょう。商売ものがいっぱいある、趣味で何かを大量のコレクションしているという事情が。
それでも、貸倉庫に何が入っているのか、一度、再確認したほうがいいですよ。
目に見えないところに物を移動させてしまうと、中身を忘れてしまうので、本当は所有しなくていい物を収納するために、何年もお金を払い続けていることに気づきませんから。
番外:明らかな兆候がある
すっかり汚部屋になっていて、誰が見ても「倉庫だわ~」とわかる兆候も書いておきます。
・部屋のあちこちに、紙の山ができている
・キッチンのシンクに、洗い物の山ができている
・中身がいっぱいすぎて、引き出しや戸棚の扉がしまらない
・もう何年も床が見えない
・日常の掃除をするのにとてつもなく時間がかかる/掃除することをあきらめている
・ガレージに物がいっぱいありすぎて、車を入れることができない
たとえこんな状態だったとしても、今日から少しずつ物を捨て始めれば、機能不全に陥った家を、まともな家に戻せますよ。
1日15分の片付けからトライしてください⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
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家が倉庫になりつつある印を10個、紹介しました。
何事もためると作業が大変になるので、「あら~、ちょっと物が増えてきているかも?」と思ったら、すぐにいらない物を捨ててください。
くれぐれも、新しい収納スペースを探さないように。