スマホを使いすぎて疲れている女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.09.20

疲れやすい理由はこれかも? エネルギーを消耗する7つの悪習慣。

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きのう、秋におすすめの断捨離チャレンジについて書いたところ、「日本はまだ秋じゃない、暑い!」という声をいただきました。

ということは、すごく残暑が長いということですから、今回は、疲れにくくなる生活習慣を7つと、そうならないための対策を紹介します。

べつに病気じゃないのに、なんとなくやる気がでない、疲れやすいということがあると思います。

暑いせいもあるかもしれませんが、意外と日々、自分でも気づかないうちにエネルギーを失うことをわざわざやっていることがあります。

完全に習慣になっているので、それが悪いとも思いません。

そういう習慣はたくさんありますが、今回は、特に私が鍵になると思うものを7つ紹介します。

記事の最後に、エッセオンラインの記事の告知もしますね。



1. 体に悪い食事

食事は人の生命を維持するのにひじょうに重要な営みです。

適切なものを食べて栄養素とカロリーを補給しないと元気に暮らすことができません。

現代は飽食の時代で、食料が過剰供給されています。その結果、かえって食事の質が落ちているのではないでしょうか?

ふつうの食べ物を提示しただけでは、もはや消費者に買ってもらえません。そこでメーカーは、食品に付加価値をつけますが、付加されるもののうち顕著なのは利便性だと思います。

便利さを追求するあまり、高度に加工されたものがたくさん市場に出ています。

そうなると、人間は楽なほうに流れるので、手軽に食べられる加工食品に手が伸びます。

でも、加工食品は相対的に体によくありません。

加工食品のメリット、デメリットを知り健康的な暮らしを目指す

加工食品を食べすぎて、食べ物らしい食べ物をあまり食べていないなら、食事の見直しをしたほうがいいでしょう。





2. 睡眠不足

睡眠も生命の維持に不可欠な要素ですが、ないがしろにされがちです。

しっかり寝ていないと、肉体的・精神的なエネルギーが足りなくなり、免疫力の低下を引き起こします。

私は、睡眠不足のときは、明らかに集中できず、生産性が落ち、ミスも多発します。何より、気分がどんよりします。

睡眠をしっかり取らないのは、寝ることより、優先順位の高い活動があるからだと思います。

ふつうに生きていたら、仕事や家事、育児、趣味、娯楽などでスケジュールがびっしりかもしれません。

ですが、このブログに何度も書いているように、睡眠はとても重要です。

睡眠はあなたのスーパーパワー~すべてのパフォーマンスが上がります(TED)

睡眠を削ってまで、ほかの活動をしているなら、本当に、その活動をしないと人生の質がすごく落ちてしまうのか考えてください。

多くの場合、ただ、習慣でやっているだけです。

睡眠時間を増やすコツは、先に睡眠に時間を取ってしまうことです。

時間が余ったら寝るのではなく、先に睡眠を取って、余った時間でほかの活動をしてみてください。

睡眠の質そのものをあげるのも、元気に過ごすために効果的です。

しっかり寝るために、理想の寝支度を考えて実践するススメ。

3. ガラクタが多い部屋

この記事に書いたように⇒ガラクタは心の敵~捨てられないものが強いている心理的負担

部屋が散らかっていると、ストレスや疲れの原因になります。

特に、視覚的ノイズは、思いのほか精神的な負担を増やしているのではないでしょうか?

ガラクタの多い部屋に住んでいる人は、それが普通になっているので気づいていませんが、一度、だまされたと思って、そのへんにあるガラクタをきれいさっぱり取り去ってみてください。

すごくスッキリしますよ。

捨てる必要はなく、とりあえず、段ボール箱などに入れ、別の場所に移動させて、「ものが少ないとストレスも少ない」という状況を体験してください。

部屋をきれいにするコツは、過去記事に書いていますが、一度にすべてを片付けようとせず、毎日少しずつ不用品を捨てることをおすすめします。

物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。

意外と「1日15分の片付け」をしない人がたくさんいます。

「15分ぐらいじゃ変わらない」と思っているからですが、変わります。

1日15分片付けしても、失うものなど何もありませんので、ぜひ今日からやってみてください。

4. 先延ばし

やるべきことを先延ばしにしていると、心の奥のほうで、「まだやっていない。やらなきゃ」と考えてしまい、そのたびにエネルギーを消耗します。これはそのタスクを完了するまでずっと続きます。

