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知らないうちにガラクタがたまってしまうホットスポット。ここをそれなりにきれいにしておくと、大々的な汚部屋化を防ぐことができます。
この記事では、代表的なホットスポットを5つお知らせします。
ホットスポットとは?
ホットスポットとは、知らないうちに物がたまってしまうスペースです。私は、この言葉をフライレディのメールで知りました。
フライレディとは?⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ
数ヶ月前に、読んだ(聴いた)ジェニファー・L・スコットの本にも、ホットスポットを片付ける話がでてきました⇒2冊めです「フランス人は10着しか服を持たない2」の感想。シックとは?
熱心に片付けをしている人は、自分の家のどこがホットスポットなのか、わかっています。
しかし、「もういらない物は捨てたほうがいい」なんて夢にも思ったことがない人は、ホットスポットと言われてもピンと来ないでしょう。
ふだんそういう意識を持って、部屋を見ていないですから。
以下の5つの場所をチェックし、ホットスポットの恐るべき実態に気づいてください。
1.ベッドの下
いろいろな物を押し込みやすいベッド下はホットスポットの代表。問題は、ぱっと見ただけでは、そこがホットスポットだと気づかないことです。
勇気を出して、ベッドの下をのぞいてください。
ベッドの下に、専用の収納ケースや古い引き出しを入れて、収納スペースとして活用している人もいます。ですが、私はベッド下には何も入れないほうがいいと思います。そのほうが掃除がしやすいし、安眠できます。
寝室によけいな物があると安眠できません⇒夜なかなか眠れない時の対処法。4つのものを捨てれば解決する。 「3.寝室を断捨離、あるいは寝室そのものを捨てる」をお読みください。
予備の毛布やシーツ、ピローケースなど、寝具に関係したものなら、ベッド下に入れてもよさそうですが、やはり何も入れないほうがいいでしょうね。
ほかを片付ければ、ベッドの下に何かを入れる必要はなくなります。家具と壁のあいだ、家具と床のすきまは収納スペースではないのです。
「ベッドがないから関係ない」という人は、先に進んでください。
2.冷蔵庫の中
冷蔵庫の中もふだんは目に見えないホットスポットです。中はクールですが。
部屋の中は一通り片付いているけど、なんとなく落ち着かない気分がするなら、冷蔵庫の中にガラクタがたまっているのかもしれません。
こんな物があったら捨ててください。
●カビが生えているもの
あたりまえなのですが、カビが生えていても捨てない強者がいます。
カビを見くびらないほうがいい話⇒カビはなぜ生える?対策する前に知りたいカビの基礎知識
●いつ突っ込んだのか忘れてしまった残りもの
●新品のまま放置されているもの
たとえばジャム、ピクルス、ドレッシングなど。自分で買ったのではなく、贈り物としてもらったものです。もらったまま1年ぐらい平気で冷蔵庫に入れておく人がいます(夫です)。
●1回だけ使って放置されているソース類
ふだんは作らない特殊な料理をするときのために、わざわざ買ってきたスペシャルなソース類です。1度だけ使って、そのままになっているなら、たとえ残りがいっぱいでも捨てたほうがいいです。もう使いません。
●しおれた野菜
すべてグリーンスムージーにしてはどうでしょうか⇒グリーン・スムージーで健康に、丈夫で使いやすいミキサーで作っています
ついでに、冷蔵庫のドアや側面も片付けてください。
シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く
冷蔵庫のドアほど、「レス・イズ・モア」な場所はありません。マグネットや子供の絵、メモ書き、写真で埋もれていたら、もとの白いドアに戻してください。絵や写真をどうしても冷蔵庫に貼らなければならない理由なんてありません。
3.玄関
