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毎日自動的に、モノを捨てることができるようになる断捨離を習慣にするプロジェクトを3種類紹介します。私がシンプルライフ系の本やブログを参考にしてやってみた捨て方を3つに体系化しました。
ある程度、捨てることをシステム化してしまうと、忙しい日や、体調の悪い日もコンスタントに捨て続けることができます。
逆に、思いつきで行き当たりばったりに捨てていると、調子のいい日はたくさん捨てても、その後数ヶ月何もしないなんてことになります。プラスマイナスで考えると不用品が増えてしまうことも現実にあります。
継続的に捨て続けることで、だんだん理想のきれいな部屋になっていきます。
では、私が特に効果があると思う捨てるプロジェクトを3つ説明します。
数値設定捨て
捨てる数を決めて、毎日その数だけ捨てる、という方法です。
何でもいいから1日5個捨てよう、とか、50個捨てよう、と自分で決めて、実行することです。きわめてシンプルな方法です。
初心者は1日1個から初めてもOK⇒4月がチャンス。捨てられない人が「1つだけ片付け」で自分を変える方法
ただし、1日1個捨てるだけでは、物はなかなか減りません。もちろん、現在の物の数にもよりますが。捨てることに慣れてきたら、1日5個、10個と数値目標をあげてください。
私は「50個捨て」をやったことがありますが、かなり威力を発揮しました。50個捨ての参考にした本には「1つの種類のものは1つとカウントせよ」とありました。
たとえば、本を10冊捨てたら、それは本という同じ種類のものだから、1つとカウントするのです。
すでにかなり断捨離が進んでいると、これは相当きついルールです。私は自分流に本10冊は文字通り10個と数え、ハードルを下げていました。
「ものすごく物があり、大幅に減らしたい」と思っている場合、同じアイテムは1つと数える50個捨てに挑戦してみて下さい。
もちろん100個捨てでもかまいませんが、数えるのがとても面倒です。カウントにエネルギーを使ってしまうと、肝心の断捨離が進みません。50個ぐらいが順当かと思います。
15分で27個捨てるのも、この数値設定捨てのバリエーションです⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
目標を数値化するメリットは、
1.やるべきことがスッキリとわかる。
2.達成したかどうかよくわかる。達成できれば、達成感がある。
3.いつも達成しないなら、修正目標を作ればいい。
こんなところでしょうか。忙しくても、3つだけ捨てれば、「今日もできた」という自信が生まれ、それだけ断捨離の経験値があがります。
たら出し捨て
「1つ買ったら、1つ家から出す」、「1つ買ったら2つ捨てる」、「1つ家に入ったら5つ出す」などプラス・マイナスで、最低でも0、あるいは、マイナスに持っていく捨て方が「たら出し捨て」です。
この捨て方は、断捨離を習慣づけるのにとても効果的です。なぜなら、習慣を作る3つのループの最初の2つが組み込まれているからです。
習慣づけの3つのループとは、きっかけ⇒行動⇒ごほうびです。詳しくはこちら⇒今の自分を変えたい。3Rで新しい習慣を身につける方法
きっかけは、何かが家に入ること。断捨離の「断」にとりかかっていない人には、これは、高い確率で起こることですから、一気に断捨離が加速するでしょう。
「たら出し捨て」はただ単に捨てるよりも断捨離度があがります。というのも、家に入ってくるものに意識を向けることができるからです。
私は、家に物を入れない行動のほうが、捨てることよりよほど重要だと思っています。
いくら捨てても、同じようにどんどん買っていたら、それは単に物を入れ替えているだけです。物を家にいれない重要性はこちらの記事で詳しく説明しています⇒情報を遮断すると持たない暮しが実現してしまう理由とは?
捨て方ルールでよく出てくるワンインワンアウトは、この「たら出し捨て」の代表的なやり方です。
バリエーションとして、捨てるきっかけを物が入ったこと以外の何かに、設定してもいいです。たとえば、「朝起きたら捨てる」「休みになったら捨てる」「何かいやなことがあったら捨てる」「ストレスがたまったら捨てる」など。
ご自身の生活習慣にマッチした捨てるきっかけを探してみてください。
集中捨て
1日1個とか、5個とかけちくさいことを言わず、一気に集中的に捨てます。といっても、全部捨てるような極端なことはしません。
この場合の集中は、時間を測って、その時間に集中して捨てることを意味しています。
私は、よくゴミの日の前の晩に時間をとって一気呵成に捨てていました。
やり方はこうです。
「明日はゴミの日」という日、あるいは当日の朝に、タイマーで15分か20分はかって、そこら中にある不用品をかき集めます。その後、分別し、ゴミ袋へ入れて収集場所に出します。
これは勢いをつけてやるのがコツ。先の2つの方法が、毎日地道にコツコツ捨てる方法だとしたら、こちらは、週に1、2度、強引に捨てる力技です。
タイマーをかけると集中力がアップして、仕事がはかどります⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
この時、あまり長い時間を設定するのはおすすめできません。人の集中できる時間の波は15分ごとだと言われています。子供を見ていると、これがよくわかりますね。
15分ガーッと捨てられたら、それでかなりの量の断捨離になるのではないでしょうか?私の経験では15分だけでもけっこう疲れます。
もっと捨てたいときは、15分の断捨離を朝、昼、晩と分けるといいですね。
今はそんなに捨てるものがないので、毎朝、5分~10分、台所にあるゴミを捨てるとき、キッチンやバスルームを忍者のように移動して、捨てられそうなものを拾う集中捨てを心がけています。
なぜ忍者なのかというと、まだ家族が寝ているからです。
セロトニンの記事で書きましたが、春になってから、朝、日の出に合わせてゴミを捨てることにしています。現在、日の出は6時40分ぐらいですが、この時間だとまだ暗いので、その20分~30分ぐらいあとに捨てています。
セロトニンを増やす記事⇒セロトニンを自然に増やす5つの方法。サプリは使わず幸せになる
私は、断捨離はわりと好きですが、台所のゴミを捨てるのはあまり好きではありません。それは私にとって「面倒な家事」の1つです。
しかし、「これもセロトニンを出すためじゃ」と思うようにしたら、ゴミ出しは、前向きな生活改善プロジェクトの1つになりました。
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3つの方法のどれか1つだけやってもいいし、合わせ技にしてもいいでしょう。いずれの方法も、期間を決めてやると効果的です。
たとえば、今月は「たら出し捨て」で1日50個捨ててみる、という具合です。いろいろやってみて、自分にしっくり来る捨て方が見つかったら、定番の捨て方にすればいいですね。