しかも、先延ばししていたことを行うときに、多大なエネルギーが必要になります。

ただでさえ一気にやるのは疲れますが、たいてい締め切りに追われているので、さらにストレスを感じてしまうのです。

焦ってやるので、ミスもしますし、時間が足りないから、完璧主義の人は、その出来栄えに大きな不満を感じるでしょう。

そして、ちゃんとできなかった自分に罪悪感や嫌悪感をいただきます。

私が一番まずいと思うのは、自己嫌悪の気持ちを持つところです。

毎回先延ばしをして、毎回自己嫌悪を抱いているうちに、自信をなくして、自分を嫌いになります。

先延ばしさえしなければ、もっと自分を好きになれますよ。

先延ばししない方法も過去記事に書いています。

先延ばしグセを直すのにとても役立ったこと。

noteにも書きました⇒先延ばしグセを手放すのに役立った7つのこと~筆子の場合。|筆子|ブロガー たった400円なのでよかったら買って読んでください。

先延ばしをやめると、かなり生産性があがるので、400円の投資は数秒で回収できます。

先延ばし防止法として効果的だと思うことを3つだけ書いておきます。

1)やるべきタスクをブレインダンプして、やらなくてもいいことは捨てる(線を引っ張って消す)

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

毎日忙しくて睡眠時間を取れないと思っている人にもおすすめのワークです。

2)残ったタスクを重要な順から計画的に進める

ポイントは「計画的」というところで、時間がない人は、行き当たりばったりにやっていると、ますますストレスが増えます。

3)簡単なタスクはすぐにやる・大きなタスクは細分化する

細分化するのは、始めるハードルを低くするためです。もし、そのタスクを本当に重要だと思っているなら、始めさえすれば、加速がついて、最後までできます。

5. 運動不足

いま、生活習慣病になる人が増えていますが、原因の1つは運動不足です。

車に乗って移動し、毎日長時間座っていたら、健康を損ねても不思議はありません。

特に、私のように50歳を過ぎた人は、意識して運動しないと、筋肉も骨も心肺機能も、もちろん脳の機能もすべて急速に衰えます。

運動不足の弊害は過去記事に書いています⇒運動をしないとどんなことになるのか。運動不足の6つの弊害

私は車を運転しないので、大人になってからもよく歩いていました。

それでも、スロージョギングやミニトランポリンを始めてから、明らかに健康になり、精神的にも安定するようになりました。

50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?

ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果 この記事はミニトランポリンを始めたばかりの頃に書きましたが、今も続けています。

エネルギーが枯渇している人は、運動する気になれないでしょうが、いつもより一駅分だけ多く歩くといった、ハードルの低い運動から始めてはどうでしょうか?

あるいは、日常生活で自然に運動してしまうのもいいでしょう⇒ジムに行くより効果的。日常生活でカロリーを消費するNEAT(ニート)ダイエットのススメ

6. スマホの使いすぎ

スマホを使いすぎると目によくありませんが、それよりも、情報過多によるストレスがエネルギーを枯渇させます。

まず、たくさん流れてくる情報の取捨選択に疲れます。

そこには良質で役立つ情報があるかもしれません。でも、ガラクタの多い部屋で探しものが多数発生するのと同じように、ゴミみたいな情報がたくさんある中で、まともな情報を探すのも大変なのです。

汚部屋はある意味静止していますが、ニュースサイトやソーシャルメディアは止まらず、情報がどんどん流れてきます。

頭が疲れてまともな思考をするリソースが残らないでしょう。

しかも、ソーシャルメディアには、「ついつい人と比較してしまう」という問題もあります。

SNS依存に注意。FOMO(フォーモー:取り残される不安)を捨てる方法

SNSをやらなくても、ゲームや動画の視聴でスマホを使いすぎてしまい、寝る時間がなくなれば、これまたエネルギーを奪われます。

スマホの使いすぎを改めるためには以下のことをするといいでしょう。

1)通知はオフにする(それができないならまとめてチェックする)