玄関は家と外界をつなぐ場所。学校や会社から疲れて戻ってきた家族は、家にたどりつくなり、とりあえずなんでも玄関に放り投げます。
玄関をホットスポットにしてしまうものには、こんな物があります。
●たたきに散乱している靴やサンダル
●脱ぎっぱなしのジャケット
●脱ぎっぱなしのレインコート
●たも(昆虫採集に使うもの)や虫カゴ
●帽子
●スポーツグッズ
●開封していない宅配便
●通販で買った食品の箱
●ドロや砂、石ころ
●鍵、郵便物、小銭
●各種飾り物
実は、ちゃんとした靴を入れる場所(下駄箱)やコートをかけるフックがあっても、中に物を入れすぎていたり、衣類をかけすぎているとしっかりホットスポットになってしまいます。
物の数が多すぎないかチェックしてください。
我が家の玄関も、フックに夫のジャケットが3着、通年でぶらさがっています。まったくもって見た目がよくありません。
4.ドアとそのまわり
ドアがなぜホットスポットなのか?ドア裏、扉裏に物を収納する人が多いからです。
キッチンのシンクのドア裏にラックをつけて、調味料、鍋のふた、食品、掃除用品などをしまったりしますよね。
我が家のキッチンのシンクのドア裏にもゴミ箱が最初からついていました。フレームとフタだけがついていて、そこにレジ袋をセットするとゴミ箱になるものです。きっと前にここに住んでいた人がつけたのでしょう。
最初は、これがいったい何であるのかさっぱりわからず放置していました。あるとき、夫のお義母さんがここにレジ袋をセットしてゴミを捨てました。そこで、何に使うものかわかった次第です。
ここにゴミ箱があっても、使いにくいので、ゴミ袋入れにしています。
シンクの扉だけでなく、玄関の扉にいろいろぶらさげる人もいます。これも絶対視覚的ノイズになります。ドア裏収納を始めると、ドアの裏にほこりをためるエリアが発生します。
使っている本人は気づいていないと思いますが。
ドアの裏にまでそんなにびっしり物を入れなくてもいいのではないでしょうか?ドア裏にびっしり物が置いてあると、とても圧迫感を感じます。
もともとは収納スペースではないのですから、ドアの裏はドアの裏として、そっとしておいてあげたいものです。
さらに、家によっては、常に開けっ放しているドアがあり、開けたドアの裏に、物をためこむことがあります。
どこに置いたらいいのかわからないものを、とりあえず、ドアの後ろに押し込んでいる。そんな場所がありましたら、チェックしてください。
☆吊り下げ収納も視覚的ノイズを作るだけ⇒吊り下げ収納?何でもぶらさげる母に資本主義社会の構図を見た~実録・親の家を片付ける(15)
5.本箱
最後は、私の部屋(というかリビングルーム)のホットスポットだなあ、と思う、本箱を取り上げました。
本箱にできるだけたくさんの本を入れようとするとホットスポットになります。本を棚の前と後ろに入れるやり方がありますね。これ、長年私もやっていましたが、本が増えるだけなのでまったくおすすめできません。
片付けたそのときはきれいでも、後ろにある本を出し入れしているうちに、くしゃくしゃに。出し入れしにくいので、後ろ側にある本はだんだん忘れ去られていきます。
前後に本を入れているのに、問題なくきれいにキープできていますか?それは、本を使っていない(読んでいない)証拠ですから、後ろにある本はすべて断捨離できるでしょう。
また、並べた本の上と本箱の枠の間にできるすきまに、書類や雑誌などを横置きするのもやめたほうがいいです。この収納法(?)も、昔やっていましたが、ひじょうに見た目が悪かったです。
すき間に物を入れれば入れるほど、ガラクタ化がすすみます。
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ホットスポットは見ればわかりますが、よくわからない場合は以下の4つをを手がかりに探してください。
●視覚的に汚い
●本来収納スペースでないところを無理やり収納スペースにしている
●余白がうめられている
●物が重なっている
余白を作る(取り戻す)ことを意識すると、部屋はだんだんきれいになっていきます。