2)電源を切る(それができないなら机の引き出しの中に入れてしまう)

3)持ち歩かない時間を作る

4)自分のためにならないアプリはどんどん削除する

5)仕事に関係のあることはすべてPCで確認する

スマホやYouTubeがクセになってしまう行動様式を知り、悪習慣を改める(TED)

SNSを使いすぎているなら、貴重な時間をその活動に本当に注ぎ込む価値があるのか考えてください。

私はXには自分の記事の更新を流すだけで交流はしていません。人が、Xの投稿が引き金になって自殺したというニュースを聞くたびに、「なぜ、わざわざそんなものに参加するのか?」と思います。

娘は、「若い人は、Xやインスタ、TikTokを使うのは必須だ、特に芸能人は」と言いますが、芸能人ならば、事務所の人間に情報を発信させればいいだけのことです。

芸能事務所には広報担当部署があるはずですから。

7. ネガティブ思考

これについては説明するまでもないでしょう。

ネガティブ思考がクセになっていると、否定的な考えを繰り返し考える「反芻思考(はんすうしこう)」に陥ることが多いです。

たとえば、過去の失敗や将来に対する不安、今直面している人間関係の問題などについて同じことを何度も考えるので、感情的に消耗します。

同じことが起きても、ネガティブに考えなければ、ストレスにはなりません。

自分がネガティブに考えがちだと気づいているなら、早急にそのクセを直したほうがいいです。

直し方は過去記事に書いています⇒ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。

私が効果的だと思うのは

・何かネガティブなことを考えるたびに、肯定的なものに置き換える練習をする

この練習は1回や2回ではだめです。何千、何万回とやりましょう。

・感謝リストを書く

リマインダーとしての感謝ノートのすすめ~感謝できるようになる方法(その1)

すでに持っているものに満足する練習:感謝できるようになる方法(その2)

・目標を作ってクリアしていく

ちょっとがんばればできそうな前向きな目標を意識して作って、その目標達成のために、努力します。

運動や片付けの目標は、他人の介入がなく、自分の裁量で達成できるのでおすすめです。

番外: 他人の問題に首をつっこむこと

他人の問題に関与しすぎると、エネルギーを奪われます。

なぜなら、それは他人の問題であるため、どんなに自分ががんばってもどうにもできないからです。

自分でコントロールできないことに躍起にならないほうが、エネルギーを温存できます。

親、子供、配偶者、親友などものすごく近い間柄の人に対しては、「私がなんとかできる」と思いがちですが、どうにもできません。

自分が他人にどう思われているか過度に気にしすぎるのも、ある意味、他人の問題に首をつっこんでいます。

その人が何をどう感じるかは、その人の問題だからです。

おせっかいをしては、疲れているなら、他人との間に適切に境界線を引き、必要以上に関わらないようにしてください。

他人の問題はその人自身にしか解決できないもの、その人が解決するべきものだと考えて、自分の限界を受け入れましょう。

よけいなおせっかいはやめて、自分の問題にフォーカスするすすめ。

人をコントロールしようとする心を捨てる7つの方法。おせっかいはストレスの元。

すっきり暮らしたいなら:ESSEOnline

エッセオンラインに新しい記事がアップされました。

今回は、広々としたスペースを保つコツです⇒すっきり暮らしを邪魔する「余計なもの」リスト。広々としたスペースを確保しつづける4つのコツ | ESSEonline(エッセ オンライン)

すぐに部屋がもので埋まる人はぜひ、お読みください。

*********

知らないうちにやってしまうエネルギーを奪う習慣をお伝えしました。

精神的エネルギーと肉体的エネルギーには密接な関係があり、一方が低下するともう一方にも影響があります。精神的に疲れていると、肉体的な疲労感が増し、逆に体が疲れていると、集中力や意欲が減退することが多いです。

だから、睡眠や食事、運動習慣、思考習慣すべてが、自分のエネルギーレベルにかかわってきます。

少し心がけるだけで、元気に暮らせるので、できるところから改善してください。





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